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一章 天命
十九.伽 〜信長と、一〜 ※
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【伽の内容、信長と・一】
(夜伽…男同士の官能小説部分が駄目な人は見ないで下さい)
信長は、翔隆の顎を掴んで口付けをする。
「!!?」
翔隆はいきなりの事で頭が真っ白になり、硬直したまま動けなくなっていた。
無意識に口をぎゅっとつぐんでいたらしく、信長は唇を離して唇の触れそうな距離のままクッと苦笑する。
「…そう強ばるな。力を抜け…」
そんな事を言われても、緊張と初めての体験に心臓の音がバクバクと頭まで響いて、息さえ止めてしまいそうになる。
その様子を見て、信長はふっと微笑して翔隆の頬に手を当てる。
「案ずるな…取って喰らいはしない」
「す、済みませんっっ!」
翔隆は真っ赤になって頭を下げる。
…一応、そういう事の知識は塙直政から聞いて……その手の絵巻物も、見たのだが…
見るのとやるのとでは、全く異なるので戸惑いを隠し切れないのだ。
その間に、信長は褌姿となっていた。
「………!」
その姿を見てどうしていいか分からずにいると、信長が再び口付けをしてきた。
翔隆の頭を抱えて舌を滑り込ませる。
「んっ!」
そのまま舌を絡め取られ、激しく吸われたかと思うと離される。
「…はっ」
その隙に息をすると、また唇を塞がれた。
〈信長様……っ!!〉
信長は口付けをしたまま、右手で翔隆の着物を器用に脱がしていく。
〈まっ…息が……!〉
何かを言おうにも、口が塞がれていて何も言えない。
翔隆は怖くなり、信長の腕に掴まった。
すると、やっと唇を離して翔隆の唇を舐めてから、信長は翔隆を見つめる。
「…どうした? 怖いか?」
「………」
間を開けて翔隆は首を左右にゆっくりと振る。
「い、いえ………その…」
翔隆は涙目で懸命に堪えているようだった。
そんないじらしい顔を見ては、もっと色々な顔を見たくなる欲求に駆られてしまう。
信長は、翔隆の首筋に舌をゆっくりと這わせる。
「っ!」
翔隆は初めての感触にビクリとし、頑張って受け入れようとしていた。
首筋を舐め上げてから、可愛らしい胸の蕾をぺろりと味わうように舐め、チュッと吸った。
「んっ!」
思わず身を竦めたくなるのを我慢していると、今度は褌を剥ぎ取られて男根とふぐりを同時に握られて驚いてしまう。
「信長様…!?」
「じっとしていろ」
そう言うと、信長は翔隆の男根をキュッと握ると亀頭を親指でなぞる。
「んんっ」
ビクビクと躰が反応し、膝がカクカクとする。
息が荒くなり、頬が紅潮するのが自分でも判った。すると信長が耳元で囁く。
「もしや、自分でやった事も無いのか?」
「じ、自分で…って……あっ!」
「女子の裸を見て興奮したり、犯したくなったり……」
「そんな事…!」
カアッと赤くなって恥ずかしがるその反応から、無垢なままだと判ると、信長はにやりとして翔隆の向きを変えさせて、後ろから抱き締めて首筋を舐める。
「…快楽を、一から教えてやろう」
そう楽しげに笑って言い、信長は右手で翔隆の男根とフグリをいじくり、左手で小さな乳首を軽く撫でる。
「んっ、やっ…」
「こうして擦ると、気持ち良かろう?」
そう言って信長は翔隆の男根を一定の間隔で擦っていく。
「あっ、あ…んんっ!」
翔隆は躰の芯から熱くなり、その感覚に次第に背中を仰け反らせていく。
「あっ、だ、駄目…何か出…っ」
「出して良いぞ」
信長が言うのと同時に、翔隆は躰をビクビクと震わせながら射精した。
肩で息をしながら、信長の手と前にある着物に残る白い液体を見て、翔隆はカーッと真っ赤になり平伏しようとする。
だが、後ろから抱かれていて出来ない。
「も、申し訳…」
「良い。それよりも…」
信長は左手を回して翔隆の腰を浮かせると、右手に残る翔隆の精液を尻の蕾の周りに付けてから、その蕾をくにくにといじる。
「んんっ!!」
更にほぐす為に、指をゆっくりと押し入れていく。
〈痛…っ!〉
「痛いか?」
信長は尋ねておきながらも、抜き差しを止めない。
初めは痛かったのだが、ぬるぬるとして何やら変な気持ちになってきた。
「んっ、う…!」
そろそろ頃合いだろうと判断して、信長は指を抜くと翔隆を四つん這いにさせる。
「そのまま、尻の力を抜いておけ」
そう言うと、信長は自分の男根を翔隆の尻の蕾に押し当て、グッと中に挿れた。
「ぅあっ!!」
翔隆は余りの激痛に仰け反るが、耐えようと両手に力を入れた。
更に、信長は翔隆の腰を抱いて蕾の奥まで挿れる。
「あっ、あっ!!」
痛くて、〝あ〟しか言えない…。
「そう締め付けては、動かせぬぞ…?」
意地悪く言いながらも、信長は腰を動かしている。
「あっ、ああっ!」
何か言いたくても、痛みで頭は真っ白で堪えるので精一杯である。
「直に慣れれば気持ち良くなる…」
そう言い、信長は翔隆の涙を拭ってやる。
そして、翔隆の腰を持って自らの動きに合わせて引き寄せた。
「ああ、あっ!!」
奥まで入るのが判って、更に痛みが増す。
…のだが、同時に抜き差しする感覚に、ぞくりとした。
すると信長は、翔隆の男根を再び軽く握り、親指と人差し指で撫で始める。
翔隆はビクリとして躰を震わせた。
〈何か……躰がおかし、い……っ!!〉
蕾は擦れる感覚、敏感な男根は撫でられて、何が何だか分からなくなってくる。
「あっ、はっ…っ」
悲鳴が、徐々に熱い吐息の交ざった声になっていく。
「どうだ? 気持ち良くなってきたか…?」
信長が耳元で囁いた。
その声にすら翔隆はぞくぞくとするのを感じる。
「やっ…ぅんんっ!」
翔隆は羞恥と快楽で躰を震わせている。
それが愛おしくなり、信長は心から楽しんで翔隆を犯していく…。
激しい寵愛は、夜深まで続いた……―――――――――。
【ここまで】
(夜伽…男同士の官能小説部分が駄目な人は見ないで下さい)
信長は、翔隆の顎を掴んで口付けをする。
「!!?」
翔隆はいきなりの事で頭が真っ白になり、硬直したまま動けなくなっていた。
無意識に口をぎゅっとつぐんでいたらしく、信長は唇を離して唇の触れそうな距離のままクッと苦笑する。
「…そう強ばるな。力を抜け…」
そんな事を言われても、緊張と初めての体験に心臓の音がバクバクと頭まで響いて、息さえ止めてしまいそうになる。
その様子を見て、信長はふっと微笑して翔隆の頬に手を当てる。
「案ずるな…取って喰らいはしない」
「す、済みませんっっ!」
翔隆は真っ赤になって頭を下げる。
…一応、そういう事の知識は塙直政から聞いて……その手の絵巻物も、見たのだが…
見るのとやるのとでは、全く異なるので戸惑いを隠し切れないのだ。
その間に、信長は褌姿となっていた。
「………!」
その姿を見てどうしていいか分からずにいると、信長が再び口付けをしてきた。
翔隆の頭を抱えて舌を滑り込ませる。
「んっ!」
そのまま舌を絡め取られ、激しく吸われたかと思うと離される。
「…はっ」
その隙に息をすると、また唇を塞がれた。
〈信長様……っ!!〉
信長は口付けをしたまま、右手で翔隆の着物を器用に脱がしていく。
〈まっ…息が……!〉
何かを言おうにも、口が塞がれていて何も言えない。
翔隆は怖くなり、信長の腕に掴まった。
すると、やっと唇を離して翔隆の唇を舐めてから、信長は翔隆を見つめる。
「…どうした? 怖いか?」
「………」
間を開けて翔隆は首を左右にゆっくりと振る。
「い、いえ………その…」
翔隆は涙目で懸命に堪えているようだった。
そんないじらしい顔を見ては、もっと色々な顔を見たくなる欲求に駆られてしまう。
信長は、翔隆の首筋に舌をゆっくりと這わせる。
「っ!」
翔隆は初めての感触にビクリとし、頑張って受け入れようとしていた。
首筋を舐め上げてから、可愛らしい胸の蕾をぺろりと味わうように舐め、チュッと吸った。
「んっ!」
思わず身を竦めたくなるのを我慢していると、今度は褌を剥ぎ取られて男根とふぐりを同時に握られて驚いてしまう。
「信長様…!?」
「じっとしていろ」
そう言うと、信長は翔隆の男根をキュッと握ると亀頭を親指でなぞる。
「んんっ」
ビクビクと躰が反応し、膝がカクカクとする。
息が荒くなり、頬が紅潮するのが自分でも判った。すると信長が耳元で囁く。
「もしや、自分でやった事も無いのか?」
「じ、自分で…って……あっ!」
「女子の裸を見て興奮したり、犯したくなったり……」
「そんな事…!」
カアッと赤くなって恥ずかしがるその反応から、無垢なままだと判ると、信長はにやりとして翔隆の向きを変えさせて、後ろから抱き締めて首筋を舐める。
「…快楽を、一から教えてやろう」
そう楽しげに笑って言い、信長は右手で翔隆の男根とフグリをいじくり、左手で小さな乳首を軽く撫でる。
「んっ、やっ…」
「こうして擦ると、気持ち良かろう?」
そう言って信長は翔隆の男根を一定の間隔で擦っていく。
「あっ、あ…んんっ!」
翔隆は躰の芯から熱くなり、その感覚に次第に背中を仰け反らせていく。
「あっ、だ、駄目…何か出…っ」
「出して良いぞ」
信長が言うのと同時に、翔隆は躰をビクビクと震わせながら射精した。
肩で息をしながら、信長の手と前にある着物に残る白い液体を見て、翔隆はカーッと真っ赤になり平伏しようとする。
だが、後ろから抱かれていて出来ない。
「も、申し訳…」
「良い。それよりも…」
信長は左手を回して翔隆の腰を浮かせると、右手に残る翔隆の精液を尻の蕾の周りに付けてから、その蕾をくにくにといじる。
「んんっ!!」
更にほぐす為に、指をゆっくりと押し入れていく。
〈痛…っ!〉
「痛いか?」
信長は尋ねておきながらも、抜き差しを止めない。
初めは痛かったのだが、ぬるぬるとして何やら変な気持ちになってきた。
「んっ、う…!」
そろそろ頃合いだろうと判断して、信長は指を抜くと翔隆を四つん這いにさせる。
「そのまま、尻の力を抜いておけ」
そう言うと、信長は自分の男根を翔隆の尻の蕾に押し当て、グッと中に挿れた。
「ぅあっ!!」
翔隆は余りの激痛に仰け反るが、耐えようと両手に力を入れた。
更に、信長は翔隆の腰を抱いて蕾の奥まで挿れる。
「あっ、あっ!!」
痛くて、〝あ〟しか言えない…。
「そう締め付けては、動かせぬぞ…?」
意地悪く言いながらも、信長は腰を動かしている。
「あっ、ああっ!」
何か言いたくても、痛みで頭は真っ白で堪えるので精一杯である。
「直に慣れれば気持ち良くなる…」
そう言い、信長は翔隆の涙を拭ってやる。
そして、翔隆の腰を持って自らの動きに合わせて引き寄せた。
「ああ、あっ!!」
奥まで入るのが判って、更に痛みが増す。
…のだが、同時に抜き差しする感覚に、ぞくりとした。
すると信長は、翔隆の男根を再び軽く握り、親指と人差し指で撫で始める。
翔隆はビクリとして躰を震わせた。
〈何か……躰がおかし、い……っ!!〉
蕾は擦れる感覚、敏感な男根は撫でられて、何が何だか分からなくなってくる。
「あっ、はっ…っ」
悲鳴が、徐々に熱い吐息の交ざった声になっていく。
「どうだ? 気持ち良くなってきたか…?」
信長が耳元で囁いた。
その声にすら翔隆はぞくぞくとするのを感じる。
「やっ…ぅんんっ!」
翔隆は羞恥と快楽で躰を震わせている。
それが愛おしくなり、信長は心から楽しんで翔隆を犯していく…。
激しい寵愛は、夜深まで続いた……―――――――――。
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