35 / 62
第2章~学園動乱編~
魅惑の褐色肌
しおりを挟む
自身初となる冒険者ギルドからのクエストを受け一刻も早く、クエスト【小鬼たちのお宝】をクリアしたいとこだが、その前に都市南西部にある武具屋へ立ち寄る。
今の俺はレベルこそ11だが、装備しているのは【打ち刀】と【冒険者の服】というレベル1から装備できるものだ。
この世界では武具に装備可能レベルがしっかりと設定されている。すなわちレベルに見合った力を最大限に発揮するには、装備の更新も必要となる。
オルニア学園の入学に際し、「レベル11相当の装備をしていてはレベルがばれてしまうだろ?」というヒルダの言葉を聞いて、装備を更新しないままだった。
しかし、ゴブリン退治のクエストに備え少しでも安全度を高める為に、装備はしっかりと更新しておきたい。それに学園外であれば学園側に俺のレベルがバレることもないだろうという判断もある。
今俺が向かっているのはヒルダに教えてもらった武具店で、一般的に市場に出回ってはいない製品――普通の店では取り扱ってくれないかけだしの職人が作った一点ものや、略奪品など――を取り扱っている店だ。
南西部の中でも大通りから少し外れた、さびれた場所にあるその店は、こげ茶色の木製の建物で看板には【ユリダ武具店】と書いてある。
「ごめん下さいー!」
「はい、いらっしゃーい。」
少しアンニュイな雰囲気で来店を迎える店主ユリダはヒルダの実の妹だ。
姉と同じ褐色の肌にとがった耳、紫のロングヘア―とよく似ている。
何よりも、豊満な胸と腰のくびれから続く丸みを帯びた臀部へと続く曲線が、間違いなく姉妹だということを物語っている。
服装は薄紫の柔らかな生地のワンピースタイプの服で裾は足首くらいまでの長さでドレスのようだ。
胸元はお腹あたりまで大きくあいており、艶めかしい褐色の胸はほとんど見えている。
また、服の生地が薄く身体のラインを強調している。
「あ・・・あの。僕ヒルダさんの紹介できました。突然連絡も無しにすみません。」
あまり見惚れてヒルダの時と同じように、難癖をつけられないように気をつけつつヒルダの紹介だということを伝えてみる。
「おねぇの?名前は?」
「ナツヒ=ミナミです。」
「君がナツヒ君かー!ようこそーいらっしゃい!」
すると、最初の時の反応とは違い人懐っこい笑みを浮かべ歓迎してくれた。
外見こそヒルダと似ているものの、中身は幾分妹の方がとっつきやすそうだ。s
そしてこの反応からすると、ヒルダが多少なりとも俺のことを話しているようだ。
「なんだか面白い子を“おつかい士”として雇ったって聞いているよ!」
やはりおつかい士として紹介されているのか・・・。はやくその認識を“冒険者”に変えていきたいところだ。
「今日は何が欲しいのかな?」
「レベル11で装備できる1番良い刀とそれに合った防具を探しにきました。」
「レベル11の刀と防具かー。それなら・・・。」
そう言いながら、店の端の方に向かい乱雑に傘のように差された刀剣の中から一振りの刀を取り出した。
「これはどうかな?レベル11で装備できる刀では上等なものだよ。」
少し年季は入っていそうだが、鞘には質素ながら装飾も施されている。
刀身を抜くとその刀身には綺麗な乱刃の刃文が浮かんでおり、職人が魂を込め丹念に造り上げたものであろうことが伺える。
「気に入りました!この刀にします。」
「はいよー!お買い上げ。それなら防具はセットでこの着流しにしなよ。」
そう言って店の棚から取り出したのは赤い着流しだった。少し派手な気もするが、侍っぽい感じがしてかっこいい。
「是非!そのセットで買わせて下さい。」
「試着はしなくていいのかな?」
「試着ですか?じゃ一応しておきます!」
ユリダから赤い着流しを受け取ろうとするがぱしっと手を叩かれる。
「1人でちゃんと着られるの?着流しはちゃんと着こなさないと駄目なんだよ。ちょっとついてきて。」
ユリダは店奥の部屋へ俺を案内する。その部屋には鏡があり、ちょっと広めの試着室のような部屋だった。
「さ、脱いで!」
えっ?脱ぐ?
「ほら、さっさと脱いで!」
俺が少しためらっていると語気を強めに脱げと言ってくるので、インベントリを操作し冒険者の服の上を脱ぎ、着せてもらうのを待つ。
「なにしてんの?下もだよ。」
下も?まずいことにならないか?これから試着をする上で、この密室でグラマラスな褐色美女と密室で2人。変に近づいたり触られたりしたら下半身がまずいことになってしまう気がする。
一瞬の逡巡のうち、早く脱げという無言の圧に屈し革製のズボンも脱ぐ。
「うん、おつかい士の割には良い身体をしているね。脚や背中にも程よく筋肉がついていてバランスも良い。何か武術とかやってた?」
「幼少時代から16歳まで父に教わり古武術をやっていました。もう昔のことですが・・・。」
「ん?昔ってナツヒ君今16歳でしょ?」
「あ!あぁ!そうですそうです!なんかオルニアに来てからは、しばらくやっていなかったので昔に感じてしまって・・・。あはは!」
危ない危ない、うっかりと普通に34歳という感覚で話してしまった。
これから昔のことを話す時には気をつけないといけない。
「ふーん、古武術ねー。どんなのか興味あるなー。今度必ず見せてね!」
ユリダは心底興味のある様子で話しながら俺の上半身をぺたぺたと触る。
ま・・まずい。パンツ一丁の状態でこれ以上身体を触られたりしたら非常にまずい。
大胆すぎるくらいに空いた胸元が至近距離で視界に入った瞬間に、俺は陥落してしまう。いや、陥落というよりはむしろ繁栄とも言えるかもしれないが。
こんなことがヒルダに知られたりしたら、あとで何を言われるかわからない。そもそもユリダもどんな反応を示すかはわからない。
わからないが、付き合ってもなく好意も抱いていない初対面の男性が、性的な興奮をしているのを見て何かが起きるのはアニメなど物語の中だけだ。
現実世界ではそのようなことが起きることは無く大抵は嫌われるし、日本であれば逮捕されてしまう。
せめて視覚からの刺激をシャットアウトする為に目を閉じる。
目を閉じている間にユリダは俺に着流しを羽織らせてくれて、前で着流しを閉じ帯で結ぶ気配を感じる。
もう大丈夫だろうと安心し目を開けた俺の視界に飛び込んできたものは、俺の目の前でしゃがみ帯を締めているユリダだった。
顔の位置がなんというかやばい。それに、上から見下ろすと大きく空いた胸元から見える胸もまた違った景色を見せてくれる。
俺の下半身が少しだけ隆盛を誇りだす。
まずい!まずい!まずい!とまれ!とまれ!とまれ!ばれてしまう!頭の中で警笛が鳴り響き始めたその時
「はい!これで良し!」
ユリダがそう言い立ち上がる。間一髪ユリダに変態の烙印を押されることは免れた。
「うん!なかなか様になってるよ!」
鏡で見た俺は赤い着流しを格好良く着こなし、腰には装飾が施された刀を差している。
自分でも言うのもなんだがユリダが言う通り結構似合っている。
「すごい!かっこいいです!かっこよく着させてくれてありがとうございます!」
「うん。やっぱこういう装備はかっこよく来た方が気分もあがるでしょ!意外とそういう気持ちが戦う時にも力になってくれるものよ!」
そう言いながら勝ち気そうに微笑むユリダ。
その後は会計を済まし店から出ようとする。ちなみに値段は刀と着流しのセットで12,000コルトとお値打ち価格だった。
なんでも刀はとある刀鍛冶が名の売れる前に作った初期のもので、その弟子が不出来な初期作品の回収を行っているらしい。
そして、その刀鍛冶の弟子が【ユリダ武具店】にも訪れて俺が買った刀を見つけたが、どういう訳か買い取ることはせずに、「この刀を買う人がいたらこの着流しと一緒に売ってあげて下さい。」と赤い着流しをくれたとのことだった。
まぁ何が理由であれ俺は良い買い物ができて非常に満足している。
「それじゃユリダさんありがとうございました!またレベルが上がった時にはお店に来ますね!」
「はいよー!ところでおねぇが言う通りえっちな子だねナツヒは。【乙女のオアシス】に住んでいるなら私が帯を締めていた時みたいにならないように気を付けるんだよ!おねぇには言わないであげるから今後ともごひいきに!」
衝撃的なことをのたまいながら笑顔で手を振るユリダ。
顔が真っ赤を通り越し噴火する。俺はその場にとどまることができずに、全速力で家路へとつくのだった。
今の俺はレベルこそ11だが、装備しているのは【打ち刀】と【冒険者の服】というレベル1から装備できるものだ。
この世界では武具に装備可能レベルがしっかりと設定されている。すなわちレベルに見合った力を最大限に発揮するには、装備の更新も必要となる。
オルニア学園の入学に際し、「レベル11相当の装備をしていてはレベルがばれてしまうだろ?」というヒルダの言葉を聞いて、装備を更新しないままだった。
しかし、ゴブリン退治のクエストに備え少しでも安全度を高める為に、装備はしっかりと更新しておきたい。それに学園外であれば学園側に俺のレベルがバレることもないだろうという判断もある。
今俺が向かっているのはヒルダに教えてもらった武具店で、一般的に市場に出回ってはいない製品――普通の店では取り扱ってくれないかけだしの職人が作った一点ものや、略奪品など――を取り扱っている店だ。
南西部の中でも大通りから少し外れた、さびれた場所にあるその店は、こげ茶色の木製の建物で看板には【ユリダ武具店】と書いてある。
「ごめん下さいー!」
「はい、いらっしゃーい。」
少しアンニュイな雰囲気で来店を迎える店主ユリダはヒルダの実の妹だ。
姉と同じ褐色の肌にとがった耳、紫のロングヘア―とよく似ている。
何よりも、豊満な胸と腰のくびれから続く丸みを帯びた臀部へと続く曲線が、間違いなく姉妹だということを物語っている。
服装は薄紫の柔らかな生地のワンピースタイプの服で裾は足首くらいまでの長さでドレスのようだ。
胸元はお腹あたりまで大きくあいており、艶めかしい褐色の胸はほとんど見えている。
また、服の生地が薄く身体のラインを強調している。
「あ・・・あの。僕ヒルダさんの紹介できました。突然連絡も無しにすみません。」
あまり見惚れてヒルダの時と同じように、難癖をつけられないように気をつけつつヒルダの紹介だということを伝えてみる。
「おねぇの?名前は?」
「ナツヒ=ミナミです。」
「君がナツヒ君かー!ようこそーいらっしゃい!」
すると、最初の時の反応とは違い人懐っこい笑みを浮かべ歓迎してくれた。
外見こそヒルダと似ているものの、中身は幾分妹の方がとっつきやすそうだ。s
そしてこの反応からすると、ヒルダが多少なりとも俺のことを話しているようだ。
「なんだか面白い子を“おつかい士”として雇ったって聞いているよ!」
やはりおつかい士として紹介されているのか・・・。はやくその認識を“冒険者”に変えていきたいところだ。
「今日は何が欲しいのかな?」
「レベル11で装備できる1番良い刀とそれに合った防具を探しにきました。」
「レベル11の刀と防具かー。それなら・・・。」
そう言いながら、店の端の方に向かい乱雑に傘のように差された刀剣の中から一振りの刀を取り出した。
「これはどうかな?レベル11で装備できる刀では上等なものだよ。」
少し年季は入っていそうだが、鞘には質素ながら装飾も施されている。
刀身を抜くとその刀身には綺麗な乱刃の刃文が浮かんでおり、職人が魂を込め丹念に造り上げたものであろうことが伺える。
「気に入りました!この刀にします。」
「はいよー!お買い上げ。それなら防具はセットでこの着流しにしなよ。」
そう言って店の棚から取り出したのは赤い着流しだった。少し派手な気もするが、侍っぽい感じがしてかっこいい。
「是非!そのセットで買わせて下さい。」
「試着はしなくていいのかな?」
「試着ですか?じゃ一応しておきます!」
ユリダから赤い着流しを受け取ろうとするがぱしっと手を叩かれる。
「1人でちゃんと着られるの?着流しはちゃんと着こなさないと駄目なんだよ。ちょっとついてきて。」
ユリダは店奥の部屋へ俺を案内する。その部屋には鏡があり、ちょっと広めの試着室のような部屋だった。
「さ、脱いで!」
えっ?脱ぐ?
「ほら、さっさと脱いで!」
俺が少しためらっていると語気を強めに脱げと言ってくるので、インベントリを操作し冒険者の服の上を脱ぎ、着せてもらうのを待つ。
「なにしてんの?下もだよ。」
下も?まずいことにならないか?これから試着をする上で、この密室でグラマラスな褐色美女と密室で2人。変に近づいたり触られたりしたら下半身がまずいことになってしまう気がする。
一瞬の逡巡のうち、早く脱げという無言の圧に屈し革製のズボンも脱ぐ。
「うん、おつかい士の割には良い身体をしているね。脚や背中にも程よく筋肉がついていてバランスも良い。何か武術とかやってた?」
「幼少時代から16歳まで父に教わり古武術をやっていました。もう昔のことですが・・・。」
「ん?昔ってナツヒ君今16歳でしょ?」
「あ!あぁ!そうですそうです!なんかオルニアに来てからは、しばらくやっていなかったので昔に感じてしまって・・・。あはは!」
危ない危ない、うっかりと普通に34歳という感覚で話してしまった。
これから昔のことを話す時には気をつけないといけない。
「ふーん、古武術ねー。どんなのか興味あるなー。今度必ず見せてね!」
ユリダは心底興味のある様子で話しながら俺の上半身をぺたぺたと触る。
ま・・まずい。パンツ一丁の状態でこれ以上身体を触られたりしたら非常にまずい。
大胆すぎるくらいに空いた胸元が至近距離で視界に入った瞬間に、俺は陥落してしまう。いや、陥落というよりはむしろ繁栄とも言えるかもしれないが。
こんなことがヒルダに知られたりしたら、あとで何を言われるかわからない。そもそもユリダもどんな反応を示すかはわからない。
わからないが、付き合ってもなく好意も抱いていない初対面の男性が、性的な興奮をしているのを見て何かが起きるのはアニメなど物語の中だけだ。
現実世界ではそのようなことが起きることは無く大抵は嫌われるし、日本であれば逮捕されてしまう。
せめて視覚からの刺激をシャットアウトする為に目を閉じる。
目を閉じている間にユリダは俺に着流しを羽織らせてくれて、前で着流しを閉じ帯で結ぶ気配を感じる。
もう大丈夫だろうと安心し目を開けた俺の視界に飛び込んできたものは、俺の目の前でしゃがみ帯を締めているユリダだった。
顔の位置がなんというかやばい。それに、上から見下ろすと大きく空いた胸元から見える胸もまた違った景色を見せてくれる。
俺の下半身が少しだけ隆盛を誇りだす。
まずい!まずい!まずい!とまれ!とまれ!とまれ!ばれてしまう!頭の中で警笛が鳴り響き始めたその時
「はい!これで良し!」
ユリダがそう言い立ち上がる。間一髪ユリダに変態の烙印を押されることは免れた。
「うん!なかなか様になってるよ!」
鏡で見た俺は赤い着流しを格好良く着こなし、腰には装飾が施された刀を差している。
自分でも言うのもなんだがユリダが言う通り結構似合っている。
「すごい!かっこいいです!かっこよく着させてくれてありがとうございます!」
「うん。やっぱこういう装備はかっこよく来た方が気分もあがるでしょ!意外とそういう気持ちが戦う時にも力になってくれるものよ!」
そう言いながら勝ち気そうに微笑むユリダ。
その後は会計を済まし店から出ようとする。ちなみに値段は刀と着流しのセットで12,000コルトとお値打ち価格だった。
なんでも刀はとある刀鍛冶が名の売れる前に作った初期のもので、その弟子が不出来な初期作品の回収を行っているらしい。
そして、その刀鍛冶の弟子が【ユリダ武具店】にも訪れて俺が買った刀を見つけたが、どういう訳か買い取ることはせずに、「この刀を買う人がいたらこの着流しと一緒に売ってあげて下さい。」と赤い着流しをくれたとのことだった。
まぁ何が理由であれ俺は良い買い物ができて非常に満足している。
「それじゃユリダさんありがとうございました!またレベルが上がった時にはお店に来ますね!」
「はいよー!ところでおねぇが言う通りえっちな子だねナツヒは。【乙女のオアシス】に住んでいるなら私が帯を締めていた時みたいにならないように気を付けるんだよ!おねぇには言わないであげるから今後ともごひいきに!」
衝撃的なことをのたまいながら笑顔で手を振るユリダ。
顔が真っ赤を通り越し噴火する。俺はその場にとどまることができずに、全速力で家路へとつくのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる