4 / 6
国見の巫女
しおりを挟む
コンクリートで造られた無機質な施設の中これまた無機質なコンクリート床の廊下を彼、五島連は歩いていた建物に入り長い廊下や昇降を行い10分程歩きやっと目的の部屋に辿りつく
コンコンコン
「入れ」
部屋の扉をノックし入室の許可が出たので中に入った
室内からはおよそ10分前この施設に入る前に見た青空が広がっていた
官長、日頃の鬱憤がとうとう限界に達したか
「よく来てくれた五島補佐官」
「小林長官お久しぶりです、五島補佐官呼び出しに応じ参しました、それで失礼ながら申し上げます、、随分思いっ切ったリホームをされたんですね」
はははっと笑ったこの人は小林長官
今いるこの施設、現創士庁の運営を国から任され現創士の教育、人事等の様々な取り決めを行なっている人物だ
彼が就任した事で社会における現創士の貢献率が大きく上昇した、それもあり国からの信頼も大きい、もちろん同僚や部下からも絶大な信頼を寄せられている
思慮深く温厚な方だが唯一態度が急変する事が一つだけ存在するとの噂ありが先輩の教官に尋ねた所、「好奇心は猫を殺す」と言われ真意は定かでは無いがー
「相変わら容赦の無いツッコミをくれるね君は、そんな訳ないからな」
「では何でこんな状況何です?仮にもこの施設はこの国の中では最も重要な機関の施設の筈」
現創士教育機関、この施設は能力の発現した現創士が送られてくる最初の施設だ
中では現創士の身体検査および能力の種類の確認など様々な検査を行い、発現した能力に応じた使用に関する制約が決められている
つまりこの施設には現創士が現れた際には管理と防衛が最も重要なのだが
「清々しい程のスカスカの防衛ですね、尊敬する上司にこんな事を言いたくないのですが頭大丈夫ですか?」
爽やかな青空に思わず白む目をこの機関トップの尊敬する上司に向ける事は許されるだろう
「はははっ、五島くんまぁ君の気持ちは分からんでもないが、ひとまずその人を軽蔑する視線は辞めてくれると助かるこれには事情があってね」
「事情ですか、良かった日々の過剰なストレスの為可笑しくなったかと心配しました」
「心配してくれ有り難う五島くん次いでに言うと君もストレスを与える要因だからね?まあいいけどね、では本題を聞いてくれないか?ジュリー済まない待たせたね部屋に入ってこちらまで来なさい」
黒髪の背の低い少女が室内へ入ってきた、小林長官が先程の呼び出し応じたのだから彼女がジュリーなんだろう
「紹介しよう、この子は私の姪で国見 ジュリー(くにみ じゅりー)だ歳は12、一昨日能力が発現した現創士だ」
ジュリーは無言で連にお辞儀した
「一昨日ですか、もしかしてこの部屋の惨状は彼女が?」
「流石だそこまで分かるとはね、ちょっと不幸が重なった結果こうなってしまっただけでこの子には悪気は無かったんだがね」
新たな現創士か、能力は何だ?この部屋が破壊したのが彼女は攻撃に特化した能力か?
「君は国見と聞いて何か思い浮かぶ事は無いかい?」
「国見、、もしかして予言の巫女の国見ですか?」
「ああ、その国見だよ」
国見、大昔にこの国を治めたとされる現創士で多くの予言を残した彼女の事を予言の巫女と呼ぶ、国見はその予言の巫女を始祖を持つ一族で残されたその予言を今も関係者に対し伝えている
「伝説じゃなかったんですね、と言う事はまさか発現した能力は予言ですか?」
「半分正解だ、それだけなら拗れなかったんだが」
「と言うと?」
「実は秘匿とされているが予言の巫女は遺伝性の能力で、もう何代もの予言の巫女が存在している、このジュリーは今代の予言の巫女だ彼女は5歳の時にその能力を発現したんだ」
現創士の能力は一般には受け継がれないが中には遺伝性の能力も存在する、子供に必ず遺伝する能力も在れば隔世遺伝の様に突如として表にでる能力もある
しかし彼女が予言の巫女ならこの部屋の状況に違和感がある、予言の能力に物を破壊する力があるなんて聞いたことが無い
在るとすればー
「しかし先程、小林長官は一昨日能力が発現したと言われませんでしたか?」
「ああ、言ったよ一昨日彼女の能力が発現したとね」
つまり遺伝性の能力と彼女自身の能力の発現、つまり
「彼女はダブル、ですか」
「そうだ正解だよ、流石五島補佐官だ」
コンコンコン
「入れ」
部屋の扉をノックし入室の許可が出たので中に入った
室内からはおよそ10分前この施設に入る前に見た青空が広がっていた
官長、日頃の鬱憤がとうとう限界に達したか
「よく来てくれた五島補佐官」
「小林長官お久しぶりです、五島補佐官呼び出しに応じ参しました、それで失礼ながら申し上げます、、随分思いっ切ったリホームをされたんですね」
はははっと笑ったこの人は小林長官
今いるこの施設、現創士庁の運営を国から任され現創士の教育、人事等の様々な取り決めを行なっている人物だ
彼が就任した事で社会における現創士の貢献率が大きく上昇した、それもあり国からの信頼も大きい、もちろん同僚や部下からも絶大な信頼を寄せられている
思慮深く温厚な方だが唯一態度が急変する事が一つだけ存在するとの噂ありが先輩の教官に尋ねた所、「好奇心は猫を殺す」と言われ真意は定かでは無いがー
「相変わら容赦の無いツッコミをくれるね君は、そんな訳ないからな」
「では何でこんな状況何です?仮にもこの施設はこの国の中では最も重要な機関の施設の筈」
現創士教育機関、この施設は能力の発現した現創士が送られてくる最初の施設だ
中では現創士の身体検査および能力の種類の確認など様々な検査を行い、発現した能力に応じた使用に関する制約が決められている
つまりこの施設には現創士が現れた際には管理と防衛が最も重要なのだが
「清々しい程のスカスカの防衛ですね、尊敬する上司にこんな事を言いたくないのですが頭大丈夫ですか?」
爽やかな青空に思わず白む目をこの機関トップの尊敬する上司に向ける事は許されるだろう
「はははっ、五島くんまぁ君の気持ちは分からんでもないが、ひとまずその人を軽蔑する視線は辞めてくれると助かるこれには事情があってね」
「事情ですか、良かった日々の過剰なストレスの為可笑しくなったかと心配しました」
「心配してくれ有り難う五島くん次いでに言うと君もストレスを与える要因だからね?まあいいけどね、では本題を聞いてくれないか?ジュリー済まない待たせたね部屋に入ってこちらまで来なさい」
黒髪の背の低い少女が室内へ入ってきた、小林長官が先程の呼び出し応じたのだから彼女がジュリーなんだろう
「紹介しよう、この子は私の姪で国見 ジュリー(くにみ じゅりー)だ歳は12、一昨日能力が発現した現創士だ」
ジュリーは無言で連にお辞儀した
「一昨日ですか、もしかしてこの部屋の惨状は彼女が?」
「流石だそこまで分かるとはね、ちょっと不幸が重なった結果こうなってしまっただけでこの子には悪気は無かったんだがね」
新たな現創士か、能力は何だ?この部屋が破壊したのが彼女は攻撃に特化した能力か?
「君は国見と聞いて何か思い浮かぶ事は無いかい?」
「国見、、もしかして予言の巫女の国見ですか?」
「ああ、その国見だよ」
国見、大昔にこの国を治めたとされる現創士で多くの予言を残した彼女の事を予言の巫女と呼ぶ、国見はその予言の巫女を始祖を持つ一族で残されたその予言を今も関係者に対し伝えている
「伝説じゃなかったんですね、と言う事はまさか発現した能力は予言ですか?」
「半分正解だ、それだけなら拗れなかったんだが」
「と言うと?」
「実は秘匿とされているが予言の巫女は遺伝性の能力で、もう何代もの予言の巫女が存在している、このジュリーは今代の予言の巫女だ彼女は5歳の時にその能力を発現したんだ」
現創士の能力は一般には受け継がれないが中には遺伝性の能力も存在する、子供に必ず遺伝する能力も在れば隔世遺伝の様に突如として表にでる能力もある
しかし彼女が予言の巫女ならこの部屋の状況に違和感がある、予言の能力に物を破壊する力があるなんて聞いたことが無い
在るとすればー
「しかし先程、小林長官は一昨日能力が発現したと言われませんでしたか?」
「ああ、言ったよ一昨日彼女の能力が発現したとね」
つまり遺伝性の能力と彼女自身の能力の発現、つまり
「彼女はダブル、ですか」
「そうだ正解だよ、流石五島補佐官だ」
0
あなたにおすすめの小説
蝋燭
悠十
恋愛
教会の鐘が鳴る。
それは、祝福の鐘だ。
今日、世界を救った勇者と、この国の姫が結婚したのだ。
カレンは幸せそうな二人を見て、悲し気に目を伏せた。
彼女は勇者の恋人だった。
あの日、勇者が記憶を失うまでは……
二十年仕えた王女が私を敵に売った。それでも守ることにした
セッシー
ファンタジー
二十年間、王女殿下の護衛騎士として仕えた。その殿下が、私を敵に売った。
牢の中で事実を知り、一分考えて——逃げることにした。殿下の目的を、まだ果たしていないから。
裏切りの真相を確かめるため、一人王都へ戻る護衛騎士の話。
失った真実の愛を息子にバカにされて口車に乗せられた
しゃーりん
恋愛
20数年前、婚約者ではない令嬢を愛し、結婚した現国王。
すぐに産まれた王太子は2年前に結婚したが、まだ子供がいなかった。
早く後継者を望まれる王族として、王太子に側妃を娶る案が出る。
この案に王太子の返事は?
王太子である息子が国王である父を口車に乗せて側妃を娶らせるお話です。
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる