婚約破棄、爵位剥奪、国外追放されましたのでちょっと仕返しします

あおい

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3話 13年前

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~13年前~

父「クイン、お前の力はこの国のためにある。その力はな、お前のご先祖さま、ミカエル様が祖先に残した宝なんだ。」

クイン「なぜ、ミカエル様はこの力を持っていたのですか?」

父「それはな、ミカエル様は元々天使だったのだ。」


クイン「天使?本物の?」

父「ああ、天使の中でも優秀で四大天使の1人だった。光、炎、水、風どんな魔法も使えたんだ。」

クイン「私も使えるよ!お父様!」

父「そうだね。そしてどうしてこうなったかは知られてないが、人間の男性に恋をした。どうしてもその人と一緒にいたくて人間になる魔法を使ったんだ。そして人間になった。しかし、その恋は実らなかった。」

クイン「ミカエル様、可哀想ですわ。」

父「そうだね。でもそのおかげで今、クインはここにいるんだよ。クインが沢山の魔法を使えるのも、空を飛べるのも、天使達とかいわができるのもみんなご先祖さまの、ミカエル様のおかげなんだよ。」

クイン「ふーん」

父「クイン、お前の名前の由来を話したことはあったかな?」

クイン「私の名前の由来ですか?」

父「ああ、お前の名前は『イオフィエル・A・クインディチェジモ』」

父「『イオフィエル』とは『神の美』とも言われる天使の名前。『A』とは『Angel』『クインディチェジモ』とは『15代目』を表す。」

父「つまり、このイオフィエル家に産まれてくる天使の声を聞ける者は名前が決まっているんだ。天使の声を聞ける者は背中に羽の刺青がある。それでミカエル様の力を受け継いでいるのか判別するんだよ。」

クイン「最初から名前が決まってるなんて変なの~。ん~とじゃあ初代のミカエル様は『イオフィエル・A・プリーモ』って名前だったの?」

父「そ、それについては分からないな~。こんなことならパパは婿養子だったからね。こんなことならママに聞いておけば良かったよ。」

クイン「え~?気になるよぉ~」

父「ごめんごめん。あ、そうだ!ほらクイン!!この写真に写ってるのがこの国の第2王子のカルセイン様、お前の婚約者だ。」

クイン「も~!話しそらした~!!」

父「ごめんごめん」

クイン「婚約者様…。私が生まれてすぐに王家が提案してきたってやつですか?」

父「ああ、そうだ。お前は将来この方に嫁いで、その力を使って一生この国を支えていくんだ。この国の母のような存在になるんだよ」

クイン「この国の母?」

父「ああ、ミカエル様が、この力を残したのもきっとこの国を愛していたんだよ。好きだった人とは一緒になれなかったけど、その人の幸せを願っていたんじゃないかな?」

クイン「その好きだった人とはこの国の人だったんですか?」

父「えっ!?さー、どうだろう?そこまでは分からないなぁ~」

クイン「お父様…」

父「あはははは……
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