12 / 44
12話 裏切りは意外なところから
しおりを挟む
事情を詳しく聞くこともない。
「急いで、準備しなくちゃね。」
ダークエルフ長に相談をする。
「わかった。解放か、連絡か・・・リヒトはどうしたい?」
「解放かな。解放後に何か起きたら大変だから、送っていく必要もあるけど・・・」
「連絡にしない根拠は?」
「誰が持っていっても、信用は出来ないでしょう?ダークエルフも、俺も、奴隷にされた面々もね。」
「解放するならば、誰が連れていく?」
「俺かダークエルフ長さんでしょうね。」
「頼まれてくれるか?リヒト。」
「いいですよ。でも、解放後に残りたいメンバーもいると思うので、よろしくお願いしますね。」
「・・・そのことだが、1度全員連れて行って、故郷に説明した方がよいと思うのだが・・・いきなり攫われて、泣き寝入りしているとは、思えん。わしならば、冒険者組合に依頼も考える。違うか?ダークエルフの依頼は受けてはもらえなかったが・・・」
うわーーー!?
いい人
いいダークエルフ!
その通りです。
そうしましょう。
「まだ、暮らしも安定していないから、連れていくなら今のうちでしょうね。」
「それがいい。家族も安心するだろう。」
満遍の笑みで、嬉しそうなダークエルフ長。
他人事にこんなに親身になれるなんて・・・
いいダークエルフ!
家に帰り、そのことを、みんなに話す。
「あたいらは盗賊だから、解放後は、商人しながらここに恩返しでもしようと思う。」
盗賊達が、解放後は町で商人ギルドに入る算段をしている。
「それはよい心がけですね。口添えいたしましょう。」
執事が、盗賊達の後押しをした。
「街までは、俺たちが、護衛をしようと思う。リヒトの護衛はいらなそうだが・・・」
「ありがとうございます。よろしくお願いしますね。」
お嬢が、冒険者達にお礼を言っている。
「私どもも、1度町や村に連れて行っていただけること、ありがとうございます。村があの後どうなったか、気になっていたのです。」
「お礼は、ダークエルフ長に言ってくれよ。マジあの人できた人だよね。」
「はい、ここに帰った時には、必ず・・・」
涙ぐむ人達・・・
俺は、奴隷解放をして、明日からの旅の準備をする。
「ロッチィ、危険な旅だ。連れて行けない。わかっておくれよ。」
「はい、お待ちしています。」
「・・・」
正直、ついて行くと駄々こねて欲しかったが、こんなあっさり言い返されると言葉が出てこない。
「どうされました?」
「・・・うん、待っててね。」
「はい、ご無事を・・・」
きっと、外の世界にはいい思い出ないから、行きたくないんだよね・・・
奴隷のみなさんに聞くと、ダークエルフは、最低な種族としか思われていない。
ここ数日の付き合いだけれど、そんな最低な種族という印象はない。
むしろ、周りの種族の方が、最低だ。
きっと、ダークエルフが、警戒心が大きいから、他の種族と打ち解ける前に、先入観から他の種族が避けているだけだと思う。
「帰って来たら・・・かわいがってあげるね。」
「はい、お願いします。・・・ぽっ・・・」
かわいい・・・うちの嫁・・・最高です。
帰る前から、かわいいがってあげましたよ。
・・・寸止めだけどね。
俺らは、ダークエルフ達に見送られ、里・・・塞を後にした。
「いいのでしょうか?ロッチィさん連れてこなくて・・・」
「なんでですか?あそこが、一番安全でしょう?」
「安全と言ったら、リヒトさんの近くにいた方が、安全でしょう?」
「そうそう、安全なところを離れる理由がある?」
「もしかしたら、周りの種族にさげすまされるのが嫌なのかもしれない。」
「でもね~、新婚でしょう?」
「みんなどうしたの?何が言いたいの?」
?を飛ばす俺を憐れむ目線・・・
「里にいた時は気になりませんでしたが、精神阻害でも受けていたかもしれないですね。」
「精神阻害?なぜに?必要ないっしょ?」
「手に入れるものを手に入れて、いらないものは・・・なんて・・・ないですよねー。」
「・・・・」
俺は不安で、称号を見つめた・・・
「ステータス」
名前・リヒト
性別・男
年齢・15
レベル・30
HP・15000
MP・133000
力・3500(1)
防・3500(1)
早・3500(10)
知・144400(1000)
運・10
属性・闇、空、重、無、冥
スキル・闇(精神異常耐性《極》、鑑定《良》、モンスター調教《微》、契約魔法《微》、誘惑耐性《微》)、空(アイテムボックス《極》、モンスター小屋《微》、地図《極》、空半把握《良》、空間支配《微》、測量《良》)、重(浮遊《良》、計量《良》、飛行《微》)、無(身体強化《良》、異世界言語《良》、異世界読み書き《良》、モンスターテイム《普》、念話《微》、計算《良》)、冥(ドローイング《極》、ネット通販《良》、神々の祭壇《良》)
加護・地球の神々の友愛、ダークエルフ神の最愛、ドワーフ神の親友、多種族の神々の友、エルフ神の情け
装備・武器 筆(1)、 頭 なし 、体 普通の服(1)、 足 異世界の運動靴、アクセサリー スマホ (1000)
持ち物 アイテムボックスに入っているのでわかりません。
テイム・ギン
嫁・なし
称号・女に騙された男、チートゲット、寸止め童貞、お笑い攻撃、神々に賄賂を贈る男、建築士、デザイナー、画家、一種族に騙された男、純粋純朴、お笑い人生、知力を生かしきれない男、尽くす男
奴隷・なし
・・・ハイ、ありがとう称号さん・・・
「ロッチィだけでなくて~!一族全体に騙されたよおおおおおおお~~!!」
俺の声が、情けなくこだました・・・
「急いで、準備しなくちゃね。」
ダークエルフ長に相談をする。
「わかった。解放か、連絡か・・・リヒトはどうしたい?」
「解放かな。解放後に何か起きたら大変だから、送っていく必要もあるけど・・・」
「連絡にしない根拠は?」
「誰が持っていっても、信用は出来ないでしょう?ダークエルフも、俺も、奴隷にされた面々もね。」
「解放するならば、誰が連れていく?」
「俺かダークエルフ長さんでしょうね。」
「頼まれてくれるか?リヒト。」
「いいですよ。でも、解放後に残りたいメンバーもいると思うので、よろしくお願いしますね。」
「・・・そのことだが、1度全員連れて行って、故郷に説明した方がよいと思うのだが・・・いきなり攫われて、泣き寝入りしているとは、思えん。わしならば、冒険者組合に依頼も考える。違うか?ダークエルフの依頼は受けてはもらえなかったが・・・」
うわーーー!?
いい人
いいダークエルフ!
その通りです。
そうしましょう。
「まだ、暮らしも安定していないから、連れていくなら今のうちでしょうね。」
「それがいい。家族も安心するだろう。」
満遍の笑みで、嬉しそうなダークエルフ長。
他人事にこんなに親身になれるなんて・・・
いいダークエルフ!
家に帰り、そのことを、みんなに話す。
「あたいらは盗賊だから、解放後は、商人しながらここに恩返しでもしようと思う。」
盗賊達が、解放後は町で商人ギルドに入る算段をしている。
「それはよい心がけですね。口添えいたしましょう。」
執事が、盗賊達の後押しをした。
「街までは、俺たちが、護衛をしようと思う。リヒトの護衛はいらなそうだが・・・」
「ありがとうございます。よろしくお願いしますね。」
お嬢が、冒険者達にお礼を言っている。
「私どもも、1度町や村に連れて行っていただけること、ありがとうございます。村があの後どうなったか、気になっていたのです。」
「お礼は、ダークエルフ長に言ってくれよ。マジあの人できた人だよね。」
「はい、ここに帰った時には、必ず・・・」
涙ぐむ人達・・・
俺は、奴隷解放をして、明日からの旅の準備をする。
「ロッチィ、危険な旅だ。連れて行けない。わかっておくれよ。」
「はい、お待ちしています。」
「・・・」
正直、ついて行くと駄々こねて欲しかったが、こんなあっさり言い返されると言葉が出てこない。
「どうされました?」
「・・・うん、待っててね。」
「はい、ご無事を・・・」
きっと、外の世界にはいい思い出ないから、行きたくないんだよね・・・
奴隷のみなさんに聞くと、ダークエルフは、最低な種族としか思われていない。
ここ数日の付き合いだけれど、そんな最低な種族という印象はない。
むしろ、周りの種族の方が、最低だ。
きっと、ダークエルフが、警戒心が大きいから、他の種族と打ち解ける前に、先入観から他の種族が避けているだけだと思う。
「帰って来たら・・・かわいがってあげるね。」
「はい、お願いします。・・・ぽっ・・・」
かわいい・・・うちの嫁・・・最高です。
帰る前から、かわいいがってあげましたよ。
・・・寸止めだけどね。
俺らは、ダークエルフ達に見送られ、里・・・塞を後にした。
「いいのでしょうか?ロッチィさん連れてこなくて・・・」
「なんでですか?あそこが、一番安全でしょう?」
「安全と言ったら、リヒトさんの近くにいた方が、安全でしょう?」
「そうそう、安全なところを離れる理由がある?」
「もしかしたら、周りの種族にさげすまされるのが嫌なのかもしれない。」
「でもね~、新婚でしょう?」
「みんなどうしたの?何が言いたいの?」
?を飛ばす俺を憐れむ目線・・・
「里にいた時は気になりませんでしたが、精神阻害でも受けていたかもしれないですね。」
「精神阻害?なぜに?必要ないっしょ?」
「手に入れるものを手に入れて、いらないものは・・・なんて・・・ないですよねー。」
「・・・・」
俺は不安で、称号を見つめた・・・
「ステータス」
名前・リヒト
性別・男
年齢・15
レベル・30
HP・15000
MP・133000
力・3500(1)
防・3500(1)
早・3500(10)
知・144400(1000)
運・10
属性・闇、空、重、無、冥
スキル・闇(精神異常耐性《極》、鑑定《良》、モンスター調教《微》、契約魔法《微》、誘惑耐性《微》)、空(アイテムボックス《極》、モンスター小屋《微》、地図《極》、空半把握《良》、空間支配《微》、測量《良》)、重(浮遊《良》、計量《良》、飛行《微》)、無(身体強化《良》、異世界言語《良》、異世界読み書き《良》、モンスターテイム《普》、念話《微》、計算《良》)、冥(ドローイング《極》、ネット通販《良》、神々の祭壇《良》)
加護・地球の神々の友愛、ダークエルフ神の最愛、ドワーフ神の親友、多種族の神々の友、エルフ神の情け
装備・武器 筆(1)、 頭 なし 、体 普通の服(1)、 足 異世界の運動靴、アクセサリー スマホ (1000)
持ち物 アイテムボックスに入っているのでわかりません。
テイム・ギン
嫁・なし
称号・女に騙された男、チートゲット、寸止め童貞、お笑い攻撃、神々に賄賂を贈る男、建築士、デザイナー、画家、一種族に騙された男、純粋純朴、お笑い人生、知力を生かしきれない男、尽くす男
奴隷・なし
・・・ハイ、ありがとう称号さん・・・
「ロッチィだけでなくて~!一族全体に騙されたよおおおおおおお~~!!」
俺の声が、情けなくこだました・・・
0
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました
蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。
そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。
どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。
離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない!
夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー
※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
愛を騙るな
篠月珪霞
恋愛
「王妃よ、そなた一体何が不満だというのだ」
「………」
「贅を尽くした食事、ドレス、宝石、アクセサリー、部屋の調度も最高品質のもの。王妃という地位も用意した。およそ世の女性が望むものすべてを手に入れているというのに、何が不満だというのだ!」
王妃は表情を変えない。何を言っても宥めてもすかしても脅しても変わらない王妃に、苛立った王は声を荒げる。
「何とか言わぬか! 不敬だぞ!」
「……でしたら、牢に入れるなり、処罰するなりお好きに」
「い、いや、それはできぬ」
「何故? 陛下の望むままなさればよろしい」
「余は、そなたを愛しているのだ。愛するものにそのような仕打ち、到底考えられぬ」
途端、王妃の嘲る笑い声が響く。
「畜生にも劣る陛下が、愛を騙るなどおこがましいですわね」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる