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五章 流浪
十七.父と子
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それから、因幡・但馬・丹後・若狭を通り、道を逸れて丹波を越え山城に着いた。
銭はあったので、ここまで一気に来たが…今は十二月。
……寒さが身に沁みる。
雪のちらつく中、活気の余り無い都のあちこちを人が行き交う。
宿を取った翔隆は、子供達と共に荷物を部屋に入れて休もうと、ふと外を見て父の事を思い出した。
さして親子として接した事は無いが………二度も命を助けてくれた人だ。
ここから、あんなに遠い所まで、わざわざ自分一人の為だけに……。
将軍の側近の身で…きっと、こっそりと抜け出て…。
〈…きちんとした礼も言っていないな………将軍の名を語って毒殺までしてしまったし……怒っているだろう…………〉
幾ら自分を尾張に捨てた父親とはいえ、命の恩人に変わりはない。
このままでいるのは、余りにも後ろめたい…。
〈会って謝りたいが……あんな事を言ってしまったし……会っては貰えないかもしれない…〉
暴言を吐いてしまった事もあり、会いづらいが……やはり、今の内に会っておきたい。
〈………将軍に頼んでみよう〉
そう考えると、翔隆は包帯を取り髪の染め粉を落として、新しい着物に着替えた。
「樟美、私は二条に行ってくるから浅葱と荷物を頼んだぞ」
「はい」
その返事に頷いて、翔隆は小走りで出て行った。
二条城に行き、名を告げて門の前で待っていると、取り次ぎに行った者が戻ってくる。
「お会いにならしゃらないとの事」
「そんな…」
「義羽様がそう言わしゃられますのや。お諦めなされ」
そう言い、門を閉ざしてしまう。
〈……父さんが、会わせてはくれない………か〉
将軍・足利義輝自身がそう言っているのであれば黙って諦めるが、羽隆が言っているのならば話は別。
恐らく義輝には知らせずに、独断で断ってきたのであろう。
もしこの判断が間違っているとしても、翔隆には待っているだけの時が無い。
こうなれば実力行使あるのみ、だ。
翔隆は人目に付かない場所からサッと城に忍び込み、義輝を探した。
その側に、必ず羽隆こと義羽景凌が居る筈だから、である。
〈…刀術が生きる支えでもあると聞く。…だとすれば、この雪は剣技を磨くのに最適…〉
そう考えながら一刻程うろついていると、庭の一角に足利十四代将軍・足利義輝の姿を見付けた。
思った通り、彼は見事な剣捌きで雪を二つに切っていた。
その側には近習三人と、義羽景凌が控えている。
それを見て頷き、翔隆は堂々と歩いて義輝の側に行く。
「何奴!!」
すかさず近習達が抜刀して、翔隆に切っ先を向ける。
只一人、景凌だけが驚いた様な怒っている様な複雑な表情でこちらを見ていた…。
翔隆は悠然と歩いて、義輝から二間(三・六十㎝)程離れた場所で立ち止まり、膝を撞く。
「ご無礼、お許し下さいませ」
「…そちは確か尾張の―――」
義輝は刀をしまって翔隆を見つめた。
「篠蔦翔隆と申しまする。ご拝謁、お許しを…」
「おお、上総介の近侍であったな。息災か?」
「………はい」
「そうか。…して、忍び込んでまで、予に会いに参った故は?」
問われて翔隆は平伏する。
「上様の御家来衆であらせられる、義羽景凌様に会いに参った所存」
「景凌に…? ならばわざわざ予に会わずとも出来よう」
「断られたので、上様より話をして戴けまいかと、お願いに上がりました」
そう言うと、義輝は爽快に笑って景凌を見た。
景凌はふいと目線を逸らす。
「そうか……。景凌、そちはこの者が嫌いなのか?」
「いえ、そういう訳では……」
「なれば、何故断る?」
「………」
「話をしてやれ? 〝例〟の、あの事であろう?」
その言葉に、翔隆はドキッとする。
まさか、義輝に汚名を着せた事がばれたのでは…と思うが、表情から見てそうではないらしいのが見れる。
では何だろうか…?
義輝に一礼して、翔隆は景凌と共に歩いて、奥の座敷へと入った。
障子を閉めるなり、景凌は厳しい表情で翔隆を見た。
「……いつの間にか、策士になったな…」
「―――ごめん!!」
翔隆はいきなり謝って、深く頭を下げた。
「な……」
「あんな事を……酷い事を言ってしまって、済まなかった…。あの時は……解任された事の動揺も…これからどうしていくかの不安もあって……樟美と浅葱を…辛い目に遇わせたくなくて……とにかくごめん!! …申し訳ない……」
真正面から謝られて景凌は狼狽するが、真顔で翔隆を見据える。
「…それは、いい。だが、上様の名を汚した事だけは許さんぞ!」
「……弁明の仕様が無い………。その………助けてくれて、ありがとう」
「? 何をだ?」
「………拓須に殺されそうになった時と、義成に…殺され掛けた時…」
「………」
「わざわざ都から来てくれて、ありがとう。それを伝えたくて……来たんだ。…明日にはここを発つから…」
「…何処へ…行くのだ?」
景凌の顔から、怒りが消えた。
翔隆は真剣に言う。
「ここから伊賀に行って…近江、美濃と北へ行くつもりだ。長として少しでも皆の信頼を得て、一つに纏めて……一人でも多くの者を説き伏せて、狭霧と同等に戦えるようにしなければならないから」
「………」
その言葉に、景凌はズキンと胸が痛む。
元はといえば、自分が追放となったが為に始まった事…。
罪を犯したが故に、子供達まで不幸にしてしまったのだから……。
「あ、四国と九州と中国辺りは何とか出来たのだ。……私が、きちんとするから。ちゃんと…責務は、果たしていくから」
翔隆は微笑して喋る…まるで、自分に言い聞かせるかのように。
その姿を見て、景凌は眉を顰めた。
〈…強いのだな………。私は、追放に甘んじてしまった…。なのにこの子は、一族を一から立て直して変えていこうとしている……〉
自分には、怖くてとても出来なかった事。
同族に疎まれなじられて、敵族に命を狙われて尚、〝長〟であろうとする精神力の強さがある。
やろうと思えばやれたであろう事を、翔隆はやろうとしている…自分の代わりに。
掟を幾つも破り、幾度も命を落とし掛け…それでも、不知火一族の長という立場を手放さないでいる。
「…だから……安心して、義輝様の為だけに生きてくれ。私の話はそれだけだ」
そう言い、翔隆はにっこりと笑った。
景凌は驚愕し、言葉を失った…。
何も知らずに育った翔隆が、ここまで思慮深く育ったとは………訳の分からないままに突き進んでいた子が、一族を統べるまでに成長していたとは…。
「―――一つ、聞きたいんだが………上様の言っていた〝例の事〟とは…?」
「………一族の事だ…」
「知っておられたのか………では、私はこれで。償いは……いつか必ず」
そう言って背を向けると、景凌が大声で
「待て!」と呼び止める。
「…?」
翔隆が不思議そうに振り返ると、景凌は座敷の隅から大きな袋を持ってきて翔隆に渡した。中を見ると、極印銀(灰吹銀に極印を打った物)と貨幣が幾つも入っていた。ざっと見て二十貫以上の価値があるだろうと見受けられる。
「なっ…!」
「それを使え。………何も…父親らしい事をしてやれないから………使え」
「…あ………ありがとう…」
戸惑いながら受け取る。まだ、言いたい事や聞きたい事があるのだが―――言葉にならない。
「…気を付けて、行け…」
景凌も言いたい事が山程あるのだが、何も言えずにいた。
翔隆は深く一礼して座敷を出る………。
互いに、その心が通じぬままに…別れてしまった………。
銭はあったので、ここまで一気に来たが…今は十二月。
……寒さが身に沁みる。
雪のちらつく中、活気の余り無い都のあちこちを人が行き交う。
宿を取った翔隆は、子供達と共に荷物を部屋に入れて休もうと、ふと外を見て父の事を思い出した。
さして親子として接した事は無いが………二度も命を助けてくれた人だ。
ここから、あんなに遠い所まで、わざわざ自分一人の為だけに……。
将軍の側近の身で…きっと、こっそりと抜け出て…。
〈…きちんとした礼も言っていないな………将軍の名を語って毒殺までしてしまったし……怒っているだろう…………〉
幾ら自分を尾張に捨てた父親とはいえ、命の恩人に変わりはない。
このままでいるのは、余りにも後ろめたい…。
〈会って謝りたいが……あんな事を言ってしまったし……会っては貰えないかもしれない…〉
暴言を吐いてしまった事もあり、会いづらいが……やはり、今の内に会っておきたい。
〈………将軍に頼んでみよう〉
そう考えると、翔隆は包帯を取り髪の染め粉を落として、新しい着物に着替えた。
「樟美、私は二条に行ってくるから浅葱と荷物を頼んだぞ」
「はい」
その返事に頷いて、翔隆は小走りで出て行った。
二条城に行き、名を告げて門の前で待っていると、取り次ぎに行った者が戻ってくる。
「お会いにならしゃらないとの事」
「そんな…」
「義羽様がそう言わしゃられますのや。お諦めなされ」
そう言い、門を閉ざしてしまう。
〈……父さんが、会わせてはくれない………か〉
将軍・足利義輝自身がそう言っているのであれば黙って諦めるが、羽隆が言っているのならば話は別。
恐らく義輝には知らせずに、独断で断ってきたのであろう。
もしこの判断が間違っているとしても、翔隆には待っているだけの時が無い。
こうなれば実力行使あるのみ、だ。
翔隆は人目に付かない場所からサッと城に忍び込み、義輝を探した。
その側に、必ず羽隆こと義羽景凌が居る筈だから、である。
〈…刀術が生きる支えでもあると聞く。…だとすれば、この雪は剣技を磨くのに最適…〉
そう考えながら一刻程うろついていると、庭の一角に足利十四代将軍・足利義輝の姿を見付けた。
思った通り、彼は見事な剣捌きで雪を二つに切っていた。
その側には近習三人と、義羽景凌が控えている。
それを見て頷き、翔隆は堂々と歩いて義輝の側に行く。
「何奴!!」
すかさず近習達が抜刀して、翔隆に切っ先を向ける。
只一人、景凌だけが驚いた様な怒っている様な複雑な表情でこちらを見ていた…。
翔隆は悠然と歩いて、義輝から二間(三・六十㎝)程離れた場所で立ち止まり、膝を撞く。
「ご無礼、お許し下さいませ」
「…そちは確か尾張の―――」
義輝は刀をしまって翔隆を見つめた。
「篠蔦翔隆と申しまする。ご拝謁、お許しを…」
「おお、上総介の近侍であったな。息災か?」
「………はい」
「そうか。…して、忍び込んでまで、予に会いに参った故は?」
問われて翔隆は平伏する。
「上様の御家来衆であらせられる、義羽景凌様に会いに参った所存」
「景凌に…? ならばわざわざ予に会わずとも出来よう」
「断られたので、上様より話をして戴けまいかと、お願いに上がりました」
そう言うと、義輝は爽快に笑って景凌を見た。
景凌はふいと目線を逸らす。
「そうか……。景凌、そちはこの者が嫌いなのか?」
「いえ、そういう訳では……」
「なれば、何故断る?」
「………」
「話をしてやれ? 〝例〟の、あの事であろう?」
その言葉に、翔隆はドキッとする。
まさか、義輝に汚名を着せた事がばれたのでは…と思うが、表情から見てそうではないらしいのが見れる。
では何だろうか…?
義輝に一礼して、翔隆は景凌と共に歩いて、奥の座敷へと入った。
障子を閉めるなり、景凌は厳しい表情で翔隆を見た。
「……いつの間にか、策士になったな…」
「―――ごめん!!」
翔隆はいきなり謝って、深く頭を下げた。
「な……」
「あんな事を……酷い事を言ってしまって、済まなかった…。あの時は……解任された事の動揺も…これからどうしていくかの不安もあって……樟美と浅葱を…辛い目に遇わせたくなくて……とにかくごめん!! …申し訳ない……」
真正面から謝られて景凌は狼狽するが、真顔で翔隆を見据える。
「…それは、いい。だが、上様の名を汚した事だけは許さんぞ!」
「……弁明の仕様が無い………。その………助けてくれて、ありがとう」
「? 何をだ?」
「………拓須に殺されそうになった時と、義成に…殺され掛けた時…」
「………」
「わざわざ都から来てくれて、ありがとう。それを伝えたくて……来たんだ。…明日にはここを発つから…」
「…何処へ…行くのだ?」
景凌の顔から、怒りが消えた。
翔隆は真剣に言う。
「ここから伊賀に行って…近江、美濃と北へ行くつもりだ。長として少しでも皆の信頼を得て、一つに纏めて……一人でも多くの者を説き伏せて、狭霧と同等に戦えるようにしなければならないから」
「………」
その言葉に、景凌はズキンと胸が痛む。
元はといえば、自分が追放となったが為に始まった事…。
罪を犯したが故に、子供達まで不幸にしてしまったのだから……。
「あ、四国と九州と中国辺りは何とか出来たのだ。……私が、きちんとするから。ちゃんと…責務は、果たしていくから」
翔隆は微笑して喋る…まるで、自分に言い聞かせるかのように。
その姿を見て、景凌は眉を顰めた。
〈…強いのだな………。私は、追放に甘んじてしまった…。なのにこの子は、一族を一から立て直して変えていこうとしている……〉
自分には、怖くてとても出来なかった事。
同族に疎まれなじられて、敵族に命を狙われて尚、〝長〟であろうとする精神力の強さがある。
やろうと思えばやれたであろう事を、翔隆はやろうとしている…自分の代わりに。
掟を幾つも破り、幾度も命を落とし掛け…それでも、不知火一族の長という立場を手放さないでいる。
「…だから……安心して、義輝様の為だけに生きてくれ。私の話はそれだけだ」
そう言い、翔隆はにっこりと笑った。
景凌は驚愕し、言葉を失った…。
何も知らずに育った翔隆が、ここまで思慮深く育ったとは………訳の分からないままに突き進んでいた子が、一族を統べるまでに成長していたとは…。
「―――一つ、聞きたいんだが………上様の言っていた〝例の事〟とは…?」
「………一族の事だ…」
「知っておられたのか………では、私はこれで。償いは……いつか必ず」
そう言って背を向けると、景凌が大声で
「待て!」と呼び止める。
「…?」
翔隆が不思議そうに振り返ると、景凌は座敷の隅から大きな袋を持ってきて翔隆に渡した。中を見ると、極印銀(灰吹銀に極印を打った物)と貨幣が幾つも入っていた。ざっと見て二十貫以上の価値があるだろうと見受けられる。
「なっ…!」
「それを使え。………何も…父親らしい事をしてやれないから………使え」
「…あ………ありがとう…」
戸惑いながら受け取る。まだ、言いたい事や聞きたい事があるのだが―――言葉にならない。
「…気を付けて、行け…」
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