夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの?

モスマンの娘

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32.亀裂

947.捕らえられる 2 (sideアキラ)

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「えっ?来てないって…アレ?カズマならいつもの時間にそっちに向かったし、シバさんも一緒だから遅刻なんてありえないし
えっ?何かあった?わかった、とりあえず調べて見るから!そっちも調べてみて、お願いね!」

ダークからの連絡に焦りを感じる。
カズマとシバさんの消息がわからず、連絡もとれなくなっている。カズマもあれでかなり仕事には真面目に取り組んでるし、シバさんに至っては言わずもがなだ!遅刻なんてありえない

遅刻でないならカズマが転移魔法でミスをした?ありえなくはないけど、あいつの腕でミスするなんて…
よっぽど酷い体調や磁場が悪いとかの条件じゃないとしないだろう、だとしたら一番あり得るのは不測の事態で…


「バスターさん、シバさんとカズマに何かがありました。施設の防犯カメラをチェックします!」

「なっ!アキラさん、シバとカズマさんがですか?わかりました!とりあえず出発直前までは私の執務室てま打ち合わせと書類のチェックをしていましたから、その後は裏口に向かって行きましたから、裏口の映像からで…」


バスターさんが俺の言葉に席を立ち上げたが、すぐにパソコンを操作して目的の映像を表示する。そこには普段通りのシバさんが立っていて、時々時間を気にするようにスマホを確認している。カズマが来ないみたいだ…
早送りでコマを進めるとそこに現れた人物は


「クソッ!あの…小娘が…まだシバにっ!」

「間違いなくキティさんですね?はぁ…なんでシバさんはキティさんが来た方向に…カズマを人質にでも取られた?それともカズマが怪我したとか言われたのかな?」


バスターさんの言葉からめちゃくちゃ苛立ちを感じて、僕なんか体が強張りそうな圧が感じるけど、とりあえず今はそれどころじゃない!
裏口からシバさんが慌てるようにキティさんが来た方の藪へ分け入っている。

キティさんは裏口から入るふりをして、影に隠れてしばらくするとシバさんの後をゆっくりと追っていって…この人は確実に黒だな!


「バスターさん、とりあえず裏口から藪の行く先を調査しましょう、何か手がかりがあるかもしれない、あと社用携帯のGPSの確認許可をお願いします。緊急ですから!」

「はい、許可いたします。コーチで腕の立つ者に連絡を、すぐに藪の奥へ向かわせて、私も共に確認しに行きます。
アキラさんは危険かもしれないから、ここで待機してください!あと本社への連絡と、必要ならば警察への連絡をお願いします。」


バスターさんはやはりできる方だ、早る気持を押し込めてテキパキと指示を出していく
それでも溢れ出る圧は収まらないが、他のコーチ陣と共に藪の調査に向かい、僕はその間に谷口さんが取り付けてくれていたマサトさんに経緯を説明する。


「それは…誘拐の線が濃厚ですか?
とりあえず会長にも連絡しておきます。おじいちゃんが何か裏で厄介事してたかな?
それかアキラさんの情報狙いか?カズマさんなら貴方の研究にも関わってるから…
警察への連絡はこちらからしますので、また進捗があれば都度連夜をお願いします。」


ほどなくして、藪の奥を調べた報告が来たが…それはかなり悲観していたことで…
二人は連れ去られた証拠が、そこかしこに残っていたのだ。
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