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✿❀✿ 番外編 ❀✿❀
§§ 一番綺麗な私を 27 (sideシバ) §§
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「なんでよ?所長はなんでそんなに元の歳に戻りたがるの?理解ができないわ!!
若くなれたのよ?喜ばないで、なんでそんなに無理矢理に戻ろうとするの?本当に理解ができないわ!!」
大変に荒ぶるMs.ウィッチがいた。
後ろには困惑した顔のアキラさんとダーク様にシノダ教授、それに今回はマサト社長もいらっしゃる。カズマさんは我関せずな感じで机の上のよくわからない材料の確認をしている。
「いい?刻魔法では過去に戻すことは無理だと言われているのよ、時間軸は前にしか進められない、だから今回の発動できた刻魔法は奇跡に近い事案なの!その貴重な事案を、所長は無理矢理にでも手放すというの?
若くなれたのよ!寿命だって延びたのよ!何が不満なのよ?」
部屋に入ってくるなり胸ぐら掴まれそうな勢いでMs.ウィッチ詰め寄られている。
そのMs.ウィッチの姿はいつものしわくちゃ婆さんじゃなくて、スラリと伸びた身長にバァーンと張り出したおっぱいに尻、いつもの白髪ではない黒髪は綺麗に巻き上げて変な形にしている。顔はめちゃくちゃケバい化粧で、真っ白肌に赤いリップが毒々しい…
服装はなんだピッチリした黒のロングドレスで胸元が開いていてかなりの露出度だから、目のやり場がちょっと困る…
婆さんのときもかなり独特な威圧感があるけど、今のMs.ウィッチはなんだか直接的な威圧感がすごい…でもここで引いてる場合じゃない!
「あのですね…Ms.ウィッチ!バスターさんはこの状態が耐えられなくて、この時期のバスターさんはすごく不安定で…だいたいこの事態は貴方がっ…」
「シバっ、Ms.ウィッチなら私から話せるから…大丈夫だよ、Ms.ウィッチならすぐわかってくれると思うから…」
俺にはMs.ウィッチはこの事態の原因を作った張本人で、あの事故でバスターさんは危うく死んでいたかもしれなくて…
業とではないとはわかっているが、苛立ちを覚えているのことをバスターさんは知っている。だからか自らMs.ウィッチへの説明を買って出てくれる。
「Ms.ウィッチ…私にはこの体が耐えられないの、この体はすごく弱いし不安定だし、なんだか気持ちがぐちゃぐちゃなんだ…
頭ではわかってるのに、気づけば気持が引きずられてあの頃の私になってしまうの、それが耐えられない…
Ms.ウィッチなら知ってるでしょ?あの頃の私を…」
「あの頃って…でも所長さんはだって、全部を克服して…もう弱いバスターちゃんじゃないって…
そうかっ、その時期の体験を今の体はしていないから……っっでもそれでも私はこの魔法を解除するなんてことはできないわ!これは奇跡なのよ、勿体なすぎる!!」
Ms.ウィッチとバスターさんはかなり昔からの付き合いで…俺がバスターさんに冒険者に誘われたときには、既にかなり親しい感じだった。同じチームだったが、距離感とかが他の冒険者とはちょっと違うのだ…
「あぁ…Ms.ウィッチ…そういうことなんだね、うん、大丈夫っ…シバとは話し合ったから、私はアキラさん達に魔法で歳をとらせてもらうよ、私は問題ないから…Ms.ウィッチの好きにしたらいいから?」
「あぁ…でもっ…その魔法じゃバスターさんの能力は、あの防御力もスキルも失われてしまうっ…でも、これは本当に奇跡のように成功した魔法でこの価値を手放すなんてっ!それに私はこのまま若くありたい…、どうしたらいいのよ!!」
バスターさんは全てを理解したような、優しい笑みでMs.ウィッチに話しかける。
Ms.ウィッチは倒れ込むように膝をつき顔を両手で隠して苦悶をしていく…
どういうこと?バスターさんは何がわかったの?何を話してたの?
若くなれたのよ?喜ばないで、なんでそんなに無理矢理に戻ろうとするの?本当に理解ができないわ!!」
大変に荒ぶるMs.ウィッチがいた。
後ろには困惑した顔のアキラさんとダーク様にシノダ教授、それに今回はマサト社長もいらっしゃる。カズマさんは我関せずな感じで机の上のよくわからない材料の確認をしている。
「いい?刻魔法では過去に戻すことは無理だと言われているのよ、時間軸は前にしか進められない、だから今回の発動できた刻魔法は奇跡に近い事案なの!その貴重な事案を、所長は無理矢理にでも手放すというの?
若くなれたのよ!寿命だって延びたのよ!何が不満なのよ?」
部屋に入ってくるなり胸ぐら掴まれそうな勢いでMs.ウィッチ詰め寄られている。
そのMs.ウィッチの姿はいつものしわくちゃ婆さんじゃなくて、スラリと伸びた身長にバァーンと張り出したおっぱいに尻、いつもの白髪ではない黒髪は綺麗に巻き上げて変な形にしている。顔はめちゃくちゃケバい化粧で、真っ白肌に赤いリップが毒々しい…
服装はなんだピッチリした黒のロングドレスで胸元が開いていてかなりの露出度だから、目のやり場がちょっと困る…
婆さんのときもかなり独特な威圧感があるけど、今のMs.ウィッチはなんだか直接的な威圧感がすごい…でもここで引いてる場合じゃない!
「あのですね…Ms.ウィッチ!バスターさんはこの状態が耐えられなくて、この時期のバスターさんはすごく不安定で…だいたいこの事態は貴方がっ…」
「シバっ、Ms.ウィッチなら私から話せるから…大丈夫だよ、Ms.ウィッチならすぐわかってくれると思うから…」
俺にはMs.ウィッチはこの事態の原因を作った張本人で、あの事故でバスターさんは危うく死んでいたかもしれなくて…
業とではないとはわかっているが、苛立ちを覚えているのことをバスターさんは知っている。だからか自らMs.ウィッチへの説明を買って出てくれる。
「Ms.ウィッチ…私にはこの体が耐えられないの、この体はすごく弱いし不安定だし、なんだか気持ちがぐちゃぐちゃなんだ…
頭ではわかってるのに、気づけば気持が引きずられてあの頃の私になってしまうの、それが耐えられない…
Ms.ウィッチなら知ってるでしょ?あの頃の私を…」
「あの頃って…でも所長さんはだって、全部を克服して…もう弱いバスターちゃんじゃないって…
そうかっ、その時期の体験を今の体はしていないから……っっでもそれでも私はこの魔法を解除するなんてことはできないわ!これは奇跡なのよ、勿体なすぎる!!」
Ms.ウィッチとバスターさんはかなり昔からの付き合いで…俺がバスターさんに冒険者に誘われたときには、既にかなり親しい感じだった。同じチームだったが、距離感とかが他の冒険者とはちょっと違うのだ…
「あぁ…Ms.ウィッチ…そういうことなんだね、うん、大丈夫っ…シバとは話し合ったから、私はアキラさん達に魔法で歳をとらせてもらうよ、私は問題ないから…Ms.ウィッチの好きにしたらいいから?」
「あぁ…でもっ…その魔法じゃバスターさんの能力は、あの防御力もスキルも失われてしまうっ…でも、これは本当に奇跡のように成功した魔法でこの価値を手放すなんてっ!それに私はこのまま若くありたい…、どうしたらいいのよ!!」
バスターさんは全てを理解したような、優しい笑みでMs.ウィッチに話しかける。
Ms.ウィッチは倒れ込むように膝をつき顔を両手で隠して苦悶をしていく…
どういうこと?バスターさんは何がわかったの?何を話してたの?
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