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【続編・神々の祭日】囚われの貴公子
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一瞬驚き、すぐに溜息をつく。
「ヴィクトル……悪ふざけは勘弁しろ……」
「なんだ、バレてましたか」
身体を解放され、安堵して全身から力が抜けた。
改めて背後を振り向くと、折り畳んだままのナイフを手にしたヴィクトルが悪戯っぽく笑っている。
「不安そうな顔をして待っている総長があんまり可愛いから、つい」
「バカ、わざと遠巻きに見てたのか? 悪趣味なことをするな」
頬を赤くしながら抗議する。
それにしても、この男の気配の消し方はまるで猫科の肉食獣だ。
彼が黒豹の魔物だった頃に出会っていたら、ひとたまりもなく殺されていたかもしれない。
「それで、手掛かりは」
レオンが尋ねると、相手は真面目な表情に戻った。
「館の場所はあの赤毛を追って、もちろん既に突き止めました。しかし残念ながら屋敷の中までは入り込めず、伯爵様の居所までは分からなかった――でも代わりにこれを手に入れましたよ」
ヴィクトルが懐から丸められた書簡を取り出す。
「これは……」
「妙に貴族の往来があるなと思って、その辺をウロついてたどこぞの貴族の侍従からスッてきました」
「スッてきたってお前……犯罪じゃないか」
肩を竦めながらも書簡を開くと、どうやら宴の招待状らしき文面が見えた。
「……モント湖の我が館の改修がこの春に無事完了したこと、また我が国の魔物からの解放より三度目の春を迎えたことを記念し、春宵の祝宴を催す……ヒーゼル・フォン・ギレス……」
「どうやらやっこさん、元々この時分、湖の館に親しい貴族達を呼んで夜会を開くつもりだったみたいですね。理由が何だか微妙だな……まるで本当の目的が別にあるかのような」
妙に周辺に貴族の馬車が通る訳が分かり、レオンは深く考え込んだ。
「もしかして、ギレスは元々、この宴までに結婚の話を決めるつもりでいたのかもしれないな……」
「わざわざ北部と東部の中間地点に他の貴族を呼びつけるぐらいですからね。この夜会を婚約披露の場にするつもりで数か月前から動いていたとしても不思議じゃない」
あれほどギレスが不機嫌になり、遂にはオスカー自体を疑った理由が分かった気がした。
ギレスは絶対に結婚を断られるはずがないと思っていたし、それを前提に手回しをしていたのだ。
書簡を持つレオンの指が震えた。
ギレスの手によって貴族たちの前で婚約が明らかにされれば、カインといえども、それを覆すのは難しくなってしまうかもしれない。
「まずい……そうなってしまったらもう」
焦燥と不安を表情にあらわにしたレオンの手を、ヴィクトルが包み込むように力強く握り締めた。
「そうならないように、ピンチをチャンスにするしかない。お披露目があるなら、伯爵様も表に出てくるはずです。俺たちは招待客に変装して庭から忍び込み、さっさと伯爵様を奪い返せばいい」
触れた場所から伝わる温もりに、心強さが溢れる。
「ありがとう。色々と本当にすまない……。お前は、俺には勿体ない男だ……」
「それって、神様よりもいい男って意味ですかね?」
ニッと唇を笑みの形にして、ヴィクトルが素早くレオンの手の甲を引き上げてそこに口付けた。
「ちがっ……俺の部下にはもったいないような男だっていう意味で」
不意打ちを喰らい、驚きと恥ずかしさで心臓が高鳴る。
「俺がいて良かったでしょう? 総長の優秀な飼い猫に、最後にせめてキスの一つくらい報酬に貰ってもいいと思うんですがね」
ぐっと握った手を引き寄せられて対面で胸が合うほど密着した。
「駄目だって……っぁ」
視線を逸らした横顔をさらりと舐められて、ゾクッと背筋に甘く痺れるような感覚が走る。
「ほら、早くしないと今度は唇を舐めますよ」
「~~っ」
よく働いて貰った手前、邪険に突き放すことも出来ずレオンは困り果てた。
飼い猫――本当にそう思って良いのだろうか。
自分が半端な態度を取ることで、彼自身が辛くなったりはしないのだろうか……。
甚だ疑問に思いながらも、おずおずとヴィクトルの顔に手を伸ばし、髪を撫で分けてその額に音を立てて口付ける。
唇でなければカインも許してくれるのではないかと思いながらも、罪悪感で心がズキズキと痛んだ。
「……」
無言で透き通った金色の瞳に見つめられ、罪深さに心臓が壊れそうになる。
その視線がふっと切なく伏せられた途端、痛いほど強く胴を抱き締められた。
「あんたと二人きりで旅ができるのも、もう今日で終わりなんだな……」
独り言のような掠れた声が耳元で囁く。
その腕が震えているのに気付いてしまい、自分まで泣きたいような気分になった。
こんな形で出会ったのでなければ、彼に苦しい思いをさせ、自分もまた味わうことは無かっただろうに。
「ごめん……ヴィクトル、……ごめん」
何度も謝りながら、レオンはヴィクトルの背中を抱きしめ返し、彼の気の済むまで抱擁を受け入れた。
ギレスの屋敷は湖畔の森の中に佇んでいた。
裸身の神々の像を庭や屋根のあちこちに配した庭は何とも言えない不気味さが漂っている。
屋敷自体も、屋根の上に飾られた無数のガーゴイル像といい、透し彫りを過剰に施した石造りの壁といい、ギョッとするようなその佇まいはレオンからするとまるで悪魔崇拝の本拠地といった印象だ。
その装飾過多な外見を遠目に見るだけで、案内されなくてもすぐに彼の屋敷だという事が分かり、閉口した。
出入り口は勿論傭兵が固めているので、闇に乗じて白い煉瓦を積んだ高い塀を乗り越え、庭木の間に密かに入り込む。
進む内に、流れる優雅な音楽が耳に届き、庭に向けて解放された大広間のテラスの光が黒々とした繁みの間に眩しく浮かび上がった。
背を低くして近づいていくと、そこには大理石の露台と低い階段が張り出していて、着飾った貴族たちが談笑しながらそこを出入りしているのが見える。
「しかし、どう紛れ込んだものか……招待客になりすまそうにも服装がこれでは」
「総長は馬鹿ですか。そんなの奪って調達すりゃいいに決まってるじゃないですか」
隣からサラリと突っ込まれ、レオンは目を丸くした。
「ヴィクトル……悪ふざけは勘弁しろ……」
「なんだ、バレてましたか」
身体を解放され、安堵して全身から力が抜けた。
改めて背後を振り向くと、折り畳んだままのナイフを手にしたヴィクトルが悪戯っぽく笑っている。
「不安そうな顔をして待っている総長があんまり可愛いから、つい」
「バカ、わざと遠巻きに見てたのか? 悪趣味なことをするな」
頬を赤くしながら抗議する。
それにしても、この男の気配の消し方はまるで猫科の肉食獣だ。
彼が黒豹の魔物だった頃に出会っていたら、ひとたまりもなく殺されていたかもしれない。
「それで、手掛かりは」
レオンが尋ねると、相手は真面目な表情に戻った。
「館の場所はあの赤毛を追って、もちろん既に突き止めました。しかし残念ながら屋敷の中までは入り込めず、伯爵様の居所までは分からなかった――でも代わりにこれを手に入れましたよ」
ヴィクトルが懐から丸められた書簡を取り出す。
「これは……」
「妙に貴族の往来があるなと思って、その辺をウロついてたどこぞの貴族の侍従からスッてきました」
「スッてきたってお前……犯罪じゃないか」
肩を竦めながらも書簡を開くと、どうやら宴の招待状らしき文面が見えた。
「……モント湖の我が館の改修がこの春に無事完了したこと、また我が国の魔物からの解放より三度目の春を迎えたことを記念し、春宵の祝宴を催す……ヒーゼル・フォン・ギレス……」
「どうやらやっこさん、元々この時分、湖の館に親しい貴族達を呼んで夜会を開くつもりだったみたいですね。理由が何だか微妙だな……まるで本当の目的が別にあるかのような」
妙に周辺に貴族の馬車が通る訳が分かり、レオンは深く考え込んだ。
「もしかして、ギレスは元々、この宴までに結婚の話を決めるつもりでいたのかもしれないな……」
「わざわざ北部と東部の中間地点に他の貴族を呼びつけるぐらいですからね。この夜会を婚約披露の場にするつもりで数か月前から動いていたとしても不思議じゃない」
あれほどギレスが不機嫌になり、遂にはオスカー自体を疑った理由が分かった気がした。
ギレスは絶対に結婚を断られるはずがないと思っていたし、それを前提に手回しをしていたのだ。
書簡を持つレオンの指が震えた。
ギレスの手によって貴族たちの前で婚約が明らかにされれば、カインといえども、それを覆すのは難しくなってしまうかもしれない。
「まずい……そうなってしまったらもう」
焦燥と不安を表情にあらわにしたレオンの手を、ヴィクトルが包み込むように力強く握り締めた。
「そうならないように、ピンチをチャンスにするしかない。お披露目があるなら、伯爵様も表に出てくるはずです。俺たちは招待客に変装して庭から忍び込み、さっさと伯爵様を奪い返せばいい」
触れた場所から伝わる温もりに、心強さが溢れる。
「ありがとう。色々と本当にすまない……。お前は、俺には勿体ない男だ……」
「それって、神様よりもいい男って意味ですかね?」
ニッと唇を笑みの形にして、ヴィクトルが素早くレオンの手の甲を引き上げてそこに口付けた。
「ちがっ……俺の部下にはもったいないような男だっていう意味で」
不意打ちを喰らい、驚きと恥ずかしさで心臓が高鳴る。
「俺がいて良かったでしょう? 総長の優秀な飼い猫に、最後にせめてキスの一つくらい報酬に貰ってもいいと思うんですがね」
ぐっと握った手を引き寄せられて対面で胸が合うほど密着した。
「駄目だって……っぁ」
視線を逸らした横顔をさらりと舐められて、ゾクッと背筋に甘く痺れるような感覚が走る。
「ほら、早くしないと今度は唇を舐めますよ」
「~~っ」
よく働いて貰った手前、邪険に突き放すことも出来ずレオンは困り果てた。
飼い猫――本当にそう思って良いのだろうか。
自分が半端な態度を取ることで、彼自身が辛くなったりはしないのだろうか……。
甚だ疑問に思いながらも、おずおずとヴィクトルの顔に手を伸ばし、髪を撫で分けてその額に音を立てて口付ける。
唇でなければカインも許してくれるのではないかと思いながらも、罪悪感で心がズキズキと痛んだ。
「……」
無言で透き通った金色の瞳に見つめられ、罪深さに心臓が壊れそうになる。
その視線がふっと切なく伏せられた途端、痛いほど強く胴を抱き締められた。
「あんたと二人きりで旅ができるのも、もう今日で終わりなんだな……」
独り言のような掠れた声が耳元で囁く。
その腕が震えているのに気付いてしまい、自分まで泣きたいような気分になった。
こんな形で出会ったのでなければ、彼に苦しい思いをさせ、自分もまた味わうことは無かっただろうに。
「ごめん……ヴィクトル、……ごめん」
何度も謝りながら、レオンはヴィクトルの背中を抱きしめ返し、彼の気の済むまで抱擁を受け入れた。
ギレスの屋敷は湖畔の森の中に佇んでいた。
裸身の神々の像を庭や屋根のあちこちに配した庭は何とも言えない不気味さが漂っている。
屋敷自体も、屋根の上に飾られた無数のガーゴイル像といい、透し彫りを過剰に施した石造りの壁といい、ギョッとするようなその佇まいはレオンからするとまるで悪魔崇拝の本拠地といった印象だ。
その装飾過多な外見を遠目に見るだけで、案内されなくてもすぐに彼の屋敷だという事が分かり、閉口した。
出入り口は勿論傭兵が固めているので、闇に乗じて白い煉瓦を積んだ高い塀を乗り越え、庭木の間に密かに入り込む。
進む内に、流れる優雅な音楽が耳に届き、庭に向けて解放された大広間のテラスの光が黒々とした繁みの間に眩しく浮かび上がった。
背を低くして近づいていくと、そこには大理石の露台と低い階段が張り出していて、着飾った貴族たちが談笑しながらそこを出入りしているのが見える。
「しかし、どう紛れ込んだものか……招待客になりすまそうにも服装がこれでは」
「総長は馬鹿ですか。そんなの奪って調達すりゃいいに決まってるじゃないですか」
隣からサラリと突っ込まれ、レオンは目を丸くした。
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