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31.番う軌跡
892.番っちゃいなさい (sideシバ)
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「もう、合格!シバさん…本当に素敵な旦那様だわ!バスターをよろしくお願いしますね!
もう…本当にこの子は何も家のこと教えないで筋肉だけを育てたから、もう本当に可愛いと筋肉しかない子だから…」
「姉さん、言われ方が酷いです。
筋肉推しをいい加減やめてください…あと、可愛くはないです。おっさんです…」
あの後は質問攻めにあった、もう本当にいろいろ聞かれた!家族構成から勤務先や就労体系、家事の貢献度から将来の展望まで…
会社での面接よりずっと事細かく聞かれて、もう圧迫面接みたいだった!お姉さんの圧がすごくて、圧迫面接みたいだった!!
子供は何人欲しいかまで聞かれたけど、産まれる可能性は限りなく〇なんだけど…
とりあえず自然に任せたいですっと答えておいた。そしたら声高らかに合格を宣言してもらえて…よかった…
「いいわねぇ…まさかバスターが炊事洗濯お掃除に家計管理までしてくれる旦那様を見つけてくるなんて!しかも嫁の仕事に理解があって、番ってしまったら浮気は絶対にしないなんて…
はぁ…シバさんは完璧な旦那様じゃない!羨ましい!バスター、何をウカウカしてるのよ、早くぐっちょんぐっちょんに番ってもらいなさいな!」
「姉さん、もうやめてください…本当に貴方は私のことになると、困った人だ…」
「ふふっ…シバさん、この子は周りの目や相手の反応を過剰に気にするところがあるでしょう?養子だからって小さい時からきっと我慢して我儘も言わずにきたせいね、だからそういう我慢を貴方が汲んでやってくださいね?」
「はい…、俺は頭が悪いからすぐに勘違いしちゃったりするけど、バスターさんを幸せにしますから、俺の全部を捧げて幸せしますから!」
「ははっ、ありがとう姉さん、シバ…私ももう幸せだよ?こんなに二人に愛されてるのだから…」
バスターさんが嬉しそう笑うのを見て、俺はやっとホッとした…よかった、お姉さんが俺達が番うことを許してくれたんだ!
「私は養親も会社の人達も優しかったから、全然不満なんかなかったんだよ
でも姉は特に私を可愛がっていてくれてね…
寂しいなんて思う暇もないくらい可愛がってくれたよ、今回はシバを紹介できてよかったよ」
食事でも一緒に食べましょうって誘いを丁重に断って、二人で帰路でバスターさんが恥ずかしそうにはにかみながら話してくれる。
バスターさんはこんな風に言ってるけど、きっといろいろとあったんだろう…それでもあのお姉さんが寄り添ってくれたのかもしれない
「姉は何故か私の筋肉を鍛えるのが好きでね、よくトレーニングをさせられたよ…お陰で学校でからかわれたりすることは減ったが…うんっ、ただ姉が私の筋肉を見る目が時々怖かったんだよな…」
そこらへんの話はあまり聞かなかったことにした。お姉さんとはとりあえずまたゆっくりと一緒にご飯を食べる約束をしたから、すごく幸せな気持ちで家に向かって…このまま順調に番えるって何も疑わなかった。
もう…本当にこの子は何も家のこと教えないで筋肉だけを育てたから、もう本当に可愛いと筋肉しかない子だから…」
「姉さん、言われ方が酷いです。
筋肉推しをいい加減やめてください…あと、可愛くはないです。おっさんです…」
あの後は質問攻めにあった、もう本当にいろいろ聞かれた!家族構成から勤務先や就労体系、家事の貢献度から将来の展望まで…
会社での面接よりずっと事細かく聞かれて、もう圧迫面接みたいだった!お姉さんの圧がすごくて、圧迫面接みたいだった!!
子供は何人欲しいかまで聞かれたけど、産まれる可能性は限りなく〇なんだけど…
とりあえず自然に任せたいですっと答えておいた。そしたら声高らかに合格を宣言してもらえて…よかった…
「いいわねぇ…まさかバスターが炊事洗濯お掃除に家計管理までしてくれる旦那様を見つけてくるなんて!しかも嫁の仕事に理解があって、番ってしまったら浮気は絶対にしないなんて…
はぁ…シバさんは完璧な旦那様じゃない!羨ましい!バスター、何をウカウカしてるのよ、早くぐっちょんぐっちょんに番ってもらいなさいな!」
「姉さん、もうやめてください…本当に貴方は私のことになると、困った人だ…」
「ふふっ…シバさん、この子は周りの目や相手の反応を過剰に気にするところがあるでしょう?養子だからって小さい時からきっと我慢して我儘も言わずにきたせいね、だからそういう我慢を貴方が汲んでやってくださいね?」
「はい…、俺は頭が悪いからすぐに勘違いしちゃったりするけど、バスターさんを幸せにしますから、俺の全部を捧げて幸せしますから!」
「ははっ、ありがとう姉さん、シバ…私ももう幸せだよ?こんなに二人に愛されてるのだから…」
バスターさんが嬉しそう笑うのを見て、俺はやっとホッとした…よかった、お姉さんが俺達が番うことを許してくれたんだ!
「私は養親も会社の人達も優しかったから、全然不満なんかなかったんだよ
でも姉は特に私を可愛がっていてくれてね…
寂しいなんて思う暇もないくらい可愛がってくれたよ、今回はシバを紹介できてよかったよ」
食事でも一緒に食べましょうって誘いを丁重に断って、二人で帰路でバスターさんが恥ずかしそうにはにかみながら話してくれる。
バスターさんはこんな風に言ってるけど、きっといろいろとあったんだろう…それでもあのお姉さんが寄り添ってくれたのかもしれない
「姉は何故か私の筋肉を鍛えるのが好きでね、よくトレーニングをさせられたよ…お陰で学校でからかわれたりすることは減ったが…うんっ、ただ姉が私の筋肉を見る目が時々怖かったんだよな…」
そこらへんの話はあまり聞かなかったことにした。お姉さんとはとりあえずまたゆっくりと一緒にご飯を食べる約束をしたから、すごく幸せな気持ちで家に向かって…このまま順調に番えるって何も疑わなかった。
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