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✿❀✿ 番外編 ❀✿❀
§§ 一番綺麗な私を 33 (sideシバ) §§
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「その後に私の最後の養父母と姉さんに出会ってね…私はそこで抗ったのだよ、ただただいい子に見られることを辞めたんだ
Ms.ウィッチの言葉がなければ、私はあのまま育って、周りに流されるまま生きて、自分の気持ちすら言えなく、保身ばかり考えるどうしようもない男になっていただろうな…
Ms.ウィッチの言葉の恐怖心が、私を変えてくれたんだよ」
バスターさんの話に固まるしかなかった。あのバスターさんが虐待されていたのは間違いなかったけど、相手は義母の方で、しかもそれは性的虐待で…
義父はバスターさんを助けるために、バスターさんを孤児院に帰していて
叩かれていたのも、怒鳴られていたのも義母だったの?
バスターさんが男の人を怯えていたのは…それを見ていたからで
違うな…暴力行為を見せるのも立派な虐待だ、養父はバスターさんを守ろうとしたけど、それでもその養母への暴力行為はバスターさんを間違いなく傷つけていて
バスターさんは二重で虐待を受けていたようなものなんだ…
「シバも…あの頃の私を軽蔑するだろ?
シバもあの私にか弱くて加護欲を刺激されただろう?私は全てを諦めて、ひたすらに自分を愛されるための保身しか考えてない、甘えたな卑怯な臆病者のクソガキだったんだよ…
そんな私なんて愛される価値もないのにな…」
「それは違いますよ!絶対に違います!
バスターさんは必死だったんですよ、生きることに、自分の居場所を作ることに…
あの頃のバスターさんはずっと周りに傷つけられてきたんです!
俺はどんなバスターさんでも愛してます。もしその頃のバスターさんにもう一度戻るのなら、俺がバスターさんを育てますよ!
俺が精一杯に愛して、俺がバスターさんの居場所になります!
だから…自分を否定しないで、例え昔のバスターさんでも…貴方は本当にいい子でしたよ!」
バスターさんがぐっと泣きそうな笑顔を俺に向けてくれる。
きっとあの小さくて可愛らしいバスターさんを今のバスター自身は嫌悪して止まないのだろうけど…
俺には決して見せたくないバスターさんだったかもしれないけど
「ありがとう…シバっ、シバはあの頃の私ですら救ってくれるだな?
本当に…本当に…シバの側は幸せでシバの側なら生きていける気がした、もうシバがあのクソガキの私の居場所になってくれたんだよ…」
「俺っ、それでも…知らなかったから、バスターさんの過去とか、あまり話してもらってないし…
やっぱり、俺は知りたい!バスターさんが苦しんできた過去も全部全部を俺は愛したい!教えてくださいよ…」
「ふふっ…私の経てきたこてなんて大したことなんてないよ?それに…一番辛かった時期の私はシバに救ってもらったんだから、もうこれ以上のことなんて出てこないさ」
バスターさんが甘えるように俺にぴっとりとくっついてくる、物欲しげに俺の膝をスリスリと撫でてくる。俺がソファの背に体を預けてバスターさんの肩に手を乗せながら促せば、すぐに俺の膝に頭を乗せだして、すり寄って甘えてくる。可愛い…俺の雌はやっぱり可愛い!!
「じゃあ、その防御力はどうやって身につけたんですか?身体的虐待をされていたんじゃないなら…
なんでそんなっ…ずっと拷問されるとか、それこそ何十回も死にかけないと、そんな防御力にはならないですよね?なんでそんな辛い目にあっていたの?」
「ゔぅっ………いやっ…コレはそのっ……本当にっ、大したことじゃなくて、そんな本当にろくな過去でもなくて…」
んっ??うっんん???バスターさんの雰囲気がおかしい…さっきまでの甘い雰囲気がなくなり、気まずそうに言い淀んでるし、チラリチラリっと俺の機嫌を伺うように見上げてくる。
この様子は…本当にろくな過去じゃなさそうだな…
「ちょっと…何を隠してるんですか?Ms.ウィッチは知ってましたよね?俺には言えないことなの?教えてくださいよ!俺はどんなバスターさんでも愛しますから!ほらっ、隠すのはなしですよ!!」
「わかった…わかったよぅ…はぁー、実はなぁ…」
ろくな過去じゃなかった。本当にろくな過去じゃなかった。!というか、もう聞かされていた過去だった!!
「そのっ…シバぁ、怒ったかな?もうしないから、絶対に私はシバ以外には目移りすらしないから……ゔぅぅ…」
「本当にっ…バスターさんの防御力とスキルは悪い子の罰に付いてきたオマケだったわけですね!もぅ!!?」
バスターさんの防御力は数々の人のモノに手を出した報復で付いたものだった。
なるほど…確かに投獄されたり、リンチにあったり、解剖されかけたんでしたね!!
「それにしても何回そんなことになってたの!そんな防御力が付くくらいって、最低でも数十回は死にかけてますよね?下手したら三桁とか死にかけてますよね?」
「いやぁ…若かったし、Ms.ウィッチのポーション飲んだり、回復士も仲間にいたから痛みさへ我慢すればすぐに治せたから…もうトレーニングにもなるとか思ってた時期もあって…」
本当に若かりし頃のバスターさんはろくなことしてないなぁ!トレーニング感覚で人妻に手を出してたの!!本当に…倫理感のへったくれもない!!
確かにいい子のバスターさんは言っていた。俺がいるから、もう前みたいに強くなれないと…確かにこんな方法なんて俺が絶対にやらせるわけないよ!!
「そのっ、嫌いになったか?さすがにその頃の私は愛してもらえないのか…むぅ…どんな私でも愛してるって言ったのにぃ」
ズルい!本当に俺の雌はズルくてあざと可愛い!!口を尖らせて拗ねたみたいに俺の言葉尻をとって、チラッと上目遣いをしてくる顔は…本当に…
「ぐぅっ…もう!もう!もう!!!
俺の雌は困ったちゃんで、可愛いんだから!しかたないぁ…
絶対にこれからはそんなことしないでくださいよ!浮気なんか許しませんからね!
本当にもう、俺はどんなバスターさんでも愛してますよ!!」
ガバリっと力強く抱きしめれば、クスクスと悪戯に笑う声がする。その自信過剰なバスターさんが恨めしいし、可愛いしで…俺にはもう盛大にため息を吐いくしかできなかった!?
Ms.ウィッチの言葉がなければ、私はあのまま育って、周りに流されるまま生きて、自分の気持ちすら言えなく、保身ばかり考えるどうしようもない男になっていただろうな…
Ms.ウィッチの言葉の恐怖心が、私を変えてくれたんだよ」
バスターさんの話に固まるしかなかった。あのバスターさんが虐待されていたのは間違いなかったけど、相手は義母の方で、しかもそれは性的虐待で…
義父はバスターさんを助けるために、バスターさんを孤児院に帰していて
叩かれていたのも、怒鳴られていたのも義母だったの?
バスターさんが男の人を怯えていたのは…それを見ていたからで
違うな…暴力行為を見せるのも立派な虐待だ、養父はバスターさんを守ろうとしたけど、それでもその養母への暴力行為はバスターさんを間違いなく傷つけていて
バスターさんは二重で虐待を受けていたようなものなんだ…
「シバも…あの頃の私を軽蔑するだろ?
シバもあの私にか弱くて加護欲を刺激されただろう?私は全てを諦めて、ひたすらに自分を愛されるための保身しか考えてない、甘えたな卑怯な臆病者のクソガキだったんだよ…
そんな私なんて愛される価値もないのにな…」
「それは違いますよ!絶対に違います!
バスターさんは必死だったんですよ、生きることに、自分の居場所を作ることに…
あの頃のバスターさんはずっと周りに傷つけられてきたんです!
俺はどんなバスターさんでも愛してます。もしその頃のバスターさんにもう一度戻るのなら、俺がバスターさんを育てますよ!
俺が精一杯に愛して、俺がバスターさんの居場所になります!
だから…自分を否定しないで、例え昔のバスターさんでも…貴方は本当にいい子でしたよ!」
バスターさんがぐっと泣きそうな笑顔を俺に向けてくれる。
きっとあの小さくて可愛らしいバスターさんを今のバスター自身は嫌悪して止まないのだろうけど…
俺には決して見せたくないバスターさんだったかもしれないけど
「ありがとう…シバっ、シバはあの頃の私ですら救ってくれるだな?
本当に…本当に…シバの側は幸せでシバの側なら生きていける気がした、もうシバがあのクソガキの私の居場所になってくれたんだよ…」
「俺っ、それでも…知らなかったから、バスターさんの過去とか、あまり話してもらってないし…
やっぱり、俺は知りたい!バスターさんが苦しんできた過去も全部全部を俺は愛したい!教えてくださいよ…」
「ふふっ…私の経てきたこてなんて大したことなんてないよ?それに…一番辛かった時期の私はシバに救ってもらったんだから、もうこれ以上のことなんて出てこないさ」
バスターさんが甘えるように俺にぴっとりとくっついてくる、物欲しげに俺の膝をスリスリと撫でてくる。俺がソファの背に体を預けてバスターさんの肩に手を乗せながら促せば、すぐに俺の膝に頭を乗せだして、すり寄って甘えてくる。可愛い…俺の雌はやっぱり可愛い!!
「じゃあ、その防御力はどうやって身につけたんですか?身体的虐待をされていたんじゃないなら…
なんでそんなっ…ずっと拷問されるとか、それこそ何十回も死にかけないと、そんな防御力にはならないですよね?なんでそんな辛い目にあっていたの?」
「ゔぅっ………いやっ…コレはそのっ……本当にっ、大したことじゃなくて、そんな本当にろくな過去でもなくて…」
んっ??うっんん???バスターさんの雰囲気がおかしい…さっきまでの甘い雰囲気がなくなり、気まずそうに言い淀んでるし、チラリチラリっと俺の機嫌を伺うように見上げてくる。
この様子は…本当にろくな過去じゃなさそうだな…
「ちょっと…何を隠してるんですか?Ms.ウィッチは知ってましたよね?俺には言えないことなの?教えてくださいよ!俺はどんなバスターさんでも愛しますから!ほらっ、隠すのはなしですよ!!」
「わかった…わかったよぅ…はぁー、実はなぁ…」
ろくな過去じゃなかった。本当にろくな過去じゃなかった。!というか、もう聞かされていた過去だった!!
「そのっ…シバぁ、怒ったかな?もうしないから、絶対に私はシバ以外には目移りすらしないから……ゔぅぅ…」
「本当にっ…バスターさんの防御力とスキルは悪い子の罰に付いてきたオマケだったわけですね!もぅ!!?」
バスターさんの防御力は数々の人のモノに手を出した報復で付いたものだった。
なるほど…確かに投獄されたり、リンチにあったり、解剖されかけたんでしたね!!
「それにしても何回そんなことになってたの!そんな防御力が付くくらいって、最低でも数十回は死にかけてますよね?下手したら三桁とか死にかけてますよね?」
「いやぁ…若かったし、Ms.ウィッチのポーション飲んだり、回復士も仲間にいたから痛みさへ我慢すればすぐに治せたから…もうトレーニングにもなるとか思ってた時期もあって…」
本当に若かりし頃のバスターさんはろくなことしてないなぁ!トレーニング感覚で人妻に手を出してたの!!本当に…倫理感のへったくれもない!!
確かにいい子のバスターさんは言っていた。俺がいるから、もう前みたいに強くなれないと…確かにこんな方法なんて俺が絶対にやらせるわけないよ!!
「そのっ、嫌いになったか?さすがにその頃の私は愛してもらえないのか…むぅ…どんな私でも愛してるって言ったのにぃ」
ズルい!本当に俺の雌はズルくてあざと可愛い!!口を尖らせて拗ねたみたいに俺の言葉尻をとって、チラッと上目遣いをしてくる顔は…本当に…
「ぐぅっ…もう!もう!もう!!!
俺の雌は困ったちゃんで、可愛いんだから!しかたないぁ…
絶対にこれからはそんなことしないでくださいよ!浮気なんか許しませんからね!
本当にもう、俺はどんなバスターさんでも愛してますよ!!」
ガバリっと力強く抱きしめれば、クスクスと悪戯に笑う声がする。その自信過剰なバスターさんが恨めしいし、可愛いしで…俺にはもう盛大にため息を吐いくしかできなかった!?
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