人探し探偵

餡脳(unknow)

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第一話

依頼達成

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「ばれちゃいましたか。」
男は言った。
「紹介しますよ。それが僕の彼女の真理です。」
男はクローゼットの中の白骨死体を見ながら言った。
「よし、依頼完了だな。帰るぞ、二人とも。」
「「は?」」
裕貴と大和が言った。
「何言ってるんですか?死体ですよ。警察に言わなきゃでしょ。」
「大和さんの言う通りですよ。たぶん、昇さんを殺したのも、この人ですよ。」
「わかってるよ、そんなこと。でも、よく考えてみろ。俺たちの依頼は何だ?」
「真理さんを見つけることです。」
「うん、そうだろ。」
「そうですけど。」
「慶さん後ろ!」
大和が叫んだ。
恐る恐る後ろを見ると、男がナイフを持って立っていた。
「見られちゃったら、仕方ないですね。死んでください。」
男はナイフを振り上げ、俺に襲いかかってきた。
俺はナイフから避けながら大和に言った。
「大和、警察に連絡しろ。」
「はい。」
男は俺の心臓めがけて、ナイフを振り下ろした。
俺は刺さる寸前で、するりとかわした。
俺がかわしたことで、男の持っていたナイフは壁に突き刺さった。
今がチャンス。
俺は男の顔めがけて、右のストレートを入れた。
見事にヒットし、男は倒れた。
どうやら、気絶しているようだ。
「よし、帰るぞ。」
俺は部屋に残ろうとする二人を、無理矢理連れて帰った。
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