17 / 40
高校二年生の体育祭。君と僕が選ばれたのは二人三脚。
しおりを挟む
今年もそろそろ六月が見え始める。そう、体育祭の季節だ!
僕はあまり運動は得意でなかったけど、去年の楽しかった記憶のせいか、体育祭は楽しみだった。
「今年の種目決めします!」
休み時間に実行委員が話し出す。みんなやりたい種目に手を挙げる。
その時、二人三脚で
「はい!私男子の二人三脚、柊と田畑くんがいいと思います!二人去年から仲良しだから!」
その提案に、僕と柊は驚いて、照れたけど⋯その提案にはたくさんの拍手が集まった。
「そんなに、みんな応援してくれるんじゃ⋯ね?」
柊が僕の方を見る、やんちゃそうな笑顔で。
「うん、ちょっと、頑張っちゃう?」
僕もニッと笑う。
こうして僕らは、手と手をがっしり握り合った。
「やるからには、最強コンビ、目指すぞ!」
それに僕大きく頷く。
「勿論!とことんやろ!」
こうして僕らは今年の体育祭、二人三脚出場に向けて、練習を開始した!放課後とか、休み時間とか、二人の時間が合う時には、できるだけ練習した。
「左足から出すぞ!せーの!」
柊の掛け声に合わせて、僕らは縛った足で駆け出す。
「一、二、一、二⋯」
順調な時もあったけど、転ぶ時もあって、僕らは常に膝に絆創膏を貼っていた。でも、楽しかったから、そんなのはどうだって良かった。
そのうちに旗作りも始まった。僕達は黄色団だったから、絵の上手い子が黄色いキャラクターをたくさん描いて埋めつくしてゆく。
僕は今年もフェルトで、ヒマワリみたいな黄色い花をたくさん切って作った。
今年も柊は絵が描けなくても、みんなの中心にいた。ムードメーカーっていうのかな?なんかそんな感じ?
二人三脚の練習をする僕らの写真を、デジカメを持っている子が撮ってくれた!僕らは足が繋がったまま、仲良く肩を組んでピースして笑った。
「うん!いい写真!後で現像してあげるね!」
その子は笑って手を振った。
「さて、もういっちょ行きますか!」
僕らは西日が差し出したグラウンドを、元気よく二人で一人になって走り出した。楽しく笑って。
ねぇ、柊、楽しいね!駆け抜けてゆくこの一瞬一瞬を僕絶対に、忘れない!
そして旗も賑やかに、綺麗に仕上がった頃、体育祭本番がやって来る。
六月某日、今年もよく晴れたいい日、体育祭本番。
僕は今年も緊張をした。でも今年は一緒に走ってくれる柊がいる!だから
「楽しみだな!」
僕はそう言って、微笑んだ。開会式に次いで、準備体操を行うと、競技が始まる。
僕達黄色団は三位のポジションで競技が進んでいた。
せめて、二位の青団はここら辺で抜いておきたいな!
と僕は思う。
それはみんな同じようだった。
声援に自然と力が入る。
「いけー、黄色団!」
その他にも様々な声援が、響き渡る。
そんな中、黄色団が徒競走で大健闘し、青団をあと少しまで追い詰めた!
「よし!黄色団あと少しだ!」
僕達は盛り上がる!
そしてその盛り上がりのまま、次は僕と柊が出場する、二人三脚の番になる!
「柊、蓮、頑張れ!」
男子に背中を叩かれ、僕らは送り出された!
僕達は二人で揃ってピースすると、笑って入場門に向かった。
僕はあまり運動は得意でなかったけど、去年の楽しかった記憶のせいか、体育祭は楽しみだった。
「今年の種目決めします!」
休み時間に実行委員が話し出す。みんなやりたい種目に手を挙げる。
その時、二人三脚で
「はい!私男子の二人三脚、柊と田畑くんがいいと思います!二人去年から仲良しだから!」
その提案に、僕と柊は驚いて、照れたけど⋯その提案にはたくさんの拍手が集まった。
「そんなに、みんな応援してくれるんじゃ⋯ね?」
柊が僕の方を見る、やんちゃそうな笑顔で。
「うん、ちょっと、頑張っちゃう?」
僕もニッと笑う。
こうして僕らは、手と手をがっしり握り合った。
「やるからには、最強コンビ、目指すぞ!」
それに僕大きく頷く。
「勿論!とことんやろ!」
こうして僕らは今年の体育祭、二人三脚出場に向けて、練習を開始した!放課後とか、休み時間とか、二人の時間が合う時には、できるだけ練習した。
「左足から出すぞ!せーの!」
柊の掛け声に合わせて、僕らは縛った足で駆け出す。
「一、二、一、二⋯」
順調な時もあったけど、転ぶ時もあって、僕らは常に膝に絆創膏を貼っていた。でも、楽しかったから、そんなのはどうだって良かった。
そのうちに旗作りも始まった。僕達は黄色団だったから、絵の上手い子が黄色いキャラクターをたくさん描いて埋めつくしてゆく。
僕は今年もフェルトで、ヒマワリみたいな黄色い花をたくさん切って作った。
今年も柊は絵が描けなくても、みんなの中心にいた。ムードメーカーっていうのかな?なんかそんな感じ?
二人三脚の練習をする僕らの写真を、デジカメを持っている子が撮ってくれた!僕らは足が繋がったまま、仲良く肩を組んでピースして笑った。
「うん!いい写真!後で現像してあげるね!」
その子は笑って手を振った。
「さて、もういっちょ行きますか!」
僕らは西日が差し出したグラウンドを、元気よく二人で一人になって走り出した。楽しく笑って。
ねぇ、柊、楽しいね!駆け抜けてゆくこの一瞬一瞬を僕絶対に、忘れない!
そして旗も賑やかに、綺麗に仕上がった頃、体育祭本番がやって来る。
六月某日、今年もよく晴れたいい日、体育祭本番。
僕は今年も緊張をした。でも今年は一緒に走ってくれる柊がいる!だから
「楽しみだな!」
僕はそう言って、微笑んだ。開会式に次いで、準備体操を行うと、競技が始まる。
僕達黄色団は三位のポジションで競技が進んでいた。
せめて、二位の青団はここら辺で抜いておきたいな!
と僕は思う。
それはみんな同じようだった。
声援に自然と力が入る。
「いけー、黄色団!」
その他にも様々な声援が、響き渡る。
そんな中、黄色団が徒競走で大健闘し、青団をあと少しまで追い詰めた!
「よし!黄色団あと少しだ!」
僕達は盛り上がる!
そしてその盛り上がりのまま、次は僕と柊が出場する、二人三脚の番になる!
「柊、蓮、頑張れ!」
男子に背中を叩かれ、僕らは送り出された!
僕達は二人で揃ってピースすると、笑って入場門に向かった。
0
あなたにおすすめの小説
恋文より、先にレポートが届いた~監視対象と監視官、感情に名前をつけるまで
中岡 始
BL
政府による極秘監視プロジェクト──その対象は、元・天才ハッカーで現在は無職&生活能力ゼロの和泉義人(32歳・超絶美形)。
かつて国の防衛システムに“うっかり”侵入してしまった過去を持つ彼は、現在、監視付きの同居生活を送ることに。
監視官として派遣されたのは、真面目で融通のきかないエリート捜査官・大宮陸斗(28歳)。
だが任務初日から、冷蔵庫にタマゴはない、洗濯は丸一週間回されない、寝ながらコードを落書き…と、和泉のダメ人間っぷりが炸裂。
「この部屋の秩序、いつ崩壊したんですか」
「うまく立ち上げられんかっただけや、たぶん」
生活を“管理”するはずが、いつの間にか“世話”してるし…
しかもレポートは、だんだん恋文っぽくなっていくし…?
冷静な大宮の表情が、気づけば少しずつ揺らぎはじめる。
そして和泉もまた、自分のために用意された朝ごはんや、一緒に過ごすことが当たり前になった日常…心の中のコードが、少しずつ書き換えられていく。
──これは「監視」から始まった、ふたりの“生活の記録”。
堅物世話焼き×ツンデレ変人、心がじわじわ溶けていく、静かで可笑しな同居BL。
地味メガネだと思ってた同僚が、眼鏡を外したら国宝級でした~無愛想な美人と、チャラ営業のすれ違い恋愛
中岡 始
BL
誰にも気づかれたくない。
誰の心にも触れたくない。
無表情と無関心を盾に、オフィスの隅で静かに生きる天王寺悠(てんのうじ・ゆう)。
その存在に、誰も興味を持たなかった――彼を除いて。
明るく人懐こい営業マン・梅田隼人(うめだ・はやと)は、
偶然見た「眼鏡を外した天王寺」の姿に、衝撃を受ける。
無機質な顔の奥に隠れていたのは、
誰よりも美しく、誰よりも脆い、ひとりの青年だった。
気づいてしまったから、もう目を逸らせない。
知りたくなったから、もう引き返せない。
すれ違いと無関心、
優しさと孤独、
微かな笑顔と、隠された心。
これは、
触れれば壊れそうな彼に、
それでも手を伸ばしてしまった、
不器用な男たちの恋のはなし。
ステッドファスト ー恋に一途な僕らの再会ー
ブンダバー
BL
中学の頃から、橋本はずっと鏑木だけを想い続けてきた。
一方の鏑木も、橋本に特別な感情を抱いていながら、モデルとして生きる彼の未来を思い、その一歩を踏み出せずにいた。
時が経ち、広告代理店に勤める社会人となった鏑木と、人気モデルとして芸能界で活躍する橋本は、仕事をきっかけに偶然の再会を果たす。
――あの頃、言えなかった気持ち。
――守りたかった距離。
大人になった今だからこそ、再び動き出す両片想い。
恋も、仕事も、簡単じゃない。それでも不器用に前へ進もうとする
青年たちの、芸能界を舞台にした再会ラブストーリー。
果たして、二人が想いを伝え合える日は来るのか――。
そんな2人を見守る幼馴染サブカップルにも注目!
【完結】ルガルの星―冷徹な社長は、僕の運命を知っていた―
綾波絢斗
BL
この世界には、二つの特別な称号を持つ者たちが存在する。
一つは、絶対的な権力を持つ王の称号――ルガル(lugal)。
もう一つは、ルガルと対をなし、その力を補う「番」――ムル(mul)。
ルガルは生まれながらに選ばれし存在。
国家からエリート教育と地位を与えられ、能力に応じて厳格なランク分けが行われる。
最上位のルガルは、政治さえも動かす絶対者だ。
一方で、ムルは生まれた瞬間にはその正体がわからない。
遺伝子検査や学力テストを経て候補が絞られるが、
最終的に「真のムル」かどうかを見極められるのは――ルガルだけ。
ムルが覚醒したとき、同じ場所に「紋章」が現れ、その瞬間から、ルガルとムルの力は共鳴し始める。
ムルの能力はルガルの力を最大限に引き出す。
ゆえにルガルたちは、自らのムルを求め、時には他人のムル候補を奪い合う。
そして、すべての出生データと遺伝情報を管理するのは、
巨大企業イルジオン――国家をも超える存在。
その頂点に立つ社長、一条レイ。
冷徹なルガルの頂点に君臨する彼が「自分のムル」と出会った。
義兄が溺愛してきます
ゆう
BL
桜木恋(16)は交通事故に遭う。
その翌日からだ。
義兄である桜木翔(17)が過保護になったのは。
翔は恋に好意を寄せているのだった。
本人はその事を知るよしもない。
その様子を見ていた友人の凛から告白され、戸惑う恋。
成り行きで惚れさせる宣言をした凛と一週間付き合う(仮)になった。
翔は色々と思う所があり、距離を置こうと彼女(偽)をつくる。
すれ違う思いは交わるのか─────。
俺の幼馴染が陽キャのくせに重すぎる!
佐倉海斗
BL
十七歳の高校三年生の春、少年、葉山葵は恋をしていた。
相手は幼馴染の杉田律だ。
……この恋は障害が多すぎる。
律は高校で一番の人気者だった。その為、今日も律の周りには大勢の生徒が集まっている。人見知りで人混みが苦手な葵は、幼馴染だからとその中に入っていくことができず、友人二人と昨日見たばかりのアニメの話で盛り上がっていた。
※三人称の全年齢BLです※
孤毒の解毒薬
紫月ゆえ
BL
友人なし、家族仲悪、自分の居場所に疑問を感じてる大学生が、同大学に在籍する真逆の陽キャ学生に出会い、彼の止まっていた時が動き始める―。
中学時代の出来事から人に心を閉ざしてしまい、常に一線をひくようになってしまった西条雪。そんな彼に話しかけてきたのは、いつも周りに人がいる人気者のような、いわゆる陽キャだ。雪とは一生交わることのない人だと思っていたが、彼はどこか違うような…。
不思議にももっと話してみたいと、あわよくば友達になってみたいと思うようになるのだが―。
【登場人物】
西条雪:ぼっち学生。人と関わることに抵抗を抱いている。無自覚だが、容姿はかなり整っている。
白銀奏斗:勉学、容姿、人望を兼ね備えた人気者。柔らかく穏やかな雰囲気をまとう。
僕の恋人は、超イケメン!!
八乙女 忍
BL
僕は、普通の高校2年生。そんな僕にある日恋人ができた!それは超イケメンのモテモテ男子、あまりにもモテるため女の子に嫌気をさして、偽者の恋人同士になってほしいとお願いされる。最初は、嘘から始まった恋人ごっこがだんだん本気になっていく。お互いに本気になっていくが・・・二人とも、どうすれば良いのかわからない。この後、僕たちはどうなって行くのかな?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる