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23.逃げる君
609.君が消えた 18
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「うわあああ!
アキラが!アキラがぁ!!」
転げ落ちるようにジョン君が部屋から飛び出して、階段を走り降りてくる。
後からマサト達もバタバタっと降りてきた。
何があったんじゃ?
ワシが玄関ホールの壊れたところの確認や、このエルフはどこに閉じ込めるかを考えたりしておったら…
「おじいちゃん!落ちた!!
アキラが落ちたんだよ、急いでアキラが死んじゃう!!」
ジョン君の言葉に目を剥く、ジョン君が玄関から外に駆け出すところを見ると…
バルコニーから落ちたのか?
なんでじゃ?それほどまでに不安定じゃったのか?
血の気が引いていくのを感じながら、ワシも急いでジョン君に続くが…
バルコニーの下に当たる庭にはアキラ君の姿などなく、落ちた形跡もない
よく思い返せば落ちた音なども一切していなかった。
「いない…なんで?だって、目の前でアキラは落ちたんだよ?
あそこから落ちたのになんでいないの?」
「はぁ…ジョン君落ち着いて、転移魔法だよ
アキラ君はたぶん無事だよ。
ここじゃない場所に転移してるさ、たぶん怪我とかもしてない
けどっ!ジョン君教えてくれよ……あのエルフと何したの?
アキラ君があんなに泣きそうな顔するくらい、傷つくことしてたんだよね?」
ワシの後ろから歩いて来たジーザスが怒り含んだ声でジョン君に聞いている。
つまり、アキラ君はジョン君の前から自ら消えたのか?
≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈
気がつくと知らないマンションだった。
壁は灰色で、家具や家電は黒やダークブラウンで統一されている。
綺麗だけどただ広くて物がないような、ひどく殺風景な部屋のソファで寝かされていた。
奥からは水の音がする…誰かがシャワーを浴びているのかな?
ガチャッ
浴室らしい場所から腰にバスタオルを巻いて、髪を拭きながらスラリとした長身の人物が出てきた。
「あぁ…ジョン…おはよう、よく寝てたね?気分はどう?
シャワーを浴びてきたんだよ…
ふふっジョンが起きるのを待ってたんだよ?早くっジョンとやりたくてさぁ」
あぁそうだ、この人はカズマだ
僕の恋人のカズマだ、ふふっ僕のことを待っててくれたなんて…可愛いなぁ…
「うん、おはよう…よく寝れたよ
なら僕もお風呂に入ってくるよ…
ちょっとだけ待っててくれる?」
「あぁ…それなら大丈夫だよ?
俺が寝ている間に清浄魔法で綺麗にしといたからね?
もう準備万端さ……ねぇ?早くジョンと一つになりたいんだよ…」
んっ?魔法?何っ?聞き慣れない言葉だけど、カズマは当たり前のように僕の手を引いて寝室までエスコートしていく
えっ?体を綺麗にしなくていいの?
だって…いつもは…そんなの絶対に
寝室に入ると、カズマはバスタオルを外して惜しげもなく裸体を披露する。
思ったより筋肉がついている体だ、着痩せするタイプかな?
綺麗なシックスパッドに厚みのある胸筋、そして細いけど筋肉のついている腕を僕に広げる。
「ほらっ、早くおいでよ…もうジョンが欲しくて仕方ないんだよ…ココがジョンを感じたいってさ」
恋人にそこまでせがまれたら断れるわけもない、もう兆しを見せだしているモノを、見せびらかすように腰をいやらしく振る様は妖艶で
僕の違和感を吹き飛ばしてしまう
「ふふっそんなに欲しいの?
今日はどうしたの?いつもよりずっと積極的だね…可愛いよ…
いっぱい逝かせてあげるから、いい声出してね?」
上のシャツだけを脱ぐと、僕はカズマの上に覆いかぶさっていく。
一瞬をビクリッと大きく跳ねさせて……
えっ?何?マジか……っと小さく驚きの呟きをもらしていった。
アキラが!アキラがぁ!!」
転げ落ちるようにジョン君が部屋から飛び出して、階段を走り降りてくる。
後からマサト達もバタバタっと降りてきた。
何があったんじゃ?
ワシが玄関ホールの壊れたところの確認や、このエルフはどこに閉じ込めるかを考えたりしておったら…
「おじいちゃん!落ちた!!
アキラが落ちたんだよ、急いでアキラが死んじゃう!!」
ジョン君の言葉に目を剥く、ジョン君が玄関から外に駆け出すところを見ると…
バルコニーから落ちたのか?
なんでじゃ?それほどまでに不安定じゃったのか?
血の気が引いていくのを感じながら、ワシも急いでジョン君に続くが…
バルコニーの下に当たる庭にはアキラ君の姿などなく、落ちた形跡もない
よく思い返せば落ちた音なども一切していなかった。
「いない…なんで?だって、目の前でアキラは落ちたんだよ?
あそこから落ちたのになんでいないの?」
「はぁ…ジョン君落ち着いて、転移魔法だよ
アキラ君はたぶん無事だよ。
ここじゃない場所に転移してるさ、たぶん怪我とかもしてない
けどっ!ジョン君教えてくれよ……あのエルフと何したの?
アキラ君があんなに泣きそうな顔するくらい、傷つくことしてたんだよね?」
ワシの後ろから歩いて来たジーザスが怒り含んだ声でジョン君に聞いている。
つまり、アキラ君はジョン君の前から自ら消えたのか?
≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈
気がつくと知らないマンションだった。
壁は灰色で、家具や家電は黒やダークブラウンで統一されている。
綺麗だけどただ広くて物がないような、ひどく殺風景な部屋のソファで寝かされていた。
奥からは水の音がする…誰かがシャワーを浴びているのかな?
ガチャッ
浴室らしい場所から腰にバスタオルを巻いて、髪を拭きながらスラリとした長身の人物が出てきた。
「あぁ…ジョン…おはよう、よく寝てたね?気分はどう?
シャワーを浴びてきたんだよ…
ふふっジョンが起きるのを待ってたんだよ?早くっジョンとやりたくてさぁ」
あぁそうだ、この人はカズマだ
僕の恋人のカズマだ、ふふっ僕のことを待っててくれたなんて…可愛いなぁ…
「うん、おはよう…よく寝れたよ
なら僕もお風呂に入ってくるよ…
ちょっとだけ待っててくれる?」
「あぁ…それなら大丈夫だよ?
俺が寝ている間に清浄魔法で綺麗にしといたからね?
もう準備万端さ……ねぇ?早くジョンと一つになりたいんだよ…」
んっ?魔法?何っ?聞き慣れない言葉だけど、カズマは当たり前のように僕の手を引いて寝室までエスコートしていく
えっ?体を綺麗にしなくていいの?
だって…いつもは…そんなの絶対に
寝室に入ると、カズマはバスタオルを外して惜しげもなく裸体を披露する。
思ったより筋肉がついている体だ、着痩せするタイプかな?
綺麗なシックスパッドに厚みのある胸筋、そして細いけど筋肉のついている腕を僕に広げる。
「ほらっ、早くおいでよ…もうジョンが欲しくて仕方ないんだよ…ココがジョンを感じたいってさ」
恋人にそこまでせがまれたら断れるわけもない、もう兆しを見せだしているモノを、見せびらかすように腰をいやらしく振る様は妖艶で
僕の違和感を吹き飛ばしてしまう
「ふふっそんなに欲しいの?
今日はどうしたの?いつもよりずっと積極的だね…可愛いよ…
いっぱい逝かせてあげるから、いい声出してね?」
上のシャツだけを脱ぐと、僕はカズマの上に覆いかぶさっていく。
一瞬をビクリッと大きく跳ねさせて……
えっ?何?マジか……っと小さく驚きの呟きをもらしていった。
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