夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの?

モスマンの娘

文字の大きさ
1,066 / 1,164
✿❀✿ 番外編 ❀✿❀

シュタパニック①

しおりを挟む
こちらの番外編はルフ様から構想をいただいたお話になっております。
ありがとうございます。

大変楽しく書かせていただきました。
すいませんが、番外編なのに続きます。

一気に書きあげたので、読みにくいかもしれません
優しい目で読んていただけると幸いです。
=================




「はっ?アキラなの?えっ?はっ?ちょっと…はっ?」


もう驚きしかなかった…
いつもアキラが着ている黒いシャツと白衣をかろうじて、ダボダボに肩で着ている少年がリビングに立っていた。



面影は確実にアキラだ…綺麗な黒髪に吸い込まれそうな夜空のような黒い瞳

いつもの疲れた半開きの目じゃなく、ぱっちりと開かれて大きなクリクリ目は本当に可愛い。
整った顔立ちだが、瞳はうるうると今にも涙が零れ落ちそうに揺れている。



「ジョン…あの……僕…、失敗しちゃって……うっうっ、ごめんなさい」



ポロポロと泣きながら謝られては、怒るに怒れない…
大きすぎてぞろ引いている白衣を必死に握りしめている手は、可哀想なほど震えている。


きっと怒られるのが怖いんだ…


たぶん推測すると、また自分で作ったポーションを自分で試して失敗したのだ…
本当にアキラは懲りない!この前もこれをやって、丸一日トイレからでれないような嘔吐と下痢をしまくったのだ!



怒りたい…すごくすごく説教がしたいけど…


ブルブル震えている仔ウサギみたいなアキラを怒れるわけもない…



「はぁ~わかった、いいよ…とりあえず服どうしようかな?それと明日はおじいちゃんの家に行く日だったんだけど…
はぁ、とりあえず電話をしようかな…」

「うっあの…ごめんなさい、僕…僕…迷惑かけて…うっうっふぅえっぁぁ」


僕がため息をついて、考えているのを見て泣き出してしまった。
膝をついて優しく抱きしめて頭をポンポンしてあげると、最初はビクリっと体を跳ねさせて緊張していたが…
しばらくすると肩に額をつけてシクシクと泣きだした。



なんだろう?記憶はどうやらあるっぽいのに感情が子供の体に引っ張られているみたいだ…

「大丈夫だよ、怒ってないよ…
泣かないでアキラ…はぁこれはやばいな………」



そうさっきからやばいのだ…僕の中のやばい扉が開きそうなのだ。
……………………カワイイ



何このアキラ!可愛い!!
もちろん元のアキラも可愛いよ?たまに色っぽいし、綺麗だし、僕を包み込むようになんでも応えてくれる最高の恋人だよ!
でもでも…このアキラの可愛さは反則じゃない?



「はぁどうしよう…苦しい…とりあえず助けを呼ばないと……」


僕のつぶやきを、アキラがしっかりと聞いてしまっていた。
シクシクと泣いていたのに、目をかっ開いて今にも落ちそうなほど驚いている。


えっ?大丈夫それ?本当に眼球が落ちさそうだよ?
変な心配をしていたら…開いた瞳からボタボタと大粒の涙が溢れてきた。



「ああああぁぁぁ~ジョンが死んじゃう…ボクのせいだぁ~!ごめんっなさい…ひっひっ…うあぁぁ~ごめんなじゃい…」



もう大号泣だ…やばい、変な風に捉えている。しかもなぜか自分のせいだと思っている。

まぁ確かに苦しいのはアキラのせいではあるけど…まったくもって違う意味でって焦りすぎて思考が纏まらない…



「違うよ、大丈夫だよ…死んだりしないよ?アキラが可愛すぎて困っちゃったんよ…
泣かないで?ねっ?アキラは悪くないからね?」



ふぇふぇふぇっとまだしゃくりあげてグズグズ泣いているアキラを抱き上げて、おじいちゃんにとりあえず助けを求めることにした。





「まった可愛くなりよったなぁ……」

おじいちゃんもさっきの僕と同じ状態になっている。
グズグズと半泣きで怯えるアキラに怒るに怒れない顔をしている。

「あのっあのっ……ごめんなしゃい…」



泣き過ぎで鼻声になっていて、はっきりしゃべれてないのがまた可愛い…
ヤバいもう本当にヤバい



「っつっつ……そうじゃな、もうポーションを自分では試しちゃいかんぞ!
ちゃんと謝れていい子じゃのう
よしよし、じいちゃんもう怒ってないからのう
怖がらせて悪かったのう
菓子食うか?クッキーがいいか?あめちゃんか?」



うわぁおじいちゃんのおじいちゃんスイッチ速攻で入った!
説教一瞬でおわった…反対に謝ってるし…膝に乗せてお菓子あげてるし
あぁいいなぁ僕もアキラを膝に載せたい。



ポリポリともらったクッキーを食べながら牛乳を飲んでいるアキラの横でおじいちゃん三人衆が円陣を組んで何かぶつぶつしゃべっている。



「はぁクッソ可愛いなぁ…何このアキラ君は?もう控えめに言って天使でしょ?
ほっぺたぷにぷにだし…大きさ的に8歳位かな?可愛いなぁ」

「それな!ジーザス、それは同意しかない!はぁアキラさんはこのころから美しかったんですねぇ…
確かに天使…大きくなると女神になる運命にして産まれたのですね…」

「確かにこれはヤバい可愛さじゃ!加護欲がとめられん!わしのすべてをかけて甘やかしたい。守りたい。
はぁヤバいのう…
今回絶対にわしが一番ヤバいと思う…暴走したら止めてくれ」

「「えぇ~自信がない…俺も、私もヤバいですよ!」」


あぁたぶんおじいちゃん達もだめなやつだ…あのアキラには絶対に太刀打ちできない気がする。



とりあえず服をなんとかしようと、おじいちゃんが大急ぎで外商員さんを呼んでくれて持ってきてくれた服が…もう…



くまのプリントのされているトレーナーにハーフパンツにサスペンダーがついている。白の靴下に青の飛行機のワッペンが付いている靴

もうねぇ?何?あの外商員さん…わかってる!
あざとい通り越すと殺傷能力でてくるのかな?って可愛さだよ


おじいちゃん三人衆大丈夫?
なんか溶けてない?ベロベロになってるよ…



「ジョン…僕、この格好はちょっと恥ずかしいな…変じゃない?」
 

上目遣いで聞かれたら、僕も溶けるかと思ったよね



「最高に可愛いよ!もう完全体に近いから大丈夫だと思うよ」


親指を立てて力強く言い切れば…真っ赤な顔して、嬉しそうな顔に見事にノックアウトだよね…



まだまだヒドイ僕の受難?ご褒美?は続くことになるんだけどね
しおりを挟む
感想 237

あなたにおすすめの小説

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

熱のせい

yoyo
BL
体調不良で漏らしてしまう、サラリーマンカップルの話です。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

  【完結】 男達の性宴

蔵屋
BL
  僕が通う高校の学校医望月先生に  今夜8時に来るよう、青山のホテルに  誘われた。  ホテルに来れば会場に案内すると  言われ、会場案内図を渡された。  高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を  早くも社会人扱いする両親。  僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、  東京へ飛ばして行った。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。 漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。 陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。 漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。 漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。 養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。 陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。 漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。 仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。 沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。 日本の漁師の多くがこの形態なのだ。 沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。 遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。 内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。 漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。 出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。 休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。 個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。 漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。 専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。 資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。 漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。 食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。 地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。 この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。 もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。 翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。 この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?

中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」 そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。 しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は―― ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。 (……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ) ところが、初めての商談でその評価は一変する。 榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。 (仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな) ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり―― なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。 そして気づく。 「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」 煙草をくゆらせる仕草。 ネクタイを緩める無防備な姿。 そのたびに、陽翔の理性は削られていく。 「俺、もう待てないんで……」 ついに陽翔は榊を追い詰めるが―― 「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」 攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。 じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。 【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】 主任補佐として、ちゃんとせなあかん── そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。 春のすこし手前、まだ肌寒い季節。 新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。 風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。 何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。 拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。 年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。 これはまだ、恋になる“少し前”の物語。 関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。 (5月14日より連載開始)

処理中です...