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21話 奴隷商
しおりを挟むアリーという、伯爵令嬢の騎士にパンと名を付けられ…文句を言うと「駄目だったか?」と、しょんぼりした様子で落ち込んでいた。
付けてしまった物は、しょうがないと思う事にし…。
アリーに1つ貸にしておいた。
だが、案外貸を返すのは、早かった。
それは、アリーがお詫びに、奴隷を買うのに付き添ってくれるという。
何でも、奴隷を買うのには、それなにの地位が必要だとゆう。
一般的、奴隷商には、犯罪奴隷 借金奴隷 身売り奴隷…と3つの種類がある。
犯罪奴隷は、犯罪を犯した者が奴隷になる。そのまんまだ。
借金奴隷も、借金を払えず奴隷になった者。
身売り奴隷も、親に売られたり、貧乏な者が自ら奴隷となる事だ。
アリーが言うには、裏で非合法に価値の高い者を無理やり奴隷にしているとか。
その奴隷商を捕らえた者には、ある程度の金ももらえるとか…。
何でも、アリーは飛竜に乗り…数々の非合法な奴隷商を潰したそうだ。
まぁ、そんな汚物には消毒は必要だな。
(それで、まだかかるのか?)
「うむ、もう少しだ」
「ねぇ、僕は必要? 忙しいんだけど…」
アリーは、俺を抱きしめたまま、街を歩いている。
無表情で、猫を抱えるアリーの姿は、かなり目立っていた。
その後ろには、ギルドマスターのエルフもいる。
最初は鎧を着て、抱きしめようとしてきたので、拒否すると…また、しょぼ~んと、落ち込んだが鎧は痛いと言うと…「じゃあ脱ぐ」と言って、今にいたる。
コイツどんだけ動物好きなんだよ。
飛竜にも、頬ずりしていたからな…コイツはそうゆう奴なんだろう。
「ここだ」
ほう…。
中々の大きさに綺麗な外装だな。
だいたい、店の大きさとしては…小さな屋敷みたいな大きさで、全体的に店が白い。
「ここは支店だが、ある程度信用は出来る。父上の屋敷にも、王都にある本店から買った奴隷が使用人になった者も何人かいるからな」
なるほどな。
「それに、非合法な奴隷商なら、直ぐに分かる。眼が死んでいたら非合法に奴隷にされた者だ」
見極め方が単純だな。
まぁ、こうゆう奴に限って勘が鋭いとかあるんだろう。
「いっしゃいませ。本日はどのような奴隷をお求めでしょうか?」
あれは…男の使用人が着るような服か?
清潔感もあって、中々きっちりしているな。
「ああ、私は付き添いーー「今日は!! 頭が柔らかく、物事を受け止められる子を探しているんだ!!」
「? 分かりました。では、場所を移しましょう」
「おい」
「アリーさんは、ちょっと黙ってて…!」
こそこそ、と話す2人に男は、首を傾げ…広めな1室に案内されると、奴隷を用意すると言って、部屋から出て行った。
「アリーさん、この子の事を言いそうになったでしょ!」
「そうだが?」
お前マジか…。
何コイツは、当たり前だろう…みたいな顔をしているんだ!
「いやいやいや、アリーさん!? なるべくこの子事は秘密だよ!?」
「何故だ? パンの奴隷になる者だぞ? パンに相応しいか見極めなくてはならんだろ」
コイツ本気で言ってやがる…。
話が分かると思っていた、アリーはポンコツ何だと、この時、俺は理解した。
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