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【ウィルフレッドside】★耐えろ、俺!

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「んはっ・・・はぁ・・・」

「ごめん、ちょっとやりすぎた・・・」





あぁぁぁ・・・・・
シアが可愛い・・・





「あの・・・ウィル?・・・その・・・」

「あぁ、すまない・・・シアがあまりにも可愛いから・・・つい・・・な?」




シアが可愛すぎてもう理性を保っているのが辛い・・・
キスも少し強引すぎたか?




「媚薬、また飲まされたの?」





媚薬?
なんで今、媚薬の話を?あぁ・・・そういう事か
しまったな・・・
随分と主張していたようだ
知らずにシアの足に押し付けた格好になっていたんだな・・・




「そんなわけないだろう?媚薬が効いているんだったら、こんなに余裕はないぞ?」




今、媚薬など盛られようものなら、きっとシアを襲ってしまうな
あの時ならまだしも、今はシアも俺に好意を寄せてくれているんだからな




「なんだったら、今、目の前に何も纏っていないシアがいるんだ・・・襲わないはずがないからな」

「そう・・・なの」

「このままおいしく頂いてもいいんだが・・・」




シアはどこもかしこも甘いな・・・




「・・・さすがに婚前交渉したら、父上や母上に怒られそうだ」

「・・・ウィル、したいの?」




変な事を聞くもんだ
したくないはずがないだろう?




「愚問だな。シアに聞かれて、その質問にNOと答えると思うか?ましてやこの状況だぞ・・・今も必死に我慢しているというのに」

「ひぁっ!・・・あっ・・・んっ・・・」




可愛い声が・・・うっ・・・マズイな
しかし、これは・・・




「うん・・・俺のモノだって言っているみたいだ・・・」





シアの胸にキスマークなんて付けたが・・・怒られるだろうか?
しかし、俺がこんな事をする様になるなんてな・・・




「なぁ、わかっただろう?俺はシアを穢れているなんて思ってない。これまでどれだけこうしたいと思っていたか・・・毎回一緒に湯あみしようなんて言っていたけど、心臓はバクバクしてたんだ。断られて残念な気持ちもあったが、ホッとしている自分もいた。だって、目の前に全裸のシアがいてみろ?理性なんて簡単に吹き飛んでしまう。今だって・・・必死に抑えているんだぞ?だから・・・あんまり煽ってくれるなよ?」

「煽る?煽ったらどうなるの?」

「・・・だから・・・想像させるなって・・・食っちまうぞ!!」




どうなるかなんて俺にだってわからないさ
頼むから、想像させないでくれよ





「・・・頼むから・・・あまり煽らないでくれ・・・あまり長く浸かるといけないな・・・あがろうか」




シアをタオルで包んで寝台に運ぶ
初夜もこんな感じなのだろうか・・・
はぁ、シアに触れたい
全てに触れたい
そうだ、俺はもう遠慮しないと決めたんだ
シアの露わになった胸、シアの素足・・・
これ以上欲をそそられるものはないな





「ウィル・・・あっ・・・ダメっ・・・」

「シア、全部触れさせて・・・あいつが触れたところがないように、全部・・・俺のものにする」





ここにも触れたい
ここに・・・俺のが入るんだよな・・・





「ひゃうっ、ウィル!?だ、だめっ」




何かが・・・まとわりついて・・・
濡れてるのか?




「シア、濡れてるじゃないか・・・」

「そ、それは・・・ウィルが触れるから・・・たくさんキスするから」




うっ・・・
耐えろ、耐えろ、俺っ!!
嬉しい・・・俺の手で、俺に・・・
感じてくれているという事だよな
早くシアの全てを俺のものにしたい!




「嬉しいよ・・・シア、早くここに入りたいなぁ・・・だが、今は我慢する・・・指でな?」




さらに溢れてきたな・・・
しかし凄い・・・
こんなとこに俺のを入れたら・・・途端に達してしまいそうだ・・・
指でさえこれだけ締め付けると言うのに、大きくなったモノを入れたら・・・
どれ程なのだろうな・・・
あっ、待てっ!逃げるな
つい強く腰を掴んでしまったな
シアが俺から逃げようとするからだぞ?





「シア、逃げないでくれ」

「で、でもっ、あっ・・・んっ!」




可愛いがすぎる・・・
あぁぁ・・・
意地悪したくなる




「シア、可愛い・・・あの時、シアもこんな気持ちだった?俺の事、一方的にして、どんな気持ちだった?」

「あ、あんっ・・・あの、時はっ、んっ、あっ・・・応急、処置って、言った、じゃないっ!あっ、んんっ!」

「そうか・・・じゃあ、これも応急処置だな。シアの心を慰める為のな?俺も三回イったよな・・・シアも三回イクか?」





イかせたいな・・・
どんな表情で、どんな声を上げるんだ?





「だめっ、もう、だめぇっ!いあっ、やっ、んっ」

「何がダメなんだ?俺はシアの可愛い表情を見たいだけなんだがなっ!!」





指を増やそう
もっと、もっとシアを乱れさせたい
俺しか知らないシアを見たい




「いあっ、やっ、んっ、だ、だめっ、だめぇっ!」




なんだか余裕がなくなってきたな・・・
気持ちよくなってくれているのか?




「あぅっ、んっ、いあっ、だ、だめっ、だめぇっ、あ・・・んっんんっ・・・あああぁぁぁ!!!」





あっ・・・
イッた・・・イッたのか?
ガクガクしてる・・・背中をのけ反らせて、つま先も力が入っている
顔も赤らんで、荒い呼吸で・・・
挿れたい・・・挿れたいっっ!!!
・・・ダメだ、落ち着け、俺・・・




「あぁ・・・シア、達したね・・・可愛い・・・可愛いよシア・・・可愛い」

「はぁ、はぁ・・・はぁ・・・ウィ、ウィル・・・」

「シア・・・勝手にこんな事してすまない。全てに触れたくて・・・誰も触れていないところも全て・・・な・・・シア、好きだ・・・愛している・・・」

「ウィル・・・私も愛しているわ」

「ふっ・・・はぁ、幸せだ・・・」




シアに出会えてよかった
俺はシアのおかげで幸せを知ったんだ


シアを明日、手紙にも書いていた湖にピクニックに誘った
もちろんブルーノに乗って


ダメだ・・・
シアといると安心して・・・
居心地が良すぎるんだ・・・





「好き・・・だ・・・」

「私も・・・」

「愛し・・・て・・・る・・・」

「えぇ」

「・・・る」

「?・・・ふふ、眠ってしまったのね?」




シアが頭を撫でてくれているんだな・・・
気持ちがいい・・・
何か言っているみたいだがよく聞こえない・・・
シア、好きだ、愛してる
明日もまた・・・一緒だぞ・・・
これからも・・・ずっと・・・一緒だから・・・な?





ーーーーーーーーーーーーーーー

次回

・・・シアが俺の嫁になるのが嫌で・・・出て行ったのかと・・・思った・・・






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