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7話 社交会
しおりを挟む私が聖女なら、精霊さん……力を貸してほしい。
魔物達の力を弱めたいのだ。
居なくなれとは言わない。
都合の良い願いであることはわかっている。
わかっているが、とても、怖いのだ。
私は今、馬車で移動中です。
なぜ馬車に乗っているのかというと、皇太子達が、何やら不穏なお動きをしているらしく、私の身を案じたイケおじ様達が、社交会へと気晴らしに誘ってくれた。
隣の国のエルフ国のパーティだ。
普通ならば、断りたい案件だが、皇太子達が不穏すぎて怖かったのだ。
エルフ国は、森に囲まれた美しい国だった。
花の良い匂いに誘われる。
蜂の巣から採れる蜜をもっととるためだ。
そんな景色も見ている余裕がなくて、恐怖で緊張も生み出していた。
想像以上に魔物が増えているようだ。
馬車についている結界石のおかげで、魔物が近ずいてこれないが、ゴブリンらしき魔物がウヨウヨしていた。
「宰相様、普段からこんなに魔物がいるものなのですか?」
「……宰相なんて呼ばないで。名前を呼んでもらいたい。……魔物は、ここ最近、ずっとこんな感じだよ。度々騎士団が、一掃するが……増え過ぎている。精霊の力を望むが、無理はダメだよ。何より、祈り方も知らないだろう?」
「祈り方?」
どうやら、ただ単に祈るだけでは精霊は動いてくれないようです。
「……祈り方は、聖女の能力によって違うが、例えば、歌うとか?踊るとか?だね。サカエは特技はあるかい?」
「……特技ですか?直ぐには思いつきませんね」
「調べる方法もある。焦らずにやろう」
大分、砕けた感じで話すようになった。
でも、私はまだ緊張しますね。
イケメンな上に年上ですよ。
かなり、地位も上の人です。
そんな人が、優しく私を抱きしめてくれました。どうしたら良いですか?
腰の証に手が伸びると、変に声が出てしまいます。
体もいうことを聞きません。ビクビクとして、体全体を甘い何かが駆け抜けます。
それが、魔力なのですか?
気持ち良すぎですよ?
どうしようもないくらいに、翻弄されていたら、外から歓声が上がる。
「魔物が消えていきます!」
そんな声に、スタン様の手も止まる。
慌てて外を確認すると、外には魔物が居なくなっていました。
「報告をします!ここを中心に約1キロの範囲で、魔物が消えていきます!」
「報告を感謝する。引き続き護衛を頼む」
「はっ!皆の者!陣営を整えろ!」
速やかに、コリン様とフラン様の指示で隊列が整えられて、出発する。
「……サカエ?何かしたのかい?」
「……私は何もしてませんよ?ただ、スタン様が聖女の証を触った時に、体に甘い何かが駆け巡りました。……あれは、魔力?なのですか?」
スタン様は、不意に悪い笑みを浮かべて、私を撫で回し始めた。
「ヒャ!?……声が出てしまいます!?……スタン様?ア…ア…アン……ヤメ……キャン!?」
それから、社交会場に着くまで、散々撫で回されて、足腰立たなくなりました。
「……サカエの能力は、想像以上に凄いな」
スタン様?馬車でする行為ではないと思います。
私は、ほぼ半裸にされて、セックス寸前まで、身体中を触られました。
正直に言おう。……テクニシャンですよ。
気持ち悪さを感じませんでした。
身体中を敏感にされて、ビクビクと悶えてます。
馬車の座席は、私の愛液で……ビショビショですよ。
聖女の証を一緒に触られると、甘い何かが、感覚を敏感にされて、訳わからなくなりました。
なんなのこれ??
声は外に聞こえてましたよね?
出たくないな……
服を手早く整えられて、社交会場に入る。
歩けない私は、スタン様に抱きかかえられています。
お姫様ダッコではありません。
抱えられている。
……チョット悲しいです。
魔物が消えて、聖女が現れたと、会場内は騒然としていました。
そこに、宰相様が抱えた私の登場。
会場内は、静まり返りました。
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