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30.新たな番
849.バルでの二人 (sideバスター)
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「まだ言い足りませんが…お店に着いてしまったのでしかたありませんね、とりあえず後日に報告をお願いします。
あとアキラさんをしっかりと送り届けてくださいね!それが貴方の最大の使命ですからね、アキラさんに何かありましたら…」
「谷口さん!大丈夫ですよ、ほらっ…ここの通りは狭いですからね?停車もほどほどにしないとね?」
すごく不服そうに谷口さんが車に乗って去っていったが…やはり谷口さんは恐ろしい、ひたすらに正しいことをグサグサやられてもう半泣き状態になっている。
ふらふらになりながらアキラさんに促されるままに入店をすれば、まず最初にトイレに連れ込まれた!
アキラさんが持ってきた中々の大きさのカバンの中には一式のメイク道具に色々なアイテムが…
「どっちのスカーフがいいですか?あとはウィッグはさすがに二種類しか持ってきてないのですが…
スカーフに合わせたら、こちらの栗毛のロングカールのウィッグなんてどうですか?
あとは…アクセサリーはどれにします?大振りな華やかなものを何個か用意しました!服装が地味めだから、いろいろ足さないと…」
「あぁっ…ありがとうございます。なんつ素敵な…こんな用意までしてくださったんですね?
では、こちらの白地の赤いバラのスカーフと、あとはこちらの大ぶりのドロップイヤリングを…ジャケットは脱いだら…うん、これだけでかなりいい感じに、どうかしら?」
「はい!大変に素敵ですよ!
じゃあ僕は黒地のバラのスカーフで…ちょっとまってくださいね?着替えてきますから」
個室に入って出てきたアキラさんは、着ていた黒のYシャツが黒のVネックのサマーセーターに変わて、ジャケットの前を開いて髪はちゃちゃっと後ろに流すようにし、首もとには私と色違いのスカーフが…メガネも普段より細身のものになっている。
どこかやんちゃな雰囲気で、スマートな優男という感じになっている。
「ふふっ…今日は僕がバスターさんをエスコートしますからね?どうですか?ちょっとは惚れましたか?」
「ふふっ、大変に男らしくて見惚れてしまったわ…じゃあ今日はお願いしようかしら?」
くすくすと笑いあった後はサッと肘を差し出してくれる。腕を回せば徒な笑みを送ってくれて…アキラさんは本当に人たらしな方だと溜め息が漏れてしまった。
カウンター席に案内されると、流れるような動きで私の椅子を引いてくれる
メニューを二人で並びながら選べば、自然にクスクスと笑いが溢れてしまう。
「どうされました?やっぱり僕じゃ力不足ですか?こんな貧弱な体でバスターさんのエスコートは務まりませんか?」
「違いますよ!アキラさんって不思議な方だなって…なんだか遊び慣れてるのかな?って…
普段は全然そんな風に見えないのに」
「あぁ…昔取った杵柄ですよ?
ほらっ、僕は個人で研究者をしてたから接待とか営業も自分でしてましたからね?
女性相手も男性相手も…今はそれをしなくていいだけすごく助かりますよ!」
なるほど…きっとこの人は相手が望むままに男性役も女性役も熟してきたのだろう、相手を魅力して、翻弄して、たらし込んできたわけか…
「でもそんな日々のつまらない仕事も、今日のための訓練だったと思えば、気持ちが昇華される思いです…」
「まぁ…お口がお上手だこと!本当に、アキラさんは罪作りな方ですね…」
そこからはひたすらに楽しい時間で、華やかな食事にアキラさんのスマートなおしゃべりに気持ちを解されていく…
だから饒舌になってしまったのかもしれない
あとアキラさんをしっかりと送り届けてくださいね!それが貴方の最大の使命ですからね、アキラさんに何かありましたら…」
「谷口さん!大丈夫ですよ、ほらっ…ここの通りは狭いですからね?停車もほどほどにしないとね?」
すごく不服そうに谷口さんが車に乗って去っていったが…やはり谷口さんは恐ろしい、ひたすらに正しいことをグサグサやられてもう半泣き状態になっている。
ふらふらになりながらアキラさんに促されるままに入店をすれば、まず最初にトイレに連れ込まれた!
アキラさんが持ってきた中々の大きさのカバンの中には一式のメイク道具に色々なアイテムが…
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では、こちらの白地の赤いバラのスカーフと、あとはこちらの大ぶりのドロップイヤリングを…ジャケットは脱いだら…うん、これだけでかなりいい感じに、どうかしら?」
「はい!大変に素敵ですよ!
じゃあ僕は黒地のバラのスカーフで…ちょっとまってくださいね?着替えてきますから」
個室に入って出てきたアキラさんは、着ていた黒のYシャツが黒のVネックのサマーセーターに変わて、ジャケットの前を開いて髪はちゃちゃっと後ろに流すようにし、首もとには私と色違いのスカーフが…メガネも普段より細身のものになっている。
どこかやんちゃな雰囲気で、スマートな優男という感じになっている。
「ふふっ…今日は僕がバスターさんをエスコートしますからね?どうですか?ちょっとは惚れましたか?」
「ふふっ、大変に男らしくて見惚れてしまったわ…じゃあ今日はお願いしようかしら?」
くすくすと笑いあった後はサッと肘を差し出してくれる。腕を回せば徒な笑みを送ってくれて…アキラさんは本当に人たらしな方だと溜め息が漏れてしまった。
カウンター席に案内されると、流れるような動きで私の椅子を引いてくれる
メニューを二人で並びながら選べば、自然にクスクスと笑いが溢れてしまう。
「どうされました?やっぱり僕じゃ力不足ですか?こんな貧弱な体でバスターさんのエスコートは務まりませんか?」
「違いますよ!アキラさんって不思議な方だなって…なんだか遊び慣れてるのかな?って…
普段は全然そんな風に見えないのに」
「あぁ…昔取った杵柄ですよ?
ほらっ、僕は個人で研究者をしてたから接待とか営業も自分でしてましたからね?
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なるほど…きっとこの人は相手が望むままに男性役も女性役も熟してきたのだろう、相手を魅力して、翻弄して、たらし込んできたわけか…
「でもそんな日々のつまらない仕事も、今日のための訓練だったと思えば、気持ちが昇華される思いです…」
「まぁ…お口がお上手だこと!本当に、アキラさんは罪作りな方ですね…」
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だから饒舌になってしまったのかもしれない
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