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2章
5話 たけのこだーー!!
しおりを挟む神様に言われた方角に進むと、1つの島が見えてきた。
その島は上空から見てみると、チラホラと建物と自然が多く見て取れた。
何人かが上空を指差して、慌てていた。
何かあったのかな?
僕は木が開けた場所に、ゆっくりと翼を何度か羽ばたけ…地面に降りた。
僕は口の中に入ったチロを、地面に下ろし…目覚めないチロを羽でくすぐると、キチュン! と声がし目覚めた。
「ギヂュアーー!!」
何故か、怒ったチロは僕の頭をガブガブと噛み付いてきた。
ん~くすぐったいなぁ…。
「ギヂュ! ギヂュ! ギヂュヂュヂュ!!」
「あわわわわ! チロちゃん落ち着いてー!!」
僕の頭の上でレイムさんと、チロがわちゃわちゃしてるんだけど…。
僕はレイムさんと暴れるチロを、羽で持ち上げ地面に下ろし…元に戻った。
「キヂュ~」
「チロちゃん? ほら、リュークさんも謝ってくれたからね…機嫌直して? ね?」
チロはレイムさんに抱えられながら、まだ僕を睨んでる…。
そんなに、怒ることしたかな?
「キヂュ!!」
「わわ! チロちゃんどうしたの!?」
おや、今もしかして僕の感情を完全に読み取ったのかな?
そうか~、チロもそこまで、僕との絆が深まったんだね!!
従魔は絆の深さで感情や、考えを読み取る事ができる。
懐かしいなぁ~、僕も初めてご主人様の感情を完璧に読み取れるようになった時、嬉しすぎて何度もピョンピョンするぐらい興奮しちゃったからね!!
は! そうか! だからか! チロも以前の僕のように興奮してるんだ!!
だから、チロは僕に何度も噛み付いてきたんだね!! なるほどなるほど…謎が解けてスッキリしたよ!
「ギヂュア! ギヂュア!!」
「わわわわ! チロちゃん! どうしたの!? 暴れないで!?」
ふふふ…分かってるよチロ。
「ギヂュアーーー!!」
全く理解していないご主人に、怒りの咆哮をあげるチロだった…。
……
「う~ん、多分こっちであってるんじゃないかな~? 上から見たとき山の奥に、何か赤い建物を見たし…」
「赤い建物? ですか?」
「そうそう、家じゃないんだけど…よく、わかんない建物」
そう言うと、レイムさんは苦笑いを浮かべた。
チロは、興奮して疲れたのかレイムさんの首に巻きついている。
「では、もしかしたらそこに妖狐がいるのかもしれませんね」
「うんうん。かもね!」
それにしても…。
僕は、改めてレイムさんの顔をじっくりと見た。
僕に視線に気がついたのか、顔を赤くさせ…目を泳がせている。
「あの…どうかしました?」
「いや、最近レイムさんがスムーズに喋れるようになったなぁ~、って思ったんだ!」
「そ、それは…その~なるべくリュークさんと…お話したいですし…。」
「ん~? 僕と何? よく聞こえなかった!」
だんだんと小さくなる声に、よく聞こえず…もう1回聞くと「秘密です!」と言われ教えてもらえなかった…。
なんで?
暫く進んでいると、僕はとんでもない物見つけてしまった…。
それを見つけた僕は、土埃をおこしながら走った。
「ゴホ…ど、どうしたんですか…?リュークさん? そんなに慌てて」
「たけのこ!!」
「え?」
「たけのこだよ!! 美味しい食材!! 今日のご飯のメインに決定ー!! そうと決まれば~! レイムさん! ここら辺にあるたけのこを少し残して回収するよ!!
膨らんでいる地面の下にあるから一緒に掘って掘って掘りまくるよー!!」
えいえいおーー!!
拳を上空に上げ…、僕はアイテムボックスから取り出した鉄製のスコップをレイムさんに渡し…僕はさっそくたけのこ掘りにとりかかった。
「リュークさん…目的忘れていませんか?」
そんなレイムさんの声は、僕には届かなかった…。
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