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始まりの季節
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「はーぁあ…」
情けない声が響く。
ここは俺が通う大学。
「どうしたの?昨日とは打って変わって気分悪そうだね。」
そう笑いかけると彼は、「よくぞ聞いてくれました!」と言わんばかりに俺に近づいて来た。
「聞いてくれよ~先週さぁ、合コン行ってさいい子見つけたんだけどさぁ…」
「いい子いたんだ。で?どうしたの?」
「二人で抜けない?って誘ったら…『は?何それキモっ!』って言われて~」
「それは…災難だっだね…」
「うぬぬぬ…他人事だと思ってぇ…!」
うりうりと頭を軽く突かれる。
「そう言う要はどうなんだよ!」
「え…?俺?」
北条要。21歳。大学に通いながらアルバイトをしている。
将来はバーテンの仕事に就きたいと思っている。
お酒には目がない。
「うーん…俺は…特にないかな…?」
「え~何だよノリ悪りぃなぁ~!」
今話している目の前の彼は、山下。山下楓。同じく21歳。
金髪にピアス。黒メッシュという派手な外見だが、
(チャラいけど)仲間思いでちょっとつり目がちな目が猫みたいなやつだ。
「要はそう言うのには疎いんだよ。経験ねぇから。」
近くから声が聞こえたのは…
「柳!」
「よぉ。元気か童貞ども。」
「誰が童貞だぁ!あぁ!?」
柔らかな赤みのかかった髪の毛に左耳のピアス。
垂れた目の下の泣きぼくろ。
誰もが振り向くような綺麗な顔立ち彼は、坂本柳。
俺を含む(主に)楓にいつものようにからかってはほくそ笑む。
「まぁまぁ楓。落ち着いて…」
「落ち着けるか!こいつ…今日という今日は許さねぇ!!」
「あっ!」
拳を振りおろした瞬間に柳の手が楓の手を止めていた。
「チッ!うぉっ!?」
力強く柳が楓を引っ張る。
そして耳元で…
「お前じゃ俺に勝てねぇよ…」
「!?…っ!離せっ!!」
「おっと…」
そしてパッと離れたかと思うと顔を真っ赤にして睨みつける楓がいた。
……えぇ~何これ…
「…!つ、次は覚えとけよっ…!!」
というと一目散に走って行ってしまった…。
何だったんだろう……
「ふっ…はっはっ!……可愛いやつ…」
一人くすくすと笑うドS。
何なんだよこの二人は…!
「じゃーな。要。」
「え、あ、うん。じゃあ…」
そのまま教室を出て行く。
深く考えないでおこう…
~Page.1 一章終わり~
情けない声が響く。
ここは俺が通う大学。
「どうしたの?昨日とは打って変わって気分悪そうだね。」
そう笑いかけると彼は、「よくぞ聞いてくれました!」と言わんばかりに俺に近づいて来た。
「聞いてくれよ~先週さぁ、合コン行ってさいい子見つけたんだけどさぁ…」
「いい子いたんだ。で?どうしたの?」
「二人で抜けない?って誘ったら…『は?何それキモっ!』って言われて~」
「それは…災難だっだね…」
「うぬぬぬ…他人事だと思ってぇ…!」
うりうりと頭を軽く突かれる。
「そう言う要はどうなんだよ!」
「え…?俺?」
北条要。21歳。大学に通いながらアルバイトをしている。
将来はバーテンの仕事に就きたいと思っている。
お酒には目がない。
「うーん…俺は…特にないかな…?」
「え~何だよノリ悪りぃなぁ~!」
今話している目の前の彼は、山下。山下楓。同じく21歳。
金髪にピアス。黒メッシュという派手な外見だが、
(チャラいけど)仲間思いでちょっとつり目がちな目が猫みたいなやつだ。
「要はそう言うのには疎いんだよ。経験ねぇから。」
近くから声が聞こえたのは…
「柳!」
「よぉ。元気か童貞ども。」
「誰が童貞だぁ!あぁ!?」
柔らかな赤みのかかった髪の毛に左耳のピアス。
垂れた目の下の泣きぼくろ。
誰もが振り向くような綺麗な顔立ち彼は、坂本柳。
俺を含む(主に)楓にいつものようにからかってはほくそ笑む。
「まぁまぁ楓。落ち着いて…」
「落ち着けるか!こいつ…今日という今日は許さねぇ!!」
「あっ!」
拳を振りおろした瞬間に柳の手が楓の手を止めていた。
「チッ!うぉっ!?」
力強く柳が楓を引っ張る。
そして耳元で…
「お前じゃ俺に勝てねぇよ…」
「!?…っ!離せっ!!」
「おっと…」
そしてパッと離れたかと思うと顔を真っ赤にして睨みつける楓がいた。
……えぇ~何これ…
「…!つ、次は覚えとけよっ…!!」
というと一目散に走って行ってしまった…。
何だったんだろう……
「ふっ…はっはっ!……可愛いやつ…」
一人くすくすと笑うドS。
何なんだよこの二人は…!
「じゃーな。要。」
「え、あ、うん。じゃあ…」
そのまま教室を出て行く。
深く考えないでおこう…
~Page.1 一章終わり~
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