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9.恋人のキスがしたい
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「やっ…ジョンっ……、もう……ムリィ…ゾワゾワするりゅ……ヤァ…」
ジョンと初めてキスをしてから、数日、ジョンは隙あらば僕にキスをしてくるようになった。
部屋では僕がレポートの休憩に背伸びをしていると、チュっと軽いものをしてくるし、夕ご飯を二人で作っていると、チュっとしてくるし
もう下校のときに、人がいないからって不意打ちにチュっとしてくるのはナシだと思う!やっぱり見られたら恥ずかしいし!!
晩ご飯を一緒に作りながら、口を尖らせて抗議をしたら
「だって、アキラを見るとしたくなっちゃうんだよ…可愛いなって、ごめんね?」
なんて言われたら怒れなくなってしまう。
僕達は平日はほとんど一緒に夕ご飯を作って一緒に食べている。
これは僕がまだ越してきたばかりのころ、父さんは残業でいつも帰りが遅いからコンビニ弁当を毎晩食べているってジョンにバレたときに
『そんなん駄目だよ!一人で食べてるの?あの部屋で?』
っと驚愕されて、ジョンがおばさんに話して、僕の分の晩ご飯も用意してくれるようになった。
でもそれでは申し訳ないっと父さんが恐縮して、なんやかんや話し合いをして父さんが毎月食費を出すってことでまとまったのだ。
それから僕達も大きくなったから、おばさんが帰ってくる前にだいたい晩ご飯を作っておくようになった。
おばさんが帰ってきたら3人で食べるし、夜勤がある仕事だから今日みたいに二人だけのときもある
おばさんには本当に可愛がってもらってて、叱られたりもするけど僕は大好きな人だ
『息子が一人増えたみたいなものね、アキラ君はうちのジョンより手がかからないから、助かるくらいよ!
しっかりと食べるのよ?お父さんからしっかり食費もらってるから、遠慮しちゃだめよ?』
あっけらかんっとしたようにモリモリっと茶碗にご飯を盛ってくれる。
ジョンとはまったく違う黒髪で茶色がかった瞳の、恰幅がよくていつも笑顔が素敵は人だ
今日の晩ご飯はカレーで、なかなか上手くできた。ピリ辛ですごく美味しい
「アキラ、今日は泊まっていったら?
おじさんは出張なんでしょ?
母さんは夜勤だから、朝まで帰ってこないし、明日は休みだしゆっくりできるじゃん?」
「えっ?……うん、じゃあそうしようかな?後で服とか取ってくるよ」
「やったぁ!この前の金曜ロードショーの映画が撮ってあるんだよ、後で見ようね?」
いままで通りに誘われたから、自分が意識したのが変なのかな?って思っていたのに…
お風呂を交代で入って、麦茶とお菓子を用意して、リビングのソファで準備万端にしたのに、
ジョンの撮っていてくれた映画はなかなかのハズレで眠くなってしまうものだった。
隣のジョンなんかあからさまに欠伸をしてるし…
難しすぎるSF映画で、内容がまったく入ってこないなぁ、この女の人はどこらへんで出てきた人だったかな?っと考えていると…
「アキラ…キスしようよ、この映画の中でもしてるじゃん?ねぇ?今日は泊まっていけるからいっぱいしようね?」
ジョンが耳元で囁いてきた。確かになんでか始まったラブシーンで、二人の男女が絡み合うみたいなキスをしている。
舌とか絡み合って、くちょりっと音がして顔に一気に熱が集まった。
「ほらっ…ねぇ?、今日はあんなキスをしようよ、ちょっとだけ恋人のキスがしたいんだよ」
「ちょっとだけ?……恋人の?」
「うん、ちょっとだけ…酷くなんかしないし、優しくするからね?」
ジョンの言葉に、心臓がドキドキし過ぎで苦しいくらいだけど…恋人のキスは僕もすごくしたいから、小さく頷いていった。
ジョンと初めてキスをしてから、数日、ジョンは隙あらば僕にキスをしてくるようになった。
部屋では僕がレポートの休憩に背伸びをしていると、チュっと軽いものをしてくるし、夕ご飯を二人で作っていると、チュっとしてくるし
もう下校のときに、人がいないからって不意打ちにチュっとしてくるのはナシだと思う!やっぱり見られたら恥ずかしいし!!
晩ご飯を一緒に作りながら、口を尖らせて抗議をしたら
「だって、アキラを見るとしたくなっちゃうんだよ…可愛いなって、ごめんね?」
なんて言われたら怒れなくなってしまう。
僕達は平日はほとんど一緒に夕ご飯を作って一緒に食べている。
これは僕がまだ越してきたばかりのころ、父さんは残業でいつも帰りが遅いからコンビニ弁当を毎晩食べているってジョンにバレたときに
『そんなん駄目だよ!一人で食べてるの?あの部屋で?』
っと驚愕されて、ジョンがおばさんに話して、僕の分の晩ご飯も用意してくれるようになった。
でもそれでは申し訳ないっと父さんが恐縮して、なんやかんや話し合いをして父さんが毎月食費を出すってことでまとまったのだ。
それから僕達も大きくなったから、おばさんが帰ってくる前にだいたい晩ご飯を作っておくようになった。
おばさんが帰ってきたら3人で食べるし、夜勤がある仕事だから今日みたいに二人だけのときもある
おばさんには本当に可愛がってもらってて、叱られたりもするけど僕は大好きな人だ
『息子が一人増えたみたいなものね、アキラ君はうちのジョンより手がかからないから、助かるくらいよ!
しっかりと食べるのよ?お父さんからしっかり食費もらってるから、遠慮しちゃだめよ?』
あっけらかんっとしたようにモリモリっと茶碗にご飯を盛ってくれる。
ジョンとはまったく違う黒髪で茶色がかった瞳の、恰幅がよくていつも笑顔が素敵は人だ
今日の晩ご飯はカレーで、なかなか上手くできた。ピリ辛ですごく美味しい
「アキラ、今日は泊まっていったら?
おじさんは出張なんでしょ?
母さんは夜勤だから、朝まで帰ってこないし、明日は休みだしゆっくりできるじゃん?」
「えっ?……うん、じゃあそうしようかな?後で服とか取ってくるよ」
「やったぁ!この前の金曜ロードショーの映画が撮ってあるんだよ、後で見ようね?」
いままで通りに誘われたから、自分が意識したのが変なのかな?って思っていたのに…
お風呂を交代で入って、麦茶とお菓子を用意して、リビングのソファで準備万端にしたのに、
ジョンの撮っていてくれた映画はなかなかのハズレで眠くなってしまうものだった。
隣のジョンなんかあからさまに欠伸をしてるし…
難しすぎるSF映画で、内容がまったく入ってこないなぁ、この女の人はどこらへんで出てきた人だったかな?っと考えていると…
「アキラ…キスしようよ、この映画の中でもしてるじゃん?ねぇ?今日は泊まっていけるからいっぱいしようね?」
ジョンが耳元で囁いてきた。確かになんでか始まったラブシーンで、二人の男女が絡み合うみたいなキスをしている。
舌とか絡み合って、くちょりっと音がして顔に一気に熱が集まった。
「ほらっ…ねぇ?、今日はあんなキスをしようよ、ちょっとだけ恋人のキスがしたいんだよ」
「ちょっとだけ?……恋人の?」
「うん、ちょっとだけ…酷くなんかしないし、優しくするからね?」
ジョンの言葉に、心臓がドキドキし過ぎで苦しいくらいだけど…恋人のキスは僕もすごくしたいから、小さく頷いていった。
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