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✿❀✿ 番外編 ❀✿❀
You’re my Valentine.
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「そういえば今日はバレンタインでしたね?アキラさん…この大量のチョコはどうされますか?モテモテでうらやましいですよ…
持って帰ればジョンくんあたりがペロッと食べてくれるんじゃないですか?」
社長マサトが机の上のダンボール2箱分のチョコやお菓子やお酒などのプレゼントを見てげんなりと話す。
モテるはずがないと思い込んでいる自分より一回りほど若い青年は、蓋を開ければこんなにモテるのだ。
「何言ってるんですか?仕事場でもらうチョコなんて義理以外に何があるんですか?
接待チョコ?忖度チョコ?そんなもんでしょ?
あとジョンにはチョコ食べさせてませんので、人狼には一定数チョコ中毒になる人もいますから、怖くてね
ジョンは人狼ではないけど…体質は似てるだろうから
養護施設の寄付にまわしてください。
お酒とか洋酒入りとか駄目なのは省いてくださいね!」
アキラが谷口に指示を出す姿は卒なくて…つい意地悪をしたくなってしまう。
「じゃあアキラさんはジョンくんにあげないんですか?
甘い物好きなのに…だったらいっそ自分にリボンと生クリームでもかけて『私を食べて』てしてあげたらどうですか?」
アキラは少し頬を染めながら心底嫌そうな顔で睨見返している。
「マサトさん気をつけてくださいね!他の社員の前とかで言ったら、セクハラとかで訴えられますよ!
ジョンにはもう朝一であげてきましたよ。大変可愛い反応でしたよ!
はぁマサトさんとは大違い…」
そう朝に、
「はい!どうぞ…特製ホワイトチョコトリュフだよ?」
朝ごはんの後に可愛くデコレーションしたデザートプレートを出せば、ジョンは?マークがついた顔でこっちを見ている。
「ふふっ今日はね、女の人が好きな人にチョコレートをあげて愛を告白する日なんだよ!
僕は男だけど、ジョンの恋人でしょ?
役割としては、女かな?ってことでどうぞ…」
目がまん丸くなって耳がピンと立ち尻尾がパタパタと揺れる。
嬉しそうに、フォークでトリュフを突き刺して口にいれる。
満面の笑みで口の中で味わってくれていて…
つい笑ってしまいそうになり、口元を隠すように頬杖をついて誤魔化した。
「すごく甘くて美味しい、外がガリガリなのに中がフニャフニャで真ん中からドロ~ンてなんかでてくる。バニラアイスをギュって握りつぶしたみたいな味で、最高!」
相変わらず美味しさがよく伝わらない食レポをしてくれるが、気に入ってくれたみたいでよかった…
一粒ずつの大事に食べてくれてる姿に愛しさがこみ上げる。
「ジョン、僕はジョンがそうやって幸せそうに横にいてくれると、すごく幸せに感じるんだよ。これからもずっと側にいてね…愛してる」
しっかりと見つめて言えば、固まって頬を赤くしている。
「…ありがとう、何?急に。
僕も愛してるよ。なんか今日はすごく朝から甘いんだけど」
「ふふっさっき言ったでしょ?
今日は僕からチョコレートをあげて告白する日なの!
ねぇ、キスさせてよ。僕もちょっと味見したいなぁ」
机越しに手をジョンの頬に伸ばして、唇を重ねていく。自分から舌を差し込んで、ジョンの舌に絡ませれば甘いミルク味がする。
朝なのであまり長くはせずに早めに切り上げて、チュウッと最後にジョンの舌を吸い上げて終わりにする。
「ごちそうさま…すごく甘いね」
「…なんか駄目だ…今日のアキラは甘すぎる。勝てる気がしない」
真っ赤になってブツブツと呟いているジョンの様子に満足して、会社に行く準備をした。
夜になり、谷口さんの車の中
ちらりとジョンをみる。
車外の夜の街のキラキラした風景を見るのが好きで、いつも通り尻尾を軽くふりながら見ている。
「『私を食べて』てしてあげたらどうですか?」
マサトさんの言葉を思い出す。
確かまだトリュフの残りの生クリームが冷蔵庫にあったな…あれを泡立てて
デコレーションに使ったイチゴソースとデコレーションペンも残ってた…
それらと自分を使って『夜のデザートプレート』なんてね…
思いついたのはマサトさんにも話せないようなしょうもないことだけど…
たぶんジョンはそんなしょうもないことが大好きだ。
「ジョン、まだお腹に余裕ある?
帰ったらまた特製デザートプレート作ろうと思うんだけど、食べられる?」
「うん?嬉しい!めちゃ食べられる」
いい返事にイタズラの前のワクワクした気持になる。
どんな顔するかな?っとニヤニヤしてしまう口元を頬杖で隠した。
結局その夜はテンションが上がりすぎたジョンに、やばいくらい食べられまくったアキラだった
持って帰ればジョンくんあたりがペロッと食べてくれるんじゃないですか?」
社長マサトが机の上のダンボール2箱分のチョコやお菓子やお酒などのプレゼントを見てげんなりと話す。
モテるはずがないと思い込んでいる自分より一回りほど若い青年は、蓋を開ければこんなにモテるのだ。
「何言ってるんですか?仕事場でもらうチョコなんて義理以外に何があるんですか?
接待チョコ?忖度チョコ?そんなもんでしょ?
あとジョンにはチョコ食べさせてませんので、人狼には一定数チョコ中毒になる人もいますから、怖くてね
ジョンは人狼ではないけど…体質は似てるだろうから
養護施設の寄付にまわしてください。
お酒とか洋酒入りとか駄目なのは省いてくださいね!」
アキラが谷口に指示を出す姿は卒なくて…つい意地悪をしたくなってしまう。
「じゃあアキラさんはジョンくんにあげないんですか?
甘い物好きなのに…だったらいっそ自分にリボンと生クリームでもかけて『私を食べて』てしてあげたらどうですか?」
アキラは少し頬を染めながら心底嫌そうな顔で睨見返している。
「マサトさん気をつけてくださいね!他の社員の前とかで言ったら、セクハラとかで訴えられますよ!
ジョンにはもう朝一であげてきましたよ。大変可愛い反応でしたよ!
はぁマサトさんとは大違い…」
そう朝に、
「はい!どうぞ…特製ホワイトチョコトリュフだよ?」
朝ごはんの後に可愛くデコレーションしたデザートプレートを出せば、ジョンは?マークがついた顔でこっちを見ている。
「ふふっ今日はね、女の人が好きな人にチョコレートをあげて愛を告白する日なんだよ!
僕は男だけど、ジョンの恋人でしょ?
役割としては、女かな?ってことでどうぞ…」
目がまん丸くなって耳がピンと立ち尻尾がパタパタと揺れる。
嬉しそうに、フォークでトリュフを突き刺して口にいれる。
満面の笑みで口の中で味わってくれていて…
つい笑ってしまいそうになり、口元を隠すように頬杖をついて誤魔化した。
「すごく甘くて美味しい、外がガリガリなのに中がフニャフニャで真ん中からドロ~ンてなんかでてくる。バニラアイスをギュって握りつぶしたみたいな味で、最高!」
相変わらず美味しさがよく伝わらない食レポをしてくれるが、気に入ってくれたみたいでよかった…
一粒ずつの大事に食べてくれてる姿に愛しさがこみ上げる。
「ジョン、僕はジョンがそうやって幸せそうに横にいてくれると、すごく幸せに感じるんだよ。これからもずっと側にいてね…愛してる」
しっかりと見つめて言えば、固まって頬を赤くしている。
「…ありがとう、何?急に。
僕も愛してるよ。なんか今日はすごく朝から甘いんだけど」
「ふふっさっき言ったでしょ?
今日は僕からチョコレートをあげて告白する日なの!
ねぇ、キスさせてよ。僕もちょっと味見したいなぁ」
机越しに手をジョンの頬に伸ばして、唇を重ねていく。自分から舌を差し込んで、ジョンの舌に絡ませれば甘いミルク味がする。
朝なのであまり長くはせずに早めに切り上げて、チュウッと最後にジョンの舌を吸い上げて終わりにする。
「ごちそうさま…すごく甘いね」
「…なんか駄目だ…今日のアキラは甘すぎる。勝てる気がしない」
真っ赤になってブツブツと呟いているジョンの様子に満足して、会社に行く準備をした。
夜になり、谷口さんの車の中
ちらりとジョンをみる。
車外の夜の街のキラキラした風景を見るのが好きで、いつも通り尻尾を軽くふりながら見ている。
「『私を食べて』てしてあげたらどうですか?」
マサトさんの言葉を思い出す。
確かまだトリュフの残りの生クリームが冷蔵庫にあったな…あれを泡立てて
デコレーションに使ったイチゴソースとデコレーションペンも残ってた…
それらと自分を使って『夜のデザートプレート』なんてね…
思いついたのはマサトさんにも話せないようなしょうもないことだけど…
たぶんジョンはそんなしょうもないことが大好きだ。
「ジョン、まだお腹に余裕ある?
帰ったらまた特製デザートプレート作ろうと思うんだけど、食べられる?」
「うん?嬉しい!めちゃ食べられる」
いい返事にイタズラの前のワクワクした気持になる。
どんな顔するかな?っとニヤニヤしてしまう口元を頬杖で隠した。
結局その夜はテンションが上がりすぎたジョンに、やばいくらい食べられまくったアキラだった
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