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四章 礎
五十三.美濃の攻防〔一〕
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天高く、馬肥ゆる十月。
翔隆は暇をもらい、疾風と共に美濃の集落に向かった。
先月の失態、雪辱を晴らす為にも再度美濃を攻める必要があるからだ。
…しかし、今の美濃には動かせる一族がいない………。
逆に、守りに徹していなければならない程なのだ。
〈…飄羅は手を引いたと聞いた………ならば大将は誰になったのか…弓栩羅は副将の筈…〉
考えながら、戦評定の為に翔隆は恵那の集落に来た。
一つの小屋に入ると、そこには竹中半兵衛重虎と矢佐介、美濃の頭領二人と、先に来ていた忌那蒼司、明智光征、椎名雪孝が居た。
「皆、忙しい中済まない」
翔隆はそう言って疾風と共に座る。
皆は一礼して翔隆を見た。そして、竹中重虎が口を開く。
「先月、古城山へと攻めましたが、やはり弓栩羅の迎撃に遇い、惨敗至しました……申し訳ござらん」
そう言い重虎は深々と頭を下げた。
翔隆は一度だけ頷き、皆を見る。
「それ以後の、狭霧の動向は?」
「はっ。…大将はどうやら京羅の弟の子供である、由磨と磨仁のようですが、今は信濃や関東にいて、指揮系統は分かりません」
矢佐介が答える。
「そうか…どんな奴だ?」
「由磨は蠱術に似た《力》を持ち、磨仁は《力》はありませんが、熊のような怪力を持つと聞きます。会った事はないので詳しくは…」
蒼司が言い頭を下げると、皆も項垂れた。
誰も会った事のない大将だからだ。
いや、それより脅威なのは、やはり弓栩羅の知略と武術…。
「お、長! 信濃や近江から援軍を集めるとしても、二・三日は掛かってしまいます! 北美濃は、もう奴らの手中…どうすれば…このままではここまで危うく…」
頭領の一人、忍成が弱音を吐くと、重虎が頭を扇子で叩いた。
「たわけ! ここを守るのがそなたのお役目であろうが! そんな弱気でどうする!」
そう叱られて忍成が落ち込むと、翔隆は重虎の肩に手を置く。
「確かに、恐怖を感じても仕方あるまい」
「殿!」
「私も、その一人だ。忍成だけを責めるな」
言われて重虎は溜め息を吐いて座り直す。
「では、いかがなされるおつもりで?」
「…弓栩羅のみを、切り離してしまうしかないのでは?」
ふいに、頭領の一人である終夜が言った。すると重虎が言う。
「それをいかにするかを、今から講じるのだ。そういうお主は、何か策があるというのか?」
「…戦となれば、それを察知して先に罠を張り巡らす程の知将…策の裏をかくには、やはり策しかありますまい」
そう言って終夜は重虎を見た。重虎は微苦笑を浮かべて答える。
「こちらも相応の策を、用意せよと言いたいのだな?」
「それ程の策を講じられるは、竹中様だけかと…」
にこりとして言う。
…それを黙って見ながら、翔隆は今まで習った兵法を全て思い出す。
…落石の計、火計、水計、火矢………矢の嵐もある…牛や馬を使って撹乱する法もある。
〈…落石に矢の嵐……こちらが谷を選んだ時点で、奴は算段を立てた…。地形に沿った兵法で、最も効果のある策のみを弾き出して潜伏させている…〉
翔隆が考えている間にも、重虎達は絵図を前に策を講じている。
「いや、落石と矢はやられたばかり。先月も怪しげな道具を使ってきましたぞ」
「では、三田洞からの追撃をしてはいかがか?」
「しかし三田洞では、人間の集落が…」
疾風が不安げに言った。
「人のいる場所では、双方に都合が悪いでしょう…そこは避けねばなりませんな」
蒼司が言うと、重虎は絵図を指し示す。
「こことここ…二ヶ所叩けば、必ず現れるのは分かっている。ただの戦とは違うのがそれだ。…我らは〝人間〟に姿を見られる訳にはいかぬ。成敗にでも来られては、逆に危険に晒してしまうのだが……奴らにとっては関係のない事」
「寧ろ、好都合でしょうな」
「恐らく大将は出てこないでしょう。稲葉山同様に、難攻不落と考えているでしょうからな」
その矢佐介の言葉に、翔隆はピクリと反応する。
「難攻不落…?」
「翔隆様?」
皆は一斉に翔隆を見つめる。
「…そうか…いくら集落を奪ったとて、奴らには〝稲葉山城〟という絶対的な住処がある…。何も、弓栩羅を討つ手立てを講じずとも良いのだ」
「え…?」
独り言を言い、翔隆はバッと立ち上がる。
「重虎、疾風! すぐに近江と尾張・信濃に援軍を要請しろ」
「はっ!」
「忍成は今出来る限りの一族を率いて、如来ヶ岳の集落を落とせ!」
「はっ!」
答えて重虎と疾風、忍成はすぐ様飛び出していく。
「雪孝、邸に戻り忠長を呼んで来い!」
「はっ!」
「終夜、人の住む場所は石を置いておけ」
「はい」
「…すぐ戻る。光征、行くぞ」
「はっ」
翔隆は光征を伴い、走っていく。
地理ならば、頭に叩き込んである。
普通の人間の田畑や集落の位置………山の多い飛騨に近い場所が、一番戦うのに適しているだろう。
しかし問題は、どうやって弓栩羅と戦うか…だ。
〈一人ならば、勝算はある……。一族をここから稲葉山に追い込んでしまい…弓栩羅のみを富士に引かせてしまえれば―――〉
翔隆は越前との国境に来て、止まる。
ついてきた光征は、辺りを警戒して言う。
「翔隆様…ここで戦うのですか…?」
「いや。飛騨との国境に引き寄せる……ここには、狭霧の集落があるのだ」
言われて山間を見ると、木々の間から集落があるのが見えた。
「先程の話にはここの事など一言も………よくご存じでしたね…」
「お主の父君に世話になっていた折、しらみ潰しに見て歩いたからな。ここは兵が余りいないのだ」
「…何の為の集落なのですか…?」
「鉄を作り、武器にして大名との交渉に用いている。他にも布や紙を作っている…いわば、要だ」
「! それでは…」
「ここを落とす! 一人で、出来るな!?」
問われて光征は、力強くコクリと頷いた。
それに微笑み、翔隆は背を向ける。
「すぐに終夜を呼んでくる。それまでに終わらせるよう努めよ!」
「はっ!」
答えて光征は刀を抜いて山を下っていき、翔隆は集落へと向かった。
その日の内に二つの集落を落とすと、それぞれの守りに忍成と終夜を残した。
その夜、翔隆は重虎、疾風、光征、忠長、蒼司、雪孝を連れて下呂の集落を見張る。
…さすがに警戒してか、以前より人数が増えて守りを強化していた。
⦅…今すぐ、攻めるのですか?⦆
重虎が《思考派》で尋ねるが、翔隆はただ集落を見つめていた。
……月の美しい夜……そう、自分の育った集落が襲撃を受けた夜も、こんな日だった…。
長老を敬い、若い衆がきこりや猟をして暮らし…父と母と、姉がいて………。
〈………皆…生きて、いるのだよな…〉
ふいに思いに耽り、首を振る。
それを見て重虎が心配して、顔を覗き込むようにして言う。
「殿…何か憂いでも…?」
「済まん、何でもない。…今は攻めぬ……二時後に、信濃よりの援軍と共に攻める。忠長と光征は北から、疾風は西から、蒼司と雪孝は東から、一族を南へ追い込め……いいな?」
その中に自分の名が無かった重虎は首を傾げる。
「私は?」
「半兵衛は攻めた後の指揮を頼む。私は伏兵と罠を調べてくる。…では、行くぞ!」
翔隆の言葉に、それぞれが散る。
…南……つまりは稲葉山に追い込めとの意志は伝わった。
そして、弓栩羅と戦うのに、他の一族…そして自分達が、邪魔になるという事も…。
翔隆は暇をもらい、疾風と共に美濃の集落に向かった。
先月の失態、雪辱を晴らす為にも再度美濃を攻める必要があるからだ。
…しかし、今の美濃には動かせる一族がいない………。
逆に、守りに徹していなければならない程なのだ。
〈…飄羅は手を引いたと聞いた………ならば大将は誰になったのか…弓栩羅は副将の筈…〉
考えながら、戦評定の為に翔隆は恵那の集落に来た。
一つの小屋に入ると、そこには竹中半兵衛重虎と矢佐介、美濃の頭領二人と、先に来ていた忌那蒼司、明智光征、椎名雪孝が居た。
「皆、忙しい中済まない」
翔隆はそう言って疾風と共に座る。
皆は一礼して翔隆を見た。そして、竹中重虎が口を開く。
「先月、古城山へと攻めましたが、やはり弓栩羅の迎撃に遇い、惨敗至しました……申し訳ござらん」
そう言い重虎は深々と頭を下げた。
翔隆は一度だけ頷き、皆を見る。
「それ以後の、狭霧の動向は?」
「はっ。…大将はどうやら京羅の弟の子供である、由磨と磨仁のようですが、今は信濃や関東にいて、指揮系統は分かりません」
矢佐介が答える。
「そうか…どんな奴だ?」
「由磨は蠱術に似た《力》を持ち、磨仁は《力》はありませんが、熊のような怪力を持つと聞きます。会った事はないので詳しくは…」
蒼司が言い頭を下げると、皆も項垂れた。
誰も会った事のない大将だからだ。
いや、それより脅威なのは、やはり弓栩羅の知略と武術…。
「お、長! 信濃や近江から援軍を集めるとしても、二・三日は掛かってしまいます! 北美濃は、もう奴らの手中…どうすれば…このままではここまで危うく…」
頭領の一人、忍成が弱音を吐くと、重虎が頭を扇子で叩いた。
「たわけ! ここを守るのがそなたのお役目であろうが! そんな弱気でどうする!」
そう叱られて忍成が落ち込むと、翔隆は重虎の肩に手を置く。
「確かに、恐怖を感じても仕方あるまい」
「殿!」
「私も、その一人だ。忍成だけを責めるな」
言われて重虎は溜め息を吐いて座り直す。
「では、いかがなされるおつもりで?」
「…弓栩羅のみを、切り離してしまうしかないのでは?」
ふいに、頭領の一人である終夜が言った。すると重虎が言う。
「それをいかにするかを、今から講じるのだ。そういうお主は、何か策があるというのか?」
「…戦となれば、それを察知して先に罠を張り巡らす程の知将…策の裏をかくには、やはり策しかありますまい」
そう言って終夜は重虎を見た。重虎は微苦笑を浮かべて答える。
「こちらも相応の策を、用意せよと言いたいのだな?」
「それ程の策を講じられるは、竹中様だけかと…」
にこりとして言う。
…それを黙って見ながら、翔隆は今まで習った兵法を全て思い出す。
…落石の計、火計、水計、火矢………矢の嵐もある…牛や馬を使って撹乱する法もある。
〈…落石に矢の嵐……こちらが谷を選んだ時点で、奴は算段を立てた…。地形に沿った兵法で、最も効果のある策のみを弾き出して潜伏させている…〉
翔隆が考えている間にも、重虎達は絵図を前に策を講じている。
「いや、落石と矢はやられたばかり。先月も怪しげな道具を使ってきましたぞ」
「では、三田洞からの追撃をしてはいかがか?」
「しかし三田洞では、人間の集落が…」
疾風が不安げに言った。
「人のいる場所では、双方に都合が悪いでしょう…そこは避けねばなりませんな」
蒼司が言うと、重虎は絵図を指し示す。
「こことここ…二ヶ所叩けば、必ず現れるのは分かっている。ただの戦とは違うのがそれだ。…我らは〝人間〟に姿を見られる訳にはいかぬ。成敗にでも来られては、逆に危険に晒してしまうのだが……奴らにとっては関係のない事」
「寧ろ、好都合でしょうな」
「恐らく大将は出てこないでしょう。稲葉山同様に、難攻不落と考えているでしょうからな」
その矢佐介の言葉に、翔隆はピクリと反応する。
「難攻不落…?」
「翔隆様?」
皆は一斉に翔隆を見つめる。
「…そうか…いくら集落を奪ったとて、奴らには〝稲葉山城〟という絶対的な住処がある…。何も、弓栩羅を討つ手立てを講じずとも良いのだ」
「え…?」
独り言を言い、翔隆はバッと立ち上がる。
「重虎、疾風! すぐに近江と尾張・信濃に援軍を要請しろ」
「はっ!」
「忍成は今出来る限りの一族を率いて、如来ヶ岳の集落を落とせ!」
「はっ!」
答えて重虎と疾風、忍成はすぐ様飛び出していく。
「雪孝、邸に戻り忠長を呼んで来い!」
「はっ!」
「終夜、人の住む場所は石を置いておけ」
「はい」
「…すぐ戻る。光征、行くぞ」
「はっ」
翔隆は光征を伴い、走っていく。
地理ならば、頭に叩き込んである。
普通の人間の田畑や集落の位置………山の多い飛騨に近い場所が、一番戦うのに適しているだろう。
しかし問題は、どうやって弓栩羅と戦うか…だ。
〈一人ならば、勝算はある……。一族をここから稲葉山に追い込んでしまい…弓栩羅のみを富士に引かせてしまえれば―――〉
翔隆は越前との国境に来て、止まる。
ついてきた光征は、辺りを警戒して言う。
「翔隆様…ここで戦うのですか…?」
「いや。飛騨との国境に引き寄せる……ここには、狭霧の集落があるのだ」
言われて山間を見ると、木々の間から集落があるのが見えた。
「先程の話にはここの事など一言も………よくご存じでしたね…」
「お主の父君に世話になっていた折、しらみ潰しに見て歩いたからな。ここは兵が余りいないのだ」
「…何の為の集落なのですか…?」
「鉄を作り、武器にして大名との交渉に用いている。他にも布や紙を作っている…いわば、要だ」
「! それでは…」
「ここを落とす! 一人で、出来るな!?」
問われて光征は、力強くコクリと頷いた。
それに微笑み、翔隆は背を向ける。
「すぐに終夜を呼んでくる。それまでに終わらせるよう努めよ!」
「はっ!」
答えて光征は刀を抜いて山を下っていき、翔隆は集落へと向かった。
その日の内に二つの集落を落とすと、それぞれの守りに忍成と終夜を残した。
その夜、翔隆は重虎、疾風、光征、忠長、蒼司、雪孝を連れて下呂の集落を見張る。
…さすがに警戒してか、以前より人数が増えて守りを強化していた。
⦅…今すぐ、攻めるのですか?⦆
重虎が《思考派》で尋ねるが、翔隆はただ集落を見つめていた。
……月の美しい夜……そう、自分の育った集落が襲撃を受けた夜も、こんな日だった…。
長老を敬い、若い衆がきこりや猟をして暮らし…父と母と、姉がいて………。
〈………皆…生きて、いるのだよな…〉
ふいに思いに耽り、首を振る。
それを見て重虎が心配して、顔を覗き込むようにして言う。
「殿…何か憂いでも…?」
「済まん、何でもない。…今は攻めぬ……二時後に、信濃よりの援軍と共に攻める。忠長と光征は北から、疾風は西から、蒼司と雪孝は東から、一族を南へ追い込め……いいな?」
その中に自分の名が無かった重虎は首を傾げる。
「私は?」
「半兵衛は攻めた後の指揮を頼む。私は伏兵と罠を調べてくる。…では、行くぞ!」
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