真面目ちゃんの裏の顔

てんてこ米

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第五章 準備は万端?

4 恋人らしく

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 完封負けした呉宇軒ウーユーシュェンは、大人しく膝に座りながらも恨めしげに幼馴染を睨んだ。彼の細やかな抵抗に、李浩然リーハオランは小さく笑みを漏らす。

阿軒アーシュェン、自分から言ったのだから、責任を持って面倒を見てくれないと」

「確かに言ったけど……」

 どうして急に態度を変えたのか、今までの軽いスキンシップを大きく越えた行為に、呉宇軒ウーユーシュェンは混乱しっぱなしだ。ここまでやるとは言ってないと訴えたいが、今までの様子だと彼は許してくれなさそうで、代わりにムッとした顔をして不満の意思を示す。
 すっかりへそを曲げた幼馴染に、李浩然リーハオランはしなやかな指先で頬をそっと撫で、ご機嫌を伺うように優しく言った。

「君は今、俺の恋人役だろう? 恋人らしくできる?」

「ん……やってもいいけど、俺がやだって言ったらすぐにやめてくれよ?」

 今までみたいに追い込まれては堪らない。呉宇軒ウーユーシュェンのお願いに、彼はからかうように言った。

「君の『嫌だ』は『もっとして』じゃないのか?」

浩然ハオランッ!」

 指摘されて顔がカッと熱くなる。てっきり呂子星リューズーシンの声に被って聞こえなかったと思っていたのに、まさかあの時言いかけた言葉を聞かれていたとは。

「やめろって言ったらちゃんとやめてってば!」

 何度も念を押して言うも、彼はしれっとした態度で聞こえないふりをして、頑なに返事をしてくれなかった。普段から散々甘やかしすぎたせいで、押し通せばイケると学習してしまっている。こればかりは過去の自分を恨むしかない。
 悩んでもどうしようもなく、呉宇軒ウーユーシュェンは覚悟を決めた。どのみちごり押しでいいようにされるのだ。だったら最初から受け入れてしまえばいい。
 どうせ大したことはしないだろうと油断していると、李浩然リーハオランの手のひらが下に降りていき、這うように太ももを撫でた。膝の方から腿の付け根へと、ゆっくりと手のひらが上がっていく。

「ちょ、お前彼女ができたらそんな事するの!?」

 優等生らしからぬいかがわしい撫で方に眉をひそめると、李浩然リーハオランは真面目腐った顔できっぱりと言い切った。

「君にしかしない」

「おい!」

 だったらするなよ!と不満タラタラで拗ねていると、悪戯な幼馴染は調子に乗って尻の方まで手を伸ばしてきた。男相手に何が楽しいのか、彼にしては珍しくニコニコと機嫌がいい。
 やられっぱなしはしゃくなので、呉宇軒ウーユーシュェンは悪巧みするように目を細め、彼の胸をガバッと両手で鷲掴みにした。

「そっちがその気ならこうしてやるっ!」

 やったは良いものの、呉宇軒ウーユーシュェンはすぐに後悔した。何が悲しくて男の胸を揉まなければならないのか。
 李浩然リーハオランは体を鍛えているため、その逞しい胸板は触っても柔らかさの欠片もない。これなら、高校の同級生だった小太りな男子の胸の方がまだ揉み応えがあった。
 あまりにも虚しくて呉宇軒ウーユーシュェンがため息を吐くと、李浩然リーハオランは首を傾げた。

「どうした?」

「胸無いから、なんか無! って感じ……」

「あったらおかしいだろう」

 冷静に突っ込まれ、それはそうだと手を離す。すっかり白けてしまった幼馴染を見て、李浩然リーハオランは悪戯めいた含み笑いを浮かべて声をかけた。

「やり方が悪いのでは?」

「こんなのにやり方もクソもあるかよ」

 拗ねたように返すと、李浩然リーハオランの手が胸に触れる。お手並み拝見と見守っていると、手のひらは下から上へと滑り、指先が胸の先端を掠めた。
 胸全体を包み込むようにさわさわと撫で回され、初めはくすぐったいだけだったものが、胸の頂をそっと撫でられる度にだんだん妙な気分になってくる。

「お前の触り方、なんかいやらしいんだけど!?」

 幼馴染がとがめる声にも耳を貸さず触り続けたので、呉宇軒ウーユーシュェンは手を掴んで無理矢理止めた。撫でられ続けた先端はTシャツの上からでも分かるほど硬くなってしまい、シャツが擦れるだけでジンジンする。
 なんとも言えない微妙な顔をしていると、李浩然リーハオランが耳元でそっと囁いた。

「気持ち良かった?」

 笑みを含んだその声は蕩けるように甘く秘めやかで、囁かれた呉宇軒ウーユーシュェンはゾクゾクと肌が粟立ち、返す言葉に詰まる。
 本能的に危険を感じて身を引くと、彼は全てお見通しとばかりに素早く手を伸ばし、それ以上逃げられないように腕を掴んだ。しかも、困ったことに李浩然リーハオランの座っている椅子は勉強机とセットになったキャスター付きで、あっという間にテーブルと彼の間に挟まれてしまう。

阿軒アーシュェン、返事は?」

 本日二回目の捕獲に成功した彼は、楽しげに目を細めて囚われの呉宇軒ウーユーシュェンの顔を覗き込んだ。
 やっぱりろくな目に遭わなかった。
 攻め込まれてにっちもさっちも行かなくなった呉宇軒ウーユーシュェンは、狙い澄ました瞳から目を逸らすと、精一杯の去勢を張った。

「……べ、別に?」

 何も感じてませんけど?と言うようにとぼけると、腕を掴んでいた李浩然リーハオランの手が離れ、また胸へと伸ばされる。今度は指先だけがなぞるように肌に触れ、くすぐったさに身を捩ると、彼は抵抗されないように呉宇軒ウーユーシュェンの両手首を片手で掴んだ。

「これはどう?」

 囁きと吐息が首筋を撫で、敏感になった体がびくりとする。手首を掴む手の力は驚くほど強く、どうやっても振り解けない。
 目を逸らしたまま答えてやるものかと意地を張って唇を引き結んでいると、胸を触る手つきはますますいやらしくなっていった。焦らすように際を撫でては離れ、その度にあられもない声が漏れそうになる。
 体がびくりとする度に手は止まり、僅かに与えられた休息に息を吐く。絶対に声を出すものかと呉宇軒ウーユーシュェンは唇を噛み締めた。意地悪な幼馴染は明らかにこちらが堪えているのを楽しんでいる。
 負けじと執拗に責め立ててくる手に膝の上で身を竦めていると、撫でられ続けて敏感になった先端を指がそっと掠め、引き結んでいたはずの唇から甘い吐息が漏れた。
 自分のものとは思えないその声に、ついに堪えきれなくなった呉宇軒ウーユーシュェンは弾かれたように顔を上げ、慌てて口を開いた。

「ま、待って!」

 待てと言われれば普通は止まるものなのに、今日の李浩然リーハオランは容赦がなかった。彼は撫でさする手はそのままに、恥ずかしすぎて今にも爆発しそうになっている幼馴染へ問いかけた。

「約束を覚えている?」

「……や、約束?」

 震える声で返すと、彼はとびきりの笑顔を浮かべた。その顔にどうしてだか嫌な予感がして、呉宇軒ウーユーシュェンは身構えると続く言葉を待った。

「なんでも言うことを聞く」

 その答えに、呉宇軒ウーユーシュェンはハッとする。
 嬉しくないことに、嫌な予感は大当たりだ。言うことを聞かせるためにそんな約束を取り付けていたが、もう何度その約束を交わしたか覚えていない。幼馴染がその言葉を言うたびに、李浩然リーハオランはいつも保留にして溜め込んでいた。

「な、なんでも?」

「うん、なんでも。我慢しないで、君の声を聞かせて」

 思い返してみると、彼は『なんでも』の部分をやたら強調して確認してきていた気がする。まさかこの時のために確認していたのか。
 こんな所でそれを使うのかと、追い込まれた呉宇軒ウーユーシュェンは軽い気持ちで頷いた過去の自分をぶん殴りたい気持ちでいっぱいになった。

「それ、今じゃなきゃダメ?」

 駄目元で尋ねるも、一歩も譲る気のない彼の目を見てすぐに交渉の余地がないと気付く。早く、と催促するように指先が肌を撫で、堪えきれず甘い吐息が漏れた。

「やだ……あっ」

 僅かに漏れた声に、気が狂いそうなほど恥ずかしくなる。頭に血が上りすぎてぐるぐると目が回り、呉宇軒ウーユーシュェンはもはや右も左も分からない。
 まともに顔を見ることもできず、彼の肩に熱くなった額をぶつけると、李浩然リーハオランはやっと観念してくれた。好き放題に撫で回していた彼の手のひらが頬に触れ、熱を持ちすぎてひんやりと冷たく感じる。

浩然ハオランに辱められた……セクハラで訴えてやるぅ」

「君の自業自得だ」

 冷たく言い放つと、言葉とは裏腹に李浩然リーハオランは優しい手つきで頭を撫でてくれた。先ほどまでの妖しい撫で方と違って、労わるようなその触り方に、呉宇軒ウーユーシュェンはやっとまともに彼の顔を見ることができた。
 先に仕掛けたのは自分だったので、文句を言いたくても強くは言えない。どう伝えるべきか迷っていると、不意に部屋の扉が開いた。
 扉から顔を出したのは王茗ワンミンで、彼は幼馴染の膝の上に座る呉宇軒ウーユーシュェンを見て見ぬふりをして首を傾げた。

「ただいまー……って、軒軒シュェンシュェンラン兄しか居ないじゃん」

 彼が帰ってきたことで部屋の空気がいつもの状態に戻り、呉宇軒ウーユーシュェンはほっとして話しかけた。

子星ズーシンはサークル体験に行って、桑陽サンヤンは仮装大会の打ち合わせだって。それより聞いてくれよ! 浩然ハオランにセクハラされた!」

 幼馴染の悪事を言いつけると、王茗ワンミンはこれでもかと言わんばかりに難しい顔をして二人の顔を交互に見る。どう見ても呉宇軒ウーユーシュェンがいつものように幼馴染にじゃれついているようにしか見えず、彼は自信なさげに言った。

「逆じゃなくて?」

「違う! 俺は座らされてるのっ!」

 猛抗議したものの、関わっても面倒と思われたのか軽く流された。呉宇軒ウーユーシュェンはフンフンと鼻息荒く怒っていたが、王茗ワンミンは持っていたファイルから彼の興味を引くものを取り出した。

「じゃーん! 今月発売のサークル雑誌の表紙が完成しました!」

 テーブルの上に置かれたのは一枚の印刷用紙だった。タイトルに『清香』と書かれた雑誌の表紙には、軍服姿の呉宇軒ウーユーシュェン李浩然リーハオランのツーショットがでかでかと載っている。その写真は軍事訓練中に撮影係をしていた猫猫マオマオ先輩に撮られたものだ。
 体を捻って紙を手に取ると、呉宇軒ウーユーシュェンは幼馴染にも見えるように持ってじっくりと眺めた。

「良いじゃん良いじゃん! うちの然然ランランはやっぱり男前だな!」

 凛々しい顔をした李浩然リーハオランは軍服がよく似合っていて最高に格好いい。喉元過ぎれば熱さを忘れる性格の呉宇軒ウーユーシュェンは、さっきまで弄ばれて散々な目に遭っていたのも忘れて幼馴染をべた褒めした。
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