197 / 271
第三巻『その痩躯から 死が分たれる その時まで。』(RoGD Ch.4)
Verse 2-29
しおりを挟む
少しの間、そこにあったのは拍手ではなくため息と止められた呼吸だった。圧倒的な表現力。それはストラディヴァリウスだから、というものではなくジークフリート一人の手腕による絵画だった。ストラディヴァリウスなど、その助けに過ぎない。だれもが聞き惚れ込み、手を胸に上げて打つ事さえ忘れさせるばかりの余韻だった。コインを投げ入れる一枚さえ、その余韻を乱しにいってしまいそうで叶わない。ジークフリートが腕を下ろし切ると、一つの拍手がその感慨深い沈黙を破った。
「コンダクター!」
革靴の踵を鳴らしながら、初老の男が一人、仕事鞄を持ってやってくる。楽団が抱える指揮者の一人だ。ジークフリートが懇意であった別の指揮者は現在休暇中らしく、日光へ出かけているという。
「いやぁ、素晴らしい音色だったジークフリート君。君がコンマスになってくれて嬉しいよ。」
「ありがとうございます。短い期間ですが、精一杯務めさせて頂きます。」
うんうんと頷いて、コンダクターはジークフリートの肩をぽんぽんと叩いて、今回ともに白鳥の湖の演目を演奏する団員達へ向かい合わせた。
「さあ。皆も知っての通り、今回のバレエ学校の依頼、白鳥の湖の楽曲達は彼がコンサートマスターを務めてくれる事になった。既に顔見知りの人もいると思うが、今回初対面の面々もいると思う。ベテランのコンサートマスターだ、色々聞いて知見を深めるように。」
「ジークフリート・フォン・ヴェーラーです。よろしく。」
先程の芸術的な雰囲気とは打って変わって、各々のポジションについていた楽団員達は口笛を吹いたり声を上げたりとジークフリートを歓迎する和気藹々とした雰囲気になった。
「では、早速練習を始めよう!」
指揮棒で楽譜台の縁を軽く叩いて、コンダクターは全員に楽器を構えさせた。
その日の夜、ジークフリートは楽団員と飲みに行くという事で、零は悠樹邸へ久し振りに帰っていた。夕食は零が所望した通りのお好み焼きであった。博人と勇斗がアルバイトで磨いた腕を鉄板の上で披露しては声が上がる。
「やー、そういやこっちに来て鉄板ものっつったらたこ焼きしか食べてなかったからなぁ。」
「これは普通のお好み焼きです。次焼くのが広島版で二枚、その次がもんじゃですね。」
フィリップ二世は雪だるまと薄い水色の柄が入った箸を器用に閉じたり開いたりしながら、目の前にある鉄板から漂うソースに鼻をひくつかせていた。
「ジークフリート何つったっけ? 白鳥の湖?」
「名門バレエ学校のオケでしょ? 私でもよく聞く場所だったわ。たまに電柱にあるわよね、看板。」
切り分けられたお好み焼きをそれぞれ取りながら、その場にいないジークフリートの話に花を咲かせた。
「鉄板焼きをするなら久志君達も呼んでくれば良かったねぇ。」
「まあ、突然呼んでもあれですし。」
相変わらず銀承教の捜査には追われているようで、今の二人は静かに夕食を食べたい事だろう。
「そうそう。で、バレエ学校の近くに用事があったから掲示板を見てきたのよ。」
「律儀なこってい。」
青海苔をふんだんにふりかけながら、フィリップ二世は理恵の話に合いの手を打つ。
「学校の最年少プリマなんですってね。しかも通ってる学校が巷で有名な超ブルジョワお嬢様学校。」
「名前は。」
流石、とばかりに理恵はその質問をした清張に向かって箸の先で花丸を描く。
「近衛くぐい。」
一人を除いてその場の全員が唾を飲んだ。重い沈黙に耐えかねて、フィリップ二世が素早く全員の顔を見回す。
「近衛って誰?」
「首相だ。」
それはそうなんですが、と博人は首を傾げながら唸った。
「まああん人は色々不運な人だったなあとは思うんですが、そんな事は終わった話なので置いといてっすよ。もしかして咲口先輩達に言ったほうがいいすかね?」
「まあ報告は私がしたわ。でも近衛って案外いる名前なのよ、東條もだけど。だからあまり表立っては行動出来ないって言ってたわ。」
お好み焼きにかぶりつく零は、清張の顔を伺った。ただ顎を動かすだけでいつもの仏頂面を構えている。
「いや二条城の条ならいますけどね確かに……。」
「んなこと言ったら大川なんてもっといるだろ。」
まあ問題は、と継子は勇斗の手におたふくソースを握らせながら続けた。
「そもそもこの時系列では戦犯でない人間だのに、その彼らが何故出しゃばっているか? だねぇ。」
「それは確かに……。ドイツは裁判ありましたけど、日本じゃありませんでしたからね、今回。」
いよいよ増して面倒臭くなってきたとばかりに、フィリップ二世は二枚目のお好み焼きに手をつけた。ナチスの話であればとことん乗っかる事が出来るが、大日本帝国となると話は別である。
「零、さっきから箸動いてないわよ。」
「なあフィリップ。咲口さんが見てたデータベースってどっち?」
横に並んでいた理恵とフィリップ二世がほぼ同時に零の方へ顔を向けた。
「どういう意味だ?」
「大川周明のデータベースどっち?」
零の目の前にはいつの間にか空中投影ディスプレイの青い輝きが浮かんでいた。理恵が片眉を上げている中、フィリップ二世は箸を皿に渡して零の座布団に近寄る。
「違う、咲口がアクセスしたのは大川照子のデータベースだ。」
フィリップ二世は検索欄にその名前を入れて一件だけ出てきた検索結果をタップした。
「ここから家系図に行って、これだな。」
「ちょっと待ってて。」
指し示された名前をタップして、零はその経歴を見る。
「やっぱり。あの人の親戚の大川周明は東京裁判に出てるほうだよ。」
「は? どういう事よそれ。」
慌てて理恵も零とフィリップ二世の間に割って入る。
「そんなのおかしいじゃない、あの時系列は切られてるんじゃないの?」
「なんかもうよく分からなくなってきた。」
お好み焼きがー、っと嘆く博人を見て、継子が三人の輪を切った。
「ご飯の時はちゃんとご飯を食べるんだよ。その話はまた後にしなさい。」
まるで小学生低学年のような、はーい、という声をあげて、二人はすごすごと夕食の席に戻り、零はディスプレイを閉じた。
「やはり別の線から探すべきですかね。」
ひっくり返したお好み焼きの上に、おたふくソースが縦横無尽に駆け巡る。
「今俺が知っている中で名前に関する同例は二人しかいない。そのバレリーナと――」
口に入っていた小さなお好み焼きのかけらを飲み込み、清張はソースが伸ばされていく様を見つめる。
「東條兄妹だ。」
* * *
それから暫く間、零が洋館に帰るとヴァイオリンの音色がよく聞こえてきた。零が聞き知ったチャイコフスキーの名曲ばかりだ。
「調子はどう?」
「なかなか上手くいってるぞ。今度一回合わせるんだ。」
夕食時のジークフリートは特別機嫌がいい。ここ最近、[シシャ]としての役回りが多く、あまりヴァイオリンに触れていられなかったのもあるのだろう。久し振りにヴァイオリンに接しているジークフリートは、まるで水を得た魚のようだった。
「ただ、今回の白鳥の湖は少し難しいな。」
「そうなのか……。」
今回の、と言うからには白鳥の湖そのものは別段難しくないのだろう。トマトチキンカレーを掬って、ジークフリートは唸る。
「実は今回の白鳥の湖の『情景』、最初が僕のソロなんだ。同じメロディー全部。その……初めてだからちょっと練習が捗らない。」
「難しいのか? ソロ。」
スプーンを咥えてジークフリートは首を横に振った。
「弾く事に関しては難しくない。ただ、前例もなかなかないもんだから表現の幅が……指揮者から君の好きなように弾いてみてくれ、と言われて。ちょっと困ってるんだ。」
ジークフリートくらいの腕になると、どうやら今回の楽団の中に彼へアドバイスしてくれる人間もあまりいなさそうだった。最近夜に繰り返し同じ曲を聴いていたのはそのせいだったか、と零は一人で納得した。
「チャイコフスキー先生に聞いてみるのは? 天界にいるよ。」
「いや、それは駄目だろ……。いやなんか……駄目だろ。」
カンニングした気分になるんだ、とジークフリートは口元をウェットティッシュで拭うついでに顔を覆った。
「その、実は今度の合わせで出来ればそのソロも合わせたいって言うもんだから今ちょっと切羽が詰まってるんだ……。」
大きくため息をついて、肩を落とす。これは所謂スランプというやつでは、と零は肘をついてジークフリートを見つめる。
「良いインスピレーションとかがあればいいんだろうがな。まあ、取り敢えず明日プリマの踊りを見て考えるさ。」
再びため息を吐いて、ジークフリートは器に残っていたカレーを全て平らげた。
* * *
「コンダクター!」
革靴の踵を鳴らしながら、初老の男が一人、仕事鞄を持ってやってくる。楽団が抱える指揮者の一人だ。ジークフリートが懇意であった別の指揮者は現在休暇中らしく、日光へ出かけているという。
「いやぁ、素晴らしい音色だったジークフリート君。君がコンマスになってくれて嬉しいよ。」
「ありがとうございます。短い期間ですが、精一杯務めさせて頂きます。」
うんうんと頷いて、コンダクターはジークフリートの肩をぽんぽんと叩いて、今回ともに白鳥の湖の演目を演奏する団員達へ向かい合わせた。
「さあ。皆も知っての通り、今回のバレエ学校の依頼、白鳥の湖の楽曲達は彼がコンサートマスターを務めてくれる事になった。既に顔見知りの人もいると思うが、今回初対面の面々もいると思う。ベテランのコンサートマスターだ、色々聞いて知見を深めるように。」
「ジークフリート・フォン・ヴェーラーです。よろしく。」
先程の芸術的な雰囲気とは打って変わって、各々のポジションについていた楽団員達は口笛を吹いたり声を上げたりとジークフリートを歓迎する和気藹々とした雰囲気になった。
「では、早速練習を始めよう!」
指揮棒で楽譜台の縁を軽く叩いて、コンダクターは全員に楽器を構えさせた。
その日の夜、ジークフリートは楽団員と飲みに行くという事で、零は悠樹邸へ久し振りに帰っていた。夕食は零が所望した通りのお好み焼きであった。博人と勇斗がアルバイトで磨いた腕を鉄板の上で披露しては声が上がる。
「やー、そういやこっちに来て鉄板ものっつったらたこ焼きしか食べてなかったからなぁ。」
「これは普通のお好み焼きです。次焼くのが広島版で二枚、その次がもんじゃですね。」
フィリップ二世は雪だるまと薄い水色の柄が入った箸を器用に閉じたり開いたりしながら、目の前にある鉄板から漂うソースに鼻をひくつかせていた。
「ジークフリート何つったっけ? 白鳥の湖?」
「名門バレエ学校のオケでしょ? 私でもよく聞く場所だったわ。たまに電柱にあるわよね、看板。」
切り分けられたお好み焼きをそれぞれ取りながら、その場にいないジークフリートの話に花を咲かせた。
「鉄板焼きをするなら久志君達も呼んでくれば良かったねぇ。」
「まあ、突然呼んでもあれですし。」
相変わらず銀承教の捜査には追われているようで、今の二人は静かに夕食を食べたい事だろう。
「そうそう。で、バレエ学校の近くに用事があったから掲示板を見てきたのよ。」
「律儀なこってい。」
青海苔をふんだんにふりかけながら、フィリップ二世は理恵の話に合いの手を打つ。
「学校の最年少プリマなんですってね。しかも通ってる学校が巷で有名な超ブルジョワお嬢様学校。」
「名前は。」
流石、とばかりに理恵はその質問をした清張に向かって箸の先で花丸を描く。
「近衛くぐい。」
一人を除いてその場の全員が唾を飲んだ。重い沈黙に耐えかねて、フィリップ二世が素早く全員の顔を見回す。
「近衛って誰?」
「首相だ。」
それはそうなんですが、と博人は首を傾げながら唸った。
「まああん人は色々不運な人だったなあとは思うんですが、そんな事は終わった話なので置いといてっすよ。もしかして咲口先輩達に言ったほうがいいすかね?」
「まあ報告は私がしたわ。でも近衛って案外いる名前なのよ、東條もだけど。だからあまり表立っては行動出来ないって言ってたわ。」
お好み焼きにかぶりつく零は、清張の顔を伺った。ただ顎を動かすだけでいつもの仏頂面を構えている。
「いや二条城の条ならいますけどね確かに……。」
「んなこと言ったら大川なんてもっといるだろ。」
まあ問題は、と継子は勇斗の手におたふくソースを握らせながら続けた。
「そもそもこの時系列では戦犯でない人間だのに、その彼らが何故出しゃばっているか? だねぇ。」
「それは確かに……。ドイツは裁判ありましたけど、日本じゃありませんでしたからね、今回。」
いよいよ増して面倒臭くなってきたとばかりに、フィリップ二世は二枚目のお好み焼きに手をつけた。ナチスの話であればとことん乗っかる事が出来るが、大日本帝国となると話は別である。
「零、さっきから箸動いてないわよ。」
「なあフィリップ。咲口さんが見てたデータベースってどっち?」
横に並んでいた理恵とフィリップ二世がほぼ同時に零の方へ顔を向けた。
「どういう意味だ?」
「大川周明のデータベースどっち?」
零の目の前にはいつの間にか空中投影ディスプレイの青い輝きが浮かんでいた。理恵が片眉を上げている中、フィリップ二世は箸を皿に渡して零の座布団に近寄る。
「違う、咲口がアクセスしたのは大川照子のデータベースだ。」
フィリップ二世は検索欄にその名前を入れて一件だけ出てきた検索結果をタップした。
「ここから家系図に行って、これだな。」
「ちょっと待ってて。」
指し示された名前をタップして、零はその経歴を見る。
「やっぱり。あの人の親戚の大川周明は東京裁判に出てるほうだよ。」
「は? どういう事よそれ。」
慌てて理恵も零とフィリップ二世の間に割って入る。
「そんなのおかしいじゃない、あの時系列は切られてるんじゃないの?」
「なんかもうよく分からなくなってきた。」
お好み焼きがー、っと嘆く博人を見て、継子が三人の輪を切った。
「ご飯の時はちゃんとご飯を食べるんだよ。その話はまた後にしなさい。」
まるで小学生低学年のような、はーい、という声をあげて、二人はすごすごと夕食の席に戻り、零はディスプレイを閉じた。
「やはり別の線から探すべきですかね。」
ひっくり返したお好み焼きの上に、おたふくソースが縦横無尽に駆け巡る。
「今俺が知っている中で名前に関する同例は二人しかいない。そのバレリーナと――」
口に入っていた小さなお好み焼きのかけらを飲み込み、清張はソースが伸ばされていく様を見つめる。
「東條兄妹だ。」
* * *
それから暫く間、零が洋館に帰るとヴァイオリンの音色がよく聞こえてきた。零が聞き知ったチャイコフスキーの名曲ばかりだ。
「調子はどう?」
「なかなか上手くいってるぞ。今度一回合わせるんだ。」
夕食時のジークフリートは特別機嫌がいい。ここ最近、[シシャ]としての役回りが多く、あまりヴァイオリンに触れていられなかったのもあるのだろう。久し振りにヴァイオリンに接しているジークフリートは、まるで水を得た魚のようだった。
「ただ、今回の白鳥の湖は少し難しいな。」
「そうなのか……。」
今回の、と言うからには白鳥の湖そのものは別段難しくないのだろう。トマトチキンカレーを掬って、ジークフリートは唸る。
「実は今回の白鳥の湖の『情景』、最初が僕のソロなんだ。同じメロディー全部。その……初めてだからちょっと練習が捗らない。」
「難しいのか? ソロ。」
スプーンを咥えてジークフリートは首を横に振った。
「弾く事に関しては難しくない。ただ、前例もなかなかないもんだから表現の幅が……指揮者から君の好きなように弾いてみてくれ、と言われて。ちょっと困ってるんだ。」
ジークフリートくらいの腕になると、どうやら今回の楽団の中に彼へアドバイスしてくれる人間もあまりいなさそうだった。最近夜に繰り返し同じ曲を聴いていたのはそのせいだったか、と零は一人で納得した。
「チャイコフスキー先生に聞いてみるのは? 天界にいるよ。」
「いや、それは駄目だろ……。いやなんか……駄目だろ。」
カンニングした気分になるんだ、とジークフリートは口元をウェットティッシュで拭うついでに顔を覆った。
「その、実は今度の合わせで出来ればそのソロも合わせたいって言うもんだから今ちょっと切羽が詰まってるんだ……。」
大きくため息をついて、肩を落とす。これは所謂スランプというやつでは、と零は肘をついてジークフリートを見つめる。
「良いインスピレーションとかがあればいいんだろうがな。まあ、取り敢えず明日プリマの踊りを見て考えるさ。」
再びため息を吐いて、ジークフリートは器に残っていたカレーを全て平らげた。
* * *
0
あなたにおすすめの小説
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる