白蛇の覡

柄木

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6話 

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 その瞬間、頭が真っ白になった。

「見てみろ、たった一突きでイッちまってる」
「この調子じゃ何十回イくかわからんな」
「……まぁ、イキ死んだら運が悪かったってことだ」

 白蛇のコックリングを装着した肉竿をねじ込まれた瞬間、大巳おおみは舌を垂らして絶頂していた。
 全身が痙攣し、ひゅうひゅうと呼気だけが漏れる。
 腹一杯に感じる肉欲に質量が脳天にまで届くのではないかと錯覚するほどの衝撃は、たやすく大巳の良識を刈り取っていった。
 ビクビクと痙攣する内壁が凶暴な肉の竿を包んで食い締め、その貪欲な収斂は淫らで欲深い。陰茎にみっちりと張り付く腸壁が爛れそうに熱かった。

「…すごいな、動こうとしたら食いついて離そうとしないぞ」
「チンポを扱くためにあるような肉穴だな」
「……ッ、を゛……ッッ」

 肉の竿を丸呑みした形の良い尻が痙攣しながらも揺れ始める。その浅ましさに失笑されようが、もはや大巳に羞恥心は生まれなかった。
 唾液まみれの垂れ下がった舌を抓まれ、犬のリードを引く感覚で顔を前に引っ張られた。
 顔の先にあるのは、やはり亀頭のくびれに白蛇のコックリングが絡む怒張したオスの証だ。
 抓まれて赤みが増した大巳の舌に赤黒い亀頭の先端が乗せられる。オスの匂いと味を感じて大巳の尻が大きく揺れた。
 
「おっ、イッたばかりなのにもう尻を振り始めたぞ。チンポへに反応が早いな」
「……チンポをしゃぶるために生まれたような奴だな――ほら、口にもチンポが欲しかったら、その舌で尿道を穿って我慢汁を啜りとるんだな」

 舌先に擦り付けられる先走りは麻薬のようだった。言われるままに舌先を固く尖らせ、尿道口に舌を当てて上下に動かし、溢れ出る先走りを掬い取る。独特の臭気と味にさらに口は大きく開き、限界まで舌を突き出す大巳に理性など微塵も感じられなかった。
 
「ほら、チンポを恵んで欲しいか? だったら肉穴で咥え込んだ方にもしっかりと尻を振って媚びろ。肉穴じゃなく、ザー汁を集めるコキ穴になるんだよ」 

 亀頭の先端で舌を叩かれ、尻肉を割り広げられて揺すられていた大巳の答えなど決まっている。

「ん゛ッひ、ィィッッ!! ……な、なる、ぅ……す、捨てて……俺、の……あな、全部……ッ、コキ捨て穴に、な゛る゛……ゥッ」

 限界まで舌を伸ばし、尻に相手の陰毛が張り付くほどに腰を押し付けて淫欲に塗れた大巳は、人の形だけ保った貪婪なナニかだ。
 尻を太い肉の竿で吊られた事を利用し、低い膝立ちのまま床から手を話して腕を伸ばす。指の行所など明白だった。
 前にも後ろにもいない、また乱交に参加していない男たちの肉竿に手を伸ばしているのだ。 

「お前には勿体ない貴重な精子を飲ませてやるから、全身でコキ捨てて貰えるよう張り切れよ!」

 背後にいた男が腰を引いてから前立腺を挽いて激しく突き込む。その衝撃に上体が押し出され、待ちかねていた別の男の陰茎が舌を挽きながら喉へと向かった。

「……ッ、お゛、ぶ……ッん゛ン゛ン゛っっっ!」

 再び尻に陰毛が当たり、習うように大巳の鼻先が前に居た男の陰毛に埋まった。

「お、白目剥きにかかったぞ。このまま失神か?」

 大巳の耳を掴み、唾液が溢れるほど腰を動かしていた男が、涙を流す大巳の姿を見て小刻みに腰を揺らす。

「失神しても気付け代わりに結腸へ下品キスすりゃ目を覚ますだろ?」
「しっかり俺のチンポを握って離さないし、そう簡単に失神はしないんじゃないか?」

 陰茎を握る手のひらをオナホールのように扱いながら、別の男が握り込む力の具合を見て判断する。
 実際に大巳は、苦痛を超えた快楽を貪ることに必死だ。体中が気持ちいいと叫んでいる状態なのだ。
 失神する時間すら勿体ないと、男たちから肉欲を強奪する大巳の尊厳などとっくに破壊されている。
 まるで前後から深々と貫く陰茎が一本に結ばれ、内蔵を貪る一匹の蛇が臓腑を這い回る錯覚を覚えていた。
 
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