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✿❀✿ 番外編 ❀✿❀

§§  ネクタイ 裏6  18禁  §§

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突然の音と衝撃に体が強張り、目をキツく閉じてしまった……
恐る恐る目を開くと



両手を合わせたままで、優しく微笑むジョンがいて…
僕の頭が…ゆっくり理解していく
ジョンが僕の目の前で両手を叩いた?




「ふふっびっくりした顔をしてる
でも、びっくりさせられたのは僕の方だからね?
今のはちょっとしたそのお返し…

アキラの感じたって言ってるのは、今の音と衝撃で目を閉じたのと同じだよ…
単なる反射反応だよ!

感じたわけじゃないし…気持ち良くなんてなってないでしょ?」


ジョンの言葉に、あのときのことを必死に思い出そうとするけど……


「わから…ない………
アイツに触られるのが怖くて、耐えられなくて…なのに乳首摘まれたら…ビックンって…
僕……だから……僕…自分が気持ち悪くて……」



ポロポロっとまた涙が溢れて止められなくて、どうしていいかわからない



「はぁ…もういいよ…」



呆れられた?あまりにも理解が悪いから?
ジョンの言葉に、怯えて顔をあげれば…
優しい笑顔のままのジョンがいてくれて



「綺麗にしたら、体でわからせてあげるからね?お風呂入ろっか?」



嬉しそうなジョンの言葉に、力が抜けていった






(sideジョン)

お風呂の前にマウスウォッシュを渡すと…
まさかのラッパ飲み…!!?
何回クチュクチュペーするのかな?
口の中ヒリヒリならない?
………うん、使い切る気満々だね



「…もうないのか」って足りなかったの?
お手頃サイズじゃないからね、しっかりビッグサイズの方でしたよ?
しかも刺激強めstrongタイプだったけど…お口絶対にヒリヒリしてるよね?


うん、まぁ…表情からちょっと満足したっぽいからよしとしようかな…

「満足したかな?これで僕がチューしてもいいのかな?
早くアキラの唇を上書きしたいんだけど?」


「………できればハイ○ーで口ゆすぎたかった」


駄目だよ!口の中ズルズルになるよ?
僕とチューできないどころか、マトモなもの食べれなくなるよ!



ため息を飲み込んで…
アキラの腫れて痛々しい頬に優しく手を添えて、チュッと触れるだけのキスする
本当は怖いことを言う口はずっと塞いでいたいけど、まだ血で汚れたままの顔じゃ雰囲気も台無しだし…
  




アキラの手を引いて浴室に入ってバスチェアに座らせて
目に入らないように、目を手で覆ってもらって前髪をあげてパックリと開いた額の傷にポーションをかけていく



シューシューと煙がでてすぐに傷口が塞がって赤い線だけが残った
このポーションなんかすごい?
まだ半分もかけてないよ?



「あぁ…これハイポーションか…さすが会長、気前がいい」



呟くアキラを尻目に手首の傷も治していく
うん、すごい!手首の傷なんて跡形もなく治っていった



アキラは相変わらずの傷に興味無さげで…チラリとみただけだった
治った手首と薄く付いた額の傷跡にキスをする



「額の傷跡も消えるといいね…僕はアキラに傷が残るのすごく嫌だよ
お願いだから…あまり怪我しないでよ…」



僕の言葉に、ごめんねっと小さく謝ってくれたけど…
僕の心配はきっと全然届いていないんだろうなってちょっと悲しくなる



優しく腫れた頬にお湯でかけて洗っていく、頭も血で固まってしまった髪を丁寧に解して洗い流して…シャンプーとトリートメントをして…



アキラを胡座をかいた僕の膝に横抱きにして
石鹸を泡立ててフワフワの泡を洗面器にいっぱい作って、全身を包むように洗っていく



うっとりとした顔で、されるがまま気持ちよさそうにしているところ悪いけど…
乳首を強めに摘んて、引っ張っると

「ひゃっ!」

小さな悲鳴が漏れてアキラがビクリッと跳ねた
優しく慰めるように乳首を撫でながら体の泡を流していく



「いい?今のが反射反応だからね?
乳首なんて敏感なところ急に摘まれたら、びっくりしたんだよ、だれでもこうなるからね?それで…こっちが…」


アキラを胡座をかいている僕に跨がらせるように座らせる
対面座位の姿勢だが…もちろん今日は入れない…



背中を片手で支えて、撫でられて立ち上がりかけてる乳首を口に含んで優しく吸っていく


空いている方の乳首ももう片方の手でゆっくりと引っ張ってクリクリっと捏ねくれば
んんっっ!っと鼻から抜けるような声をアキラが漏らす



吸う力を強め完全に立った乳首を歯で挟みクニクニっと感触を楽しむように甘噛すれば、アッアッ…ダメだよって可愛い声が聞こえる



「ね?違うでしょ?これが感じる・・・だよ?
反射はどうしようもないことだからね?
アキラは僕を裏切ったりしてないよ…」



僕が口に乳首を銜えたまましゃべるのが堪らないのか、イヤイヤっと首を必死に振るのが可愛い



「あぁっ…ごめん……ジョン…ごめん」


えっ?なんでまだ謝るの?まさか違った?
本当に感じてたってこと…
ゆらりっと黒い感情が湧き出そうになるのを…


「わかんない…もう思い出せないのぅ………
だって、だって……っっっ気持ちいぃの
わかんなくなっじゃっだぁ」



アキラの言葉に吹き出しそうになってしまった、一瞬で黒い感情なんか吹っ飛んでいったよ!



何?僕に触られるのが気持ち良くて…
無理やり触られたときの感覚わからなくなっちゃったの?
なんで不安な顔して泣きそうになってるのよ…


そんなん…アキラの中でとるに足らない感覚だったって証拠じゃん!
僕にちょっと触られただけで、上書きされちゃうほどに
気持ちよくもなんともなかったって、何よりも証明してるよ?


「ふふっアキラいいよ…思い出さなくていいから…忘れちゃおうね?
もう全部綺麗にしたから、何も心配ないからね?」



アキラを抱き寄せて唇を重ねて、なおも乳首をクリクリっとイジれば
堪らないっとばかりにもじもじっと体を拗らせる



僕の長い舌で歯列をなぞって、上顎をゆっくらと舐めあげて
乳首を引っ張っては離して、グリグリと押しつぶすを繰り返せば
立ち上がったアキラの分身を僕シックスパッドに擦り付けるようにヘコヘコと腰が揺れている


「ははっ可愛いことしてる…
おねだりしてるのかな?
いいよ…気持ちよく逝っちゃおうね?
そして、全部忘れちゃおうね?」



僕はアキラの手を首に回させると、支えていた手でアキラの分身を扱き出す



僕の唇で塞がれているアキラの口からんん~んっとくぐもった喘ぎ声が漏れ出てくるが、今日は唇を開放してあげる気なんてなくて…
乳首を引っ張って捻り上げる力も増していって…
アキラの触れられたところ全部を上書きしてしまいたい



ブルブルっと太ももを痙攣させているから、逝きそうなのを我慢しいるのが伝わってくる


扱くを手を早めて、同時に時々鈴口をグリグリと刺激すれば
んっんっんっと切羽詰まった声が口内に響いて
ビックビクっと体が跳ねると僕の手の中でアキラがあっけなく果てていった


それでもアキラの唇を離したくなくて、アキラの全ては僕のなんだ…
この唇も胸もこの体全部が僕のなんだって…


体に刻み込みたい衝動に駆られて、唇を重ねたまま力負かせにきつくアキラを抱きしめる


アキラの体がビクリッと跳ねて
体をよじって、ゔゔゔぅっとくぐもった声を漏らして、首を強くふって唇を逃がそうとするから…
腕の力を更に強くしてしまった




「ゔゔぅぅ……………ぃたぃ……」



唇の端から漏れ出た言葉に、一気に興奮していた頭が冷めていった
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