三鍵の奏者

春澄蒼

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第二章 十字行路に風は吹く

19 ギリーとミカエル

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 カイトとユエがギリーに捕まっている頃、前庭ではお茶の時間になっていた。
 女性たちに囲まれて顔がにやけっぱなしのヘロンは、一人喧騒から離れて、カイトが消えた木々の間を見つめるラークに気づく。

「なーに見てんだよ!」
「……別に、なんにも」
「ふーん。あのさ、あのさ!この前自分のこと『妖精の亜種』だって言ってた……リアーナ!がさ、『妖精の亜種はひと所には留まれないから旅をしてるの』って言ってたけどさ、それホント?!」
「……知らない」
「妖精の亜種同士さ、分かったりしないのか?何かビビビッ!!とかって」
「……そんなの分かる訳ないよ。だってユエだってクレインが人魚の亜種だって分からなかったし、フェザントだってドワーフ同士分かったりしない」
「そりゃそうか」

 いかにも億劫そうに返事をするラークだが、ヘロンは全く気にしない。

「……でもなんか変な感じする」
「『変』って?」
「……はっきりとは……」
「ふーん、ならカイトに聞いてみればいいんじゃねぇ?」
「……そうかな?」

 その言葉を待っていたように、ラークは顔を輝かせた。だがさっきの、カイトがユエと一緒に遠ざかって行く後ろ姿を思い出し、「でも……」と上げ掛けた腰を戻した。

「お前ってさー、そういうところあるよなー」
 ヘロンに横目で非難され、ラークは鼻白む。
「なに?そういうところって」
「『待ってるだけ』!カイトから来るのを待ってるだけ。自分から言いに行けばいいのに」

 ズバッと痛いところを突かれて、喧嘩腰も萎んでしまう。

「お前さ、カイトなら話さなくても分かってくれるとか思ってねえ?」
「そんなこと……っ」
「そりゃさー、お前は妖精の亜種で、他の人の感情が分かるかもだけどさ、カイトも分かってくれるかもだけどさ。でも全部分かるってことじゃないぜ。甘えてるだけだぜ」

 いつもはいい加減で子どもっぽいヘロンだが、ラークにだけ時々当たりが強くなることがある。
 それは一番年が近いラークのことを、親友として思ってのことだった。

「……でも最近カイト、いっつもユエと一緒だし……」
「なんだよ、そんなこと僻んでたのかよー?!」
「ひ、僻んでなんか……っ!」
「つーかさ、ユエがカイトにべったりなのは、お前のせいだろ!!」
「なにそれ……?」
「つーか、俺たちのせい?だってさ、お前とアイビスはユエに冷たいしー、俺はお子様で頼りにならないしー、フェザントは俺のお守りで忙しいしー。クレインが珍しく教育係やってるけどさ、クレインにはもれなくジェイが付いてくるし。だからユエはカイトに頼るしかねーじゃん」

「……クレインとジェイのは、よく理由が分かんないんだけど?」
「えー?そうか?だってジェイが一番ユエのこと嫌いじゃん?!」
「……えっ?」
 思いがけない言葉に、ケチをつけようと思っていたラークも純粋に驚きの声が上がる。

「だってさ、ジェイ、今までユエと喋ったこともねーじゃん!」
「……そう、だっけ?」
「それに、クレインがユエと一緒にいると、嫌そーな顔するし」
 ヘロンがそんな細かいところまで見ていたことに、さらに驚かされる。

「ユエだって嫌だろ?だからカイトのトコ行くんだよ」

 冷静な分析に、ラークはようやく自分の行動を恥じた。この不協和音はユエがきっかけだと疑いもしていなかったが、そうではないのだと。
(きっかけは、僕だったんだ……)

 思い返せば、船の上でラークがユエのお世話を買って出ていた時には、ユエは自分からカイトに近づいたりはしていなかった。
(そう、だよね……自分のこと嫌ってる人と仲良くなんてできないや……)

「ユエが一番お子ちゃまなんだから、お前が我慢しろよ」

 でもヘロンにそう言われると、なんだか素直に頷けないラークだった。


******
 夕食の準備をしながら、ラークはカイトにおずおずと話しかける。
「……カイト、ちょっと、いい……?」
「どうした?」
 隣にいたユエにもチラッと視線をやったが、反省をすぐには実践できずに、目が会う前に諦めてしまった。

「あのね、この前──」
 ラークはリアーナの話とその時から感じている『変』な空気について、周りに聞こえないようこっそり語った。

「──なんか、『悪意』じゃないんだけど……」
 説明できないもどかしさに、手で空を掴もうとパタパタさせる。

 そしてラークは一番の疑問をぶつけた。
「リアーナも、妖精の亜種、なのかな?」
「……それは何とも言えないな。前にも説明したが、『亜種』というのはそれほど簡単に分類できるものじゃない。お前やクレインのように見た目で分かる者もいれば、自分ですら気づかない場合もある」

 考え込んだカイトを待つ間、もう一度ユエに目をやると、今度はバチッと音が聞こえるくらいに合ってしまった。あたふたとした後、無理やり頑張って口角を上げたラークだが、ユエは目を見つめたまま首を捻ることになった。

「『変』、というのは、リアーナから感じるのか?」
 そんな二人のやり取りに気づかなかったカイトは、そのまま話を続ける。
「うん。あ、でも、いつもじゃなくて……」

「もしかしてさ、『サラと一緒にいる時』じゃね?」
 いきなり後ろから割り込んだヘロンの口出しに、はた、とラークも気づく。
「うん、そう……そうかも!『変』な感じがするのは、リアーナとサラ、二人が揃ってる時ばっかりだ!」

「へー、じゃあその『変』なの出してるの、リアーナじゃなくてサラだったりして」
 ヘロンの思いつきのような意見だったが
 、誰もそれを否定も肯定もできるほどの材料はない。

「サラは一番新顔なんだって。でもどっかの国の劇団にいたから、演技は一番上手でいっぱい主役やってんだって」
「ヘロン、どうしてそんなこと知ってるの?!」
「お姉さんたちが話してるの聞いた」

 ヘロンが聞き込んだ話によると、サラはまだ一年ほど前に加入したばかりで、団員たちもまだあまり砕けた話はしないらしい。

「『サラが入ってから団が引き締まった』って言ってたけどさ、それってつまり、キンチョー感生んでるってことだろ?」
 得意げな顔を向けるヘロンに、「情報屋みたいだな」とカイトは苦笑する。

「……どちらにしろ、ラーク、少し気をつけておいてくれ」
 カイトに頼られると、ラークは張り切る。
「うんっ!」元気な返事に、手を伸ばしたカイトは柔らかい髪をかき混ぜた。
 久しぶりのその仕草に励まされ、ラークはやっとユエの前でも、心からの笑顔を見せることができた。


******
 教会の面々とも一緒にいつになく賑やかな夕食を済ませ、昨日と同じように湯を借り、寝る準備をする。

「……見てる、よな?」
 ユエがカイトの耳元で囁いたように、あの不本意な盗み見からずっと、ミカエルがユエとカイトを目で追って離さない。
 そのくせ目が合いそうになると、パッと分かりやすく逸らすのだ。

 いい加減見張られている気分に耐えられなくなった頃、
「ぁの…………」
 ポツンと落ちた声に、服の裾を引っ張られたユエは、助けを求めてカイトの裾を持つ。
 三人連なったようになって、変な空気が漂う。

 カイトがギリーを目で探すと、遠くから縋るような目で手を合わせて「お願い」声を出さずに言われて、しょうがない、と肩をすくめた。


******
 昨晩と同じように、広間で一部が酒盛りを始めようとするところを、三人は抜け出した。
 ミカエルはまるでこの世の終わりという顔で、二人を自室へ案内していく。

 部屋へ入るや否や、
「不躾に申し訳ありません。私、この教会の司教ミカエルと申します。お昼のことですが、あれは誤解でして、決してそんなふしだらな……いえ!あなた方が思われるようなことは何もなくてですね──」
「ちょっと落ち着いてくれ」
 怒涛の申し開きに、カイトが堪らず肩を掴んで止める。

 それにビクッと大袈裟なほどに驚いて上がった顔は、赤ではなく青ざめていた。

  今にも貧血で倒れそうなほどの顔色と、ぎゅっと握りしめた拳を見てカイトは、
「少し落ち着こう。ほら、座ってくれ」
 今度は肩をポンと叩いて、自分の部屋のように椅子に促した。

 崩れるように腰かけて俯くミカエルを、カイトとユエは顔を見合わせて、気づかれないようにため息をついた。

「……ユエ、少し彼を見ててくれ。食堂で飲み物でももらってくる」
 誰も先陣を切らない沈黙を、カイトが破って一人部屋を出る。
 残されたユエは質素な部屋を見回して、それから静かに、椅子の傍の床に直接腰を下ろした。

「すみません……」
 ユエ一人になって少しだけ気が緩んだのか、ミカエルは独り言のように溢す。

「何を謝っているんだ?」
 ユエには言葉以上の意味はないのだが、責められていると思ったのか、ますます首の角度が深くなっていく。

 どうしていいのか分からないユエは、質問を重ねる。
「俺たちに、どうしてほしいんだ?」
「……誰にも……言わないで、ください……っ」
「……え、と……ギリーとあなたが、交尾していた、こと?」
 直接的な単語に、ミカエルは殴られたように頭を揺らした。
「……誰かに、話す予定は、ない、けど……?」
 聞いているのかいないのか、顔を覗き込もうとしたところで、

 ガチャ……!

 扉が開く音に、二人は全く正反対の反応を示した。ミカエルは怯えるように跳ね上がり、ユエは安心したように息をつく。

 酒器を掲げてカイトが戻った。
「ほら、酒は飲めるんだろう。ユエは?飲むか?」

 木の杯を差し出され、ミカエルは躊躇いなくそれを受けて一気に煽った。
 それを見てユエは首を横に振る。

 ユエの横に腰を下ろし、手酌で一杯目を飲んだカイトを見て、
「っすみません!お客様を床に座らせて自分だけ……っ!」
 慌てて椅子から下りる。
 そうは言っても、この部屋には椅子は一つしかない。寄り添って座る二人に椅子を勧めることはやめ、自分も床に膝をつける。

 そうしてやっと、ミカエルは二人と視線を合わせた。
「……お二人は、その……恋人、だと聞いたのですが……?」
「……まあ、な」
 そこに深く突っ込まれる前に、カイトは話の矛先をギリーとミカエルに向ける。

「あんたとギリーは……恋人、なのか?それとももう終わったのか?」
 昨日のギリーの話では、ギリーは未練があるがミカエルはもう吹っ切っているようにしか思えなかった。
 だがミカエルの心中はそう整理されていないことは、今の表情から明白だった。

「……もしあんたが、本気で拒否するなら、俺たちがギリーを説得してもいい」
「……っ」
「だが俺には、あんたの本心がいまいちよく分からない」

 二人に静かに促され、何度も口を開こうとするが、なかなか言葉にならない。
 いや、ミカエルは言葉に出すことが怖かったのだ。自分で認めてしまうことが──。

 その躊躇いを後押ししたのは、ユエのとても単純な問いかけだった。

「……あなたはギリーのこと、好き、なの?」

 その静かな声はなぜかすんなりとミカエルの心に届いた。

「好き、です……っ!何とも思っていなければ、これほど悩まない……!」

 堰き止められていた想いが、身から溢れる。だが同時に「だから、怖いのです……!」薄く涙が滲んでいた。

「何が怖い?お前たちは互いに思い合っているんだろう?」
「全て、です……あんな行為をしていることも、この関係が誰かに知られることも、大司教様や子どもたちを裏切っていることも……嫉妬や猜疑心がこの身に宿ることも、そしてそんな醜い私を、彼に知られることも……」

「あんなこと、ね……だが教会は特に婚姻を禁じてもいないだろう?むしろ『人を愛せ』と教えているんだ。悪いことではないだろ」
「男女ならばそうです」
「男同士ではいけない、と?」
「だってそうでしょう?男女ならば子を成し育てるという崇高な使命に繋がります。ですが男同士なんて……ただの色欲に過ぎません」
「誰でもいいのなら、ただの色欲かもしれない。だが、『ギリーだけ』ならそれは、愛情なんじゃないか?」

「そうでしょうか……?」とミカエルの瞳が揺れたところで、カイトは間髪入れず彼の不安を潰していく。

「ここの司教やカールは俺たちのこともそう気にしていないんだ。『裏切り』なんて思わないだろう」

「知られたくないなら、隠せばいい。どうせ年に一度くらいしか会わないんだ。そう考えれば、遠距離の方がむしろいいとも考えられるんじゃないか」

「あんたは男同士の色恋を禁忌だと思い込んでいるようだが、世界を見渡せばそう珍しいことでもないぞ」

「嫉妬やら猜疑心やらは……まあ本人にブチまけてみろ。案外喜ばれると思うが」

 カイトの淡々とした口調に、酒が回り始めているミカエルの頭の中は、簡単に黒が白へ反転していく。

(もしかして自分はとてもくだらないことを悩んでいたのでは……?!)

 酒の力で気が大きくなってきた。
 さっきまでは(口止めしなければ)と思っていた二人のことを、今や唯一の同志のように感じている。

「そ、それでは……っ!」
 いつもなら絶対に口に出さない、際どい質問が飛び出た。

「皆あんな風になるものなのですか?!」
「あんな……?」
「触れられるだけで身体が震えて、抱き締められたらもう抵抗もできなくて、肌を合わせればもう彼のことしか考えられない……!!」
「……情熱的だな」
 カイトの呟きも耳に届かない。

「あなたもそうですかっ?」
 手を握って迫るミカエルに、『そう』も何もないユエはただただ困惑する。

 カイトに助けを求めても、ふぃ、と視線を逸らされるから、仕方なく訳が分からないまま同意を示す。
「……まあ、俺も、そう……かな……」

「よかった……!私だけではないのですねっ?!あれほど乱れてしまう私は、もしかしたらどこかおかしいのではないかと不安で……!!」

 これまで誰にも相談できなかったからか、溜まりに溜まった疑問や不安を吐き出していく。

 もちろんユエは答えなど持ち得ないのだが、「うん」と「俺も」の二語だけでミカエルは満足だったようだ。

 最後にはいかにギリーが情熱的で魅力的なのかを延々と語る、ほとんど惚気話に終始して、夜は更けていった。

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