3 / 7
僕の彼氏が家畜になった夜③
しおりを挟む
小さな矩形の中で、ゆっくりと振られる圭樹の筋肉質な尻。
上から下に、左から右に、そしてまた上から下に動いてから円を描くように。その動きは平仮名の“は”だ。
アナルプラグはシリコン製だった。プラグ部分もそうだが、豚の尻尾部分も柔らかいシリコンなので、尻を振る動きに合わせて、尻尾までプルンプルンと蠢くさまがいやらしい。
豚の尻尾を揺らしながら、自分の名前である“は”“る”を尻で描く姿がたまらく愛しく、たまらなく犯したくなる。
ああ、本当になんでスマホ越しにしか会えないのだろう。
いやらしい尻を真っ赤になるまで叩いてやりたい。四つん這いで這う格好をせせら笑って背中を椅子代わりにしてやりたい。豚の尻尾を装着したまま、四つん這いで尻を振らせながら喉奥まで自分のものをねじ込んでしゃぶらせたい。
――なんですぐに会えない距離なんだろう?
寂しさと狂おしさが怒りに変換する。これはもう、会えないからとただの八つ当たりだ。
晴はどんどん硬度が増す陰茎を握りながら口を開いた。
「圭樹さん聞こえる?」
たぶんワイヤレス型のイヤホンを着けているはずだから、晴の声は聞こえるはず。
けれどあの可愛くていやらしくて愛しくて淫乱な彼氏であり奴隷である圭樹は、たまに自分の快楽を追いすぎて、イヤホンが外れても気が付かない時があるのだ。
そんな躾の甲斐がある態度も好ましいが、今夜はちゃんと聞いて欲しい。
『……ン……ッ、あ、ぁ……き、きこえ、ます……』
「なに発情した豚みたいな声を出してんの? 返事が遅いよ」
『もうしわけ、あ、あぁ、りません……ッ』
すでに蕩けた声。圭樹は家畜のような尻尾を着け、悩ましく尻を振る自分の姿に興奮しているのだろう。なんてスケベで変態なエリート様だ。
「社会的立場があるエリートが、発情した家畜みたいにお尻振っちゃってさぁ……洗練された変態のエリートは違うよね。年下の学生にわざわざお尻フリフリ動画を見て貰うなんて、僕なら恥ずかしくて死んじゃうもん。自分がどんなに不様かわかるー? お尻振って年下相手に媚びてるんだよ?」
そんな自分に媚びる態度は本音は“いいぞ、もっとやれ“ではあるが、褒めるより貶す方が圭樹が喜ぶのだと晴は知っている。だから心を鬼、いや鬼畜にして虐めてあげるのだ。
鬼畜と家畜。なかなか良い関係だと自負する。
「僕がわざわざ圭樹さんがどんな奴か自覚させてあげているんだよ? なにかちゃんとした言葉はないの?」
言外に晴が気に入る答えを寄越せと告げながら、腹を打ちそうなほど剛直をみせて勃起した自分の陰茎を撫でて言う。
イヤホンから聞こえる、荒い呼吸交じりの声に躊躇いはなかった。
『……あ、ありがとう、ございます……ご主人、さまァ……ぁ……』
キた。
最後の甘えるような声にキた。
スマホを構えて自分の股間を自撮りする。
亀頭が大きく張り出し、血管が浮かぶ凶悪なまでに勃起した自分の陰茎。我慢汁が滲んでてらてらとテカるさまが、自分で見てもマゾネコなら尻に欲しくなる逸物だろう。
「ちゃんと言えたご褒美。見てね? その画像を見ながら、いま一番欲しいものを言ってごらん?」
しばらくの沈黙の後、イヤホンから聞こえる圭樹の呼吸がますます荒く乱れて、自分の逸物に興奮しているんだと嬉しくなる。
「ほら、言えよ。なにが欲しい?」
晴自身も興奮して言葉が荒くなるが仕方ない。耳に直接はぁはぁと恋人のいやらしい呼吸と喘ぎが聞こえるのだ。興奮するなと言う方が無理ではないか。
イヤホンから、途切れ途切れに、しかし強く欲する声が聞こえたのはその直後。
『……ち、ちん、ぽ……ご主人様、の……お、おちんぽ……欲しいです……ッ」
上から下に、左から右に、そしてまた上から下に動いてから円を描くように。その動きは平仮名の“は”だ。
アナルプラグはシリコン製だった。プラグ部分もそうだが、豚の尻尾部分も柔らかいシリコンなので、尻を振る動きに合わせて、尻尾までプルンプルンと蠢くさまがいやらしい。
豚の尻尾を揺らしながら、自分の名前である“は”“る”を尻で描く姿がたまらく愛しく、たまらなく犯したくなる。
ああ、本当になんでスマホ越しにしか会えないのだろう。
いやらしい尻を真っ赤になるまで叩いてやりたい。四つん這いで這う格好をせせら笑って背中を椅子代わりにしてやりたい。豚の尻尾を装着したまま、四つん這いで尻を振らせながら喉奥まで自分のものをねじ込んでしゃぶらせたい。
――なんですぐに会えない距離なんだろう?
寂しさと狂おしさが怒りに変換する。これはもう、会えないからとただの八つ当たりだ。
晴はどんどん硬度が増す陰茎を握りながら口を開いた。
「圭樹さん聞こえる?」
たぶんワイヤレス型のイヤホンを着けているはずだから、晴の声は聞こえるはず。
けれどあの可愛くていやらしくて愛しくて淫乱な彼氏であり奴隷である圭樹は、たまに自分の快楽を追いすぎて、イヤホンが外れても気が付かない時があるのだ。
そんな躾の甲斐がある態度も好ましいが、今夜はちゃんと聞いて欲しい。
『……ン……ッ、あ、ぁ……き、きこえ、ます……』
「なに発情した豚みたいな声を出してんの? 返事が遅いよ」
『もうしわけ、あ、あぁ、りません……ッ』
すでに蕩けた声。圭樹は家畜のような尻尾を着け、悩ましく尻を振る自分の姿に興奮しているのだろう。なんてスケベで変態なエリート様だ。
「社会的立場があるエリートが、発情した家畜みたいにお尻振っちゃってさぁ……洗練された変態のエリートは違うよね。年下の学生にわざわざお尻フリフリ動画を見て貰うなんて、僕なら恥ずかしくて死んじゃうもん。自分がどんなに不様かわかるー? お尻振って年下相手に媚びてるんだよ?」
そんな自分に媚びる態度は本音は“いいぞ、もっとやれ“ではあるが、褒めるより貶す方が圭樹が喜ぶのだと晴は知っている。だから心を鬼、いや鬼畜にして虐めてあげるのだ。
鬼畜と家畜。なかなか良い関係だと自負する。
「僕がわざわざ圭樹さんがどんな奴か自覚させてあげているんだよ? なにかちゃんとした言葉はないの?」
言外に晴が気に入る答えを寄越せと告げながら、腹を打ちそうなほど剛直をみせて勃起した自分の陰茎を撫でて言う。
イヤホンから聞こえる、荒い呼吸交じりの声に躊躇いはなかった。
『……あ、ありがとう、ございます……ご主人、さまァ……ぁ……』
キた。
最後の甘えるような声にキた。
スマホを構えて自分の股間を自撮りする。
亀頭が大きく張り出し、血管が浮かぶ凶悪なまでに勃起した自分の陰茎。我慢汁が滲んでてらてらとテカるさまが、自分で見てもマゾネコなら尻に欲しくなる逸物だろう。
「ちゃんと言えたご褒美。見てね? その画像を見ながら、いま一番欲しいものを言ってごらん?」
しばらくの沈黙の後、イヤホンから聞こえる圭樹の呼吸がますます荒く乱れて、自分の逸物に興奮しているんだと嬉しくなる。
「ほら、言えよ。なにが欲しい?」
晴自身も興奮して言葉が荒くなるが仕方ない。耳に直接はぁはぁと恋人のいやらしい呼吸と喘ぎが聞こえるのだ。興奮するなと言う方が無理ではないか。
イヤホンから、途切れ途切れに、しかし強く欲する声が聞こえたのはその直後。
『……ち、ちん、ぽ……ご主人様、の……お、おちんぽ……欲しいです……ッ」
0
あなたにおすすめの小説
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる