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異世界の無人島と青の守護者

冒険には危険が当たり前

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森の中は草が膝の高さまで生い茂っていて、背の高い木で光が遮られまだ陽が高いはずなのに夜のような暗がりを見せている。 当然地面は舗装などされていないデコボコな状態だ。
 その中を、ムサシ達ゴブちゃん達は先頭でスイスイと草木を掻き分け進んでいく。
 その後をマウリとウルフに挟まれる形でアッシュも付いていく。
 この一週間たらずの土木作業で、体力の方も幾分か上がっていると思うが、それでも視界の悪い森の中を進むのは予想よりも体力を消費する。

「大丈夫かアッシュ?」

「.....大丈夫。 ちょっと疲れたけど休むほどじゃないから心配しないでいいよ」

 ムサシ達も時折後ろを振り返ってはアッシュのことを気にしている。
 アッシュは心配するなとムサシに軽く手を振って合図を送り、ムサシはそれを見てまた進み始める。
 まだまだ目的地までは時間がかかる。
 ここで休んでいては一日で行って帰れなくなってしまう。
 三つ目のギフトで体は強化されているはずだが、まだまだ神力が低いせいか能力の発揮は今一つ。 いずれは神力が上がればどれだけ動いても疲れない体になるらしいけど、今の段階では身体能力はここに来た時よりも上がっていると思うけど、どの程度体が強化さて外的要因を防げるのかは不明。
 態々自分の体を痛めつけてまで調べるつもりもないので、これに関して言えば気にしても仕方がない力だ。

 そんなアッシュの苦労も知らず、森に潜む敵は容赦なくアッシュ達に襲い掛かる。

「キィー!」

 木にぶら下がりこちらを狙っていたのはフォレストバッドというコウモリの魔物だ。
 それが2匹アッシュの頭上から狙いを定め急降下。

「キィー!」

「ゴブ!」

「キィキィ」

 ムサシの合図で、パチンコを構えたゴブちゃんがフォレスバッドを狙い撃つ。
 そして、見事に2匹の羽を捉えフォレストバッドは空中で体勢を大きく崩す。 おもちゃのパチンコなので、殺傷力はないがこういった相手の嫌がらせには十分使える。

「ワフッ!」

 そこへウルフが木を蹴って宙へと舞い上がり爪でフォレストバッドを地面に叩き落すと、刀を構え待ち構えていたムサシがそれを斬って捨てる。
 実に見事な連携でフォレストバッドはあっという間に処理されてしまった。

「ウム、皆よくやった」

 結局マウリは俺の横で見ていただけ。
 マウリが手を出すような相手じゃなかったのもあるけど、基本マウリは森に入ってからずっと俺に張り付いている。
 余程俺が不甲斐なくて心配なのだろう。
 魔物の襲撃も、森に入ってもう何度目かになるというのに俺は魔物が出る度にどうしても体がビクッと反応してしまっている自分に情けなさを感じる。
 でもマウリは「初めてなのだから仕方ない」と俺に言ってくれる。

 そもそも、この格好からして森に入るのはどうなんだろう.....

 アッシュの姿は、上下黒のジャージにスニーカー。 
 こちらに来た時から選択はしているけど服装はまったく変えていない。
 それと、一応の武器として日本刀を召喚して腰に差してはいるけど、一度もそれを使う情況には至っていない。

 という感じだ。

 うん。 俺は森を舐めているのかもしれない。

「こいつは何かの素材になるの?」

「ウム、爪と牙は装飾品として加工出来るな。 後は、こいつの内臓は毒消しの薬の材料になると聞いたことがある」

「内臓か....爪や牙はいいけど内臓はちょっとなぁ...」

「では、爪と牙だけ取って死体は焼くとしよう」

 こういう死体は残しておくとゾンビやアンデットの魔物になったり、血の匂いを嗅いで他の魔物がよってくるかもしれないから作業は迅速に行う必要がある。
 今のところ、森に入って出会った魔物はこのフォレストバッドとオークと呼ばれる二足歩行のデカイ猪。 どちらもマウリの知っている魔物だった。
 特にオークの方はまだ一度しか出会っていないが、体はデカイし肉も分厚くムサシの刀も通りにくい厄介な相手だったが、幸い見つけたのが一匹だけだったので数の利で押し切ってなんとかなった。
 オークは繁殖力がとても強い。 オスしか存在しない種族柄、メスを見つけると人間だろうがモンスターだろうがお構いなく盛りにくる強姦魔。
 しかも、飢えが極限状態に達するとついには男にまで手をだして兎に角見栄がない危険な魔物だ。
 ただ、そんなオークの肉はピッグルと同じくかなりの極上品らしく漏れなく肉は回収させて貰っている。 オーク一匹からは、体が大きい分数十キロ単位の肉が取れたのでこれだけでも今日の収穫はあった言っていい。
 問題はその肉をどうやって運ぶかだったが、それはマウリが肉を細かくまとめ結界魔法で劣化を遮断することで持ち運べるようにしてくれた。
 家に戻ったら食料庫を作らないと流石にこの量はおいておけないだろうな。

 剥ぎ取りも終わり、先を急ぐ俺達はその後も森の中を進み、何度か魔物の襲撃を受けたがムサシ達の活躍により魔物は時間をかけず狩られてしまっていく。
 そうしてどれだけ森の中を歩いただろうか?
 その場所の周りだけひんやりとした涼しい風が流れ、木も草もない広々とした場所に出た。

「ほぉ、森の中にこんな場所があったとはな」

「うん。 とっても静かでいい場所だね」

「ゴブゴブ」

 ここで目的地だとムサシは言う。
 そこには、綺麗に澄んだ水が湧き出る泉があった。

「何かもっと池みたいなのを想像してたけど全然違ったみたい」

「ウム、これなら飲み水としてもまったく問題ないだろう。 それにしても、ここは水の精霊がたくさんいるな」

「水の妖精?」

「ん? そうかアッシュは魔法が使えないから精霊の存在を感じることが出来なかったな。 精霊とは、私が使う魔法の素となるマナを生み出す生命の源とも言える存在のことだ。 ノームのように、人の目に見える姿をした精霊もいるが大抵の精霊は人の目には見えず、自分達の好む場所でマナを作りだしているのだ。 そして、精霊が多くいる場所は古くから土地が栄え、資源が豊富に取れたと言われている。 だからこそここは精霊が好み、精霊達が多くいるのだろう」

 言うならばここは、精霊が多くいるパワースポットってことか。

「じゃぁ、そんな場所から水をもらうのはマズイかな?」

「いや、そんなことはない。 確かに、この環境を壊してしまえば問題になるが、土地そのものを荒らさなければ水を汲んだり水路をひいたりしても問題はないはずだ。 ただ、精霊の力を借りることになるから感謝の気持ちとして何かしてあげるほうがいいだろうがな」

「そっか。 土地を荒らさなければいいなら、ここから家まで水路をひくのもありだね」

 精霊達には社を作ってお供え物でもしてあげよう。
 ここは.....そうだなぁ、精霊の水飲み場とでも呼ぶことにしてこの辺りは荒らさないようにしよう。

 アッシュは泉の水を手ですくって水を口に運ぶ。
 ひんやりしていて疲れた体にとても心地いい水だ。
 他の皆も、喉を潤すように水をすくって口に運ぶ。 ここには他に、森から出てくる動物が水を飲みに来ていたが、こちらを警戒する様子もなく静かに水を飲んでさっていく。
 ここは神聖な場所で争いごとを持ち込むのはダメだと言うことを彼等も分かっているのだろう。 だからこちらも見ているだけで決して危害を加えることはしない。
 本当にここは、気持ちを落ち着かせてくれて穏やかな気持ちにさせてくれる不思議な場所だ。
 精霊が多い場所は皆そんなところなのだろうか?
 こういう場所はたくさんあってもいいだろうから、そういう場所が他にもあるなら探して見るのもいいかもしれない。
 ここにもまた来たいな。

「さて、水場の確認も出来たことだしそろそろ帰ろうか」

 結果としていい場所を見つけることが出来たと思う。
 土地を荒らさないように注意は必要だけど、これで恒久的な水の確保が出来るようになったんだからね。

「待て、アッシュ.....少し様子がおかしい。 警戒しろ」

「えっ? 何が?」

 帰ろうとした矢先のマウリの突然の警戒宣言。
 
 ここは精霊のいる場所だぞ?
 そんな場所に何があるっていうのだいったい....。

「.....来るぞ!」

 マウリが警戒する方向に俺も刀を構え警戒する。

「ゴケェェ!」

 森の木々をなぎ倒すように現れたのは、ゴーレムよりもさらに大きい体をした赤黒い大王カエル。
 二本の足でしっかりと歩き、四本ある腕を大きく広げてこちらを威嚇する。

「何だあいつ....」

「分からない。 私も見たことのない初めての魔物だ」

 ここに来て、マウリも知らない初めて見る魔物の登場。
 ムサシも自らの刀を構え何時でも戦闘に入れるように警戒はしているが、今まで戦った魔物よりも明らかな強さを持った魔物に若干及び腰になっている。
 無理もない。
 俺だってこんな得たいの知れない奴を相手にするのは怖いのだから。 逃げれるものなら今すぐにでも逃げたい。 だが、それをさせまいと相手は俺達の前に敵意を持って立ちふさがっている。

「ゴケェェ!」

「来るぞ!」

 大王カエルは大きく息を吸い込み腹を膨らませると、全身を使って口から幾つもの赤い礫を撃ち出した。
 俺達はそれを慌てて回避する。
 
 赤い礫のぶつかった場所は、まるで何かに溶かされたようにジュウジュウと黒い煙を上げる。
 それは泉にまで及んでおり、先程まであれほど綺麗だった泉が礫の浸かった場所から黒く変色し始めた。

「聖域結界!」

 マウリが慌てて泉の周りを結界魔法で覆う。

「あいつの撃ちだす礫には、触れたものを腐食される力があるのか.....」

「ウム、実に厄介な相手だ。 アイツとの戦闘が長引くと精霊の泉が使いものにならないくらい破壊されてしまうだろう。 何とか被害の少ないうちに倒さねば」

「何とかなりそう?」

「何とかするさ。 まぁ、アッシュは自分の身を守ることに専念していろ。 あいつは私が何とかしてみせる」

 初めて見せるマウリの真剣な顔。
 マウリは腰の剣を抜いて構えると、大王カエルに向かって行った。

「ゴケェェ!」

 そんなマウリに向かって大王カエルは礫を吐き出して近寄らせないようする。
 しかしマウリは、それをヒラリヒラリと鮮やかな身のこなしでかわし大王カエルに接近すると、

「はぁ!」

 大王カエルの足に一閃。 続けざまに今度は背中から横腹にかけて剣を一閃。

「ゴケケケェ!」

 大王カエルは四本腕を振り回してマウリを引き離そうとするが、それよりも早く相手の攻撃の届かない場所にマウリは既に身を引いている。
 大王カエルはそんなマウリを忌々しげに睨むが、マウリが与えた傷はまったくのダメージになっていない。

「フム、剣に纏わりつくこのネバネバの粘液....こいつのせいで奴の体に私の剣が届いていないわけか。 ならばこれならどうだ。 ウィンドスピア!」

 マウリの手から風の槍が放たれる。
 
「ゴケェェェェ!」

 それが大王カエルに当たると、大王カエルは見るかに痛そうな声を上げる。

「ウム、やはり魔法には弱いようだな。 ならば魔法で....っと」

 マウリの危険性を感じてか、大王カエルはマウリに魔法を撃たせまいと連続で礫を投げてつけてくる。

「ゴブー!」

「ワフッ!」

 マウリを援護しようとゴブちゃん達はパチンコで大王カエルの気を引き、ムサシとウルフは大王カエルの側でダメージを与えられないと分かっていても攻撃を繰り返す。

「ゴケェェ!」

 大王カエルは鬱陶しいとばかりに腕を振る。

「ウィンドスピア!」

 マウリへの意識が少しでも外れると、マウリはすかさず魔法で攻撃を仕掛け大王カエルの体に徐々に傷が増えていく。

「ゴケェェェェ!」

 それに怒った大王カエルは、体大きく震わせて体の粘液を辺り一面にぶちまける。

「ゴブ!」

「ワフッ!」

 ムサシとウルフはその粘液に捕まり動きを止められる。 必死に脱出を試みるが、粘液はしっかりと体に張り付いていて中々抜け出せない。
 残ったゴブちゃん達がパチンコで必死に攻撃を繰り返すが、おもちゃの攻撃ではまったく歯が立たず大王カエルもゴブちゃん達を無視してマウリに体を向ける。
 そして、再び礫の雨をマウリに見舞う。
 そうなると魔法を撃つ時間がとれず、マウリの攻撃も封じ込められてしまう。
 元々マウリは騎士という職業柄、魔法よりも剣で戦う事を得意としている。
 勿論、魔法も使えないことはないのだが無詠唱で使える魔法は威力の低いものだけで、上級魔法を使うには長い魔法の詠唱時間が必要となる。 その辺りが魔法を極めた魔法職との大きな違いで、ムサシとウルフが動けなくなった今、大王カエルを倒すだけの魔法を撃つのにかかる時間を稼ぐ者がいないと攻撃の手段が限られてくる。

「さて、この情況はどうしたものかな...。 最悪、倒すことを諦めて逃げることを考えるべきか....」

 マウリは今の情況に考えを巡らせる。
 恐らくは、自分が囮になれなアッシュ達を逃がすことに問題はない。 仮にその後、こいつと一対一になったとしても足の速さで言えばこちらが上なので十分に逃げ切ることは可能だろう。
 そう考え、この場は一旦引いて体勢を立て直そうとマウリが言おうとした時、

「ゴケェェェ!」

 大王カエルの足元でパンパンと何かが弾ける音が響いた。
 大王カエルはそれをやった相手に体を向けると、そこにはアッシュが手に爆竹を持って震える足で大王カエルの前に立っていた。

「マウリ! 俺が時間を稼ぐからその隙にアイツを倒せる魔法を撃つんだ!」

 アッシュは大王カエルに爆竹を投げつけて、大王カエルの意識を自分に向ける。
 煩い音と軽い火花の出る程度の爆竹だが、大王カエルにとってはパチンコよりも危険で気を引くには十分だったようだ。

「ゴケェェェ!」

 アッシュに向かって大量の礫を放つ大王カエル。
 しかし、アッシュも震える足で体を動かして右に左にと礫をかわして爆竹を投げつける。
 それを見てマウリもすかさず上級魔法の詠唱に入る。
 長い長い祝詞のような詠唱をマウリの綺麗な声が一節一節読み上げて行く。

 アッシュの頑張りに、ゴブちゃん達も負けじとパチンコで攻撃してアッシュを援護。
 さらに、粘液からようやく脱出したムサシとウルフも加わり、マウリの魔法の詠唱が終わるまでの時間を皆で必死に稼ぐ。
 そして、

「皆、離れろ!」

 マウリの声で一斉に大王カエルから距離を取る。

「煉獄の業火に焼かれて死ぬがいい! メテオバースト!」

 大王カエルを中心に巨大な炎の柱が大王カエルを包み込む。

「ゴケェェェェッェッェェ!」

 一際大きな声をあげ、炎の柱の中で苦しそうにその体を焼かれる大王カエル。
 やがて魔法の収束していくと、その場には真っ黒コゲになった大王カエルがピクリとも動かない姿で立っていた。

「フゥ、久々に上級魔法を放ったが流石にマナの消費は激しいな」

 マウリはかなり疲れた顔をしている。
 でも、皆無事で何とかなったみたいで良かった。

「お疲れマウリ。 最後のは凄い魔法だったね」

「何、私一人で何とかなったのではないさ。 アッシュや皆の頑張りがあってこそ私があの魔法を撃てたのだから。 特に、あれに一人で立ち向かうアッシュの姿はカッコ良かったぞ。 あんな情況じゃなければ、思わず抱きついて誘っていたかもしれないな」

 そうですか....。
 ぶれないねぇマウリも。

「にしても、何だってあいつこの場所にきたんだろうな。 精霊のいる場所は神聖な場所なはずなのに」

「神聖な場所だからだろう。 魔物とは、純粋に悪に染まってしまった者のことを本来は指す言葉だ。 善と悪は表裏一体。 それ故に、自然と魔物は精霊のいる神聖な場所に集まってくる習性を持っているのだ」

「成る程、だからこの辺りは魔物が多くいるけど家の周りはそうでもないから魔物は逆に少ない。 みたいな感じかな?」

「概ねその通りだ。 だが、いくら魔物が神聖な場所に集まりやすいとはいえ、ここまでの上位魔物が来ることは珍しいことだ。 本来ならば、こういった強い上位の魔物は自分のテリトリーを持っていてその中からは余程のことがないと出てこないはずだからな。 他の上位魔物にテリトリーを奪われたのかどうか知らんが、今回の遭遇は運は悪かったということだな」

 なんともまぁ、迷惑な話だね。
 折角見つけた綺麗な水場も、今の戦いで大分荒らされちゃったんだからね。
 大丈夫なんだろうかこれ?

「この水場どうしようか?」

「これ位なら、私の聖魔法で簡単に浄化出来るさ。 精霊もいなくなったわけではないから、少し時間はかかるだろうがまた元の綺麗な場所に戻るさ」

「そっか。 綺麗な場所だし、今度は皆も連れてまた来たいね」

「そうだな」

「さて、皆が待っているだろうからあれの始末をして家に帰ろう。 あいつはどうしようかマウリ?」

「あれほど損傷させてしまっては使い物になる所はないだろう。 あれはこのまま私が浄化しておこう」

「お願いね。 他の皆は帰りの準備ね。 思わぬ度になっちゃったけど、帰ったら今日はオークの肉で焼肉パーティーでもやろう」

「「「「「ゴブー!」」」」」

「ワフッ!」

 うん。 皆肉は大好きだから喜んでるね。
 突発的にあんな魔物と戦闘になったのはビックリしたけど、いい水場も見つかったってこれからの生活がまたしやすくなるかな。

「さぁ、お家に帰ろう」


 異世界無人島国造り 八日目 終了
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