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ドラゴン・レース
ドラゴンの舌
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視界の暗さに苦労しながらサキルを斜面に着地させると、アスランがノグレーを連れてそばまで走ってきた。
火口からはある程度離れた地点だが、相当に地熱が立ち昇っているせいか、彼も額に髪が貼り付くほどに汗ばんでいる。
イドリスはサキルから滑り降り、ありのままを報告した。
「――お前の言った通り、熱風がひどくてとても旗を取りにいけるような状況ではなかった」
途端に、それみたことかと言わんばかりの反応が返ってくる。
「だから言ったろう。燃え上がって骨だけになりたくなけりゃ、諦めろ! 火口の近くをウロウロさせるだけでも、火山の毒気でドラゴンがやられる。帝国一のドラゴンを使い物にならなくしたら、ここで死なずとも極刑ものだぞ」
アスランは口を酸っぱくしてまた説得してきたが、イドリスは言い分には従わず、顎に拳をあてて考え込んだ。
「……アスラン、一つ教えてくれないか。ラファトは前回優勝した時に、あれを自力で取っているはずだろう。彼は一体、どうやったのだ」
だが、アスランは罰の悪そうな顔で首を横に振った。
「それは俺にも……いやラファト皇子以外、誰にもわからん。彼は去年まではオアシスでは最低限の休憩しか取らず、一番乗りで山に来て旗を取っていた。ハイエナ達がラファトに追いつくのは、いつも旗を取った後だ。つまり、あの男が旗を取る決定的な瞬間は、誰も見ていない」
「……何だと……」
「もしもドラゴンが喋ることが出来れば、サキルに聞くことが出来るのだがな。そんな訳にもいくまいから、ラファトが来るまで俺たちも待とう。今年は奴も誰かさんが気になってたっぶり休憩を取ったようだから、どうやって取っていたのか、ようやくこの目で見ることができるぞ」
アスランの言葉を聞きながら、イドリスは大人しく待っているサキルの方を振り返った。
彼だけはその銀色の瞳で何度も見たことがあるはずなのだ。
ラファトがあの旗を手に入れるところを――。
じっと強く見つめたせいか、サキルはゆっくりとこちらに近づいて来て、イドリスに頬擦りして来た。
イドリスも手を伸ばし、その顎をなでる。
その様子を見て、アスランがふと気付いたように言い出した。
「なあ、もしかするとラファトはサキルだけを火口に行かせ、旗を取らせていたのではないのか? サキルは帝国一のドラゴンだ。そのくらいの芸当はやるかもしれんぞ」
「いや、サキルの爪は、人の身体よりも細いものは掴めない。必ずラファトが、自分自身であの旗の竿を掴んだはずだ……」
自分も掴まれたことのある立派な鉤爪を観察していると、突然、長く大きな舌がイドリスの額をざらりと舐めた。
どろりとした唾液の感触と独特の匂いに驚いて、一瞬縮みあがる。
「おい、サキル。こんな時にふざけないでくれ」
サキルを叱りかけて、イドリスはハッと唇を抑えた。
竜舎で初めてサキルと出会った時の記憶が蘇る。
「分かったぞ、アスラン。ラファトがどうやって旗を取ったのか……!」
「何だと……本当か!?」
驚くアスランに、イドリスは深く頷いた。
「ドラゴンの唾液だ。身体になすりつけておけば、火に炙られても火傷しないとラファトは言っていた。……恐らく、熱風に吹かれても同じだ。これを全身に塗りつけて火口に入れば……」
「っ……な、なにぃ……!? そ、そりゃあ確かにそうかもしれないが……」
「やってみる価値はある。これから俺は服を脱いで裸になるから、アスランはノグレーの唾液を集めて俺に塗ってくれ……!」
「は、裸にっ!? 直に塗るのかっ……!?」
何故かひどく動揺されてしまい、イドリスは首を傾げながら言葉を重ねた。
「肌を火傷しない為に塗るのだから、服は邪魔だ」
「そ……それもそうだな……わ、分かった……」
まだ動揺を抑えきれないまま、アスランがノグレーの顔の方へ走る。
イドリスはソードベルトと矢筒を下ろすと、軍服のホックを外し、上衣を潔く地面に脱ぎ捨てた。
さらにズボンの裾もブーツから出し、足から抜いて脱ぎ捨てる。
下着は前を覆う布以外はほぼ紐な上、万一焼けてしまったところで惜しくもないのでそのまま付けておくことにした。
「サキル……悪いな」
サキルの大きな口の中に手を突っ込み、鋭い歯に触れぬよう慎重に、舌や粘膜から緑の粘液をこそげ取る。
糸を引きながらたっぷりと取れたそれは、臭う上にドロドロで、決して気持ちのいいものではないが、命には換えられなかった。
手のひらいっぱいに広げたそれを、まずは顔や髪に塗りつけてゆく。
首にも満遍なくそれを塗り広げていると、サキル自身もまるで手伝うようにイドリスの身体をざらざらと舐め始めた。
「んっ……、はは、くすぐったいが、助かる。ありがとう……サキル……」
サキルの舌はぬるぬるで先が細く二又に別れている。
舌の組織には感覚器としての細かい突起があって、ずっと舐められているとかなり刺激が強かった。
サキルの大きな頭を抱きながらビクビクとくすぐったさに耐えていると、いつの間にかアスランとノグレーの四つの目が、至近距離から爛々とこちらを見つめている。
「な、なんだ。じっと見ていないで声ぐらいかけろ」
サキルに淫紋の浮かんだ下腹を舐められながら、イドリスは傍観している二人を咎めた。
「いや、お前、意外と大胆な下着を穿いていたのだな……と思って……」
アスランの視線が自分の尻に来ていることに気付いて、イドリスはかっと頬を赤くした。
「なっ! こっ、これは俺の趣味ではない……!! そんなことより、背中をさっさと手伝えっ!!」
叱り飛ばすと、アスランは何故か前のめりになりながら、後ろににじり寄って来た。
「ぬ、塗るぞ……」
あんぐりと口を開けたノグレーの口内から、緑の粘液がたっぷりと取り出される。
イドリスは背中に唾液を塗りやすいように腰を曲げて背を縮めながら急かした。
「早くしろ……!」
淫らな下着を付けた、ほとんど裸同然の肉付きのいい尻がアスランの目の前に突き出される。
その様は、事情を知らなければ完全に別の目的の為の姿勢としか思えない。
唾液を塗る手は無意識に、イドリスの背中ではなく豊満な尻の方に向かっていた。
「ひっ……、バカ! どこを触ってる……!!」
「あっ、いや、ここを火傷をしたら大惨事だろうと思って……」
「だからっていつまでも尻を揉むんじゃない……!!」
叱り飛ばされ、慌てて背中の方に手を滑らせようとすると、今度は下着の紐が指にひっかかった。
「アッ……な、何をするっ……!」
「わ、悪い」
言葉ではそう言うものの、反省のそぶりのないアスランに、イドリスは遂に怒り出した。
「もういいっ、お前は下がってろっ。ノグレーに直接やらせるからっ」
「えっ」
何故か悲しそうな顔のアスランを差し置いて、イドリスはサキルとノグレーの顔の間に挟まるようにして身体を入れ込んだ。
察しの良いドラゴン達が大きく口を開け、鍛え上げられた肉体に長く大きな舌を這わせてゆく。
それが狙い通りの場所に来るよう、脚を上げたりのけぞったりしながら、イドリスは身体の隅々までを二頭から激しく舐めくられ始めた。
竜の器のせいで発達したのか、男性にしては大ぶりな乳首が二又に別れた舌の間に挟み込まれてねぶられ、淫靡に勃ちあがる。
くっきりした腹筋と臍、竜の器の印も諸共に、丹念にサキルは舐め上げた。
一方で後ろからはノグレーの舌が下着と肌の間にまで入り込み、尻の割れ目の奥まで念入りに唾液を擦りつける。
「ンはぁ……っ、ノグレー、あぁっ……そのお前の舌遣い、すごく上手だ……、……んあっ、バカ、そんなところまで入ってくるんじゃない……っ! はぁっ……サキル、こら、お前もそこはだめだって……ふぁッ……お前の舌、意外とざらざらしてて……ん……っ、そうっ、そこで……いぃ……」
――旗を取りに行くためとはいえ、普段ストイックな風情のイドリスが自らドラゴンを煽っている光景は、余りにも性的な視覚の暴力だ。
「……。イドリス……ちょっと俺は小用に行ってくるが、いいかな……」
遂にアスランは耐えられなくなり、その場を外してしまったのだった。
火口からはある程度離れた地点だが、相当に地熱が立ち昇っているせいか、彼も額に髪が貼り付くほどに汗ばんでいる。
イドリスはサキルから滑り降り、ありのままを報告した。
「――お前の言った通り、熱風がひどくてとても旗を取りにいけるような状況ではなかった」
途端に、それみたことかと言わんばかりの反応が返ってくる。
「だから言ったろう。燃え上がって骨だけになりたくなけりゃ、諦めろ! 火口の近くをウロウロさせるだけでも、火山の毒気でドラゴンがやられる。帝国一のドラゴンを使い物にならなくしたら、ここで死なずとも極刑ものだぞ」
アスランは口を酸っぱくしてまた説得してきたが、イドリスは言い分には従わず、顎に拳をあてて考え込んだ。
「……アスラン、一つ教えてくれないか。ラファトは前回優勝した時に、あれを自力で取っているはずだろう。彼は一体、どうやったのだ」
だが、アスランは罰の悪そうな顔で首を横に振った。
「それは俺にも……いやラファト皇子以外、誰にもわからん。彼は去年まではオアシスでは最低限の休憩しか取らず、一番乗りで山に来て旗を取っていた。ハイエナ達がラファトに追いつくのは、いつも旗を取った後だ。つまり、あの男が旗を取る決定的な瞬間は、誰も見ていない」
「……何だと……」
「もしもドラゴンが喋ることが出来れば、サキルに聞くことが出来るのだがな。そんな訳にもいくまいから、ラファトが来るまで俺たちも待とう。今年は奴も誰かさんが気になってたっぶり休憩を取ったようだから、どうやって取っていたのか、ようやくこの目で見ることができるぞ」
アスランの言葉を聞きながら、イドリスは大人しく待っているサキルの方を振り返った。
彼だけはその銀色の瞳で何度も見たことがあるはずなのだ。
ラファトがあの旗を手に入れるところを――。
じっと強く見つめたせいか、サキルはゆっくりとこちらに近づいて来て、イドリスに頬擦りして来た。
イドリスも手を伸ばし、その顎をなでる。
その様子を見て、アスランがふと気付いたように言い出した。
「なあ、もしかするとラファトはサキルだけを火口に行かせ、旗を取らせていたのではないのか? サキルは帝国一のドラゴンだ。そのくらいの芸当はやるかもしれんぞ」
「いや、サキルの爪は、人の身体よりも細いものは掴めない。必ずラファトが、自分自身であの旗の竿を掴んだはずだ……」
自分も掴まれたことのある立派な鉤爪を観察していると、突然、長く大きな舌がイドリスの額をざらりと舐めた。
どろりとした唾液の感触と独特の匂いに驚いて、一瞬縮みあがる。
「おい、サキル。こんな時にふざけないでくれ」
サキルを叱りかけて、イドリスはハッと唇を抑えた。
竜舎で初めてサキルと出会った時の記憶が蘇る。
「分かったぞ、アスラン。ラファトがどうやって旗を取ったのか……!」
「何だと……本当か!?」
驚くアスランに、イドリスは深く頷いた。
「ドラゴンの唾液だ。身体になすりつけておけば、火に炙られても火傷しないとラファトは言っていた。……恐らく、熱風に吹かれても同じだ。これを全身に塗りつけて火口に入れば……」
「っ……な、なにぃ……!? そ、そりゃあ確かにそうかもしれないが……」
「やってみる価値はある。これから俺は服を脱いで裸になるから、アスランはノグレーの唾液を集めて俺に塗ってくれ……!」
「は、裸にっ!? 直に塗るのかっ……!?」
何故かひどく動揺されてしまい、イドリスは首を傾げながら言葉を重ねた。
「肌を火傷しない為に塗るのだから、服は邪魔だ」
「そ……それもそうだな……わ、分かった……」
まだ動揺を抑えきれないまま、アスランがノグレーの顔の方へ走る。
イドリスはソードベルトと矢筒を下ろすと、軍服のホックを外し、上衣を潔く地面に脱ぎ捨てた。
さらにズボンの裾もブーツから出し、足から抜いて脱ぎ捨てる。
下着は前を覆う布以外はほぼ紐な上、万一焼けてしまったところで惜しくもないのでそのまま付けておくことにした。
「サキル……悪いな」
サキルの大きな口の中に手を突っ込み、鋭い歯に触れぬよう慎重に、舌や粘膜から緑の粘液をこそげ取る。
糸を引きながらたっぷりと取れたそれは、臭う上にドロドロで、決して気持ちのいいものではないが、命には換えられなかった。
手のひらいっぱいに広げたそれを、まずは顔や髪に塗りつけてゆく。
首にも満遍なくそれを塗り広げていると、サキル自身もまるで手伝うようにイドリスの身体をざらざらと舐め始めた。
「んっ……、はは、くすぐったいが、助かる。ありがとう……サキル……」
サキルの舌はぬるぬるで先が細く二又に別れている。
舌の組織には感覚器としての細かい突起があって、ずっと舐められているとかなり刺激が強かった。
サキルの大きな頭を抱きながらビクビクとくすぐったさに耐えていると、いつの間にかアスランとノグレーの四つの目が、至近距離から爛々とこちらを見つめている。
「な、なんだ。じっと見ていないで声ぐらいかけろ」
サキルに淫紋の浮かんだ下腹を舐められながら、イドリスは傍観している二人を咎めた。
「いや、お前、意外と大胆な下着を穿いていたのだな……と思って……」
アスランの視線が自分の尻に来ていることに気付いて、イドリスはかっと頬を赤くした。
「なっ! こっ、これは俺の趣味ではない……!! そんなことより、背中をさっさと手伝えっ!!」
叱り飛ばすと、アスランは何故か前のめりになりながら、後ろににじり寄って来た。
「ぬ、塗るぞ……」
あんぐりと口を開けたノグレーの口内から、緑の粘液がたっぷりと取り出される。
イドリスは背中に唾液を塗りやすいように腰を曲げて背を縮めながら急かした。
「早くしろ……!」
淫らな下着を付けた、ほとんど裸同然の肉付きのいい尻がアスランの目の前に突き出される。
その様は、事情を知らなければ完全に別の目的の為の姿勢としか思えない。
唾液を塗る手は無意識に、イドリスの背中ではなく豊満な尻の方に向かっていた。
「ひっ……、バカ! どこを触ってる……!!」
「あっ、いや、ここを火傷をしたら大惨事だろうと思って……」
「だからっていつまでも尻を揉むんじゃない……!!」
叱り飛ばされ、慌てて背中の方に手を滑らせようとすると、今度は下着の紐が指にひっかかった。
「アッ……な、何をするっ……!」
「わ、悪い」
言葉ではそう言うものの、反省のそぶりのないアスランに、イドリスは遂に怒り出した。
「もういいっ、お前は下がってろっ。ノグレーに直接やらせるからっ」
「えっ」
何故か悲しそうな顔のアスランを差し置いて、イドリスはサキルとノグレーの顔の間に挟まるようにして身体を入れ込んだ。
察しの良いドラゴン達が大きく口を開け、鍛え上げられた肉体に長く大きな舌を這わせてゆく。
それが狙い通りの場所に来るよう、脚を上げたりのけぞったりしながら、イドリスは身体の隅々までを二頭から激しく舐めくられ始めた。
竜の器のせいで発達したのか、男性にしては大ぶりな乳首が二又に別れた舌の間に挟み込まれてねぶられ、淫靡に勃ちあがる。
くっきりした腹筋と臍、竜の器の印も諸共に、丹念にサキルは舐め上げた。
一方で後ろからはノグレーの舌が下着と肌の間にまで入り込み、尻の割れ目の奥まで念入りに唾液を擦りつける。
「ンはぁ……っ、ノグレー、あぁっ……そのお前の舌遣い、すごく上手だ……、……んあっ、バカ、そんなところまで入ってくるんじゃない……っ! はぁっ……サキル、こら、お前もそこはだめだって……ふぁッ……お前の舌、意外とざらざらしてて……ん……っ、そうっ、そこで……いぃ……」
――旗を取りに行くためとはいえ、普段ストイックな風情のイドリスが自らドラゴンを煽っている光景は、余りにも性的な視覚の暴力だ。
「……。イドリス……ちょっと俺は小用に行ってくるが、いいかな……」
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