夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの?

モスマンの娘

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✿❀✿ 番外編 ❀✿❀

§§ 一番綺麗な私を 後日 5  (sideバスター)  §§

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今のシバは四足歩行ならばすごく早く動けるらしく、ずっとちょこまか動いて家事をやっている。
気づけば部屋の隅とかを雑巾がけとかしていて…いいんだろうか?こんな小さいな子にこんなことさせていて…どこが役にたてないのだろうか?本当にずっと何かしら家事をしている。


「シバ…?ほらっ、部屋の掃除はいいからオヤツを食べような?今のシバの小さな胃のだとオヤツくらい食べないと腹が持たないんじゃないか?」

「なんか見えるところが普段とちがうから…目についちゃいんでしゅよ…気づかなかった…あんなとかろにホコリがたまってたにゃんて…今後は気をつけましゅ!あとこの大きさだと机の下ももぐれて、こんなところにも…ほこりが…ブツブツ……」


体は幼いが、中身はやはりシバのままだなぁ、どんだけ家庭的なのだろうか…
とりあえず甘いものが得意ではないシバでも食べられそうな、煎餅やおかきなんかを用意したが、食べてくれるだろうか


「ほらっ、お煎餅やおかきなら食べられるか?固すぎないかな?ポテトチップとかの方がよかったかな?」

「食べる物はいつもと一緒で大丈夫でしゅよ?苦すぎたり、辛すぎは流石に苦手だけど…固いのは平気でしゅ!ポテチはあんまり食べてなかったかにゃ?干芋とか牛乳寒天とかよく食べてた!」


干芋か、なかなかしぶい!用意しておこう…牛乳寒天はあのお母さんなら絶対に手作りだよなぁ、作り方を調べるか…

膝の上にのせて二人でオヤツを食べるが、前足は器用に使えるらしく、コップも煎餅もしっかりと持ってるいる。歩けないと言っていたが、つかまり立ちはできるみたいで、洗濯物なんかも机の上で器用に畳んでいた…
本当にどこか役にたてないんだ?七歳の子供にしては立派過ぎると思うのだが


「俺は後ろ足がなかなか育たにゃくて…母ちゃんも心配してた。父ちゃんがいなくなったのに、俺はこんなんで、あんまりお店の手伝いもできなくて、俺っ長男なのにぃ…」

「それは発達の違いだからな?仕方ないことだよ…シバは偉いなぁ、そんな小さいのにお母さんのために色々考えてたんだな?優しいいい子だったんだな」

「ゔぅ…でもっ、俺は何も出来なかったし…一つ下の弟の方が先に歩いてたし、俺はその弟を追いかけるばっかりで…おっちゃんからも母ちゃんの育て方が悪いからとか言われてて…俺が悪いのにいぃ…母ちゃんはずっと病気もあったから、辛そうにしてて…」

「違うよ、シバは何も悪くないし、お母さんももちろん悪くない、お母さんの病気って?…あぁ、番損失不安症だな、お父さんはシバがそのくらいで亡くなったのかな?」

「俺が六歳のときに死んじゃったの…今より一年前くらいかにゃ?もう死ぬ前からずっと布団の中で起きてるかわからない感じだったから、死んじゃって寂しかったし悲しかったけど…それよりも辛そうな母ちゃんの方が心配だった…」


きっとシバのことだから、心無い親戚の母親への言葉に責任を感じて、長男の重責も感じていたんだろう、こんな小さな子がそんなモノを感じる必要なんてないのに…できることなら、そんな重い枷を外してやりたいのだが、今の私にはどうすることもできないから、だからせめて…


「シバはいい子だよ、本当に…ただ今は大切な仕事をしてくれていないよ?」

「えっ!何?おれってなんかわすれてりゅ?」

「ほらっ…雌の相手をしないといけないだろ?私の側で私を癒やすのがシバの一番に大切な仕事だろ?シバの雌は定期的に抱きしめくれないと、寂しくなってしまうよ…」

「えっ!?さみしくなっちゃうの!まって、まって…すぐにぎゅ~するから!!」



すぐによじよじと私の膝にのぼって短い手で抱きしめてくれる。
そう、それでいいんだよ、シバは私には無くてはならない雄で、しっかりと役にたっているとわかってくれたらいい、しかし本当にモフモフした腹の毛が最高に気持ちがいいし、癒やされる…


「んんっ~幸せだぁ、シバに抱きしめられるとすごく癒されるよ、う~ん、服とかも用意しないといけないなぁ…ずっと私が小さかったときのハーフパンツだけの姿ではいれないだろう?可愛いのを選んぼうな?」

「うっ…可愛いのですか?でも…三日で元に戻るなら、そんなしっかりた服いるかなぁ…
俺って毛があるから寒くはないから、部屋の中なら安いTシャツだけとかでいいよぅ?小さいときのバスターさんのズボン詰めたらきれりゅよ?」


なんか倹約家なシバがブツブツといっているが、それは聞けないなぁ!今しか見れない可愛い過ぎるチビちゃんシバなのだから、しっかりと可愛い格好をしてもらわなければ!!
もうワクワクしながらシパの服を思い描いていた。
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