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第二部 四章
第四十六話 神護者の思惑
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「囲まれた……」
「どうすんだコレ」
「倒すしかない、けど」
こんな所で時間をかけている場合ではない。
なるべく早く村に戻らねばならないのだ。
強硬突破してしまえばアヤメとミーミルだけなら村へたどり着けるだろう。
だがマキシウスとセツカ、リッカを見捨てる事になる。
三人を護りながら強硬突破できるほど甘くないはずだ。
アヤメはパロックが持つ銀の肌を睨みながら、そう思った。
恐らく、この魔物たちも少量の実を与えられた現神触なのだ。
「アヤメ、範囲攻撃でぶっ飛ばしちまえ」
「みんな巻き込むって」
「クソ。不便すぎるだろ。何とかならねーのか」
アヤメも単体スキルはあるが、バード転職前の貧弱なスキルばかりだ。
これでシルバーパロックを倒しきれるか保証は無い。
「やるしかねーか」
ミーミルは刀を構える。
ミーミルの言う通り、やるしかない。
だがこの数は倒しきるのに時間がかかりすぎる。
「最後の最後に嫌がらせしやがって」
ミーミルはニアを睨みつける。
ニアのいた所には、もう砂が残っているだけだった。
―――――――――――――
「これはどうなっている」
ゼロは顔をしかめていた。
「ああ……予定外の事になってな」
そう言って神護者の一人も顔をしかめている。
ニアを放置してきたゼロは、ネーネ族の村にまで戻って来ていた。
神護者はニアを除いて五人全員が集まっている。
村はシルバーシドの部隊が展開しており、完全に包囲されていた。
そこまでは予定通り。
その後はシルバーシドの部隊と、ネーネ族との総力戦になっていたはずである。
それがどうした事か。
ゼロの目の前で起きていたのは、地味な籠城戦であった。
ネーネ族は全員が木の上に陣取り、シルバーシドを寄せ付けない。
木の上ではシドは巨大すぎて着地不可能だし、酸も全て木材壁によって防がれている。
シルバーシドのサイズと攻撃方法を逆手に取った戦術が行われていた。
「これではデータが取れんな」
この戦いはネーネ族と、ネーネ族と友好の深い人間の両方を殲滅し、両者に決定的な溝を作る事が一番の目的である。
しかしそれとは別に、自分たちの現神触部隊が戦場において、どれくらいの戦果を発揮できるかを見るテストも兼ねていた。
ゼロは懐から本を取り出す。
その本はマキシウスから手に入れた軍略本であった。
「この機会に色々と試したい事があるのだがな……オルタ」
「何だ?」
戦場の様子を見守っていたオルタと呼ばれた神護者に、ゼロは話しかける。
「お前の部隊を使いたい」
「いいのか? 場が荒れるぞ」
「構わんさ。森林戦のデータは重要ではない。帝国中央は平原や農地の多い地域だ。主戦場はそこになるのだから、平地戦のデータが何よりも欲しい」
「それもそうだな。何よりこのまま見ていても埒があかないのは確かだ」
オルタは指で輪っかを作ると、口にくわえて指笛を鳴らす。
それは極一部の生物にだけ、強く届く音波を発生させた。
「四・五分で来るだろう」
オルタの言葉にゼロは満足そうに頷くと、戦場に目を向ける。
集団戦を知らないはずのネーネ族が、驚くほど統制の取れた動きをしていた。
防御法術で盾を作り、酸を防ぐ。
怪我をしたものは、すぐに後衛に下がって回復法術で治療を受けている。
先走る者は一人もおらず、攻撃もあくまでけん制程度に抑えていた。
一見、簡単そうに見えるが、ぶっつけ本番でこう上手くはいくまい。
恐らくは――。
ゼロは指揮を執っている人間を見る。
パークスがネーネ族に指揮を飛ばしていた。
戦力が薄くなっている所には、すぐに増員し、シルバーシドの動きに合わせて部隊を動かしていた。
「体が大きいだけの木偶だと思っていたが、なかなかどうしてやるではないか」
ゼロは素直に感心していた。
個人プレーの多い亜人種とは違い、人間は集団戦に長けている。
身体能力において全て劣っている生物ではあるが、その点に関しては認めるべき点らしい。
「戦術においては向こうの方が上かもしれんな」
若い長髪の亜人種の一人が呟く。
「それは今から学んでいけば良いのではないか。我々には時間があるからの」
その呟きに白い髭を蓄えた老人が応える。
「ロクス爺が言うと重みがあるな」
「ジーベ、貴様と年齢など大して変わらんじゃろう。所詮、数十年程度の差よ」
そう言ってロクスと呼ばれた老人は顎髭を撫でた。
数え切れない年月を生きてきた神護者にとって数十年は誤差の範囲である。
「だが見た目がな」
「もう少し早くに実を食っておくべきじゃったわい」
現神の実に不老効果はあったが、若返りの効果は無かった。
セツカやリッカがそうであったように、年齢や見た目は食べた瞬間で固定されるのだ。
「それで、新しい神護者はどうだった? 役に立ちそうか?」
若い長髪の亜人種――ジーベはゼロに聞く。
「アレは駄目だな。摂取した年齢が若すぎる。子など生まれまい」
「では、また百年後か……ネーネ族には中々の美女が揃っていたのだが残念だ」
ジーベはため息をつくと、興味を無くしたのか戦場に目を向けた。
今期の実は、新たな神護者を作る為に使う予定であった。
それも初の女性神護者を作る予定だったのだ。
候補者はネーネ族の中から、美しく健康な女性を数人、選ぶ。
目的は戦力増強ではない。
現神触同士で、子を成せるかどうかの実験の為だ。
生まれてくる子はどういう生物として生まれるのか?
そもそも子は作れるのか?
それを試す為に女性神護者を作るつもりだった。
しかし子供では不可能である。
「すぐにでも、殺しておいたほうがいいのではないか?」
オルタがゼロに言う。
「いや、あの双子は、あれであれで貴重な存在だ。実を食べるのではなく、粘膜から摂取している。実の半分を投与されているのも関わらず、変質が非常に緩やかだ。現神の実は時間をかけて体内に取り込めば量が多くても異形化せずに済むのかもしれん。それを見極めてからでもいいだろう」
「なるほど。それは面白いの」
ロクスは楽しそうに笑った。
「そうだ。殺すのはもったいない」
戦場に目を向けたまま、会話に入っていなかったもう一人の亜人種が、ここでやっと会話に参加してきた。
「子供は作れない、という話だが、何年もかけて頑張れば出来るかもしれんだろう? 可能性はゼロではないよ」
「それはお前が幼女趣味なだけだな」
「リーガル――お主も飽きんの」
ゼロとロクスは呆れる。
「研究熱心なだけさ」
そう言ってリーガルは下卑た笑みを浮かべる。
とても研究の為とは思えない笑みだ。
長年の付き合いでお互いの趣味は分かりきっている。
「お喋りはその位でいいだろう。そろそろ来るぞ」
オルタは森の奥に目を向ける。
森の奥から巨大な影が五体、現れた。
その巨体には鹿のように大きく張り出した角が生えていた。
象よりも二回り――いや、倍ほどのサイズがある。
そして口には特徴的な、銀色の牙がずらりと並ぶ。
『シルバートゥース』
それを見たネーネ族が色めき立つのが分かった。
まさかこんなモノが現れるとは思ってもいなかったのだろう。
ブルートゥース一体でも、かなり危険な存在だ。
その強化版であるシルバートゥースが五体も現れたのだ。
本来は呼び出すつもりは無かった。
この巨体では平地で的になるので、城攻兵器としての運用を考えていた。
一方でシドは歩兵としての運用を考えている。
歩兵同士の戦闘データを取りたかった。
だが籠城戦をするならば、仕方ない。
ここを更地にして、強制的に平地戦へ引きずり出す事にする。
オルタはもう一度、指笛を吹く。
「法術展開」
その命令が下されると同時に、シルバートゥースの周囲に霜が降りる。
その範囲はブルートゥースだった時とは比べ物にならない。
それが五体同時に、発動する。
どんな威力になるのか神護者ですら、想像もつかなかった。
「――――さあ、突っ込め」
森が揺れる。
大地が、木が、村が。
一瞬で砕け散った。
「どうすんだコレ」
「倒すしかない、けど」
こんな所で時間をかけている場合ではない。
なるべく早く村に戻らねばならないのだ。
強硬突破してしまえばアヤメとミーミルだけなら村へたどり着けるだろう。
だがマキシウスとセツカ、リッカを見捨てる事になる。
三人を護りながら強硬突破できるほど甘くないはずだ。
アヤメはパロックが持つ銀の肌を睨みながら、そう思った。
恐らく、この魔物たちも少量の実を与えられた現神触なのだ。
「アヤメ、範囲攻撃でぶっ飛ばしちまえ」
「みんな巻き込むって」
「クソ。不便すぎるだろ。何とかならねーのか」
アヤメも単体スキルはあるが、バード転職前の貧弱なスキルばかりだ。
これでシルバーパロックを倒しきれるか保証は無い。
「やるしかねーか」
ミーミルは刀を構える。
ミーミルの言う通り、やるしかない。
だがこの数は倒しきるのに時間がかかりすぎる。
「最後の最後に嫌がらせしやがって」
ミーミルはニアを睨みつける。
ニアのいた所には、もう砂が残っているだけだった。
―――――――――――――
「これはどうなっている」
ゼロは顔をしかめていた。
「ああ……予定外の事になってな」
そう言って神護者の一人も顔をしかめている。
ニアを放置してきたゼロは、ネーネ族の村にまで戻って来ていた。
神護者はニアを除いて五人全員が集まっている。
村はシルバーシドの部隊が展開しており、完全に包囲されていた。
そこまでは予定通り。
その後はシルバーシドの部隊と、ネーネ族との総力戦になっていたはずである。
それがどうした事か。
ゼロの目の前で起きていたのは、地味な籠城戦であった。
ネーネ族は全員が木の上に陣取り、シルバーシドを寄せ付けない。
木の上ではシドは巨大すぎて着地不可能だし、酸も全て木材壁によって防がれている。
シルバーシドのサイズと攻撃方法を逆手に取った戦術が行われていた。
「これではデータが取れんな」
この戦いはネーネ族と、ネーネ族と友好の深い人間の両方を殲滅し、両者に決定的な溝を作る事が一番の目的である。
しかしそれとは別に、自分たちの現神触部隊が戦場において、どれくらいの戦果を発揮できるかを見るテストも兼ねていた。
ゼロは懐から本を取り出す。
その本はマキシウスから手に入れた軍略本であった。
「この機会に色々と試したい事があるのだがな……オルタ」
「何だ?」
戦場の様子を見守っていたオルタと呼ばれた神護者に、ゼロは話しかける。
「お前の部隊を使いたい」
「いいのか? 場が荒れるぞ」
「構わんさ。森林戦のデータは重要ではない。帝国中央は平原や農地の多い地域だ。主戦場はそこになるのだから、平地戦のデータが何よりも欲しい」
「それもそうだな。何よりこのまま見ていても埒があかないのは確かだ」
オルタは指で輪っかを作ると、口にくわえて指笛を鳴らす。
それは極一部の生物にだけ、強く届く音波を発生させた。
「四・五分で来るだろう」
オルタの言葉にゼロは満足そうに頷くと、戦場に目を向ける。
集団戦を知らないはずのネーネ族が、驚くほど統制の取れた動きをしていた。
防御法術で盾を作り、酸を防ぐ。
怪我をしたものは、すぐに後衛に下がって回復法術で治療を受けている。
先走る者は一人もおらず、攻撃もあくまでけん制程度に抑えていた。
一見、簡単そうに見えるが、ぶっつけ本番でこう上手くはいくまい。
恐らくは――。
ゼロは指揮を執っている人間を見る。
パークスがネーネ族に指揮を飛ばしていた。
戦力が薄くなっている所には、すぐに増員し、シルバーシドの動きに合わせて部隊を動かしていた。
「体が大きいだけの木偶だと思っていたが、なかなかどうしてやるではないか」
ゼロは素直に感心していた。
個人プレーの多い亜人種とは違い、人間は集団戦に長けている。
身体能力において全て劣っている生物ではあるが、その点に関しては認めるべき点らしい。
「戦術においては向こうの方が上かもしれんな」
若い長髪の亜人種の一人が呟く。
「それは今から学んでいけば良いのではないか。我々には時間があるからの」
その呟きに白い髭を蓄えた老人が応える。
「ロクス爺が言うと重みがあるな」
「ジーベ、貴様と年齢など大して変わらんじゃろう。所詮、数十年程度の差よ」
そう言ってロクスと呼ばれた老人は顎髭を撫でた。
数え切れない年月を生きてきた神護者にとって数十年は誤差の範囲である。
「だが見た目がな」
「もう少し早くに実を食っておくべきじゃったわい」
現神の実に不老効果はあったが、若返りの効果は無かった。
セツカやリッカがそうであったように、年齢や見た目は食べた瞬間で固定されるのだ。
「それで、新しい神護者はどうだった? 役に立ちそうか?」
若い長髪の亜人種――ジーベはゼロに聞く。
「アレは駄目だな。摂取した年齢が若すぎる。子など生まれまい」
「では、また百年後か……ネーネ族には中々の美女が揃っていたのだが残念だ」
ジーベはため息をつくと、興味を無くしたのか戦場に目を向けた。
今期の実は、新たな神護者を作る為に使う予定であった。
それも初の女性神護者を作る予定だったのだ。
候補者はネーネ族の中から、美しく健康な女性を数人、選ぶ。
目的は戦力増強ではない。
現神触同士で、子を成せるかどうかの実験の為だ。
生まれてくる子はどういう生物として生まれるのか?
そもそも子は作れるのか?
それを試す為に女性神護者を作るつもりだった。
しかし子供では不可能である。
「すぐにでも、殺しておいたほうがいいのではないか?」
オルタがゼロに言う。
「いや、あの双子は、あれであれで貴重な存在だ。実を食べるのではなく、粘膜から摂取している。実の半分を投与されているのも関わらず、変質が非常に緩やかだ。現神の実は時間をかけて体内に取り込めば量が多くても異形化せずに済むのかもしれん。それを見極めてからでもいいだろう」
「なるほど。それは面白いの」
ロクスは楽しそうに笑った。
「そうだ。殺すのはもったいない」
戦場に目を向けたまま、会話に入っていなかったもう一人の亜人種が、ここでやっと会話に参加してきた。
「子供は作れない、という話だが、何年もかけて頑張れば出来るかもしれんだろう? 可能性はゼロではないよ」
「それはお前が幼女趣味なだけだな」
「リーガル――お主も飽きんの」
ゼロとロクスは呆れる。
「研究熱心なだけさ」
そう言ってリーガルは下卑た笑みを浮かべる。
とても研究の為とは思えない笑みだ。
長年の付き合いでお互いの趣味は分かりきっている。
「お喋りはその位でいいだろう。そろそろ来るぞ」
オルタは森の奥に目を向ける。
森の奥から巨大な影が五体、現れた。
その巨体には鹿のように大きく張り出した角が生えていた。
象よりも二回り――いや、倍ほどのサイズがある。
そして口には特徴的な、銀色の牙がずらりと並ぶ。
『シルバートゥース』
それを見たネーネ族が色めき立つのが分かった。
まさかこんなモノが現れるとは思ってもいなかったのだろう。
ブルートゥース一体でも、かなり危険な存在だ。
その強化版であるシルバートゥースが五体も現れたのだ。
本来は呼び出すつもりは無かった。
この巨体では平地で的になるので、城攻兵器としての運用を考えていた。
一方でシドは歩兵としての運用を考えている。
歩兵同士の戦闘データを取りたかった。
だが籠城戦をするならば、仕方ない。
ここを更地にして、強制的に平地戦へ引きずり出す事にする。
オルタはもう一度、指笛を吹く。
「法術展開」
その命令が下されると同時に、シルバートゥースの周囲に霜が降りる。
その範囲はブルートゥースだった時とは比べ物にならない。
それが五体同時に、発動する。
どんな威力になるのか神護者ですら、想像もつかなかった。
「――――さあ、突っ込め」
森が揺れる。
大地が、木が、村が。
一瞬で砕け散った。
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