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18.胸のホールを埋めてください

450.意地もプライドも歯がたたない欲情  18

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タオルで包まれて抱きかかえられながらベッドに運ばれる
カタカタ震える体はジョン君を拒否しているのではなくて…
自分でも自分の変化が理解できなかった…



ベッドに降ろされて、体制を整えようと少し離れていくことすら嫌で…
縋るように首に回した手を離せない



「ジョン君…ジョン君…嫌だ…
側にいて、僕を離さないで…」



ジョン君が触れていてくれないと恐ろしい、また一人の孤独に落ちていってしまいそうで



駄々っ子のようにグズグズと泣いて、縋れば、ジョン君は求めるままに抱きしめてキスをくれる



「アキラ、僕のアキラ…
大丈夫だよ、離さないから、放してなんてあげられない…
アキラはずっと僕の手の中にいればいい」



ジョン君に触れていて欲しくて、ジョン君をいっぱい感じたくて…
体が自然に震えている、それは欲情なんて可愛いものじゃなくて…
僕の今までの意地もプライドもかなぐり捨てさせられるほどの欲の塊で…



ジョン君に触れられたところが熱い
耳に首筋にキスをされればジワジワと熱が伝染するように広がっていく


「もっと…もっと触って、いっぱい触って!
ジョン君に触って欲しいの…
ジョン君でいっぱいになりたいの…
どうしたらいいかわからない、わからないんだよ!!
でも苦しいんだよ、なんとかして!
助けて、僕を助けて…」



息の仕方すら忘れてしまったように…深く空気が吸えない
ジョン君に与えられる熱が体の中を巡って、放出を待ちわびるように暴れている



僕の分身はジンジンと張り詰めて痛いくらいで、僕の記憶の中ではこんな状態までひどく熱り立ったことなんかなくて
どうしたらいいかわからない



ただただジョン君に助けを求めて泣いて縋りつくしかなかった



「ジョン君、助けて…熱いんだ!
早く、早く…楽になりたい、ジョン君!!」



あさましく立ち上がって主張している自分の分身を、ジョン君の足に擦り付ければ、ジョン君が嬉しそうに笑ってくれる



「あぁ、すごいね…まさかこんなに乱れるなんて…
大丈夫だよ、僕が楽にしてあげるからね!
アキラは力を抜いてて、何もしなくていいからね…ただ感じてて
可愛いアキラ、僕のアキラ…大丈夫だよ、怖くないからね…」



優しく落ち着かせるように、体を撫でられることすらもどかしくかった…
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