ダークエルフに愛の手を

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42話 解放

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なんだか?俺って、対人能力つくづくないよなぁ。

こんなに気さくに話しかけてもらっても、裏の顔を想像してしまう。

ブレスさんに失礼だよね。どんなに、腹黒くても・・・

・・・ハア。やる気でね~


「リヒト殿は、迷宮の破邪らしいね。迷宮はどうでした?」

「天国でしたよ。ここ以上の」

フレディが「嘘つき」みたいなせめる目で俺を見る。

嘘ではない。ダークエルフの町。迷宮で寝て起きると快楽の園。天国です。

「リヒト殿は、迷宮すら天国に思えるのか?素晴らしいね。」

「ダークエルフ好きには、たまらない環境ですね。行きますか?迷宮?移動手段の移転陣を敷いて良いなら、連れて行きますよ?」

「移動手段をお持ちとは、素晴らしい才能だ。フレディには勿体無い」

父に取られそうになっているのに、フレディは、嫌な顔せずにこちらを見ている。

これも計画の一つだと思っているのだろう。俺の計画も知らずに、すべて委ねることができるなんて、どれだけ操られ体質に育てられたんだよ。

自分で状況を考えて、少しは演技をしてね。フレディさん。

「いやいや~!そんな、フレディさんの元に来て短い私に、過剰評価しすぎですよ」

「ははは、謙遜も嫌味に聞こえるね。」

ああ~嫌だ嫌だ。会話も疲れた。そろそろ行動しようかな?

俺は、奴隷を解放する。そのうちに、みんなが気がつき始める。

すぐに出て行くダークエルフ。反乱よりも脱出を図ったんだろう。俺の指示はもしもの時は迷宮に逃げろと言ってある。



迷宮に入るのは、とても簡単だ。森に行き、落ちればいい。ただし、死なないように俺が始まりの町の入口に大きなクッション装置を置いておいた。

そう、俺はなんだかんだここにいるようだが、魔力が足りなくレベル上げの必要性を感じて、迷宮に行っている。

迷宮の始まりの町では、英雄だ。・・・迷宮に出入りする手段を作ってしまったのだ。




この屋敷内に・・・




さっきの話はデタラメではない。

主人の許可は、とってないけれどね。

ダークエルフ達には、教えてある。

1278階を経由して来るコースだ。

あそこは、光の勇者が俺の別荘に住んで管理している。仲間と一緒なら、スライムを倒せるようになっている。

簡単なんだよね~!あのスライム倒すの・・・

『そう言えるのは、マスターだけです』

そして、慣れ親しんだこの屋敷に帰る。



ダークエルフが逃げた意味あるか?

もちろんその意味を作りますよ~!

「なんだ!?我がコレクションが、何故!?命令通りに動かない??」

「主よ!大変です!ダークエルフ達が、一斉に森に逃げていきます!どうやら迷宮に逃げ込むようです!」

「ははは、焦らすでない。こちらには、リヒト殿がいるのだよ。リヒト殿、先ほど言っていた移転陣をお願いして良いか?」

「いいですよ。(戻れない移転陣だけどね~)」

「父よ、大丈夫か?」

フレディさん。今さら裏切りですか?やはり、肉親は大切なのですか?

「何が言いたい?フレディ」

「ダークエルフがいなくとも?その状態で迷宮は危険です。兵が足りない」

「何も我がコレクションは、ダークエルフだけではない。キメラもいるのだ」

「しかし、戦力ははるかに落ちる。同士討ちの油断も隙も出てこない。父よ、直に行くのはやめた方が……」

「馬鹿な、迷宮は怖いところだ。ついて行くわけがないだろう。防御陣を張って、屋敷に残る」

フレディさん。そのやりとり、父親追い詰めているだけですよ。

ここは、英雄の子孫達が帰ってきますから・・・w

「では、迷宮には私がいきます!」

ポイント上げですね~フレディさん。でも、迷宮からは、一生出れませんよ。あなたの実力ではね。

「では、行きましょうか?迷宮に!」

親子の会話を終わらせて、移転陣を開く。

ブレスさんの近くに移転陣を置いたのは、ワザとです。

追い詰められたブレスさんに、一生出れない逃げ道を作っておくためですw。

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