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26.そして共に
678.最高のデートに
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結局この帽子を買うのもなぁ、って気分になってしまった。
ジョンは可愛いって言ってくれるけど、今更だし…買っても絶対にこのできごと思い出しちゃうし………
「そうよね?そうよね?
もうこれは買えないわよね?
はぁ…そうねえ…」
店員のオネエさんがジョンの方をギロリっと睨みつける。
ジョンは毛を逆立ててまた警戒しだした。
そんなにこのオネエさんを警戒しなくてもいいのに…
「貴方ねぇ、これは貴方が買いなさい!
そして、今日のデートを最高の思い出にできたら、プレゼントしなさい!いい?わかったわね?」
「えっ?あっ…はい!
最高のデートにするよ!
本当に本当に……」
必死に頷くジョンに苦笑が漏れてしまう。どうやら今日の帽子はジョンからのプレゼントになるらしい…
あとは自転車の帽子だけど…流石に色とりどりの中からは普段の帽子は選べそうにないから
「ありがとうございます。
オネエさんの計らいで、今日のデートが続けれそうですよ?
ココはセンスもいいし、気に入っちゃいました。またおじゃましますね?」
「あらっ嬉しい、いつでもいらしてね?
彼氏さんもね?
こんな可愛い彼女さんを泣かしたりしたら、私が女ってもんを一から教えてあげるからね?」
バチコンっと音が出そうなフサフサつけまつ毛でウィンクをされて
ジョンがブンブンっと固い顔で頷きまくってる。
反省してるだろうし、もう僕の中ではいいかな?って気持ちになってるんだけど
「ごめんね、本当にごめん
アキラのことが興味なかったとかじゃないからね?
ちょっとオネエさんが強そうで、警戒しちゃってたんだよ…」
「まぁ強そうではあったね?
あんまり周りにはいないタイプだったしね?いいよ、もう怒ってないよ」
「うん…でも、僕っ……本当にごめん」
なんだかすごくジョンが気にしてくれてる?
歩きながらもショボンっと垂れた尻尾と耳が変わらないから…
「ねぇ、僕っちょっと小腹空いちゃったんだよ、打ち合わせしたから頭も使ったし甘いもの食べたいんだけど、どこかで食べない?」
なぜか僕の小腹空いちゃった発言に、慌ててオロオロしだした……
「お腹空いたの?ちょっと待ってね…
えっと、甘いものなら、前のクレープ屋さんはちょっと遠いね、cafeがさっきの大きな通りにあったけど、歩ける?だっこする?」
「歩けるよ!どんだけ飢餓状態に見えるの?大丈夫だよ…
折角だから新しくできたチーズケーキ屋さん行かない?確かここの近くなんだよ、チーズ好きでしょ?」
「うん、チーズ嬉しい!この前一緒にテレビで見たところだよね?
ここの近くなんだね?へへっ楽しみ~」
よかった、元気になってくれた。
夕方のワイドショーで猫の形のチーズケーキが人気だとやっていたのをジョンがガン見しまくっていたのだ
ジョンは乳製品が基本的に好きだし、チーズケーキも大好きだ
テレビでやっていた猫のチーズケーキは5号サイズくらいだったから、ジョンならワンホールいけるんじゃないかな?
きっとあの可愛いチーズケーキを食べるジョンも可愛いだろうなって、ホクホクしながらお店に向かって行った。
ジョンは可愛いって言ってくれるけど、今更だし…買っても絶対にこのできごと思い出しちゃうし………
「そうよね?そうよね?
もうこれは買えないわよね?
はぁ…そうねえ…」
店員のオネエさんがジョンの方をギロリっと睨みつける。
ジョンは毛を逆立ててまた警戒しだした。
そんなにこのオネエさんを警戒しなくてもいいのに…
「貴方ねぇ、これは貴方が買いなさい!
そして、今日のデートを最高の思い出にできたら、プレゼントしなさい!いい?わかったわね?」
「えっ?あっ…はい!
最高のデートにするよ!
本当に本当に……」
必死に頷くジョンに苦笑が漏れてしまう。どうやら今日の帽子はジョンからのプレゼントになるらしい…
あとは自転車の帽子だけど…流石に色とりどりの中からは普段の帽子は選べそうにないから
「ありがとうございます。
オネエさんの計らいで、今日のデートが続けれそうですよ?
ココはセンスもいいし、気に入っちゃいました。またおじゃましますね?」
「あらっ嬉しい、いつでもいらしてね?
彼氏さんもね?
こんな可愛い彼女さんを泣かしたりしたら、私が女ってもんを一から教えてあげるからね?」
バチコンっと音が出そうなフサフサつけまつ毛でウィンクをされて
ジョンがブンブンっと固い顔で頷きまくってる。
反省してるだろうし、もう僕の中ではいいかな?って気持ちになってるんだけど
「ごめんね、本当にごめん
アキラのことが興味なかったとかじゃないからね?
ちょっとオネエさんが強そうで、警戒しちゃってたんだよ…」
「まぁ強そうではあったね?
あんまり周りにはいないタイプだったしね?いいよ、もう怒ってないよ」
「うん…でも、僕っ……本当にごめん」
なんだかすごくジョンが気にしてくれてる?
歩きながらもショボンっと垂れた尻尾と耳が変わらないから…
「ねぇ、僕っちょっと小腹空いちゃったんだよ、打ち合わせしたから頭も使ったし甘いもの食べたいんだけど、どこかで食べない?」
なぜか僕の小腹空いちゃった発言に、慌ててオロオロしだした……
「お腹空いたの?ちょっと待ってね…
えっと、甘いものなら、前のクレープ屋さんはちょっと遠いね、cafeがさっきの大きな通りにあったけど、歩ける?だっこする?」
「歩けるよ!どんだけ飢餓状態に見えるの?大丈夫だよ…
折角だから新しくできたチーズケーキ屋さん行かない?確かここの近くなんだよ、チーズ好きでしょ?」
「うん、チーズ嬉しい!この前一緒にテレビで見たところだよね?
ここの近くなんだね?へへっ楽しみ~」
よかった、元気になってくれた。
夕方のワイドショーで猫の形のチーズケーキが人気だとやっていたのをジョンがガン見しまくっていたのだ
ジョンは乳製品が基本的に好きだし、チーズケーキも大好きだ
テレビでやっていた猫のチーズケーキは5号サイズくらいだったから、ジョンならワンホールいけるんじゃないかな?
きっとあの可愛いチーズケーキを食べるジョンも可愛いだろうなって、ホクホクしながらお店に向かって行った。
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