ほのぼの生きますか

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何もない日々で…

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何もない日々が、続く。

俺が前を護衛して、子供らに魔獣を一掃させる。

後続の護衛を「時の流れ」のカルさんたちがする。

休憩時も、俺は警護係だが…みんなの長旅を癒すために音楽を奏でる。

音楽隊にスカウトされたりしながら、旅は続いた。


夜だけは、警備から離れられる。

踊り子さんに囲まれることもなく、休憩できるのはここだけだ。


子供らが、時々、日本を懐かしんで、日本の曲を聞かせた。
そろそろ、ホームシックなのだろう。

俺は、解消されない欲をどうやって解消するか、考えている。

風俗街に15では入れないらしい。

娯楽の本に、その手の本はなかった。

日本から、その手の本は持ってきていない。

「誤魔化すために、酒でも飲んでくるか?」

15でも、一様成人と認められている。
風俗街には行けないが、お酒は飲めます。

日本人は、幼く見える傾向があるので、酒場に行きずらい。

子供らもいるので、行っていなかったが……もう、限界だ。

「気晴らしに、値段の高い酒を買ってこよう」




俺は、部屋を出ると…おかしな雰囲気のカルさんとミレンを見かける。

どうやら、俺のことで揉めているらしい。

「…カル様は、マツリ様よりも、本当に強いのですか?正直、お金もお持ちではないですよね?」
「ギルドのランクが、実力を表していると思うが?」
「…では、何故お金を持っていないのですか?」
「それは、パーティのメンバーが奴隷か仲間かの違いではないか?平等にお金を分配する我々は、稼ぎが上でも、割り当ては少ない」
「…では、カル様は何時からギルドに所属をして入られますか?」
「15の時だね。今のマツリくん程ではないが、Cランクをしていたよ。20で良い仲間に恵まれて、ランクを上げた。Sランクの壁は、最近やっとで超えられたがね」
「…カル様は、私を誰よりも守ってくれるといいました。信じて良いのですね?」
「ああ、愛しているよ。…何が不満なのだ?大人の男性がいいと言ったのは、君だろう?朝の告白を演出して、初対面に見せた。夜に来た刺客を追い払った時に、誓ったはずだろう?信じてついて来ると…」
「はい。だから、主人の命令にも逆らって、伽を断りました。命令無視が、どれだけ大変か?わかっておられるでしょう?」
「…ならば…元主人のことは忘れて、俺だけを見ろ」
抱きしめ合う二人。


うん、聞かなかったことにしよう。

それと、カルさん…俺は直に命令は出していません。お気の毒様。女は怖いね。

フラーレン様が、彼女を諦めた理由は、彼女の打算的な性格のせいかな?

神のご加護…有り難し。


そう言えば、ミュートさんの雑貨屋に、お酒があったなぁ。

スキルを使ってみよう。


お取り寄せスキルを使う。

なんか、PCの画面みたいなものが現れた。

「…あら?マツリくんじゃない?変なスキルを手に入れたわね?」

おお!画像音声付き、優秀ですね!

「お買い物?それとも相談かな?」

「お買い物…も有りますが…相談もしたい様な気がしますね」

「じゃあ…初めっから、話を聞いてあげるわ」

そのまま、ミュートさんにこれまでの事を聞いてもらう。

「…はい。お酒は程々にしときなさい!…それと、マツリくんは凄い年上か、凄い年下を狙った方がいいわよ。私からの忠告ね!…また、買い物してね!じゃあ、またね!」

ミュートさんオススメの一品を買い、スキルが終了する。

メチャクチャ魔力を消費しました。

属性が違うせいかもしれないが、思いの外長く話をしていたせいだろう。

「…目が回るな…お酒を飲まないで…寝れそうだ」

ミュートさんと話をして、少し落ち着いた。

眠気も出てきたので、休むことにする。





朝になり、4日目の護衛を始める。

俺の音楽を聴くのにハマった踊り子にせがまれて、曲を弾きながら歌って仕事をする。

精霊も喜んでいるので、害はないだろう。

ノリノリの子供らが、魔獣を楽しそうに狩っているので、良しとしよう。

次の目的地は遠いので、初野営の予定だ。

野営地点まで、できるだけ早く着かないと、疲れもたまりそうだ。

だから、馬の機嫌もとる。

激しい音は、馬は嫌う。

馬のリズムに合わせて、曲をのせる感じだ。

「ボーイソプラノなのね…マツリくんは…」

俺は、音域が広いらしいです。

久しぶりに歌ったので、わからないが…



音属性の性能が、お取り寄せスキルを強化している事を俺は知らない。

ちなみに、歌は、どうやら色属性に入るらしいです。

音楽効果で動物に非常に好かれます。

ミレンに未練は無いですが、思わぬ副産物を手に入れた。

歌スキルもマスターしていたので、俺は実に運がいいのだろう。



恋愛に関しては、運はそのうち神頼みを期待する。

せっかく15になったのだから、色々経験しよう。



自分に言い聞かせて、自由都市に向かう。
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