鸞翔鬼伝 〜らんしょうきでん〜

紗々置 遼嘉

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六章 決別

三十.友との再会

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 〝影疾かげとき〟に浅葱と龍之介を、〝百鬼なぎり〟に千景と樟美を乗せて、両方の轡を取って館を出ると、そのまま信濃に走った。
 本来なら駿河から遠江に入る予定だったのだが、〔一族〕の動向が怪しいので信濃から回る事にしたのだ。


 三日も走り続けると、ようやく遠江に入る。その間、子供達には馬上で飯や水をあげていた。
やっと安全な場所に入ったので、そこからはゆっくり歩く事にする。
〈家康様の下に置いて頂けないだろうか…? いやいや、そんな甘えはいかん。とにかく、お会いしておこう〉
翔隆は一目会ってから宿を取ろうと考えて歩く。
所々で宿を取って、銭も心許なくなった頃に、やっと三河に入る。


 そして一五六六年(永禄九年)の正月の最中に岡崎城に着いた。

さすがに正月のめでたい時に邪魔をするのは悪いと思い、城下で野宿をしようと場所を探していた。その時、
「そこの男!」
と、誰かに呼び止められた。
馬が二頭もいて、目立つから不審に思われたのかもしれない…。
振り向くと、そこには逞しい若者が槍を持って立っていた。
若者は近寄ってきて、まじまじと翔隆(三十一歳)を見つめる。
「どっかで見た顔じゃ……」
翔隆もその若者を見て、家康の側に居た荒武者を思い出す。
「…貴方はもしや、家康公の近習の…」
それを聞いて、若者はポンと手を打つ。
「殿の諱を堂々と…おお! 思い出したぞ! 篠蔦とかいう白髪の異人じゃ!!」
そう言われて翔隆は苦笑する。
まあ、髪と目を黒くしているのに、気付いて貰えただけでも有り難く思うべきなのか…。翔隆は笠を取って一礼する。
「翔隆、で構いません、本多殿」
「覚えていたか。…殿に会いにきたのか?」
「あ…お顔を拝謁出来たら、と思いますが…」
「伝えてやろう。ついて参れ」
気さくに言って、本多忠勝(十九歳)は歩き出した。

 城に入り、取り敢えずうまやで待たせて貰っていると、一刻程で忠勝は戻ってきた。
「殿は今、湯殿に入られておる。出られるまで二ノ丸で待たせろとの仰せじゃ。参れ」
「あ、はい…」
翔隆は馬を繋いで荷を持ち、子供達を引き連れてついていった。
 案内された一室に入ると、そこには修隆おさたか(六十七歳)が座っていた。
「では」
忠勝は行ってしまう。
思わず立ち止まっていると、修隆は丁寧に一礼した。
「殿が参られるまで、接待を仰せ付かった。…そんな所に突っ立っていないで、座れ」
「う、うむ…」
翔隆は戸惑いながら四人の子を座らせてから座る。
翔隆は何か話さねばと口を開く。
「元気、そうだな…」
「うむ。解任されたそうだな。一成から聞いた」
「う、うむ…」
修隆の子供の珂室かむろに騙されて春日山城で義成と会った事を思い出す……。
修隆が悪い訳でもなんでも無いのだが…身構えてしまう。
「旨く躱したようだな」
「え…」
「清修が…甲斐にお前が居るから殺すと言っていたが…」
「あ…ああ。私も、名ばかりの長ではいられないから……逆に、死んでいなければいいが…」
「…おかしな事を。死んだ方が、好都合ではないのか?」
「え…ああ……そう、だな…」
言われて、何故そんな事を言ってしまったのか自分でも分からない。
確かに、清修は敵対している厄介な相手なのだから、いない方がいい筈なのに…。
「そういえば、義成殿が狭霧の長になったとか」
「あ、ああ………うん…」
翔隆は動揺して目を背ける。
すると修隆は苦笑する。
〈長だと言うのなら…狭霧の長の問題とも向き合わねばならぬと思うのだが……義成殿は、翔隆にとって大事な存在だったのか……〉
そう思い、睦月の事を思い出す。
処刑をすると話した時も、慌てて走っていったが…。
〈こ奴は、狭霧の者ばかりを信頼しているのか? …陽炎の事は……〉
ふいに、伯父として心配になった。
 自分は―――弟の羽隆から憎まれてはいなかった。
寧ろ頼られて、よく相談には乗っていたが……〝迎えに来る〟と言っていたその日に……義成の母である沙音が殺されたから、羽隆はその女と共に京へ行った。
そして、そのまま羽隆は追放されてしまった…。
だから、不知火へ戻れなかっただけだ。
 だが翔隆は違う。
陽炎に父を殺されて憎み、殺そうとしている―――。
「翔隆」
「ん…?」
「! いや…」
こちらを見た翔隆の顔が、余りにも蒼然としていたので言うに言えなくなってしまう。
困惑してふと、翔隆の後ろの子供がこちらをじっと見つめているのに気付く。
「…お前の子か?」
「え…ああ…」
翔隆は苦笑して我が子らを見る。
「長男の樟美と長女の浅葱。こちらは家臣だ」
紹介されると、四人は揃っておじぎをして、喋る。
「樟美と申します。年は十一になります」
「浅葱です。八つです」
「えと、か、かのう龍之介たつのすけ、七つ! です!」
千景ちかげです…四つだと思います…」
そう順番に自己紹介をしてきたので、修隆は自分が名乗っていない事に気が付く。
「私は修隆。徳川家康様の側近であり、翔隆の伯父でもある。〝狭霧に送られた長男〟だ」
修隆は樟美が居るので、敢えてそう言った。
すると樟美が目を見開いてこちらを見た。
何か言いたげだが…と見て、修隆はある事を思い出す。
「そうだ、翔隆」
「ん?」
「これを…」
そう言って懐から文を取り出し、翔隆に渡す。
「これは…?」
開かずに聞くと、修隆は憫笑びんしょうを浮かべて言う。
「二年前に、久方振りに羽隆が来てな…。そいつを……〝万が一、自分が死んだら翔隆に渡して欲しい〟と言って…。…死んだから、な……」
「死んだら渡せって……」
まるで、襲撃を予期していたかのように…。
〈まさか、見通していたのか…? 私が暗殺などしたから…攻めてくる、と…!〉
翔隆は震える手で、文を開けた。
 〝まずは謝らなければならない。陽炎、翔隆、疾風〟
いきなりそんな言葉が書かれている。
〈謝るって…〉
戸惑いながら、翔隆は先を読む。
 〝お前達を、私の独善によって苦境に追い込んでしまって済まない〟
〈独善…?〉
そういえば、羽隆が何故追放になったのか、翔隆は知らない…。
気にはなったが、取り敢えず全部読んでからにしようと考える。

 〝私は長になりきれなかった。ただ殺し合うような戦いが嫌だった。
 だが、それは間違いであると、翔隆の行動で気付かされた。
 戦いを止めれば、ただ殺されていく。そんな事も分からなかった愚かな父だ。
 そんな辛い一族の事を、総て押し付けてしまった。それを果たそうと、懸命に戦う翔隆を見て、心底後悔した。
 故に、一族の一員として私に出来る事をしようと思い、これを書き残す。
 永禄七年 五月十日 羽隆〟
そんな懺悔の言葉の後に、両一族の系図、狭霧と大名家の関係が書かれており、二枚目に翔隆が解任された後の〝織田家〟の事、信長の事が細かく書かれていた。
〈父さん…!!〉
将軍に仕えているのに、こんなに日ごとに信長の事を書くのは、どれだけ大変だったか。
翔隆は涙ぐんで文を手に俯く。
すると、修隆が静かに言う。
「あ奴は……お前や陽炎を、陰ながら守っていた。長としては…駄目だったが、〝父親〟としては―――よくやっていた…と、私は思うぞ」
「…分かっている……風麻呂が、今までしてくれた事を思えば、全て…!」
そう言い、翔隆はギュッと唇を噛み締めて泣くのを堪えた。
それを見て修隆は陽炎にこの文を見せた時を思い出す。
〈陽炎も…文を見て驚いた顔をしていたな……〉
いきなり謝られて、戸惑ったのだろう。
つい先刻殺した父が、こんな文を残していたなどと思いも寄らずに…。
だが、文を破り捨てなかったのは…後から読む翔隆の為だったのだろう。
そう思うと、胸が痛んだ。
〈翔隆の考えを、何とか変えられないものだろうか?〉
養い親と、父親を殺されて憎む気持ちは分かるが、それとこれとは別の問題だ。
だが、陽炎の翔隆に対する接し方も変えなければどうにもならないのだろう。
そう思っている所へ、徳川家康(二十五歳)が小姓達を引き連れてやってきた。
翔隆はすぐに文を懐へ入れてニコリと笑う。
「お久しゅうござりまする」
「久しいのう」
そう言って座ると、家康は満面に笑みを浮かべて翔隆を見る。
「何年振りか…清洲での謁見以来か」
「はっ。ちょうど四年になりまする」
「うむ。…また解任されたと聞いたが…今度はどうしたのじゃ?」
「…あの…他家へ仕えている事を、きちんと伝えず…お怒りを買いまして」
翔隆が眉を寄せながら苦笑して言うと、家康苦笑した。
「……そうか。気を落とすなよ?」
「はっ、ありがとう存じまする」
そう言い翔隆は一礼する。
「して、何用で参った?」
「お顔を、拝見したくて…」
「それだけか?」
問われて、翔隆は少し気まずそうに言う。
「その…お詫びする事が…」
「何じゃ?」
「貴方様から戴いた大切な笛を…その、家臣にあげてしまいまして…その子ならば、私よりも大切に扱ってくれると思い…」
「あの笛をか!」
「はい! 真に申し訳…」
平伏し掛けると、家康に肩を持たれて止められる。
「恩賞として、やったのであろう」
「はい…その、本当に…」
「良い。責めてはおらぬ故、顔をあげよ」
「はっ…」
翔隆が本当に申し訳無さそうな顔をして見るので、家康は失笑する。
「ふふ…ただし、壊したら許さぬぞ?」
「はい、それはきつく言い聞かせました」
「ははは!」
きつく言い聞かせる程大切にしている物を手放すのがおかしくて、家康は膝を叩いて笑った。
「…家康様……」
「ふ、はは、そうか」
笑われてなんだか恥ずかしくなり、翔隆は顔を赤くしながらも家康を見る。
「それと、もう一つ…」
「ははは、まだあるのか?!」
「い、いえ。お礼を…」
「礼と?」
「はい。三年前の暮れに、貴方様配下の、服部様に助けて頂きまして…。お陰で伊賀を越えられたので、真に助かりました。ありがとうございます」
「では、本人に言うといい。半蔵!」
そう言うと、障子の向こうに控えていた服部半蔵正成(二十五歳)が姿を現して膝を撞く。
「礼がしたいそうじゃ」
「拙者は…」
服部正成が戸惑っていると、翔隆がこちらを向いて一礼する。
「本当に、ありがとうございました! あの…お礼の品とかそんな気が利いた物が何も無くて……」
「そんな物はいらぬ。では」
無愛想にそう言い、正成は行ってしまう。
それを見て、家康は笑い崩れる。
「ははははははは!」
「家康様…?」
「あの半蔵が、照れておったわ!」
「そう…ですか…?」
あれが照れていたのか?
では、いつも無表情で居たのかもしれない。
その時、誰かの腹の虫が鳴る。
「あっ…」
と言って腹を押さえたのは、龍之介であった。そういえば、ここ何日もろくな食事をさせていなかったのだ。
小姓や側に居た榊原小平太康政(十九歳)や本多平八郎忠勝が吹き出した。
「童が腹を減らせているのは可哀想じゃ。小平太、夕餉を増やしておけ」
「はっ」
榊原小平太康政が答えると、翔隆は慌てて両手を上げる。
「い、いえ! いいです! そんなご馳走になっては…」
「良いではないか。行く宛も無いのだろう? 暫くここで体を休めるが良い。長旅で疲れておろう」
「しかし…」
「小平太、酒もたっぷりな」
「はい」
再び命じられて、康政は行ってしまった。
それに対して、翔隆は平伏する。
「かたじけのう、ござりまする…!」
「ふふ。わしとお主は、〝友〟だと申したであろう? 良いからくつろげ」
そう言って家康は笑う。すると翔隆は苦笑して、あぐらを掻いた。
すると翔隆の足の上に浅葱が乗る。
「こら、浅葱…」
「やーん」
「構わぬ。お主の子か?」
「は。申し遅れました。長男の樟美、この子が長女の浅葱、それに家臣の叶龍之介とその妹の千景にございます」
紹介すると、四人はきちんと一礼する。
一礼した途端、浅葱が父の足の上から転がり落ちてしまう。
「あ…」
泣き出しそうな浅葱に、本田忠勝が竹とんぼを見せる。
「ほら、やろう」
それを見て、浅葱はきょとんとする。
「なあに? これ…」
「竹とんぼだ。こうして遊ぶ物だ」
そう言って軸を両手で擦り、飛ばす。
すると浅葱は目を輝かせて天上に飛んでいく竹とんぼを追い掛けた。
千景もそれに続いた。
「忠勝は昔から竹とんぼが好きでな」
「そうですか」
微笑んで見て、ふと龍之介もうずうずしているのに気が付く。
「皆で、竹とんぼをしていなさい。あ、いいですか? 平八郎殿…」
「構わん。ほら、外でやった方が良かろう」
そう言って忠勝は子供四人を連れて行ってくれた。
 ちょうど見える所に来て、忠勝は子供達と共に竹とんぼで遊び始めた。
すると龍之介がどこで見付けてきたのか、竹馬を持ってきて忠勝に見せる。
「これ! これ何ですか?!」
目を輝かせて聞くと、忠勝は笑って竹馬を両手に持たせてやる。
「竹馬だ。ほら、ここに足を掛けて手と足を旨く使って歩くんだ」
「え? こ、こう…??」
竹に付けた横木に足を掛けるが、グラグラとして立てない。
「あ、歩けないっ!? どうすればいいんですかっ?!」
龍之介は樟美を見て言う。と、樟美も驚きつつ寄っていく。
「これで歩く…」
龍之介に竹馬を渡されて、樟美も挑戦してみる。何とか両足を乗せられたが、力加減か体の釣り合いかが分からなくて歩けずに、地に足を付けてしまう。
すると二人は忠勝をじっと見つめた。それを見て、家康が笑う。
「ははは。やってはどうじゃ?」
「しかし…わしが乗ったら壊れます」
忠勝は困って翔隆を見た。
「えっ? わ、私も無理ですよ? やった事は無いので…」
そこに、康政が酒を持って戻ってくる。
「おや、竹馬とは懐かしい」
「いいところに。小平太、手本を見せてやってくれ」
忠勝は縁側に草履と竹馬を置いて言う。
「この歳で竹馬は…」
と言い掛けて、子供達の期待の眼差しを見て何も言えなくなり、仕方なく庭に出た。
「…壊れなければいいが…」
そう言いつつも、康政は竹馬に乗って器用に歩き始めた。
「わあ!」
すると龍之介と樟美がその後を追い掛ける。浅葱と千景は、竹とんぼに夢中だ。
そんな微笑ましい光景を見つめながら、翔隆は家康に酌をする。
「あんな遊び道具があったのですね」
「何じゃ、真に知らなかったのか」
「はい。…幼い頃は、森の中で遊ぶか…修行ばかりでしたので」
翔隆が苦笑して言うと、家康は苦笑する。
「…お主も、苦労したのだな」
「え? いえ、苦労なんて…動物達と戯れたり、睦月や義成達と…――――」
言い掛けて止まる。
懐かしい、師匠達との日々…。
 もう、義成は戻らない…。
「お前、義成殿とは…」
修隆がはっとして言うと、翔隆は作り笑いをする。
「…今川義成と…睦月と拓須は、私の師匠なんだ…。……大切な…師匠だよ」
それを聞き、修隆は真剣な顔で家康に言う。
「家康様、少しこ奴を借ります」
「…返してくれよ?」
家康は、冗談交じりに言って許す。
すると修隆は一礼してから翔隆の腕を掴んで立たせると、強引に歩き出す。
「修隆…?!」
「いいから来い」
そう言って、表に出ると隅の方で止まる。
「お前、狭霧と知らなかったのか?」
真剣に聞かれて、翔隆は俯く。
「……ああ」
「義成殿は狭霧の〝長〟、拓須は〝導師〟と崇められている存在だぞ!?」
「………」
「お前は不知火の長であろうがっ!!」
「…分かって、いる…」
「わかっ……分かっていて慕っているのか?!」
そう問い詰められて、翔隆は目を瞑る。
「翔隆!!」
腕を掴んで言うと、その手を払われた。
「わかっ…ている! 頼むから……今は…っ。今だけでも、考えさせないでくれっ!!」
そう、絞り出すかのように言い、翔隆は涙を堪える。
それ程大切な存在では、困るどころの話ではない。
修隆は、腕を掴んだまま話す。
「……いつ、知ったのだ…」
「………」
「いつから関わっていた!」
強い口調で問うと、翔隆は俯きながら答える。
「睦月と拓須は…確か六つの時で……拓須が怪我を負っていたので父が…志木しぎが手当てをして、そのまま…義成はその翌年に……」
「――――っ!」
何か言おうとしても、言葉が出なかった。
 そんなに幼い内から関わり師匠として慕い崇めていたのならば、そう簡単には情は変えられない…。
〈…このままで、長が務まるのか? いや…向き合わせねばならぬ!〉
修隆は翔隆の腕を離して言う。
「…後でいいから、私の部屋へ来い。いいな?」
語尾を強めて言うと、修隆はそのまま戻って行った。


 食事を終えると、子供達は榊原康政と共に字の練習を始める。
翔隆は家康と共に盃を手にしていた。
「再会の盃だ。無論、友として」
「家康様…」
互いに微笑んで、一気に酒を呑み干す。そして、目を見つめ合う。
「今宵は存分に飲み明かそうぞ」
「…はい」
月が美しく輝く空の下、家康はこれまでの事を翔隆と話し合い笑い合った。
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