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8.キスしました

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アキラが真っ赤な顔でコクコクって頷いてくれてたから、僕は嬉しくて口角がゆるゆると緩んでしまう。やっぱり可愛いなぁ…

緊張してギュッと目を閉じて俯いたまま、たぶんキスを待ってくれているアキラの頬に手をあてるとビクリッと盛大に跳ねられてしまった。


「ふふっ…その向きじゃできないからね?ちょっと上を向いてね、アキラの唇は可愛いね…」


頬を両手で包むようにして上に向けさせれば、素直に顔を上げてくれる。
ピンク色の唇を親指でなぞると、乾いててフニフニとした感触に生唾が溜まっていく

ぷるぷるっと小さく震えてギュッと目を瞑ったままのアキラの様子が愛しくて、それでもあまり緊張させっぱなしも可愛そうだから
ゆっくりと唇を重ねていけば……

アキラとのキスは触れるだけなのに、フニフニの唇が気持ち良くて
頬を包んでいる手から、アキラがぷるぷるって震えているのが伝わってきて
緊張して、息を必死で止めている様子にもう堪らない気持にさせられる
一度唇を離すと、ハァッと息を付く様に吹き出しそうになってしまう


「キスするときは鼻で息をするんだよ、今度はそんなに唇をキツく閉めないで、僕に身を任せてくれたらいいからね?」

「んっ、わかった…」


赤い顔のまま小さくコクリっと頷いてくれる。
今度は頬から手を離して、体全体を包むように抱きしめていく
アキラの体は、昔よりは肉が付いたけどやっぱり細くて華奢ですっぽりと抱きしめれて

そのまま唇を重ねて、アキラの小さな唇に吸い付いて唇同士をこすり合わせれば


「んっんっ……」


っとくぐもった声が漏れていく。
何回も角度を変えて、唇を咥えたり甘噛をしてみたりしてアキラの唇を堪能してから、やっと離していけば
腕の中では、体の力が抜けきって僕が抱きしめていないと倒れてしまいそうな、フワフワの表情でちょっと涙目なアキラがいて……


もう僕の胸はドキュンっとなったよ!
どうしよう…これは、今日はまだ舌とかは入れない方がいいよね?
入れたりしたらアキラが泣いちゃう気がするし、なんだか僕の下半身もムズムズしてしかたないし……

やめておこう!とりあえず、今日は普通のキスだけでやめておこう!!


「はぁ…アキラとのキスは、僕ねすごく好きみたいだよ、もっとしていい?これ以上は激しくしないから」

「うんっ…僕もジョンとのチュー好き…、いっぱいして?」


なんて可愛いこと言ってくるから、本当にしまくりました!
唇が腫れるんじゃないかな?ってくらいにしちゃいました!

もうなんなの?普段はどちらかというと僕より大人な感じなのに、何故急にチューなの!
可愛すぎるし、もう舌入れてクチョクチョしたらどうなるのかな?
もっと可愛くてヘロヘロなアキラになるのかな?っとかめちゃくちゃ興奮してたけど、耐えました!
とりあえず、今日は普通のキスだけって決めたから我慢しました!!
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