夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの?

モスマンの娘

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5.二人の生活

64.谷口さん

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会社につくと、谷口さんが出迎えてくれた。

「こちらは、新しく秘書としてアキラさんについてもらう。谷口だ。
もう面識はあるかと思うけど」


歩きながらの紹介を経て、仕事用の机にパソコン、コピー機、応接用のソファに机と
一通りそろった広い部屋に通される。


「ここが、アキラさんの専用部室になります。
今後、なにか部門の名前決めないといけませんね。とりあえずアキラ部とでもしますか?」


「やめてください、バカみたいじゃないですか、開発(元外注)部とかでいいんじゃないですか?」


「お言葉ですが、もう少し真剣に二人共考えてくださいよ」


谷口がついふざけている二人につっこむと、じゃあ谷口さんがいい感じによろし く!と投げられた。
しまったと後悔しても遅かった。


「谷口さんて前開発部の部長でしたよね?なぜ僕の秘書に?何かやらかしたんですか?」


「違いますよ、これは昇格ですよ。秘書といっても待遇は役員です。

私は開発部部長でしたが、開発ではあまり成果はだしていません。
どちらかというと管理能力をかわれて部長になりました。

また役員といっても、我社の役員の大半は冒険者資格を持っています。

僕がなれたのはほぼ異例です。
まぁ口止め料的なものがあるかと」


アハハと笑って自分を謙遜するが、部長になるほどの人だ、管理能力に更に開発知識もしっかりあることを、
以前の担当をしてもらったアキラは知っている。

「そうですか、ならよかったです。
これからも色々ご迷惑かけるかと思いますが、よろしくお願いします」

谷口さんに頭を下げると、それ以上に深々と頭を下げてきた。
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