夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの?

モスマンの娘

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1004.疑惑の裏 4 (sideバスター)

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思いがけず直接処罰の許可が降ない、私の種族が原因のようで、処罰対象が同じ人間だということでなんとか許可は降りたみたいだ。
思ったよりも裏では揉めたらしく、ダークさんと我が社ではアキラさんと社長が尽力してくださったようだ。

その間に各冒険者ギルドや大きな団体にはモニターが設置され、チャンネルが視聴できるようになっていく
この作業はヌキさんが中心に行っていて、ゆくゆくは人狼公開決闘チャンネル運営部署の部長になる予定だ

この人は大変にオドオドしていて不安症な性分だが、魔道具の技術者としての腕は素晴らしいものだった。これまであいつらにくっついていた為に表にでてこなかったのが惜しいくらいに!


「あのっ…俺は頑張るから…蛇神様もきっとそれで兄貴達を許してもらえますよね?
兄貴達が人間にしっかりと警鐘を鳴らせば…兄貴達の罪もきっと今世で消えてなくなりますよね?」

「そうですねラダさんの頑張りで、アブさんとラダさんの罪はきっと昇華されますよ、そして来世では素晴らしい人生になることでしょう!
さぁ、ラダさんそのためにも、明日までに四ヵ所の設置と開通をしてください!期日は迫ってますよ、二人のフィナーレを盛大に弔ってさしあげましょうね!」


アキラさんがめちゃくちゃ上手に社畜のようにラダさんを使っている。四ヵ所って…それって、不眠不休になりそうなんだが…

私も訓練所の再開のための手続きに加え、直接処罰と公開決闘の手続きに追われていて、なかなか早くに家に帰れていない
ㇱバが寂しそうにしているのは気づいてはいるが…少しこの忙しさがありがたく感じていた。

シバは薄っすらと私の裏切りを気づいている。本来ならばあいつラダを罰するべきなのはシバなのは重々解っているのだ…だが、シバをどんなに怒らせることになっても、私はそれが許せなかった。
日に日にシバの態度が不安気になっていく、私の裏切りを責めるように…

ごめんなっ、シバ…全てが終わったら、謝ろう…シバはきっと怒るだろうな、それでも最後には許してくれるだろうから
シバの優しさに漬け込む自分に嫌悪感を抱くが、それでも…それでも…


「バスターさん!公開決闘の日付が決まりました。シバさんには…最後まで言わなくてよろしいのですね?」

「ダークさん、ご尽力ありがとうございます。
はい…シバには知らせません、どうしても見られたくないのですよ、きっとあいつラダを罰する私の顔は誰よりも醜いでしょうから…」

「バスターさん…そんなことはありませんよ?
きっとシバさんはどんなバスターさんでも醜いなどとは思いませんよ、しかも自分の為に戦おうとする雌をそのように思う雄などは、人狼にはいませんよ…」


違う…私はシバの為に私は戦うのではなくて、自分の為に戦うのです。
この醜い気持ちを消し去りたくて、あいつラダを消して、こんな荒れ狂うような気持ちも不安も全てを消しさりたくて…


「はぁ、わかりました。とりあえず予定としては最初に罪を犯した組の処遇が言い渡されます。
その後、私が受刑者アブの公開決闘を行ってからの、バスターさんとクソ野郎の公開決闘になります。」

「承知しました。ダークさんまで公開決闘をしてくださるなんて、しかも相手がアブなをて、すいません…私がこのような無理を言ったからですよね?」

「いえ、最初から処罰される組の代表のトーマスには公開決闘で消えてもらう予定でしたが、あちらが全ての罪を認めて決闘を辞退してきたんですよ
ですから私も自分の組の幹部をあれたげ傷つけられたのに、何もしないではねぇ?面子が経たないんですよ…
私としては決闘は痛いのであまりしたくないのですがね?組内外に知らしめる必要がありますから、だからバスターさんのせいとかじゃないですよ」


優しい微笑みを返してくれるダークさんの言葉に、今は甘えることにした。
シバの話ではターク様は不思議な魔法を使えて、かなり強いらしいから、アブが元冒険者だから、少し心配だ

このシバへの罪悪感をひたすら抱えながら、息をひそめるように日々を過ごして、普段の私を演じて、その日を待ちわびていた。
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