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第三巻『その痩躯から 死が分たれる その時まで。』(RoGD Ch.4)
Verse 2-32
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その日は最後に第四楽章を弾いて踊った。くぐいが締めに踊りたいと申し出たのだ。永遠とオディールの練習をやらされて彼女自身もすっかり感覚が麻痺していたのだろう。その日のオデットは格別に彼女の苦しみを醸し出して美しかった。
「今いいか?」
くぐいの名前が張り出された楽屋の扉をノックして、ジークフリートはその隙間から顔を覗かせた。どうやらメイクを落としていたらしい。まだオデットのチュチュを着たままのくぐいが扉の前で立っていた。
「は、はい大丈夫ですよ。えっと……着替えながらでいいですか?」
「あぁ。参考までに色々聴きたくて。」
中に入ると、チュチュをかけるだろうハンガーが散乱していたり、メイク道具一式が入るだろう大きな革鞄が床に転がっていた。
「その、忙しそうな時にすまないな。」
「いいえ。それで、ご用件はなんですか?」
備え付けられた洗面所に隠れて、くぐいはオデットのチュチュを外に放り捨てた。
「あまり聞かれたくはないと思うが。貴方の思うオディールは……なんだ?」
光によって作られたくぐいの影が動きを止める。
「そう、ですね……。」
口ごもるくぐいに、ジークフリートは空いていた椅子に馬乗りになって座って背もたれに顎を預ける。
「具体的には分からないんです。でも、私はオデットと違って、オディールは男を魅了しに行く女性だと思っています。」
トゥシューズを脱ぎながら、くぐいはひっつめていたシニョンを解く。黒鳥のような豊かな黒髪がぶわりと広がった。
「オデットは、どちらかというと男性が構いたくなるような女性。ですが、オディールは自分から男性を遊びに行くような女性だと思っています。でも、私にはその表現が難しくて。」
髪の毛を払いのけるようにぐるりと回した首から、骨や筋肉のほぐれる音が聞こえた。
「いっそ、私もちょっとおませな女の子達みたいに男性に抱かれていたらオディールを演じきれたらって思ってるんです。」
「やっぱり、そういう経験がないと難しいか。」
ジークフリートは背もたれの上に乗せていた腕に鼻まで埋める。ジークフリートには、男性にとって魅力的な女性像は分からない。女性に欲情した事もないし、ましてや女を抱こうとした事さえない。
「プリンシパルですけど、オディールをあんなに貶されるとやっぱり同じ学院の女子達から陰口を叩かれますよ。だから、私はますますオデットになってしまう。」
「何て?」
タイツを脱ぎ捨てて、上品なお嬢様らしい長袖のワンピースを下から履いて行く。
「いっそ王子役とセックスすればいいのにって。」
どういう表情をすればいいか分からず、ジークフリートは口をへの字に曲げて眉を変な方向にひそめた。
「それは……酷いな。」
「私は王子役を愛してません。でも、オディールは王子を愛してる。その矛盾のまま、そんな事出来ませんよね。」
苦笑混じりに言葉を紡ぐくぐいはやはりどこかオデットらしい。ウエストに太いベルトが通される。そのウエストは、オードリ・ヘプバーンさながらの細さだった。決して細いだけではなく、バレエダンサーとしての力強くて繊細な細さだ。
「ジークフリートさんは、私のオディールはどうやったら良くなると思いますか?」
出て着たくぐいは、ワックスですっかり固まった髪に手櫛を通しながらそう微笑む。
「そう、だな。……貴方は好きな男の人もいないのか?」
「好きな……ですか? そう、ですね……。」
楽屋に入る前に買った、まだ温もりのあるココアを手に、くぐいはジークフリートの向かいに座った。その足元には、少女らしいパンプスが置いてある。
「いない、と言えば嘘になります。でも、どうしてそれを?」
「いや、下世話な話だが。その人に抱かれる事を考えてみる、とか。」
本当に下世話だな、とぼそっと呟く。年頃の娘相手になにを言ってるんだ、とジークフリートは右手で顔を覆った。だが、そんなジークフリートとは裏腹に、くぐいは少し目を光らせた。
「それは……それは参考になりそうです。」
「ほ、本当か? ならいいんだが。」
その純粋な瞳を直視出来ずに、ジークフリートは顔を逸らして扉を見た。くぐいが体育座りでココアを啜る音だけが響く。いたたまれなくなった。
「……その、今日はありがとう。参考になった。じゃあ、また明日。」
「はい、また明日。」
微笑むくぐいに背を向けて、ジークフリートはその楽屋を後にした。
* * *
十一月の中旬に入った頃。そろそろバレエ公演会に向けての学院のお披露目会が迫ってくる時期であった。ジークフリートはその日も理想のオディールに出会えないまま、ぼんやりと弓を緩めてヴァイオリンケースに閉まっていた。
「あの、失礼してもいいですか?」
その日、ジークフリートには当てがわれた空っぽの楽屋があり、そこで一人で片付けに勤しんでいた。ノックの後に聞こえてきたくぐもった声はくぐいの物だ。
「どうぞ。」
なんとなしに返事をすると、がちゃり、と重い扉が開く。珍しくその日のくぐいはオディールのメイクとチュチュだった。そう言えば今日の最後の場面は王子から婚約を勝ち取るシーンであったか。
「すみません。お疲れの時に。」
「いや、何か聞きたい事が?」
明日は稽古は休みだ。ぼんやりと夕食の献立を考えていたジークは、目の前に座ったオディールで我に帰る。
「そういえば今日は褒められてたな。僕の助言は参考になったか?」
「はい、あの節はお世話になりました。それで、ですね、今日は――」
ヴァイオリンの表面を少し輝かせてヴァイオリンケースの中に仕舞う。そういえば、と弦のストックを見た。まだ切らしてはいない。
「お願いが、あるんです。」
練習用の弓が少し摩耗してきたが、公演の後までは持ちそうだった。本番用の弓は、と思って上に弓がないことを思い出す。今は家だ。
「あの、私と……寝てもらえませんか?」
ばちん、とヴァイオリンのケースの蓋に金具がかかる。ジークフリートの動きが止まった。
「……何だって?」
「私、思ったんです。想像するだけじゃまだオディールは踊れないって。だから、その、ジークフリートさんが言ってたように、愛してる人に、本当に抱かれたら、きっと……!」
先まではそのまま席に座ってくぐいの話をゆっくり聞くつもりであったジークフリートは、ケースのストラップに手をかけて持ち上げる、
「いや、貴方のオディールはもうその年なら完璧だ。グランフェッテだって回り切れてる。文句なしじゃないか。」
「ま、まだ駄目なんです。あれは、まだ私の理想のオディールじゃ――」
「貴方はまだ若い。理想のオディールならこの先も何度でも踊れる。それに、まだ男と寝ていい歳じゃない。」
内心焦った。これは建前ではない。このままではジークフリートが男性でなければ欲情しない事がバレる。まだ少数派に対する風当たりは強い。オーケストラの団員には知っている人間が何人もいるが、ダンサー達に知られればなにを言われるか分かったものではなかった。それになにより。
「貴方ばまだ、ダンサーの前に一中学生だ。自分の体を大切にしないと。演技の為に体を重ねる行為は……もっと大人になってからのほうがいい。」
ジークフリートにはもう零という存在があった。立ち上がったくぐいに、ジークフリートは頭を横に振って背を向ける。
「それじゃあ、また明日。」
扉を開けて、閉める。それだけの響きがいまのくぐいの心にどれだけ影響を及ぼしたかは分からない。今の彼女はオディールのチュチュを纏っただけのオデットに過ぎない。
「死の経験はある意味でクリア出来たかもしれない。」
少し肩を落として歩いていたジークフリートは、そのしわがれた声で振り返った。
「コンダクター。」
「お勤めご苦労。疲れてるかね?」
ええまあ、と呟く。恐らくコンダクターには事の一部始終が分かったのだろう。当たり前だ。男と女、だれもいない楽屋に二人っきりだ。おまけにジークフリートが出てきた頃にはすでにすすり泣きの声が聞こえていた。近くの廊下で話し込んでいたらしい指揮者と振付師には一目瞭然だ。
「やはり、嘘でも寝てあげるべきでしたか?」
「いや、君の受け答えは最良だったと思う。彼女はまだ中学生だ。あれで良かった。彼女に取っても――」
もう一つ空っぽの楽屋の前を通り過ぎる時、その廊下にはもうだれもいなかった。聞こえるのは切れかけた電球が点滅する音、そして前後の行く手を阻まれて背後のドアが開く音。
「私に取っても。」
思わず後ずさったが、背後のドアは存在しない。もたれようとしたジークフリートは、そのままバランス感覚を失って楽屋の机に背中から突っ伏した。
「っコンダクター!一体なにを――」
孔雀青の瞳が震えて揺らぎ、黒いトレンチコートの胸元が掴まれて勢いよく広げられた。
「今いいか?」
くぐいの名前が張り出された楽屋の扉をノックして、ジークフリートはその隙間から顔を覗かせた。どうやらメイクを落としていたらしい。まだオデットのチュチュを着たままのくぐいが扉の前で立っていた。
「は、はい大丈夫ですよ。えっと……着替えながらでいいですか?」
「あぁ。参考までに色々聴きたくて。」
中に入ると、チュチュをかけるだろうハンガーが散乱していたり、メイク道具一式が入るだろう大きな革鞄が床に転がっていた。
「その、忙しそうな時にすまないな。」
「いいえ。それで、ご用件はなんですか?」
備え付けられた洗面所に隠れて、くぐいはオデットのチュチュを外に放り捨てた。
「あまり聞かれたくはないと思うが。貴方の思うオディールは……なんだ?」
光によって作られたくぐいの影が動きを止める。
「そう、ですね……。」
口ごもるくぐいに、ジークフリートは空いていた椅子に馬乗りになって座って背もたれに顎を預ける。
「具体的には分からないんです。でも、私はオデットと違って、オディールは男を魅了しに行く女性だと思っています。」
トゥシューズを脱ぎながら、くぐいはひっつめていたシニョンを解く。黒鳥のような豊かな黒髪がぶわりと広がった。
「オデットは、どちらかというと男性が構いたくなるような女性。ですが、オディールは自分から男性を遊びに行くような女性だと思っています。でも、私にはその表現が難しくて。」
髪の毛を払いのけるようにぐるりと回した首から、骨や筋肉のほぐれる音が聞こえた。
「いっそ、私もちょっとおませな女の子達みたいに男性に抱かれていたらオディールを演じきれたらって思ってるんです。」
「やっぱり、そういう経験がないと難しいか。」
ジークフリートは背もたれの上に乗せていた腕に鼻まで埋める。ジークフリートには、男性にとって魅力的な女性像は分からない。女性に欲情した事もないし、ましてや女を抱こうとした事さえない。
「プリンシパルですけど、オディールをあんなに貶されるとやっぱり同じ学院の女子達から陰口を叩かれますよ。だから、私はますますオデットになってしまう。」
「何て?」
タイツを脱ぎ捨てて、上品なお嬢様らしい長袖のワンピースを下から履いて行く。
「いっそ王子役とセックスすればいいのにって。」
どういう表情をすればいいか分からず、ジークフリートは口をへの字に曲げて眉を変な方向にひそめた。
「それは……酷いな。」
「私は王子役を愛してません。でも、オディールは王子を愛してる。その矛盾のまま、そんな事出来ませんよね。」
苦笑混じりに言葉を紡ぐくぐいはやはりどこかオデットらしい。ウエストに太いベルトが通される。そのウエストは、オードリ・ヘプバーンさながらの細さだった。決して細いだけではなく、バレエダンサーとしての力強くて繊細な細さだ。
「ジークフリートさんは、私のオディールはどうやったら良くなると思いますか?」
出て着たくぐいは、ワックスですっかり固まった髪に手櫛を通しながらそう微笑む。
「そう、だな。……貴方は好きな男の人もいないのか?」
「好きな……ですか? そう、ですね……。」
楽屋に入る前に買った、まだ温もりのあるココアを手に、くぐいはジークフリートの向かいに座った。その足元には、少女らしいパンプスが置いてある。
「いない、と言えば嘘になります。でも、どうしてそれを?」
「いや、下世話な話だが。その人に抱かれる事を考えてみる、とか。」
本当に下世話だな、とぼそっと呟く。年頃の娘相手になにを言ってるんだ、とジークフリートは右手で顔を覆った。だが、そんなジークフリートとは裏腹に、くぐいは少し目を光らせた。
「それは……それは参考になりそうです。」
「ほ、本当か? ならいいんだが。」
その純粋な瞳を直視出来ずに、ジークフリートは顔を逸らして扉を見た。くぐいが体育座りでココアを啜る音だけが響く。いたたまれなくなった。
「……その、今日はありがとう。参考になった。じゃあ、また明日。」
「はい、また明日。」
微笑むくぐいに背を向けて、ジークフリートはその楽屋を後にした。
* * *
十一月の中旬に入った頃。そろそろバレエ公演会に向けての学院のお披露目会が迫ってくる時期であった。ジークフリートはその日も理想のオディールに出会えないまま、ぼんやりと弓を緩めてヴァイオリンケースに閉まっていた。
「あの、失礼してもいいですか?」
その日、ジークフリートには当てがわれた空っぽの楽屋があり、そこで一人で片付けに勤しんでいた。ノックの後に聞こえてきたくぐもった声はくぐいの物だ。
「どうぞ。」
なんとなしに返事をすると、がちゃり、と重い扉が開く。珍しくその日のくぐいはオディールのメイクとチュチュだった。そう言えば今日の最後の場面は王子から婚約を勝ち取るシーンであったか。
「すみません。お疲れの時に。」
「いや、何か聞きたい事が?」
明日は稽古は休みだ。ぼんやりと夕食の献立を考えていたジークは、目の前に座ったオディールで我に帰る。
「そういえば今日は褒められてたな。僕の助言は参考になったか?」
「はい、あの節はお世話になりました。それで、ですね、今日は――」
ヴァイオリンの表面を少し輝かせてヴァイオリンケースの中に仕舞う。そういえば、と弦のストックを見た。まだ切らしてはいない。
「お願いが、あるんです。」
練習用の弓が少し摩耗してきたが、公演の後までは持ちそうだった。本番用の弓は、と思って上に弓がないことを思い出す。今は家だ。
「あの、私と……寝てもらえませんか?」
ばちん、とヴァイオリンのケースの蓋に金具がかかる。ジークフリートの動きが止まった。
「……何だって?」
「私、思ったんです。想像するだけじゃまだオディールは踊れないって。だから、その、ジークフリートさんが言ってたように、愛してる人に、本当に抱かれたら、きっと……!」
先まではそのまま席に座ってくぐいの話をゆっくり聞くつもりであったジークフリートは、ケースのストラップに手をかけて持ち上げる、
「いや、貴方のオディールはもうその年なら完璧だ。グランフェッテだって回り切れてる。文句なしじゃないか。」
「ま、まだ駄目なんです。あれは、まだ私の理想のオディールじゃ――」
「貴方はまだ若い。理想のオディールならこの先も何度でも踊れる。それに、まだ男と寝ていい歳じゃない。」
内心焦った。これは建前ではない。このままではジークフリートが男性でなければ欲情しない事がバレる。まだ少数派に対する風当たりは強い。オーケストラの団員には知っている人間が何人もいるが、ダンサー達に知られればなにを言われるか分かったものではなかった。それになにより。
「貴方ばまだ、ダンサーの前に一中学生だ。自分の体を大切にしないと。演技の為に体を重ねる行為は……もっと大人になってからのほうがいい。」
ジークフリートにはもう零という存在があった。立ち上がったくぐいに、ジークフリートは頭を横に振って背を向ける。
「それじゃあ、また明日。」
扉を開けて、閉める。それだけの響きがいまのくぐいの心にどれだけ影響を及ぼしたかは分からない。今の彼女はオディールのチュチュを纏っただけのオデットに過ぎない。
「死の経験はある意味でクリア出来たかもしれない。」
少し肩を落として歩いていたジークフリートは、そのしわがれた声で振り返った。
「コンダクター。」
「お勤めご苦労。疲れてるかね?」
ええまあ、と呟く。恐らくコンダクターには事の一部始終が分かったのだろう。当たり前だ。男と女、だれもいない楽屋に二人っきりだ。おまけにジークフリートが出てきた頃にはすでにすすり泣きの声が聞こえていた。近くの廊下で話し込んでいたらしい指揮者と振付師には一目瞭然だ。
「やはり、嘘でも寝てあげるべきでしたか?」
「いや、君の受け答えは最良だったと思う。彼女はまだ中学生だ。あれで良かった。彼女に取っても――」
もう一つ空っぽの楽屋の前を通り過ぎる時、その廊下にはもうだれもいなかった。聞こえるのは切れかけた電球が点滅する音、そして前後の行く手を阻まれて背後のドアが開く音。
「私に取っても。」
思わず後ずさったが、背後のドアは存在しない。もたれようとしたジークフリートは、そのままバランス感覚を失って楽屋の机に背中から突っ伏した。
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