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二章 変転
二十一.一族の戦い
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涼しくなってきた、九月。
「どうか、太郎様も四郎様も同じように接して下さりませ」
翔隆がそう言うと、晴信は眉を寄せて唸った。
翔隆が具申しているのは他でもない。晴信の、子供達に対する態度の事だ。
晴信はとても心が広く、平等で民思いだ…。という事は噂で聞いてはいたが、いざ会って己の目で本人をよく見て、話をしたりすると義深から聞た話や評判とでは、どうしても噛み合わない事実が浮かび上がるのだ。
晴信とて人間…ひいきや偏見があって当たり前だが。
翔隆は誰も言わない事を、ズバッと言いのけた。
普通であれば恐れ多くて、思いはしても口に出して言えないような事を、堂々と。
逆に側にいる小姓達や、陰から聞いている義深の方が、ハラハラしている。
だが、晴信は何も言わない。
…いや、言えないのだ。
その翔隆の真剣な眼差しに、寧ろ圧倒さえ感じているような様子であった。
「疾く、とは申しませぬ。じっくりお考え下さいますよう、お願い申し上げまする」
「うむ…分かった」
晴信にしてみれば、家臣からこんなにも実に痛い所を衝かれたのは初めてであり、不快というよりも寧ろ嬉しい気さえしていたのだ。
そんな心中を感じ取ったか、翔隆は一つ咳払いをして話題を変える。
「時に、影優殿をお貸し願えませぬか?」
「義深を?」
「はい。…透破としての話がございますので」
そう言うと、晴信はその意味を解して頷く。
「うむ。義深、行くが良い」
「はっ」
と答えて、何処からともなく義深が現れる。
「では、失礼至します」
一礼して立ち上がると、翔隆は剣を持って歩き出した。
その後を追いながら、忍装束の義深が神妙な面持ちで話し掛ける。
「一体、いかがなされた?」
「―――一族だ…」
「え?!」
「一族…〔狭霧〕の気を感じる。遠いが…狭霧の《力》を知るいい機だ、と思ってな」
言いながら、翔隆は剣を背負い袴の裾を当て具の中にしまう。
そして厳しい表情をしたかと思うと、いきなり走り出したのだ。
「あっ…!」
義深は慌てて後を追う。
門を飛び越え、風の如き速さで駆けていく翔隆に、義深は付いていくのが精一杯であった。
〈速い……!〉
驚愕している義深には目もくれず、翔隆はその嫌な〝気〟に向かって走る。
考えるより先に、鼓動と〝気〟が高まっていく。
〈向こうも強くなっているのだろうな…。大将は誰なのだろうか………とにかく、心せねば!〉
そう思い、走る。
そして一刻程掛かって着いた所は、諏訪湖であった。
「なっ……!」
思わず義深が声を上げた。
黒髪の男を筆頭に、白茶の髪の一族がざっと八十人余りも待ち構えていたのだから、無理もない。
翔隆は、ギリッと歯がみして呟く。
「…清修…!」
「久しく見ぬ間に、少しは男らしくなったな」
「黙れ! …もうこれ以上、貴様らの好きにはさせん! これよりは俺が、狭霧より皆を守る!!」
言った途端に翔隆は《力》を解き放った。
怒りの一撃…。
翔隆の放った雷により、一気に二十人程の一族が消し炭と化した。
と、同時に戦いも始まった。
「はああああああ!」
叫んで翔隆は迷わず剣を抜き、清修に切り掛かっていく。
すると他の者達も、翔隆に向かっていった。
炎や稲妻が飛び交い、木の葉や石が〝矢〟のように、あちらこちらに突き刺さる。
入り交じった激戦の中、首や腕が飛んできた。
それを義深は蒼白し、震え、金縛りにあったかのように立ち尽くして見ていた。
〈…これが……影の者の戦……!!〉
次第に血の海が広がり、死体の山が作り上げられていく。
…その中に翔隆は入っていない…。
一人で、これだけの人数を相手に戦っているのだ。
刃を交え、《力》を放ち、敵を薙ぎ払いながら。
〈あ…あんなっ、霊力を使いながら戦えるものなのか…!? やはり〔一族〕とは……〉
〝魔物〟――――。
恐怖を感じると共に、忍として同じく影に生きる者にとって、この戦いは感動すら覚えるものだった。
〈火遁や水遁などの幻術などとは雲泥の差! これが…《真の妖術》!!〉
そう、思った途端に金縛りが解けた。
義深はいても立ってもいられなくなり、すかさず刀を抜いて激戦の中に飛び込んでいった。
「助勢至す!!」
そう言って、一族を切り倒していく。
「助かる!」
翔隆は笑って、雑魚を任せた。
三刻も過ぎると、清修のみが残された。
清修は無表情で周りに散らばる死体を見回してから、冷笑する。
「……仲々やるな。だが!」
《力》で葉矢を飛ばすと、義深が果敢に斬り掛かっていった。
翔隆は一瞬、止めに入ろうとしたが止める。
義深は素早く石や葉を避けながら、刃を交えている……。
「義深! 一人で出来るか?!」
「お任せを!!」
「よし!」
翔隆は頷いてその場を離れ、見守った。
「小癪な………っ!」
清修は得意の《念動力》を使って、義深の体を宙に浮かせる。
「うわっ?!」
義深は体勢を崩し、じたばたと藻掻く。
そんな姿を嘲笑すると、清修はその《力》で義深をぐるぐると回し始めた。
「ククク…たかが人間如きが、我らと戦おうなどと片腹痛い。そのまま落ちるがいい!」
何の力も持たない義深に、抗う術などある筈もない。
…が、翔隆は何もせず、それを黙って見つめていた。
〈義深…負けるな! お主の気を…何があろうとも〝負けぬ〟という気合で打ち勝て……!〉
そんな間にも、義深はふいに落とされる。目を回しているからか、義深は旨く着地出来ずに、背を強打した。
「ぐっうぅ…!」
苦しむ間も与えず、清修は小気味良さそうに《力》で義深を振り回す。
「ぐあぁ…っう…っ!!」
その重力に体が耐えられずに、あばらが折れ血を吐く。
翔隆は、見るに見兼ねて止めに入ろうとするが、思い留まる。
「任せろ」、と言ったのだ…。
義深とて、忍としての誇りがある。
助けられてしまえば、自尊心が傷付くというもの。
〈このままでは殺されてしまうぞ……!〉
翔隆は、思い切って《思考派》を送る。
⦅義深! 〝一族の力〟などという事に惑わされてはならん!! 己の強い意志を以て戦うのだ!!⦆
〈! ……己の…意志………!!〉
言われて、義深は目を閉じた。そして大切な武田家の事、晴信の事を思い浮かべる。
〈…晴信さま…! このまま……死んでなるものかぁ!!〉
バシッ… と《力》を弾く音がした。
義深が清修の《力》を破ったのだ!
そのまま義深は身を翻して地に降り立ち、刀とくないを手にして、身構える。
「もう貴様などに操られはせん! 正々堂々、掛かってきませいっ!!」
とても、自信に満ちた姿だ。
清修は舌打ちし、
「…覚えておくぞ」
と言い放ち、消えた。
途端に、義深はガクリと膝を撞く。
翔隆はすぐ様駆け寄って、肩を貸した。
「大丈夫か?」
手を翳して意識を集中し、義深の傷を癒してやる。
「…ありがとう…」
俯き加減に、義深が言ってきた。
「ん?」
「私に…戦い方を教える為に、手出ししないでいてくれたのでしょう? ……これから先、一人でも武田を守れるように…」
「―――ん。やはり、義深が居れば安泰だな」
「いえ……お陰で一族とは何か、どう戦えば良いのかが分かりました。…大変、なのですね」
最後の言葉に、ズキッときた。大変…所ではない。
そう……こんな戦いは当然の事で、大変な事は他にも山程あるのだ。
治癒し終えると、翔隆は苦笑して義深を立たせてやる。
「《力》のある者はほんの一握り程度だが、一族の者は簡単には殺せぬ…。まあ、《力》を持った者を相手にする時はそれを恐れずに立ち向かう事が、一番肝心なのだ…と、俺も近頃、気が付いたのだが、な」
「ぷっ…」
二人は、顔を見合わせて笑った。真の友情が、芽生えた。互いに手を握り、微笑み合う。
「これからも晴信様を…武田を、しかと頼む!」
「承知!!」
館に戻ると、翔隆は何事も無かったかのように義深に背を向けて中に入っていった。
微かに、頷いて…。
その後ろ姿を見ながら、義深は深く一礼する。
〈翔隆どの…誠に、ありがとう存じまする…!〉
そう心で礼を述べ、義深も風の中に消えた。
「どうか、太郎様も四郎様も同じように接して下さりませ」
翔隆がそう言うと、晴信は眉を寄せて唸った。
翔隆が具申しているのは他でもない。晴信の、子供達に対する態度の事だ。
晴信はとても心が広く、平等で民思いだ…。という事は噂で聞いてはいたが、いざ会って己の目で本人をよく見て、話をしたりすると義深から聞た話や評判とでは、どうしても噛み合わない事実が浮かび上がるのだ。
晴信とて人間…ひいきや偏見があって当たり前だが。
翔隆は誰も言わない事を、ズバッと言いのけた。
普通であれば恐れ多くて、思いはしても口に出して言えないような事を、堂々と。
逆に側にいる小姓達や、陰から聞いている義深の方が、ハラハラしている。
だが、晴信は何も言わない。
…いや、言えないのだ。
その翔隆の真剣な眼差しに、寧ろ圧倒さえ感じているような様子であった。
「疾く、とは申しませぬ。じっくりお考え下さいますよう、お願い申し上げまする」
「うむ…分かった」
晴信にしてみれば、家臣からこんなにも実に痛い所を衝かれたのは初めてであり、不快というよりも寧ろ嬉しい気さえしていたのだ。
そんな心中を感じ取ったか、翔隆は一つ咳払いをして話題を変える。
「時に、影優殿をお貸し願えませぬか?」
「義深を?」
「はい。…透破としての話がございますので」
そう言うと、晴信はその意味を解して頷く。
「うむ。義深、行くが良い」
「はっ」
と答えて、何処からともなく義深が現れる。
「では、失礼至します」
一礼して立ち上がると、翔隆は剣を持って歩き出した。
その後を追いながら、忍装束の義深が神妙な面持ちで話し掛ける。
「一体、いかがなされた?」
「―――一族だ…」
「え?!」
「一族…〔狭霧〕の気を感じる。遠いが…狭霧の《力》を知るいい機だ、と思ってな」
言いながら、翔隆は剣を背負い袴の裾を当て具の中にしまう。
そして厳しい表情をしたかと思うと、いきなり走り出したのだ。
「あっ…!」
義深は慌てて後を追う。
門を飛び越え、風の如き速さで駆けていく翔隆に、義深は付いていくのが精一杯であった。
〈速い……!〉
驚愕している義深には目もくれず、翔隆はその嫌な〝気〟に向かって走る。
考えるより先に、鼓動と〝気〟が高まっていく。
〈向こうも強くなっているのだろうな…。大将は誰なのだろうか………とにかく、心せねば!〉
そう思い、走る。
そして一刻程掛かって着いた所は、諏訪湖であった。
「なっ……!」
思わず義深が声を上げた。
黒髪の男を筆頭に、白茶の髪の一族がざっと八十人余りも待ち構えていたのだから、無理もない。
翔隆は、ギリッと歯がみして呟く。
「…清修…!」
「久しく見ぬ間に、少しは男らしくなったな」
「黙れ! …もうこれ以上、貴様らの好きにはさせん! これよりは俺が、狭霧より皆を守る!!」
言った途端に翔隆は《力》を解き放った。
怒りの一撃…。
翔隆の放った雷により、一気に二十人程の一族が消し炭と化した。
と、同時に戦いも始まった。
「はああああああ!」
叫んで翔隆は迷わず剣を抜き、清修に切り掛かっていく。
すると他の者達も、翔隆に向かっていった。
炎や稲妻が飛び交い、木の葉や石が〝矢〟のように、あちらこちらに突き刺さる。
入り交じった激戦の中、首や腕が飛んできた。
それを義深は蒼白し、震え、金縛りにあったかのように立ち尽くして見ていた。
〈…これが……影の者の戦……!!〉
次第に血の海が広がり、死体の山が作り上げられていく。
…その中に翔隆は入っていない…。
一人で、これだけの人数を相手に戦っているのだ。
刃を交え、《力》を放ち、敵を薙ぎ払いながら。
〈あ…あんなっ、霊力を使いながら戦えるものなのか…!? やはり〔一族〕とは……〉
〝魔物〟――――。
恐怖を感じると共に、忍として同じく影に生きる者にとって、この戦いは感動すら覚えるものだった。
〈火遁や水遁などの幻術などとは雲泥の差! これが…《真の妖術》!!〉
そう、思った途端に金縛りが解けた。
義深はいても立ってもいられなくなり、すかさず刀を抜いて激戦の中に飛び込んでいった。
「助勢至す!!」
そう言って、一族を切り倒していく。
「助かる!」
翔隆は笑って、雑魚を任せた。
三刻も過ぎると、清修のみが残された。
清修は無表情で周りに散らばる死体を見回してから、冷笑する。
「……仲々やるな。だが!」
《力》で葉矢を飛ばすと、義深が果敢に斬り掛かっていった。
翔隆は一瞬、止めに入ろうとしたが止める。
義深は素早く石や葉を避けながら、刃を交えている……。
「義深! 一人で出来るか?!」
「お任せを!!」
「よし!」
翔隆は頷いてその場を離れ、見守った。
「小癪な………っ!」
清修は得意の《念動力》を使って、義深の体を宙に浮かせる。
「うわっ?!」
義深は体勢を崩し、じたばたと藻掻く。
そんな姿を嘲笑すると、清修はその《力》で義深をぐるぐると回し始めた。
「ククク…たかが人間如きが、我らと戦おうなどと片腹痛い。そのまま落ちるがいい!」
何の力も持たない義深に、抗う術などある筈もない。
…が、翔隆は何もせず、それを黙って見つめていた。
〈義深…負けるな! お主の気を…何があろうとも〝負けぬ〟という気合で打ち勝て……!〉
そんな間にも、義深はふいに落とされる。目を回しているからか、義深は旨く着地出来ずに、背を強打した。
「ぐっうぅ…!」
苦しむ間も与えず、清修は小気味良さそうに《力》で義深を振り回す。
「ぐあぁ…っう…っ!!」
その重力に体が耐えられずに、あばらが折れ血を吐く。
翔隆は、見るに見兼ねて止めに入ろうとするが、思い留まる。
「任せろ」、と言ったのだ…。
義深とて、忍としての誇りがある。
助けられてしまえば、自尊心が傷付くというもの。
〈このままでは殺されてしまうぞ……!〉
翔隆は、思い切って《思考派》を送る。
⦅義深! 〝一族の力〟などという事に惑わされてはならん!! 己の強い意志を以て戦うのだ!!⦆
〈! ……己の…意志………!!〉
言われて、義深は目を閉じた。そして大切な武田家の事、晴信の事を思い浮かべる。
〈…晴信さま…! このまま……死んでなるものかぁ!!〉
バシッ… と《力》を弾く音がした。
義深が清修の《力》を破ったのだ!
そのまま義深は身を翻して地に降り立ち、刀とくないを手にして、身構える。
「もう貴様などに操られはせん! 正々堂々、掛かってきませいっ!!」
とても、自信に満ちた姿だ。
清修は舌打ちし、
「…覚えておくぞ」
と言い放ち、消えた。
途端に、義深はガクリと膝を撞く。
翔隆はすぐ様駆け寄って、肩を貸した。
「大丈夫か?」
手を翳して意識を集中し、義深の傷を癒してやる。
「…ありがとう…」
俯き加減に、義深が言ってきた。
「ん?」
「私に…戦い方を教える為に、手出ししないでいてくれたのでしょう? ……これから先、一人でも武田を守れるように…」
「―――ん。やはり、義深が居れば安泰だな」
「いえ……お陰で一族とは何か、どう戦えば良いのかが分かりました。…大変、なのですね」
最後の言葉に、ズキッときた。大変…所ではない。
そう……こんな戦いは当然の事で、大変な事は他にも山程あるのだ。
治癒し終えると、翔隆は苦笑して義深を立たせてやる。
「《力》のある者はほんの一握り程度だが、一族の者は簡単には殺せぬ…。まあ、《力》を持った者を相手にする時はそれを恐れずに立ち向かう事が、一番肝心なのだ…と、俺も近頃、気が付いたのだが、な」
「ぷっ…」
二人は、顔を見合わせて笑った。真の友情が、芽生えた。互いに手を握り、微笑み合う。
「これからも晴信様を…武田を、しかと頼む!」
「承知!!」
館に戻ると、翔隆は何事も無かったかのように義深に背を向けて中に入っていった。
微かに、頷いて…。
その後ろ姿を見ながら、義深は深く一礼する。
〈翔隆どの…誠に、ありがとう存じまする…!〉
そう心で礼を述べ、義深も風の中に消えた。
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