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29.二人の時間が動き出す
805.人狼社会 (sideバスター)
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「習いました。ほらっ…俺って人狼だから、
人狼って族長が絶対的な力があって、一般の人狼はどこかの族長候補の組に所属することになってるんですよ
俺の所属している族長候補がちょっと変わった人で、LGBTにめちゃくちゃ配慮してるし
なんなら番制度から溢れた個体とかのことも考えてて…セーフティネットとか考えたり
そこの講習会で習いました。資料とか動画見たりして、『知るから始めよう』がスローガンで
なんなら女性同士のセックスの仕方も習いました。」
気になりすぎたから、直接聞いたらあっさりと教えてくれた。
どんな資料とか動画なのかすごく気になるが…
そうかっ、月イチくらいでシバが行っている講習会はそんなことを習ってくるのか…
「でもそんな組に属してるからよかったです。古い考えの派閥とかだと同性と付き合ったら駄目とか、他種族と付き合ったら駄目とか組規定であったりするから…
規定違反で破門になったら人狼権を剥奪されちゃう」
「はっ?そんなことで剥奪されるのか?
人狼権って…やばいんじゃないか?大丈夫なのか?私と付き合ったりして…」
「だから俺の組は大丈夫ですって、すごく寛容だから…でもよかった、剥奪されるとけっこう困りますからね
ゴミ出しとかできなくなるし、回覧板回ってこなくなっちゃう…お祭りとかも参加できないと寂しいし」
なんだ?人狼の組って…町内会みたいなものなのか?なんだか剥奪されてもあんまりペナルティが酷くないぞ?
「他にもすごく真面目なこととかも話してるんですよ?まだ続いてる人狼への差別とか、虐待のこととか…でもそんなこと聞いてたから、俺はアキラさんを勘違いしちゃって…申し訳なかったです。」
「いや…もうそれは、反省したし処罰も決まったし、いいんじゃないか?アキラさんも許してくれてるし…今後に生かしていけばいいさ」
「はい、そうします、ありがとうございます。
他にも、子沢山の家で助かる洗濯の干し方とか簡単廃棄するゴミから作る手作りおもちゃとかも習いましたね…何かに生かせますかね?」
なんかカルチャーセンターみたいだが…シバの組がなんだか心配になってくるが…
なんだかもやっとした気持ちが落ち着いた。
「だから…俺も男ではバスターさんが初めてですから、あまり上手くできなかったらすいません…精一杯、頑張りますから」
手を引かれて隣同士でソファに座っていたが、肩を抱かれるようにされて耳元で呟かれる。
急に男臭くなったシバの仕草に胸がドキリっと跳ね上がってしまう
「俺だってバスターさんと一緒ですからね?
娼宿とかは連れて行ってもらったりしてたけど…女の人しか抱いたことないから、だから俺っすごく今ドキドキしてます。」
「そうか…そうだな…私もすごく緊張しているよ、ははっとりあえず風呂でも入ろうか…
先に入ってくれてかまわないから…」
「いえ、一緒に入りましょう!中を綺麗にしないといけないから
さっき薬局でイチジク浣腸を買ってきたから、これで一緒に綺麗にしましょう、浣腸してから中も洗わないと…」
「ちょっと待て!はっ?浣腸って…お前は、薬局にそれを買いに行ってたのか?
ちょ…中って…確かに綺麗にしないとだが…
あぁ、清浄魔法じゃだめなのか?私は生活魔法なら少し使えるんだが」
「あぁ…確か大丈夫だったはずです。そういえば、バスターさんはちょっとなら使えましたね」
なんだかすごくがっかりした顔をしていた気がするが、よかった…このときほど魔法が使えてよかったと思ったこともなかなかなかった。
人狼って族長が絶対的な力があって、一般の人狼はどこかの族長候補の組に所属することになってるんですよ
俺の所属している族長候補がちょっと変わった人で、LGBTにめちゃくちゃ配慮してるし
なんなら番制度から溢れた個体とかのことも考えてて…セーフティネットとか考えたり
そこの講習会で習いました。資料とか動画見たりして、『知るから始めよう』がスローガンで
なんなら女性同士のセックスの仕方も習いました。」
気になりすぎたから、直接聞いたらあっさりと教えてくれた。
どんな資料とか動画なのかすごく気になるが…
そうかっ、月イチくらいでシバが行っている講習会はそんなことを習ってくるのか…
「でもそんな組に属してるからよかったです。古い考えの派閥とかだと同性と付き合ったら駄目とか、他種族と付き合ったら駄目とか組規定であったりするから…
規定違反で破門になったら人狼権を剥奪されちゃう」
「はっ?そんなことで剥奪されるのか?
人狼権って…やばいんじゃないか?大丈夫なのか?私と付き合ったりして…」
「だから俺の組は大丈夫ですって、すごく寛容だから…でもよかった、剥奪されるとけっこう困りますからね
ゴミ出しとかできなくなるし、回覧板回ってこなくなっちゃう…お祭りとかも参加できないと寂しいし」
なんだ?人狼の組って…町内会みたいなものなのか?なんだか剥奪されてもあんまりペナルティが酷くないぞ?
「他にもすごく真面目なこととかも話してるんですよ?まだ続いてる人狼への差別とか、虐待のこととか…でもそんなこと聞いてたから、俺はアキラさんを勘違いしちゃって…申し訳なかったです。」
「いや…もうそれは、反省したし処罰も決まったし、いいんじゃないか?アキラさんも許してくれてるし…今後に生かしていけばいいさ」
「はい、そうします、ありがとうございます。
他にも、子沢山の家で助かる洗濯の干し方とか簡単廃棄するゴミから作る手作りおもちゃとかも習いましたね…何かに生かせますかね?」
なんかカルチャーセンターみたいだが…シバの組がなんだか心配になってくるが…
なんだかもやっとした気持ちが落ち着いた。
「だから…俺も男ではバスターさんが初めてですから、あまり上手くできなかったらすいません…精一杯、頑張りますから」
手を引かれて隣同士でソファに座っていたが、肩を抱かれるようにされて耳元で呟かれる。
急に男臭くなったシバの仕草に胸がドキリっと跳ね上がってしまう
「俺だってバスターさんと一緒ですからね?
娼宿とかは連れて行ってもらったりしてたけど…女の人しか抱いたことないから、だから俺っすごく今ドキドキしてます。」
「そうか…そうだな…私もすごく緊張しているよ、ははっとりあえず風呂でも入ろうか…
先に入ってくれてかまわないから…」
「いえ、一緒に入りましょう!中を綺麗にしないといけないから
さっき薬局でイチジク浣腸を買ってきたから、これで一緒に綺麗にしましょう、浣腸してから中も洗わないと…」
「ちょっと待て!はっ?浣腸って…お前は、薬局にそれを買いに行ってたのか?
ちょ…中って…確かに綺麗にしないとだが…
あぁ、清浄魔法じゃだめなのか?私は生活魔法なら少し使えるんだが」
「あぁ…確か大丈夫だったはずです。そういえば、バスターさんはちょっとなら使えましたね」
なんだかすごくがっかりした顔をしていた気がするが、よかった…このときほど魔法が使えてよかったと思ったこともなかなかなかった。
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