21 / 38
21話 嫌われ悪役?聖女ですか?
しおりを挟む
「魔法を組み替える!?と…とんでもない!!そんな事しては、何が起こるか分かりません!!危険な行為ですよ!?」
皇太子が叫ぶ中、イケオジ様達は、何でもない顔をする。
「……想像力を働かせ、新しい魔法を開発しましょうと言ったのは、魔導師長様ですね」
「……何のことだか?そんな事を言った覚えはないですよ」
しらじらしく、言い逃れをしようとする魔導師長。
うん、まあいいですよ。
新しい魔法を作るきっかけをくれたので……。
「その一言のおかげで、何個かオリジナルの魔法を作るきっかけを貰いました。皇太子様のように、危険を真っ先に知らせて頂いていたら、魔法は使えなかったでしょう」
「……。」
わかりやすい反応ですね。
何も返せないでしょう?
「……日本人のある一定の人なら、ある程度思いつく基本的な知識を基にしています。もしかしたら、先の聖女様でも使えたかもしれないです」
「………その魔法とは?」
「………言っていいのですか?聖女が自分の力で元の世界に帰れる魔法ですよ?」
沈黙。
ですよね~!
待望の聖女様が、帰ってしまうのださから………。
「それ以外にも、色々開発しましたが、危険はなかったですよ?」
沈黙。
「………なぜ、今更そんなことを言うのだ?我々は、サカエを捨てたのだぞ?」
皇太子が、寂しい顔をして………私を見ている。
おかしいでしょ?
召喚したのは、自分じゃん!?
「………はあ、自分がしている行為をお忘れですか?私の意志を関係なく、召喚したのは誰ですか?こちらも来たくて来た訳ではないのですよ?………はあ………。
前回は、誘拐しておいて、何も保障なしに飼い殺そうとしている話しを聞いてしまったのです。だから出て行ったのに………折角出て行ったのに、連れ戻すように召喚したのは誰ですか?………同じことを繰り返して、逆に私の世界から、侵略者が来たらどうするつもりですか?誘拐もほどほどにして、違う方法を考えたら?それに………少しぐらい自分たちの立場を理解したら?
私は、聖女たちを連れて、元の世界に戻れることを少しは想像出来るでしょう?………」
言いたいことを言うと…「聖女なしでどうしろというのか?」とか、「最後の頼み綱を奪い去るというのか?…」とか言って、絶望した言葉を口々にする。
対策も考えずに、泣き言が聞こえる。
やっぱり、私はこの城では悪役のようです。
残念です。
オズワルドたちが怒って暴れそうなので、逃げるタイミングを見計らう。
「待ってくれ、サカエが怒るのもよくわかるが、話しを聞いてくれないか?」
皇太子は、ゆっくりと私を見ている。
「………私がしている行為は、誘拐に近い行為であることは、わかっている。だが、召喚が成功した例はこの2回しかないのだ。その間に出来ることは、すべてしている。それでも、聖女が必要だったのだ!…安易に助けを求めた訳ではない…」
皇太子…慌ててるのがわかる。
でも、手遅
皇太子が叫ぶ中、イケオジ様達は、何でもない顔をする。
「……想像力を働かせ、新しい魔法を開発しましょうと言ったのは、魔導師長様ですね」
「……何のことだか?そんな事を言った覚えはないですよ」
しらじらしく、言い逃れをしようとする魔導師長。
うん、まあいいですよ。
新しい魔法を作るきっかけをくれたので……。
「その一言のおかげで、何個かオリジナルの魔法を作るきっかけを貰いました。皇太子様のように、危険を真っ先に知らせて頂いていたら、魔法は使えなかったでしょう」
「……。」
わかりやすい反応ですね。
何も返せないでしょう?
「……日本人のある一定の人なら、ある程度思いつく基本的な知識を基にしています。もしかしたら、先の聖女様でも使えたかもしれないです」
「………その魔法とは?」
「………言っていいのですか?聖女が自分の力で元の世界に帰れる魔法ですよ?」
沈黙。
ですよね~!
待望の聖女様が、帰ってしまうのださから………。
「それ以外にも、色々開発しましたが、危険はなかったですよ?」
沈黙。
「………なぜ、今更そんなことを言うのだ?我々は、サカエを捨てたのだぞ?」
皇太子が、寂しい顔をして………私を見ている。
おかしいでしょ?
召喚したのは、自分じゃん!?
「………はあ、自分がしている行為をお忘れですか?私の意志を関係なく、召喚したのは誰ですか?こちらも来たくて来た訳ではないのですよ?………はあ………。
前回は、誘拐しておいて、何も保障なしに飼い殺そうとしている話しを聞いてしまったのです。だから出て行ったのに………折角出て行ったのに、連れ戻すように召喚したのは誰ですか?………同じことを繰り返して、逆に私の世界から、侵略者が来たらどうするつもりですか?誘拐もほどほどにして、違う方法を考えたら?それに………少しぐらい自分たちの立場を理解したら?
私は、聖女たちを連れて、元の世界に戻れることを少しは想像出来るでしょう?………」
言いたいことを言うと…「聖女なしでどうしろというのか?」とか、「最後の頼み綱を奪い去るというのか?…」とか言って、絶望した言葉を口々にする。
対策も考えずに、泣き言が聞こえる。
やっぱり、私はこの城では悪役のようです。
残念です。
オズワルドたちが怒って暴れそうなので、逃げるタイミングを見計らう。
「待ってくれ、サカエが怒るのもよくわかるが、話しを聞いてくれないか?」
皇太子は、ゆっくりと私を見ている。
「………私がしている行為は、誘拐に近い行為であることは、わかっている。だが、召喚が成功した例はこの2回しかないのだ。その間に出来ることは、すべてしている。それでも、聖女が必要だったのだ!…安易に助けを求めた訳ではない…」
皇太子…慌ててるのがわかる。
でも、手遅
16
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました
蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。
そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。
どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。
離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない!
夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー
※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる