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お灸のお仕置き
俊光様はそんな私に近づいてくる気配なく、ずっとうしろではガタガタと物音とかすかな水音がしていた。俊光様があれの、後始末をしているのだ。そんなことをさせてよかったのか……いやでもじゃあ、どうすればよかった?
立っていろと言われたからには、もう立っているしかないじゃないか。
ああもう消えたい、消えたい、消えたい。
目の前の白い壁紙に吸い込まれてしまいたい。
「千尋、足を開いて立て」
背後からいきなりそう声をかけられて「は、はいっ」と急いで、足を開く。立たされている間に濡れた股から足は、じんわり冷えていた。
意識すると心地が悪いその足にふわっと温かい熱気を感じて、温かいタオルが肌に触れる。
「……っ?」
思わず振り返ろうとした私を「動くな」と押しとどめて、俊光様が私の太腿から足首を湯気のたつふわふわのタオルで拭いていく。
その瞬間、恥ずかしさとか申し訳なさより、俊光様が私の足を拭いてくれていることに、じわっと涙が迫り上がってきて、視界を歪めた。
「俊光様っ」
つい振り返ってそのまま俊光様の首元に抱きついた。
「こら。まだお仕置きの最中だと言っただろ」
ぐいっとシャツの襟首をうしろに引っ張られるような感覚があったが、両腕にぎゅっと力をいれてますます俊光様にしがみつく。
「千尋」
「うぅっっごめんなさぁぃぃ……」
襟首を掴んでいた俊光様の手が諦めたように離される。私はますます涙が溢れてきて俊光様の肩を濡らした。
「本当に泣き虫だな」
俊光様が独り言のようにそう呟いてから、しがみつく私の腰に手を回して勢いよく抱き上げた。
「いくら泣いてもお仕置きは甘やかさないからな。パドルの残りをするぞ」
私を抱えて運んだ俊光様は、硬いマットレスの小さなベッドに腰かけて、すぐに膝の上に私の身体を横たえさせた。
私のお尻はちょうど俊光様の膝の上に乗っていて、体の下で俊光様の体温を感じる。
「く……っ……」
ぺたぺたとお尻にパドルが当てられて、体が硬くなる。
ひゅっとパドルが空を切り、パチィィンッとお尻に容赦ない一発が叩きつけられた。
「ぁぅっぅぅううっっ!!!」
反りかえった背中を俊光様の腕が押さえつけて、バチィィンッバチィィンッバチィィンッと連打が始まる。
「ああぁあぁっ!!!……んんぁっっ!!!……ぃぃいぁぁっ!!!」
時間を置いたパドルは余計に痛みが増したように思えた。
でも……あの拘束台の上じゃなくて、俊光様の膝の上にのせてもらえたから、まだ……我慢できる。
痛い、痛い、痛いっっ。ぎゅっと両手を握りしめて耐える。
「千尋、足」
と、時々、我慢できずに暴れた両足を咎めるように、太ももを思いきり叩かれたが、頑張って耐えた。
「最後の一回だ」
という言葉のあとに、バッチィイィィイインン!!!と一瞬息が詰まるほどのパドルが振り下ろされる。
「いぃぃいっっ……!!!!!」
ぶわっと最後にまた新しい涙がこぼれる。
「っ……ぅっ……っ……っ」
「お灸の準備をする。このベッドにうつ伏せになって、待っていろ」
俊光様はぐったりとした私を膝の上から無理やり下ろし、床にしゃがみこんだ私を放置して去っていく。
息があがっている。お尻はきっとぱんぱんに腫れていて、熱と痛みをもっている。少しでも体を動かしただけで痛くて、立ち上がる体力なんてもう残っていない。
「千尋。まだ叩かれ足りないのか?」
「ぅうっっ……」
脅され、なんとかよろよろとベッドに這い上がる。
「俊光様……っ、タオルっ、ほしぃ……っです」
涙と鼻水でびちょびちょの顔は両手でぬぐいきれないほどで、そうお願いした私に、俊光様は無言でふわふわの大きなバスタオルを投げてよこした。
バスタオルで涙を拭き、丸めたバスタオルをぎゅっと両手で抱きしめるようにしてベッドの上にうつ伏せになった。
腫れたお尻にお灸のお仕置き……怖いっ。
「千尋、お灸はお尻に四ヶ所だ。いいな」
俊光様が私の傍らに腰掛けながらそう声をかけてくる。ベッドの上にはお灸の道具が並んでいて、私はおもわず「ぃや……っ」と首をふった。
「嫌じゃなく、お仕置きお願いしますくらい言えないのか」
ぱちん!とお尻に平手を落とされる。
「ぃぃっっ……ぉぉしおき、おねがぃしま、すっ」
じんじんと痛むお尻の膨らみの上に、ぎゅっと丸めた薬草を押し付けるようにのせられていくのがわかった。
「ぅぅ……っ……」
「熱いのを最後まで受けてしっかり反省するんだ」
「はぃっ」
バスタオルを抱きしめる両腕に力をこめる。しゅ、っとマッチを擦る音がして、すぐにふわぁっと独特な香りが立ち上りはじめて、お尻の上にのせた薬草に火をつけられたのがわかった。
「っっ……ぁっ……ぁぁっっ……」
最初の最初は、お尻の四ヶ所にぽっと熱を感じるだけだったのが、徐々に火が降りてくるのが温度の上がり方でわかる。
「……あああつっっ……熱っっっぃぃぃたぃ痛ぃいいぃぃっぃぁあああああっっ」
かぁっと熱くなったお灸は熱いを通り越して、まるで無数の針で刺されているみたいな痛みで肌を焼く。
「ぃぃいいぃいぃぁぁぁぁああっっごめんなさぁぁいっっごめんなさぁいぃいぃっっ!!!!!!!!」
暴れる両足をいつの間にか俊光様に押さえつけられていた。だぁっと滝のように汗が流れる。
「ひぃっ、っぃい……いだぁいぃいっっ」
「もう、終わったぞ」
ぽん、っと背中を叩かれるが、私は涙に濡れた顔をバスタオルに強く埋めて首を振る。
「ぅぅっっまだっっ熱いっいたぁぃっ……っ」
燃えているのは一瞬だったかもしれない。でも薬草を乗せられて焼かれたところは、まだじくじくと熱がくすぶっているような痛みを感じる。
「最後は浣腸だな」
俊光様がうつ伏せで泣いている私の腕を無理やり引っ張って起き上がらせようとする。
「壁にむかって立っていろ」
「もぅっやらぁぁっ……っゆるしてくださぃっ……っ」
引っ張られた腕を振り解いて俊光様から逃れる。ちらと見えたお尻は全体が赤黒く痣になっていて、真っ赤なお灸のあとが四ヶ所ぶっくりと腫れていた。
もう十分、お尻に痛いお仕置きされたのに、最後に苦しい浣腸までなんて耐えられない……。
「さっきからお仕置きを愚図ってばかりだな。やれと言われたことがすぐにできない。本当に反省してるのか?」
俊光様の突き刺さるような冷たい声がする。
「反省してますぅぅっ……っ反省してますっっでもっかんちょ、う、やだぁっっ」
「10秒待ってやる。10秒以内に、壁に向かって立て」
10、9、と俊光様がカウントをとりはじめても、私はベッドの上で小さくなっていた。
3、2、1と数え終わった俊光様が、はぁっと長いため息をつく。
「意地を張ればどうにかなると思っているなんて甘いな」
ぐっと私の腕を俊光様が捕まえ直して思いきり引っ張る。私は、ベッドにしがみつくようにしてなんとか抵抗しようとした。
「ぃ、やぁぁっっ……っ」
全力で暴れたらなんとか抗えると思っていたのに、俊光様に引っ張られた私はほとんどなす術なくずるずると壁際まで引きずられていく。
壁際でうずくまる私の頭を片手で押さえつけて、もう一方の手でお尻をぎゅぅぅっと抓られた。
「ああっぁあああっ!!!!」
それから、パチンッ!!パチンッ!!パチンッ!!パチンッ!!パチンッ!!パチンッ!!と平手を叩きつけながら、「命令を聞けない悪い子には、ぬるま湯なんて甘かったな。うんと熱いお湯で浣腸を打ってやる」と俊光様の声がふってくる。
「ひぃいぃっっぃたぃっいたいっいたいっぃぃっっっ!!!!」
パドルとお灸をされた直後のお尻には、ただの平手でもまるで、鋲付きのパドルで打たれたような痛みが走る。
「お前をもう一度あの拘束台に縛り付けることもできるんだからな。これからここを動いたら、拘束台でパドルもお灸もぜんぶ最初からやり直しにする。いいな?」
パチィィィンッ!!!!とお尻の真ん中を打たれて「ぁぁぁぁあんんっっ」と泣く。
立っていろと言われたからには、もう立っているしかないじゃないか。
ああもう消えたい、消えたい、消えたい。
目の前の白い壁紙に吸い込まれてしまいたい。
「千尋、足を開いて立て」
背後からいきなりそう声をかけられて「は、はいっ」と急いで、足を開く。立たされている間に濡れた股から足は、じんわり冷えていた。
意識すると心地が悪いその足にふわっと温かい熱気を感じて、温かいタオルが肌に触れる。
「……っ?」
思わず振り返ろうとした私を「動くな」と押しとどめて、俊光様が私の太腿から足首を湯気のたつふわふわのタオルで拭いていく。
その瞬間、恥ずかしさとか申し訳なさより、俊光様が私の足を拭いてくれていることに、じわっと涙が迫り上がってきて、視界を歪めた。
「俊光様っ」
つい振り返ってそのまま俊光様の首元に抱きついた。
「こら。まだお仕置きの最中だと言っただろ」
ぐいっとシャツの襟首をうしろに引っ張られるような感覚があったが、両腕にぎゅっと力をいれてますます俊光様にしがみつく。
「千尋」
「うぅっっごめんなさぁぃぃ……」
襟首を掴んでいた俊光様の手が諦めたように離される。私はますます涙が溢れてきて俊光様の肩を濡らした。
「本当に泣き虫だな」
俊光様が独り言のようにそう呟いてから、しがみつく私の腰に手を回して勢いよく抱き上げた。
「いくら泣いてもお仕置きは甘やかさないからな。パドルの残りをするぞ」
私を抱えて運んだ俊光様は、硬いマットレスの小さなベッドに腰かけて、すぐに膝の上に私の身体を横たえさせた。
私のお尻はちょうど俊光様の膝の上に乗っていて、体の下で俊光様の体温を感じる。
「く……っ……」
ぺたぺたとお尻にパドルが当てられて、体が硬くなる。
ひゅっとパドルが空を切り、パチィィンッとお尻に容赦ない一発が叩きつけられた。
「ぁぅっぅぅううっっ!!!」
反りかえった背中を俊光様の腕が押さえつけて、バチィィンッバチィィンッバチィィンッと連打が始まる。
「ああぁあぁっ!!!……んんぁっっ!!!……ぃぃいぁぁっ!!!」
時間を置いたパドルは余計に痛みが増したように思えた。
でも……あの拘束台の上じゃなくて、俊光様の膝の上にのせてもらえたから、まだ……我慢できる。
痛い、痛い、痛いっっ。ぎゅっと両手を握りしめて耐える。
「千尋、足」
と、時々、我慢できずに暴れた両足を咎めるように、太ももを思いきり叩かれたが、頑張って耐えた。
「最後の一回だ」
という言葉のあとに、バッチィイィィイインン!!!と一瞬息が詰まるほどのパドルが振り下ろされる。
「いぃぃいっっ……!!!!!」
ぶわっと最後にまた新しい涙がこぼれる。
「っ……ぅっ……っ……っ」
「お灸の準備をする。このベッドにうつ伏せになって、待っていろ」
俊光様はぐったりとした私を膝の上から無理やり下ろし、床にしゃがみこんだ私を放置して去っていく。
息があがっている。お尻はきっとぱんぱんに腫れていて、熱と痛みをもっている。少しでも体を動かしただけで痛くて、立ち上がる体力なんてもう残っていない。
「千尋。まだ叩かれ足りないのか?」
「ぅうっっ……」
脅され、なんとかよろよろとベッドに這い上がる。
「俊光様……っ、タオルっ、ほしぃ……っです」
涙と鼻水でびちょびちょの顔は両手でぬぐいきれないほどで、そうお願いした私に、俊光様は無言でふわふわの大きなバスタオルを投げてよこした。
バスタオルで涙を拭き、丸めたバスタオルをぎゅっと両手で抱きしめるようにしてベッドの上にうつ伏せになった。
腫れたお尻にお灸のお仕置き……怖いっ。
「千尋、お灸はお尻に四ヶ所だ。いいな」
俊光様が私の傍らに腰掛けながらそう声をかけてくる。ベッドの上にはお灸の道具が並んでいて、私はおもわず「ぃや……っ」と首をふった。
「嫌じゃなく、お仕置きお願いしますくらい言えないのか」
ぱちん!とお尻に平手を落とされる。
「ぃぃっっ……ぉぉしおき、おねがぃしま、すっ」
じんじんと痛むお尻の膨らみの上に、ぎゅっと丸めた薬草を押し付けるようにのせられていくのがわかった。
「ぅぅ……っ……」
「熱いのを最後まで受けてしっかり反省するんだ」
「はぃっ」
バスタオルを抱きしめる両腕に力をこめる。しゅ、っとマッチを擦る音がして、すぐにふわぁっと独特な香りが立ち上りはじめて、お尻の上にのせた薬草に火をつけられたのがわかった。
「っっ……ぁっ……ぁぁっっ……」
最初の最初は、お尻の四ヶ所にぽっと熱を感じるだけだったのが、徐々に火が降りてくるのが温度の上がり方でわかる。
「……あああつっっ……熱っっっぃぃぃたぃ痛ぃいいぃぃっぃぁあああああっっ」
かぁっと熱くなったお灸は熱いを通り越して、まるで無数の針で刺されているみたいな痛みで肌を焼く。
「ぃぃいいぃいぃぁぁぁぁああっっごめんなさぁぁいっっごめんなさぁいぃいぃっっ!!!!!!!!」
暴れる両足をいつの間にか俊光様に押さえつけられていた。だぁっと滝のように汗が流れる。
「ひぃっ、っぃい……いだぁいぃいっっ」
「もう、終わったぞ」
ぽん、っと背中を叩かれるが、私は涙に濡れた顔をバスタオルに強く埋めて首を振る。
「ぅぅっっまだっっ熱いっいたぁぃっ……っ」
燃えているのは一瞬だったかもしれない。でも薬草を乗せられて焼かれたところは、まだじくじくと熱がくすぶっているような痛みを感じる。
「最後は浣腸だな」
俊光様がうつ伏せで泣いている私の腕を無理やり引っ張って起き上がらせようとする。
「壁にむかって立っていろ」
「もぅっやらぁぁっ……っゆるしてくださぃっ……っ」
引っ張られた腕を振り解いて俊光様から逃れる。ちらと見えたお尻は全体が赤黒く痣になっていて、真っ赤なお灸のあとが四ヶ所ぶっくりと腫れていた。
もう十分、お尻に痛いお仕置きされたのに、最後に苦しい浣腸までなんて耐えられない……。
「さっきからお仕置きを愚図ってばかりだな。やれと言われたことがすぐにできない。本当に反省してるのか?」
俊光様の突き刺さるような冷たい声がする。
「反省してますぅぅっ……っ反省してますっっでもっかんちょ、う、やだぁっっ」
「10秒待ってやる。10秒以内に、壁に向かって立て」
10、9、と俊光様がカウントをとりはじめても、私はベッドの上で小さくなっていた。
3、2、1と数え終わった俊光様が、はぁっと長いため息をつく。
「意地を張ればどうにかなると思っているなんて甘いな」
ぐっと私の腕を俊光様が捕まえ直して思いきり引っ張る。私は、ベッドにしがみつくようにしてなんとか抵抗しようとした。
「ぃ、やぁぁっっ……っ」
全力で暴れたらなんとか抗えると思っていたのに、俊光様に引っ張られた私はほとんどなす術なくずるずると壁際まで引きずられていく。
壁際でうずくまる私の頭を片手で押さえつけて、もう一方の手でお尻をぎゅぅぅっと抓られた。
「ああっぁあああっ!!!!」
それから、パチンッ!!パチンッ!!パチンッ!!パチンッ!!パチンッ!!パチンッ!!と平手を叩きつけながら、「命令を聞けない悪い子には、ぬるま湯なんて甘かったな。うんと熱いお湯で浣腸を打ってやる」と俊光様の声がふってくる。
「ひぃいぃっっぃたぃっいたいっいたいっぃぃっっっ!!!!」
パドルとお灸をされた直後のお尻には、ただの平手でもまるで、鋲付きのパドルで打たれたような痛みが走る。
「お前をもう一度あの拘束台に縛り付けることもできるんだからな。これからここを動いたら、拘束台でパドルもお灸もぜんぶ最初からやり直しにする。いいな?」
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