鬼退治に必要なのはきびだんごではなく桃太郎のピーーーーーでした

三谷玲

文字の大きさ
18 / 28
雉も鳴かずば撃たれまい

そのよん

しおりを挟む
 涼し気な目を細めうっとりと見つめる雉明からは迷いが消えていた。夕刻に話をしていたときからずっと桃太郎のフェロモンに当てられ、別れた後も気になってつい後をつけてしまった。漁師小屋から漏れ聞こえる二人の嬌声と桃太郎のフェロモンに我慢出来なかった。岩に隠れて始めた自慰は鬼との交尾よりも、没頭させられた。
 番候補の彼のコトを忘れたわけではない。でも今は目の前のペニスが欲しくてたまらなかった。これはきびだんごとフェロモンのせいだと言い訳を用意してくれた桃太郎に感謝の気持ちを込めてその先端に舌を伸ばした。

「おなじ、味がしますね……桃の味」
「お好きなだけどうぞ」

 雉明は舌を先端に当てたまま、大きく開いた口で桃太郎のペニスを飲み込んだ。舌先で抉るように尿道を刺激すると先程までの残滓が漏れた。雉明の口淫は巧みだった。犬斗や猿弥に教え込むのもいいが、慣れた口使いで施される快楽もまた良い。桃太郎はされるがままに扱かれ、その喉奥に叩きつけるように吐精した。
 ごくりと飲み込む雉明はまさに妖艶。赤い唇からこぼれ落ちる白濁をも舌で舐め取ると、頬を上気させた。

「まだ、こんなに……。やはり、お強いんですね」
「そうですか? 自分ではわからないですが……。ああここではちょっと身体を痛めそうですね」

 河原は岩と石ばかり。雉明が背にした大岩も二人で乗るには厳しそうだ。雉明を立たせてするのもいいが……。少し逡巡した桃太郎は両腕で雉明を脇から持ち上げて抱きかかえた。驚いた雉明がその首にすがりつく。

「ああ、そのまま腕を回していてください。これなら貴方を傷付けることなくイけそうです」
「え? どういう……っ♡ あ、っ♡ そんなっ♡ いきなり、おくっ♡ きっ♡ ぎっ♡」

 桃太郎は抱え直した雉明の尻をむんずと掴むとその尻めがけて腰を突き上げた。さんざん自分の指で広げていた雉明のアナルにすっぽり収まってしまい、雉明が嬌声を響かせた。話しているときの穏やかな声音とは一転、甲高い啼き声だった。
 抜き差しするというよりは揺するだけの動きが、逆に雉明を刺激した。奥にずっと触れたまま揺さぶられる度に雄膣全体を戦慄かせる。太く熱い桃太郎のペニスの脈すら感じ取れるほどに密着していた。

「あっ♡ あっ♡ これ、ぜんぶ、いい、っ♡ おくも、かべもっ♡ いちど、にっ♡ イくっ♡」
「好きな時に、イっていいですよ? 何度でも。全部、きびだんごのせいですから」
「あぁっ♡ ナカ、またっ♡ だめ、っ♡ きびだ、んご、すごすぎるっ♡ イくのが、とまらな、いっ♡」

 じんわりと滲み入る快楽が全身を駆け巡り雉明は何度も中を痙攣させて絶頂した。桃太郎もまたその度に締め付けられて激しく動くことなく搾り取られるようにその精を吐き出したのだった。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

「今夜は、ずっと繋がっていたい」というから頷いた結果。

猫宮乾
BL
 異世界転移(転生)したワタルが現地の魔術師ユーグと恋人になって、致しているお話です。9割性描写です。※自サイトからの転載です。サイトにこの二人が付き合うまでが置いてありますが、こちら単独でご覧頂けます。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果

ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。 そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。 2023/04/06 後日談追加

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

カエルになったら幼なじみが変態でやべーやつだということに気づきました。

まつぼっくり
BL
カエルになったけど、人間に戻れた俺と幼なじみ(変態ストーカー)の日常のお話。時々コオロギさん。 え?俺たちコイビトなの?え?こわ。 攻 変態ストーカーな幼馴染 受 おめめくりくりな性格男前 1話ごとに区切り良くサクサク進んでいきます 全8話+番外編 予約投稿済み ムーンさんからの転載

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件

白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。 最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。 いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。

おすすめのマッサージ屋を紹介したら後輩の様子がおかしい件

ひきこ
BL
名ばかり管理職で疲労困憊の山口は、偶然見つけたマッサージ店で、長年諦めていたどうやっても改善しない体調不良が改善した。 せっかくなので後輩を連れて行ったらどうやら様子がおかしくて、もう行くなって言ってくる。 クールだったはずがいつのまにか世話焼いてしまう年下敬語後輩Dom × (自分が世話を焼いてるつもりの)脳筋系天然先輩Sub がわちゃわちゃする話。 『加減を知らない初心者Domがグイグイ懐いてくる』と同じ世界で地続きのお話です。 (全く別の話なのでどちらも単体で読んでいただけます) https://www.alphapolis.co.jp/novel/21582922/922916390 サブタイトルに◆がついているものは後輩視点です。 同人誌版と同じ表紙に差し替えました。 表紙イラスト:浴槽つぼカルビ様(X@shabuuma11 )ありがとうございます!

処理中です...