悪役令嬢って、何でこんなに嫌われてるの

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旅の途中ですか?

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恨まれているのはわかりました。

体力の回復まで待たずに、治療を終えると旅の支度をする。

資金は節約する。
良いものは売って貰えなかった。
きっと相場よりも高いだろう。


イライザ……嫌われすぎじゃない?

記憶の中で、イライザは、特に街でやらかしていない。
ごく普通の公爵令嬢だった。
でも、公爵家の印象が良くない。
加えて、貴族の印象も悪い。
それに、学園の噂も加わって、ひどい感じだ。

「……うちには、貴族様に売るものは置いてませんよ」

ほとんど、そう、言われて扉を閉められた。

たいした買い物をしていないのに、なんだか、凄い時間がかかった。


何か?嫌われすぎじゃないですか?


国内全てがこんな感じなの?


途方に暮れていると、何故か男爵令嬢のミュレンが現れる。

「……クス、身分もお金もないと、大変ですね?でも、それが、貴方の今までの行いのツケですよ?」

馬車から見下ろすように声をかけて来て、そのまま去っていく。

ああ、これは……もしかして嵌められました?

治療に時間をかけたのは、コレを演出する為だったりするの?

嫌な予感がしますね。
もしかして、行き先を聞いたのは、先回りをする為だったりするの?

もし、そうだったとしたら、最低だぞ?元婚約者??


王子の用意した馬車に乗る。

不敵な笑いの男が、従者だった。

でも、早く王都を出たい。

船着場の町まで急いでもらう。






ガラガラ





ガラガラ





ふと、気がついた。

何処に向かって走っているんだ?

道が違うような気がして、従者に声をかけた。




「……はっ??」



従者は、乗っていなかった。

暴走する馬車。

何が安全だよ??

これって、れっきとした殺人未遂じゃない?


暴走と言っても、ユックリ走る馬車から、飛び降りる。

無人の馬車を見送り、ぼんやりと眺めた。


ここまでするか?


ここ何処??



周りは草原。

馬車で、港町まで行こうと思っていたので、野宿の装備がない。


食料も、少しだけだ。



この国外追放は、何やら裏があるらしい。



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