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第二巻『[人間]の業は 人の傲慢で 贖われる。』(RoGD Ch.3)
Verse 4-10
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年を越して。雪の積もったベルを鳴らすと、中から出てきたのは日中仕事があるはずのルプレヒトであった。
「あら。貴方、仕事は?」
「どこぞの二人のせいで収容所が激減して仕事が減った。今日は非番だ。零に会いにきたんだろう。入れ。」
ボロい屋敷は零によって一夜にしてリフォームされた。現在オーストリアで活動しているフリードリヒ二世が帰ってきても文句を言われないように、と内装はどことなくロココ調になっている。日当たりの良いリビングルームでトランクを置き、理恵は長旅の疲れを癒すのに伸びをした。暫くダイニングチェアで脚を組んでいると、零が姿を見せた。
「理恵、アメリカはどうだった?」
「アルフレッドの家は良かったけれど、風土は合わなかったわ。奥ゆかしさの欠片もないもの。イギリスのがいいわ。」
ルプレヒトが差し出したライムジュースを飲み干しながら、理恵はそう零に感想を述べた。
「そうか、まあ俺もイギリスのほうが好きだよ。それで?用件はあれなんだろ?」
手に持っていた便箋の束をテーブルに置いて、零は理恵の向かい側に座った。
「えぇ、真珠湾攻撃はなかったわ。アルフレッドにも、鯉雉さんにも一切報告はないし報道……ルーズベルトの演説もなかったわ。ひとまず前進、というところかしら。こっちは……ナチス・ドイツのほうはどうなの?」
「ジーク曰く、ジャックとソロモンの日頃の成果が功をなして、ヴァンゼー会議で最終解決どころじゃないとさ。会議を開くならまた大量に強制収容所を作らなくちゃいけないが、そもそも建設費用がパァになったんだ。これは移民するしかないらしい。」
でしょうね、と理恵はグラスについたリップを拭った。
「ところで、その便箋は?随分と綺麗な筆跡ね。」
ずっと零の手の中で角を捲られていた便箋を理恵は指差した。
「ん?あぁ、これはフリッツ陛下からの手紙だ。ちょっと明日用事ができたんだ。」
少し悪そうな顔で、零は笑った。
* * *
ふてぶてしく座っているSS制服の男が一人、その向かいでは、フリードリヒ二世がニコニコと微笑みながらコーヒーカップを揺らしていた。
「お、来た来た。」
シュヴァルツから興奮の電話を受け取ったのはつい先日の事であった。オーストリアにいるSSの名簿にフランツ一世らしき人がいる、と報告を受けて、オーストリア国土エーデルワイス・ドッペラドラーを尋問かとばかりに問いただし、一週間ほど前にフランツ一世の住居である屋敷が判明したのだ。
「往生際の悪い奴め。まだそんな顔をするかね。」
ベルの音を聞いて、フリードリヒ二世は咥えていた葉巻を離した。応対したゴーレムが連れてきたのは、零である。
「お久し振りです、フランツ陛下。」
「なぁにが久し振りだ! 帝國でほぼ会ったも同然だろう!」
そうですね、とはにかみながら、零はフリードリヒ二世の隣に座る。ちなみに、この三日程前にフリードリヒ二世は特に連絡も入れずに屋敷に邪魔していた。
「それで、協力させるというのであれば私は絶対に協力しないぞ。」
「なぜそんなにふてぶてしいんですか。」
すっかり短くなった葉巻を灰皿に擦りつけて、フリードリヒ二世は佇まいを正した。
「フランツ、悪い事は言わない。マリアの所に帰って来なさい。」
「マリアの名前を出すな。」
威嚇するドーベルマンのような威圧に、フリードリヒ二世も流石に眉を下げた。
(駄々を捏ねる子供だな……。)
「陛下、僭越ながら聞かせて頂きたい。貴方はなぜ堕天を?」
細巻き煙草を漸く口から離し、フランツ一世は胡乱げに零に視線を向けた。
「マリアがいなかった上に、可愛がっていたマリアが堕天したら堕天するしかないだろう。」
前者はマリア・テレジア、後者はマリー・アントワネットの事である。零は少し考えると、納得したように声を上げた。
「なんだ、アントーニアは何かしたのかね?」
「えぇ、俺も伝聞の形ですが、確かエデンの園に生まれたアダムの妻に……なるはずが嫌で逃げ出したと。」
ぶつくさと文句を述べ連ねるフランツ一世を無視して、零とフリードリヒ一世はマリー・アントワネットに若干の同情を覚えた。
「しかしマリアはいるぞ?」
「彼女は捜索漏れの一人で聖母[マリア]として迎え入れたので、フランツ陛下が堕天した時にはまだいらっしゃいませんでした。えぇ。」
なるほど、とフリードリヒ二世は顎に人差し指を当てた。
「でも今はいるだろう?」
「やかましい!」
机を平手で一度叩くと、フランツ一世は被り続けていた制帽を下ろして深呼吸をした。昂った気持ちを押さえつけて、フランツ一世は漸く二人へまともに視線を向けた。
「お前達、相当私に固執しているな。」
「当たり前です。こちらは味方が増えれば増えるほど万々歳ですから。」
黒いネクタイを緩めると、フランツ一世は、暑い、とガーデンに続くガラス戸を開けた。外から冬の寒々しい空気が流れ込んでくると、零とフリードリヒ一世も息をついた。
「まあいい。[天使]に戻る話は保留にするとして、情報くらいは提供してやろう。なにが聞きたいんだ。」
「暫しお待ちを。」
革の仕事鞄から数枚紙を取り出して中身を確認する零を一瞥して、フリードリヒ二世は新しい葉巻を取り出した。
「戦争に負けたオーストリアにしては随分と上から目線だな。」
「うるさい! 田舎成り上がりのくせに!」
二人の喧嘩をやめさせるように片手を振ると、フランツ一世は疲れた顔で零に視線を送った。零の記憶にある生前のフランツ一世といえば、もっと穏やかでおおらかな雰囲気に包まれた優しげな皇帝の筈なのだが、どうやら積み重なるストレスが多いようで現在は酷く短気になっているようだった。
「まず、大抵の[堕天使]が堕ちた理由を。」
「失楽園事件に関していうなら[神]の政策に反対だったんだろう。」
いつの間に申しつけたのか、ゴーレムが三人の真ん中に、ごとん、と貴腐ワインを置いて談話室から出ていった。伏せられた三つのグラスを返し、フランツ一世はその一つにワインを注ぐ。
「……それだけ?」
「それだけとは?エグリゴリの事件に関していうならば、ルプレヒトはお前がいなくなった事に自暴自棄になっただけ。……あぁ、後は。」
フランツ一世が差し出したグラスからは、ふわりと甘い葡萄の香りが漂って来た。零がグラスの脚を持って受け取ると、フランツ一世は次のグラスに注ぎながら話を続けた。
「後は、お前のような名もなき人間に支配されるのが不服な者。」
「納得の答えですね。」
次のグラスは、フリードリヒ二世に渡された。
「それで、他に質問は?」
「ヒトラーが暗殺された場合、オーストリアのナチスは蜂起しますか?」
ボトルに栓をすると、フランツ一世は最後のグラスを自分に引き寄せた。
「あぁ、するだろう。……だとすればどうする?私はお前の為に手を汚す気はないが。」
「えぇ、まぁその答えは順当ですから、シュヴァルツからエーデルワイスに頼み込んで貰っています。」
自慢げに微笑むフリードリヒ二世に、フランツ一世は思わず舌打ちした。
「最後に、これは一つ陛下へのお願いです。エーデルワイスを折るのに、陛下にも説得して頂きたい。できれば、今から赴いてでも。」
「随分と急だな。」
申し訳ありません、と零は目を伏せたが、そのしおらしさにフランツ一世は一度ため息をついた。
「そんなにナチを徹底的に潰したいのか。まぁ気持ちは分かる。……仕方ない、それくらいなら協力しよう。車はあるのか?」
「いいのか?フランツ。」
零は慌ててワイングラスに入っていた貴腐ワインを胃の中に流し込んで立ち上がる。どうやら本当に乗り気らしく、フランツ一世は既にワインを飲み干している上に制帽を被ってネクタイを整えていた。
「いいもなにも、オーストリアを戦火の海にしない方法だ。私は行く。」
部屋から大股で出ていったフランツ一世の背中を見送って、零とフリードリヒ二世はお互いに視線だけを合わせた。
「チョロかったですね。」
「私も驚いているぞ。」
怒声が飛んでくると、二人はコメディ映画のように慌てて鞄を抱えて談話室を後にした。
「あら。貴方、仕事は?」
「どこぞの二人のせいで収容所が激減して仕事が減った。今日は非番だ。零に会いにきたんだろう。入れ。」
ボロい屋敷は零によって一夜にしてリフォームされた。現在オーストリアで活動しているフリードリヒ二世が帰ってきても文句を言われないように、と内装はどことなくロココ調になっている。日当たりの良いリビングルームでトランクを置き、理恵は長旅の疲れを癒すのに伸びをした。暫くダイニングチェアで脚を組んでいると、零が姿を見せた。
「理恵、アメリカはどうだった?」
「アルフレッドの家は良かったけれど、風土は合わなかったわ。奥ゆかしさの欠片もないもの。イギリスのがいいわ。」
ルプレヒトが差し出したライムジュースを飲み干しながら、理恵はそう零に感想を述べた。
「そうか、まあ俺もイギリスのほうが好きだよ。それで?用件はあれなんだろ?」
手に持っていた便箋の束をテーブルに置いて、零は理恵の向かい側に座った。
「えぇ、真珠湾攻撃はなかったわ。アルフレッドにも、鯉雉さんにも一切報告はないし報道……ルーズベルトの演説もなかったわ。ひとまず前進、というところかしら。こっちは……ナチス・ドイツのほうはどうなの?」
「ジーク曰く、ジャックとソロモンの日頃の成果が功をなして、ヴァンゼー会議で最終解決どころじゃないとさ。会議を開くならまた大量に強制収容所を作らなくちゃいけないが、そもそも建設費用がパァになったんだ。これは移民するしかないらしい。」
でしょうね、と理恵はグラスについたリップを拭った。
「ところで、その便箋は?随分と綺麗な筆跡ね。」
ずっと零の手の中で角を捲られていた便箋を理恵は指差した。
「ん?あぁ、これはフリッツ陛下からの手紙だ。ちょっと明日用事ができたんだ。」
少し悪そうな顔で、零は笑った。
* * *
ふてぶてしく座っているSS制服の男が一人、その向かいでは、フリードリヒ二世がニコニコと微笑みながらコーヒーカップを揺らしていた。
「お、来た来た。」
シュヴァルツから興奮の電話を受け取ったのはつい先日の事であった。オーストリアにいるSSの名簿にフランツ一世らしき人がいる、と報告を受けて、オーストリア国土エーデルワイス・ドッペラドラーを尋問かとばかりに問いただし、一週間ほど前にフランツ一世の住居である屋敷が判明したのだ。
「往生際の悪い奴め。まだそんな顔をするかね。」
ベルの音を聞いて、フリードリヒ二世は咥えていた葉巻を離した。応対したゴーレムが連れてきたのは、零である。
「お久し振りです、フランツ陛下。」
「なぁにが久し振りだ! 帝國でほぼ会ったも同然だろう!」
そうですね、とはにかみながら、零はフリードリヒ二世の隣に座る。ちなみに、この三日程前にフリードリヒ二世は特に連絡も入れずに屋敷に邪魔していた。
「それで、協力させるというのであれば私は絶対に協力しないぞ。」
「なぜそんなにふてぶてしいんですか。」
すっかり短くなった葉巻を灰皿に擦りつけて、フリードリヒ二世は佇まいを正した。
「フランツ、悪い事は言わない。マリアの所に帰って来なさい。」
「マリアの名前を出すな。」
威嚇するドーベルマンのような威圧に、フリードリヒ二世も流石に眉を下げた。
(駄々を捏ねる子供だな……。)
「陛下、僭越ながら聞かせて頂きたい。貴方はなぜ堕天を?」
細巻き煙草を漸く口から離し、フランツ一世は胡乱げに零に視線を向けた。
「マリアがいなかった上に、可愛がっていたマリアが堕天したら堕天するしかないだろう。」
前者はマリア・テレジア、後者はマリー・アントワネットの事である。零は少し考えると、納得したように声を上げた。
「なんだ、アントーニアは何かしたのかね?」
「えぇ、俺も伝聞の形ですが、確かエデンの園に生まれたアダムの妻に……なるはずが嫌で逃げ出したと。」
ぶつくさと文句を述べ連ねるフランツ一世を無視して、零とフリードリヒ一世はマリー・アントワネットに若干の同情を覚えた。
「しかしマリアはいるぞ?」
「彼女は捜索漏れの一人で聖母[マリア]として迎え入れたので、フランツ陛下が堕天した時にはまだいらっしゃいませんでした。えぇ。」
なるほど、とフリードリヒ二世は顎に人差し指を当てた。
「でも今はいるだろう?」
「やかましい!」
机を平手で一度叩くと、フランツ一世は被り続けていた制帽を下ろして深呼吸をした。昂った気持ちを押さえつけて、フランツ一世は漸く二人へまともに視線を向けた。
「お前達、相当私に固執しているな。」
「当たり前です。こちらは味方が増えれば増えるほど万々歳ですから。」
黒いネクタイを緩めると、フランツ一世は、暑い、とガーデンに続くガラス戸を開けた。外から冬の寒々しい空気が流れ込んでくると、零とフリードリヒ一世も息をついた。
「まあいい。[天使]に戻る話は保留にするとして、情報くらいは提供してやろう。なにが聞きたいんだ。」
「暫しお待ちを。」
革の仕事鞄から数枚紙を取り出して中身を確認する零を一瞥して、フリードリヒ二世は新しい葉巻を取り出した。
「戦争に負けたオーストリアにしては随分と上から目線だな。」
「うるさい! 田舎成り上がりのくせに!」
二人の喧嘩をやめさせるように片手を振ると、フランツ一世は疲れた顔で零に視線を送った。零の記憶にある生前のフランツ一世といえば、もっと穏やかでおおらかな雰囲気に包まれた優しげな皇帝の筈なのだが、どうやら積み重なるストレスが多いようで現在は酷く短気になっているようだった。
「まず、大抵の[堕天使]が堕ちた理由を。」
「失楽園事件に関していうなら[神]の政策に反対だったんだろう。」
いつの間に申しつけたのか、ゴーレムが三人の真ん中に、ごとん、と貴腐ワインを置いて談話室から出ていった。伏せられた三つのグラスを返し、フランツ一世はその一つにワインを注ぐ。
「……それだけ?」
「それだけとは?エグリゴリの事件に関していうならば、ルプレヒトはお前がいなくなった事に自暴自棄になっただけ。……あぁ、後は。」
フランツ一世が差し出したグラスからは、ふわりと甘い葡萄の香りが漂って来た。零がグラスの脚を持って受け取ると、フランツ一世は次のグラスに注ぎながら話を続けた。
「後は、お前のような名もなき人間に支配されるのが不服な者。」
「納得の答えですね。」
次のグラスは、フリードリヒ二世に渡された。
「それで、他に質問は?」
「ヒトラーが暗殺された場合、オーストリアのナチスは蜂起しますか?」
ボトルに栓をすると、フランツ一世は最後のグラスを自分に引き寄せた。
「あぁ、するだろう。……だとすればどうする?私はお前の為に手を汚す気はないが。」
「えぇ、まぁその答えは順当ですから、シュヴァルツからエーデルワイスに頼み込んで貰っています。」
自慢げに微笑むフリードリヒ二世に、フランツ一世は思わず舌打ちした。
「最後に、これは一つ陛下へのお願いです。エーデルワイスを折るのに、陛下にも説得して頂きたい。できれば、今から赴いてでも。」
「随分と急だな。」
申し訳ありません、と零は目を伏せたが、そのしおらしさにフランツ一世は一度ため息をついた。
「そんなにナチを徹底的に潰したいのか。まぁ気持ちは分かる。……仕方ない、それくらいなら協力しよう。車はあるのか?」
「いいのか?フランツ。」
零は慌ててワイングラスに入っていた貴腐ワインを胃の中に流し込んで立ち上がる。どうやら本当に乗り気らしく、フランツ一世は既にワインを飲み干している上に制帽を被ってネクタイを整えていた。
「いいもなにも、オーストリアを戦火の海にしない方法だ。私は行く。」
部屋から大股で出ていったフランツ一世の背中を見送って、零とフリードリヒ二世はお互いに視線だけを合わせた。
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